この世界は愛で溢れている_

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1:匿名希望 rabbit.:2014/11/13(木) 12:55 ID:Rd2


     〜ぷろろーぐ〜

ねえ。
どうして愛してくれないの。

ねえ。
どうして生まれてきたの。

ねえ。
わたしが生きてていいんですか。

ねえ。
わたしが死んだら誰か止めてくれますか。



__この世界は愛で溢れている。

2:匿名希望 rabbit.:2014/11/13(木) 13:03 ID:Rd2



_暗い…暗い…闇の中
    確かに、声が聞こえた

ねぇ……どうして__


「起きなさい」
「ん……」
目を開けると眩しい光が差し込んできた
私の大嫌いな朝
また“今日”が始まったのか…

「…じゃ、私は仕事に行くわ」

しばらくしてそう言った私の母親
仕事、と言ってるけど本当は男のところ
いい年してよく飽きないよね
………子供ほったらかしにして

_バタンッ
冷たい扉の音が私の耳にこだました

3:匿名希望 rabbit.:2014/11/13(木) 13:16 ID:Rd2



「さむ…」
手をあわせ、はぁっと息を吹き掛ける
登校中はいつも一人
高校2年になった今でも友達はいない
いや作らないんだ
…淋しくならないように

_みゃぁ
私の脳裏をかきけすようなか細い声が
下から聞こえてきた
ゆっくりと下を見るとそこには仔猫が
座っていた
「どしたの…?」
ついそう声をかけてしまう
仔猫はとてもボロボロになっていて
本当は白猫のはずが汚れて黒猫になっている
首あたりを撫でると目を細め、気持ちよさそうに鳴く
「寒かったでしょう」
仔猫を抱き上げて私は学校をサボった
こんなボロボロになった仔猫を
ここに置いていくことはできないから…

4:匿名希望 hoge:2014/11/13(木) 13:29 ID:Rd2



家に連れて帰りまずはシャワーを浴びさせた
「ねぇ、にゃんこ。名前何がいいかなぁ」

_みゃぁ

「みゃぁって名前はさすがにありきたりかな…」

仔猫相手に喋る私はどれだけ淋しい人だろう…
なんて思いながらもすっかり綺麗になった仔猫
艶やかな白の毛が私には眩しすぎる

「お腹…すいてるよね」
痩せ細った身体を見ると辛くなった
ずっと独りでうろちょろしてたのかな
まるで………

「__私みたい」

_みゃぁ

「わかったわかった、ミルク持ってくるね」
急かすように鳴く仔猫にそう言い冷蔵庫を開ける
「なにもない…」
当たり前だけどその当たり前が哀しくなる
「にゃんこ、餌買ってくるから少しお留守番しててね」
私服に着替えて仔猫を置いて家を出た

5:匿名希望 hoge:2014/11/13(木) 13:44 ID:Rd2



「えぇと…これと…これ…」
店の端の方に売ってある猫用の餌を選ぶ
動物は好きだけど飼ったことはないからなぁ…
「まだ未熟っぽいからこれでいいかな」
ほとんど勘だけど、あの仔猫にあった餌を選び買った

「喜んでくれるかな」
家に“誰か”がいるってだけで
こんなに嬉しいんだ
帰り道もうきうきしながら帰っていた

6:匿名希望 hoge:2014/11/13(木) 13:50 ID:Rd2


「_っかわええなぁっ」

「ん…?」
遠くからはしゃぐ声が聞こえる
なにが可愛いんだろう…
気になった私は声がするほうへ歩いていく

しばらくして横を見ると犬と戯れる女の子がいた
女の子は私と同い年ぐらいで
とにかく明るそうな性格、と私の中で勝手に決めてしまった
凄く笑顔で「可愛い可愛い」と口に出している
なぜか…その女の子も犬のように可愛く見えた

7:匿名希望 hoge:2014/11/13(木) 13:59 ID:Rd2



呆然と見ていると彼女と目があった

「おいでよ!!」
「…っえ?」
「触りたいんでしょ!」

触りたいと言ってないのに
そんな物欲しそうな顔してたかな…
思わず自分のほっぺをつねる

「もー自分触る暇あるならこのわんこ触りなよーむっちゃ可愛いんよ」
無理矢理と言っても可笑しくないほど
腕を引っ張られて
尻尾をふってる犬の前に座らせられた

_わんっ

「わっ!!」
「なにしてんー」
ゲラゲラと笑う彼女につられて
私もつい笑ってしまう
「かわええやろおー?ここちゃんって言うねんー」
「ここちゃん…」

_わんっ

「わわっ」
「そんな驚かんくても!!」
名前も知らない彼女に突っ込みを入れられた
久しぶりに楽しいな、そう感じた

8:にっきー:2014/11/23(日) 21:25 ID:q8U

もしかして野良?

文章からして野良っぽいな、と
違ってたらすみません


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