- real or game -

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1:◆c.:2014/11/08(土) 10:29 ID:DcA


【タイトルは「りある おんりー げーむ」と読みます。】


久々の小説投稿です。
読みにくい部分があると思いますが、自分なりに読みやすいように書いていきたいと思います。


リアルとゲームを両立する、主人公とその知人の物語です。

2:◆c.:2014/11/08(土) 10:58 ID:DcA

第一話『何だかんだで』

明るい部屋の中、ひたすらポチポチとキーボードを打ち続ける人物が一人。

現在時刻は午後10時56分。よい子は既に眠りについている時間。私、斎藤 美歌は、未だにパソコンゲームに熱中している所だった。
こんな時間だというのに、チャットルームのログは次々と新しい文章を表示していっていた。

参加人数は3人。まぁ、平日の夜はこんな感じだろう。
休日の昼間は10人以上が普通なのだが。


『俺そろそろ寝ようかな』
『えー、もうちょっと話そうよ』


私以外に参加している二人の会話をじっと見つめ、『私もう寝るね』という文章をいつ発信させるかタイミングを見計らっていた。
今の状況では、まだ発信出来ない。
「翼」君という男子キャラが寝るか寝ないかを訪ねているのに落ちてしまっては、「あ、面倒くさいから落ちたんだな…」と相手は思うだろう。
翼君とのネットの関わりはもう1年を過ぎている。その為、この発言を今したら何を考えるだろう、という事は大体把握済みだ。


『でも親が煩くなるしな…』
『そっかー…じゃあ寝た方が良いよ』
『そうだな。お休み〜』
『お休みー!』


翼君が落ちると同時に『翼さんが退室しました』というメッセージログが表示される。

自分の事を考え過ぎて『お休み』の一言も言えなかった…。

ガクッと肩を落としていると、女子キャラの『りあん』ちゃんからメッセージが届いた。


『大丈夫?』
『大丈夫だよ!』


心配させてしまっていたのか。


『具合悪いなら、そろそろ寝なよ』


タイミングキターーーーー(°∀°)ーーーーーー!!!


そんな言葉がぐるぐると思考を惑わせるが、頭を振ってかき消した。


『大丈夫だって!りあんちゃんとまだ話してたいし』
『そっか〜。無理しないでね』
『了解っ』


りあんちゃんの優しさに心打たれながら、私は今日も夜中までやり続けようと決意した。

3:◆c.:2014/11/08(土) 17:15 ID:DcA


_______眠い…。

ふぁ、と欠伸をすると、ふと時計に視線が行く。
短針は4を指している。
…いつの間にか寝てしまっていたようだ。

「嘘でしょ…。」
夜中までやっていようと、りあんちゃんが落ちるまでやっていようと思っていたのに、何故寝てしまったのだろう。
次にパソコンの画面に目をやると、チャットのログは「寝ちゃったかな?」というりあんちゃんのログで止まっていた。
「どうしよう…りあんちゃん落ちちゃったし……!」
やっちまったと言わんばかりに頭をガシャガシャと掻いていると、パソコンから『ピロンッ』という効果音が聴こえてきた。

『翼さんが入室しました』

『おはよーって誰も居ないか。待機!』

翼君が早朝からオンラインになった。
いつもはオンラインにならない時間。
目が覚めたからだろうか? それとも、今日から「4時に起きてパソコンゲーム」という日課を付けたのだろうか?
色々な考えが頭をよぎる。
そのせいで目が覚めてしまい、とりあえず入っておこうと、入室ボタンをクリックする。

『弥月さんが入室しました』

『あれ、弥月?早くね?』
『人の事言えないでしょ』
『まぁ、そうだなw』

翼君のアバターの表情が変わり、にこりと笑顔になった。

『でも、弥月は何で4時に起きたんだ?なりすまし?』
『なりすましじゃないよ。ちょっと目覚めただけ』
『へぇ、俺と同じ理由じゃん』

しんと静まり返った部屋で、私は安心しながら翼君とひたすらチャットをしていた。
すると突然、がちゃりと部屋のドアが開いた。

「お姉ちゃんいつまで起きてるの?」
弟の斎藤 弘兎だ。
弘兎は眠そうな目をこしごしと擦りながら、怠そうな声で訪ねてきた。
「ちょ、ノックして入って来てよ!」
「ノックも何もないよ…早く電気消して。部屋に明かり入って来て眩しいんだけど。」
「分かった分かった。ていうかドア閉めれば良いじゃん。」
そう言った頃には、もう弘兎の姿はなくなっていた。
「居なくなるの早…」
はぁ、と溜め息を吐くと同時に、翼君から『どした弥月』とメッセージが送られてきた。

『ごめん、大丈夫』
『そうか。眠いなら寝ろよ』
『そだねー…弟に怒られたから寝るよ。翼君も寝なよ』
『え? …了解』

そうとだけ告げ、私は退室ボタンをクリックする。

「昨日は12時に寝たのか…」
改めてりあんちゃんとのチャットのやり取りを見ていると、私の最終発言は12時だった。
「4時間かー…もうちょっと寝た方が良いね」
そう独り言を述べると、「よっ」という声を出し、ベッドにダイブした。

4:Red◆XI:2014/11/08(土) 18:14 ID:ppY

>>1

『りある おあ げーむ』じゃないか……とは突っ込まない方がいいか


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