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1:風茶:2014/11/29(土) 21:09 ID:eJ6


スレ立て失礼します。

ジャンル的には、よくある能力者云々の様な物です。
文章ミスや誤字は見逃して下さると有難いです。

よろしくお願いします。

2:風茶:2014/11/30(日) 12:08 ID:eJ6


「あのさぁ」


寝起きのせいだろうか。
我ながら随分と不機嫌そうな声が出たもんだな、と思う。
ほとんど眠っていたせいで腫れぼったい瞼を擦り、井戸端会議よろしく、小さな机の周りに集まっては自分を横目に話を繰り広げている同級生達に声を掛ける。
先程までぐーすかと眠りこけていた人物が突然話し掛けてきたせいか、
少しばかり目を見開いたかと思うと、すぐ様彼女達は真っ直ぐ私を睨み付けた。
色んな物を纏って黒くパンダの様な目元がとても気持ち悪い。
それにしても、放課後だと言うのに長い間ここへ留まって、たった今まで目先で寝ていた人物の事をひそひそと話していたのだろうか。
非常に解せない。有意義に時間を使えないのか、コイツら。


「……不愉快なんだけど。本人の前でそういう話するの、やめてよ」


低い声で、そう言い放った。
眉間に皺を寄せて無愛想に言い放った私の心の中は、「よっしゃ」とガッツポーズを決める程の達成感に満ち溢れていた。
こういう輩とは関わりたくないが為に無視を決め込んでいたのに。
彼女達が今日の話の中心にしていた物は、何処から耳に入ったんだと問いたくなった、私の『家庭』の事だ。
こういう事に関しては、耳が腐る程身内に「うちはうちだから」と諭されていたのだけど。
同級生がある事無い事を目の前で吹き込んでいくのが、聞くに耐えなかった。


「うちはうち、だからさ」


そう言葉を放ってから、彼女達の表情を見る前に背を向けた。
軽々とした鞄を肩に乗せて教室のドアを潜り、乱暴に閉めておく。
あそこで口論なんかが起きると、きっと引き合いにまた色々な物を出されてしまうのだろう。
彼女達だけでなく、少なくとも学校は『私のこと』を知っている。
面倒事は避けたかった。



(……お腹空いたな。もう帰ってるのかな)


校門を潜り、脇の歩道を歩きながら、このあとについて考えていた。
夕食は何だろうか。また学校を抜けたのかと怒られるだろうか。
あの人達はまた来るのだろうか。
こちとら思春期の女子高生だと言うのに、また夜中に騒がれては迷惑極まりないのに。
今度こそ問答無用で追い出してやる。
なんなら出禁にしてやってもいい。
迷惑だと訴えれば、あの人も考える筈だ。


ぐぐぅ。
腹を鳴らしながら帰路についた17時。


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