Gypsophila

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1:たにさん◆ME:2014/11/01(土) 20:07 ID:T6I


それは単純で、ただただまっすぐな愛。

2:たにさん◆ME:2014/11/01(土) 20:10 ID:T6I

////WARNING////

・とっても更新が遅い
・失踪の可能性あり
・日本語おかしい部分あり

以上。下手くそなりに頑張ります

3:たにさん◆ME:2014/11/01(土) 22:30 ID:T6I

1草目 「助け」


不愉快な目覚ましの音で目を覚まし、重い瞼をこじ開ける。
ああ、最悪だ。また一週間が始まった。
今日は月曜日、誰もが憂鬱に感じる、登校日だ。
気だるい体をベットから起き上がらせ、閉門時間の8時30分までに、
顔を洗い、着替え、朝食をとり、歯を磨く、という行動をテンポよく、かつ素早く済ませていく。
靴にかかとを押し込み、ドアを開ける。
「行ってきます」
そうつぶやく僕に、「いってらっしゃい」と返してくれる親はとっくに仕事へ行っていた。

「私立カスミ小学校」
そう書かれた札が掲げられる校門を潜り、無駄に大きな校舎にぽつんとひっつく時計を見ると、8時10分。
十分余裕を持って登校できた。
校舎に入ると、挨拶担当であり僕のクラスの担任の先生の新垣(あらがき)先生が
「おっ、橘花(たちばな)くん、おはようございまーす!」
と、大きな声で、しかも名指しで挨拶をしてくる。
恥ずかしい気持ちもあるなかで、
「……おはようございます」
小さな声で呟いた僕の声をしっかり聞き取ってくれた新垣先生は、にっこりと優しい笑顔を向けてくれる。
嬉しい。
途端に顔が熱くなり、僕は走って教室へと向かった。

4-2。教室についた。
すると、……なんだかいつもより騒がしい。
でもそういえば僕には関係ない話か。クラスのいじめられっ子の僕はみんなと会話しない、話題にも入れるわけがないのだから。
上履きに履き替え、教室に入る。
……あれ。なんだ。
僕の存在に気付いたクラスメイトが次々にこちらへ視線を向ける。
睨む奴、ニヤニヤと笑う奴、いろんな奴がいるけれど、僕は少し不思議に思った。
みんなが「なんとなく」でイライラの発散道具にしている僕は、普段は空気なんだ。朝から、しかもこんなにクラス総出でいじめて来ることは普通ないはずなのに。
何しでかした?え、僕何かしたっけ!?
そうぐるぐると思考を巡らすが、心当たりはない。
すると1人が僕に歩み寄ってくる。
クラスのリーダー格の男子、田端 勇気(たばた ゆうき)通称「はた」だ。でも僕はそんな馴れ馴れしい名前で呼べるはずない。
普段俺に大きな怪我を負わせる主な原因であり、僕がいじめられるようになった原因の田端だが、今日はなにをしてくるつもりなんだろう。
そう考えているうちに、田端が口を開く。
「おい!お前!」


続はnextヽ(´o`

4:たにさん◆ME:2014/11/02(日) 18:21 ID:T6I

1草目 「助け」 続

「おい、お前!」
田端が怒りを込めてそう叫んだ相手は紛れもなく僕だ。
返事をしようと腹の底から絞り出したのは、
「なに……?」
という本当に小さな声。
田端に向けられない視線は、あっちこっちへ行ったり来たりしている。

「知らんぷりしても無駄だぞ! 上級生にお前がいじめられてること、ちくっただろ!」
……ん? ちくった? 僕が?上級生に?
田端は僕が上級者にちくった、要するに告げ口をしたと言っているが、僕は心当たりがまったくない。
眉を寄せ、考える。わからない。しかもそもそも僕は上級生との関わりは全くと言っていいほどないのに。
若干パニックになりながらも、誤解はといておくべきなので否定する。
「し、しらないよ。僕は何もしてないよ?」
自分でも声が震えているのがわかった。
背を丸くしながら、田端に怯え震える姿はさぞかしマヌケで愉快なものだろう。朝からこんな事態になるなんて想像がつかなかった。

「ちくるとか一番面白くないパターンだよねー」
女子グループのトップ、林 凛(はやしりん)が僕を睨みつけながら呆れたように言ってくる。
普段から無駄に態度のでかい林は、いつも田端につきっきりな、絵に描いたような金魚の糞だ。
そんな林が口を開くと、
「ほんとにねー!」
「おもしろくないぞー!」
と、クラスの女子が次々と便乗してくる。この光景はよくあるものだが、実際に自分がターゲットの時はすごく理不尽で腹立たしいものだ。

「肩ーパン! かーたーパン!」
クラスのみんなが僕に下したのは「肩パンの刑」だった。手拍子と共にクラスのみんなが声を揃えて肩パンを叫んでいる。
正直、これはかなり辛い。小学生だからと言ってなめていると激痛に襲われる。
野次が飛び交う中、田端は僕の肩に拳を突きつけポイントを定める。
「やめて……!お願いだって!」
思わず自分の口から出た情けない声を無視して、田端は大きく拳を振りかぶる。
ああ、最悪だ!耐えろ!
どんどんとパニックになっていく僕だったが、不意に誰かが
「あ」
と呟いた頃にはみんなの視線は僕や田端になかった。

「ねえ、だめって言ったでしょ?またいじめてるの?」
扉に寄りかかりながらそう言うのは、
「華ちゃ、あ、え、先輩!?」
僕は目を疑う。そこにいたのは、可愛らしいくりんとした目、きれいな赤茶色のおさげ、小柄なのに胸につけてるバッチは緑色の、
紛れもなく五年生のもの。
小さい頃から仲良しの花田 華(はなだはな)ちゃんだ。なぜ「先輩」と言い直したかというと、放課後のクラブ活動が華ちゃんと一緒の僕は
「先輩って呼んで!」
と言われているから。

でもなぜそ華ちゃん……いや、先輩がここにいるのだろう?
一気に気が抜けた僕はまたしてもマヌケな顔だったと思う。
「お前ー‼︎ なんでここにいるんだよ!」
田端が先輩を指差し、そう叫ぶ。
……え。


続はnextヽ(´o`


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