生徒会のやつら。

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1:伊東 蛍◆5fs:2014/11/08(土) 17:56 ID:Nio

《プロローグ》



『平凡なだけでも充分取り柄だよ』


先輩の言葉の意味。



そして、私達がここに立つ意味。




____生徒会のやつら。

2:伊東 蛍◆5fs:2014/11/08(土) 18:03 ID:Nio


どうも!
伊東 蛍です( ・∇・)

今回も小説書いていきますq(^-^q)
なりすまし、荒らし等禁止です( ・∇・)
もちろんコメントはOKです( ´∀`)

よければこちらも!
余命わずかの少女は。http://ha10.net/novel/1412672783.html

3:伊東 蛍◆5fs:2014/11/08(土) 19:29 ID:Nio


「生徒会長に立候補致しました!前野 琴羽(マエノ コトハ)です!」

爽やかな笑顔を浮かべつつ、まわりの様子を伺う。



「……なぁ、あんなやつ、いたっけ?」
「さぁ?……」


そんな声が聞こえて、原稿用紙を持つ手が震えた。

……泣きたい、逃げたい。


そんな考えが頭に浮かんだ。
でも、やりきるしかない。


「私は……!」

私は叫ぶように演説をしていた。

まわりは引いてたけど。
そんなのどうでもいい!って気持ちで夢中で叫んでた。




「私!前野 琴羽に皆様の清き一票をよろしくお願い致します!」




勢いよく頭を下げる。
きっと、大丈夫……









多分。

4:伊東 蛍◆5fs:2014/11/08(土) 19:33 ID:Nio


character🐧


前野 琴羽(マエノ コトハ)♀
中学三年生
平凡だが、生徒会長に立候補する。
人を気にしてばかりいる。

5:伊東 蛍◆5fs:2014/11/08(土) 19:53 ID:Nio




・生徒会長当選者 前野 琴羽

・男子副生徒会長当選者 榎島 涼太(エノシマ リョウタ)

・女子副生徒会長当選者 佐藤 亜芽里(サトウ アメリ)

・書記当選者 紀野 誠(キノ マコト)

・男子執行部当選者 柴田 公太郎(シバタ コウタロウ)

・女子執行部当選者 海藤 夏乃(カイトウ カノ)



以上を生徒会メンバーとして選出する。

6:伊東 蛍◆5fs:2014/11/08(土) 20:14 ID:Nio


character🐧


榎島 涼太(エノシマ リョウタ)♂
中学三年生
人気者であり、笑顔が耐えない。
勉強は不得意。
上記にもあるが、副生徒会長。


佐藤 亜芽里(サトウ アメリ)♀
中学三年生
美少女だが、コミュニケーションは苦手。
勉強、運動と完璧。
上記にもあるが、副生徒会長。


紀野 誠(キノ マコト)♂
中学三年生
背が小さいのが悩み。
琴羽と同じく平凡。
書記立候補が、いなかった為に立候補。
上記にもあるが、書記。


柴田 公太郎(シバタ コウタロウ)♂
中学二年生
学年No.1の学力の為執行部に選出された。
控えめな笑顔と性格が特徴。
上記にもあるが、執行部。


海藤 夏乃(カイトウ カノ)♀
中学二年生
学年No.2の学力の為執行部に選出された。
活発な性格だが、いつもは無表情。
上記にもあるが、執行部。

7:伊東 蛍◆5fs:2014/11/08(土) 20:29 ID:Nio


「当選……!」

【生徒会長当選者 前野 琴羽】の文字は変わることも消えることもない。

本当に、当選したんだ……
平凡なやつでも……!

当選した嬉しさに浸っていると、ぽんぽんっと、肩をたたかれる。
後ろを振り向くと笑顔の榎島 涼太が立っていた。

「よろしくなっ、前野!」
「えっと、あの……よろしくお願いします」

とりあえず深々と、頭を下げる。

だって、こんなチャラい人と話さないからなぁ……
なに話せばいいのか、敬語使った方がいいのかとか。


とりあえず、よく分かんないや……

8:伊東 蛍◆5fs:2014/11/08(土) 21:44 ID:iEs


「……チャラい奴って思ったでしょ」


バレてるじゃん。


「そりゃ、そうだよーいきなり声かけるなんてチャラい奴、特有だもーん」

目の前には、いつ現れたのか小動物のような女の子がニコニコと笑っている。


「「誰」」

榎島 涼太と、私は声をあわせてその女の子に問いかけていた。


「え?……ってあれれ?」


女の子は当選者のかかれている掲示板をキッと睨み付けた。


「会計に当選した、水野 りいなっ!」


「「は?会計……?」」

9:伊東 蛍◆5fs:2014/11/08(土) 21:46 ID:iEs


character🐧


水野 りいな(ミズノ リイナ)♀
中学三年生
ふわふわしているが毒舌である。
会計担当のはずだが、掲示板には名前を記されていない。

10:伊東 蛍◆5fs:2014/11/08(土) 21:55 ID:iEs


「名前書いてないですよ……?」
「でも、会計に当選したのは確実なんだよっ」
「けどさ、名前書いてないじゃんか」
「うっさいなっ、二人してっ!」

女の子……いや、水野 りいなは明らかにキレた。


私は生徒会長ですよーって自己紹介も何も出来てない。
そもそも、この二人キャラ濃い。
 



「……生徒会メンバーって、生徒会室集合ですよね」


「「……忘れてたっ」」


ははっと苦笑する。

もうこの生徒会、不安しかない。

11:伊東 蛍◆5fs:2014/11/08(土) 22:14 ID:iEs


とりあえず、生徒会室まで移動する私達は、自己紹介することにした。
水野 りいなが、「そーいえば、君たちだーれ?」と、言い出したからだ。


「えっと、生徒会長に当選した前野 琴羽です、前野って呼んでください」
「榎島 涼太、副生徒会長ね、涼ちゃんって呼んでねっ!」


よし、榎島って呼ぼう。


「へぇっ、みんな生徒会メンバーだったんだぁっ」


「「知らなかったんだ」」

それに、さっきから女子にチラチラ見られてる。
そして、榎島は女子に手を振っている。

水野さんは、まだ笑顔を浮かべている。


「まぁねっ、にしても二人は波長があうねっ、付き合ってるの?」



「失礼しまーす」

恋愛系の質問は無視しよう。

比較的綺麗な生徒会室には二人ほど、席に着いていた。

12:伊東 蛍◆5fs:2014/11/08(土) 23:49 ID:iEs


「こんにちはっ!先輩方っ!」
「どーも……」


二年生執行部だろうか?

私達の学校はネクタイで学年が分かるようになっている。
青は一年、緑は二年、赤は三年だ。

この二人のネクタイは緑。
二年生だということは少なからず分かる。

13:伊東 蛍◆5fs:2014/11/09(日) 08:09 ID:iEs


「二年生執行部だよね?」


榎島は女子の方に声をかける。

「はい、二年執行部の海藤 夏乃です」

海藤 夏乃は表情を崩すことなくたんたんと、自己紹介を終えた。

「あっ、あのっ!僕も二年執行部の柴田 公太郎です!よ、よろしくお願いします!」

柴田 公太郎も執行部らしい。
緊張して顔が真っ赤になっている。

14:伊東 蛍◆5fs:2014/11/09(日) 08:17 ID:iEs


「って、公ちゃん!?」
「わわっ!その名前で呼ばないって……」

「二人はどんな関係なのっ?」

水野さんは、ニコニコ笑いながら公ちゃんに詰め寄る。

「……えっと、えっと……」

公ちゃんの顔はどんどん赤くなっていく。

「っ!ただの幼馴染みです!」

私は公ちゃんの代わりに叫んでいた。
公ちゃんの隣に立つ、海藤 夏乃は感心したような目をこちらに向けていた。


「失礼しまーすっと……」


もう一人、生徒会メンバーが入ってきたのに、そのメンバーに目を向けることも出来なかった。

15:伊東 蛍◆5fs:2014/11/09(日) 08:26 ID:iEs


「すっごいデカイ声聞こえたんだけどさぁ……」

赤色のネクタイということは三年生。
それにしても背が小さい。


「なーんだっ、ただの幼馴染みかぁっ」

水野さんは、残念だなとでも言うようにため息をついた。


「って……無視なのか?」

みんな一斉に黙る。
こういうときどうすればいいのか分かんないからね……

「んー、紀野 誠!書記です、あとは特にない!」


最後は無理矢理な感じがしたがまぁ、いいか。
紀野 誠は納得したように先程の続きを話始めた。

16:伊東 蛍◆5fs:2014/11/09(日) 08:31 ID:iEs


「さっきの声って、生徒会長だろ?」

どーだと言わんばかりに胸を張った。

「だって、みんなも聞いただろ?あの演説の声の大きさ」
「そうね、あれは凄かったわ」

いつの間に入ってきたのか美少女が私の隣にいた。

「驚かせてしまってごめんなさい……」

私のビックリした顔を見たのか急にしょぼんとなっている。



「とりあえず、先生も来てるので座りませんか?」

相変わらず無表情の海藤 夏乃は席を指差した。

17:伊東 蛍◆5fs:2014/11/09(日) 18:01 ID:OOA


先生は笑顔で机を叩いている。
怖いな。 


先生の圧力により席についた私は、新生徒会メンバーの顔を見る。


"どこにでもいる中学生"


そう思った。
何か特別優れてる訳ではない。
ちょっと性格が……ってだけで。


『平凡でいいじゃん』

歌うように、話すあの人のことを思い出した。
平凡……か。

18:伊東 蛍◆5fs:2014/11/09(日) 20:28 ID:Igo


「はい、やっと席に着いたなお前ら」


苛立った様子で、私を指差す。


「んじゃ、生徒会長自己紹介な、次に続けよー」


私はため息を漏らしつつ、立ち上がる。


「生徒会長のー……」





各自の自己紹介が終わり、最後に先生が。


「生徒会担当の鈴木 瑛斗だ、まぁ適当によろしく、はい、解散」


適当な教師だ……
それが鈴木の印象だ。


もっと、話ないのだろうか?

19:伊東 蛍◆5fs:2014/11/09(日) 20:30 ID:Igo


character🐧

鈴木 瑛斗(スズキ エイト)♂
社会教師。
適当そのもの。
生徒会担当の教師でもある。

20:伊東 蛍◆5fs:2014/11/09(日) 20:34 ID:Igo


ピタッと止まった鈴木は私にファイルを渡した。

「やりたいイベントとか考えといて」
「は?」
「そのファイルに、過去のイベントとか書いてあっから」


あくびをしながら鈴木は呑気に帰った。


「んーと、生徒会初めての仕事かな……」


ファイルの重さに歴史を感じた。
何があっても投げ出さない。
ファイルを持つ、手に力を込めた。





「第一回、生徒会会議始めます!」

21:Ruka:2014/11/09(日) 20:44 ID:H1.

小説、おもしろいです!!
頑張ってください
実は、わたしも中学2年生で生徒会長やってるんです♪

22:伊東 蛍◆5fs:2014/11/09(日) 20:53 ID:Igo


>>21
Ruka様。
ありがとうございます♪ヽ(´▽`)/
生徒会長すごいですね!

引き続きお楽しみください!

23:伊東 蛍◆5fs:2014/11/10(月) 06:50 ID:IcI


「「おぉっ。生徒会っぽい〜」」

榎島と水野さんは、声を揃え笑った。
いや、生徒会っぽいじゃなくて、生徒会なんだけどね。
ははっと苦笑しつつ、先程のファイルを開く。


「過去のイベント見ると……」




「大縄跳びとか……?」




「マジ?」




初めての仕事は難しいようだ。

24:伊東 蛍◆5fs:2014/11/10(月) 18:27 ID:5e2


「まぁ、とりあえず解散でいいでしょ、各自で考えて明日まとめようぜ」

榎島は能天気にニッと笑った。
相変わらず笑顔は爽やかだ。


「えっと……じゃあ解散で。榎島の言う通り、各自で考えてきてください」

はーいとみんなの返事がかえってきたところで解散する。



みんなが帰ってから、これからお世話になる生徒会室を見回す。


"新しい居場所"


そんな気がした。

25:伊東 蛍◆5fs:2014/11/10(月) 18:29 ID:5e2


「あの……前野さんっ!」

綺麗で透き通った声が聞こえ、声の主の方を見ると美少女が立っていた。

「えっと……副生徒会長の」


そこでとまってしまう。

名前で覚えるの苦手なんだって……!!

26:伊東 蛍◆5fs:2014/11/10(月) 18:36 ID:5e2


「佐藤 亜芽里です……」
「わっ、すいません……!」
「いえ、大丈夫ですっ」


そして、沈黙。
えっと……どうすればいいんだろう?


「私、前野さんにお話があってですね……」




『一般生徒の下校時間になりました。速やかに下校してください……』


放送が流れた。
下校の合図。


「もう、そんな時間か……明日話聞いてもいいですかね?」
「はい……分かりました」


軽く頭を下げてその場を後にした。


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