この空の向こうに明日などない

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1:南月◆HE:2014/12/27(土) 09:20 ID:aaQ

1つ放棄して書きます。すいません。
因みに今回はホラー系です。
指摘などしてくださると嬉しいです。

2:南月◆HE:2014/12/27(土) 09:31 ID:aaQ

ー登場人物ー
鈴鹿那和 スズカ ナオ
小学6年生。スタイルがすごくいい。

西澤桃茂 ニシザワ モモ
那和の幼馴染みであり親友でもある。
怖い話や都市伝説が好き。

視神萌埜 シカミ モエノ
不思議なオーラを放つ謎の少女。
何処から来たのか分からない那和達のクラスに来た転校生。

3:南月◆HE:2014/12/27(土) 10:07 ID:aaQ

〜第一話 地獄のハジマリ〜

ザーザーザー
「うわ〜。めっちゃ降ってきたね〜。」
「下校までにやむといいね〜。」
「傘忘れたー!ショックー!」
たくさんの声が聞こえる。
あ、私は鈴鹿那和。隣にいるのは親友の桃茂。
キーンコーンカーンコーン♪
先生が来た。何かを話すみたい。
「皆さん、今日はこのあともっと雨が降るようなので
今から下校とします。帰る準備をしてください。」
やったね!そう思ったときが、地獄のハジマリだった・・・

4:南月◆HE:2014/12/27(土) 11:01 ID:aaQ

〜第二話 不思議な光景、不思議な人〜
ー30分後ー
「じゃあね。」
「うん。また明日。」
桃茂とはここの曲がり角で別れる。
少し歩くと家が見えてきた。そのとき、
ピカッ ゴロゴロゴロ
稲妻が光り、那和は思わず目を瞑った。
そして目を開けると目の前にあったはずの家が消えていた。
そして空は青く晴れわたっていた。
那和は急に怖くなった。
怖話好きな桃茂が早急言っていたことを思い出したから。
桃茂は確かにこう言っていた。
「雨の日に家の前を歩いていて雷が鳴ったら
絶対に目を瞑っちゃダメ。目の前にあるはずの家が
消えて、青空が広がっていたらそれは
無限に続く地獄に入ってしまったってことだから。」
今の状況はその[無限に続く地獄]と全く同じだった。
そう思うと急に寂しくなってきた。
「そうだ。」
那和はランドセルから、スマホとイヤホンを取り出した。
実は那和はモデルをやっていて今日はたまたま
ランドセルを持っていく日だった。
そして連絡用のためにスマホを忍ばせてあったのだ。
そして音楽を聞いたら少しは気持ちが落ち着くと思った。
そして聞いていると本当に落ち着いてきた。
だが、イヤホンをしていれば聞こえないはずの
小さな笑い声が那和に聞こえてしまった。
そして恐る恐る振り向くとそこには同じクラスの視神萌埜がいた。
彼女は少し変わった子でここにいても不思議ではないが、
やはり少し警戒しながら近づく。
すると萌埜のほうから話しかけてきた。
「なんでここにいるの?」
「萌埜こそ、なんでここにいるの?」
「なんでって、ここが家だからよ。」
それはなんとも不思議な会話だった。
「え?でもここは無限に続く地獄なんじゃないの?」
「そうよ。それに間違いはない。」
「じゃあここが家っていうのは?」
「本当よ。私の家はこの世界。」
「じゃあどうやって来たの?」
「人間界と死界の境目から橋を渡ってきた。」
「その橋はどこなの!?」
「死神塔の向こう側」
「死神塔はどこ!?」
「どこどこってさっきから煩いわよ」
「でも私は人間界に帰りたいから!」
「分かったわよ。死神塔は私の家。
あなたの家以外は何も変わらないから分かるでしょ。」
「うん!ありがとう!」
そう言い、萌埜とは別れた。
そして萌埜の家があるはずの場所へ行くと
そこには立派なタワーが建っていた。
「死神塔って言うくらいだもんね。」
そう呟きながら中へ入ろうとすると、
「キャァァァァァァ」
とものすごい叫び声が中から聞こえた
と思ったら目の前には掠り傷と擦り傷だらけの
桃茂が丸くなって寝転がっていた。
いつも女子力があってアザの1つさえ必死になって隠す桃茂がそんな傷だらけに
なっているのは可笑しいと思った。
「ねえ桃茂?桃茂でしょ?」
「う、うん、そだよ・・・」
力の抜けた返事だった。
「ねえ、大丈夫?」
「う・・・ん、那・・・和、このな・・・かにはぜたい
入った・・・らダメ・・・だ、よ・・・」
バタン、少し起き上がっていた桃茂の体は動かなくなった。
「も、桃茂!桃茂!どうしたの!ねえ!
桃茂、起きてよ!」
那和のこの声に応えることなく、桃茂は息を引き取った。
那和は泣いた。ずっと泣いた。
だが、どれだけ泣いただろうか、しばらくすると
「あんたも愚かね、鈴鹿那和。泣いたって
祈ったって西澤桃茂は戻ってこない。
一緒にいたけりゃあんたもこの中に入りなさい。」
その声は、萌埜の声だった。
そう、萌埜は死神だったんだ。
「あんたも早く人間界に戻るか死ぬかしないと。
今あんたは人間界で行方不明なんだから。」
「戻るか死ぬか」その言葉は那和の胸に
強く突き刺さった。

5:南月◆HE:2015/01/01(木) 12:59 ID:WuY

〜第三話 別れ〜は、>>4の文中の
『そう言い、萌埜とは別れた。』
の後ろの行からとさせて頂きます。
申し訳ありませんでした。

6:南月◆HE:2015/01/01(木) 13:39 ID:WuY

〜第四話 脱出〜

戻るか死ぬか ーーー
那和の気持ちは即答した。
「戻る」と。
だがそれを萌埜に言ったところで戻してくれるはずはない。
「さぁ、どうするの?」
萌埜に聞かれた。
「え、えぇ?あっ戻りたいわ。」
少し驚いた表情で答えた。
すると萌埜の答えは意外だった。
「じゃあ、死神塔じゃなくて、向こうにある、
『世界の境目』に行きなさい。」
これは、萌埜の優しさ?那和はそう思った。
だが先程までの様子を見る限り嘘と言う
確率の方が明らかに高いはず。
那和は考えた末、萌埜を信じることにした。
「じゃあね。萌埜。」
那和はそういい、死神塔から僅かに離れた
『世界の境目』へ向かった。
那和は、萌埜のことを考えながら歩いていた。
すると目の前に現れたのは、プラスチックにスプレーの
ようなもので何かが力強く描かれた板だった。
だがよく見るとその『何か』は地球の絵だった。
那和がそれに見いっていると、小学生かも
分からないくらい小さな女の子が来た。
「どうしたの?」
那和がそう声をかけると女の子は、
「あなた、この世に戻りたいの?」
そう聞いてきた。
「えぇ、戻りたいわ。」
そう那和が言うと女の子はにっこり微笑み、
「こっちにおいでよ。帰れるから!」
と言い走り出した。
那和が追いかけていくとそこは何もない場所だった。
「ここで目を瞑って4秒経ったら目を開けて。」
女の子の言う通りにして、目を開けた瞬間、
あの女の子の声が遠くに聞こえた。
「またいつか逢おうね。」と。
そして目の前に見えたのは天井。
那和は寝ていた。母親が顔を覗く。
「せっ先生!那和の意識が戻りました!」
母が泣きながら叫んだ。
そして先生がくるとあの女の子のようににっこり微笑み、
「え?本当に奇跡ですね。すごい。」
と言った。その顔はあの女の子だった。
少し大人びたがそれは確かだった。
「那和、裏の空き家の押し入れに入っていたのよ。
キツくロープで縛られて意識不明で。
それが戻ってきてくれて、お母さん、
本当に嬉しいわ。」母が言った。
それから那和も疲れて寝てしまった。

ー3日後ー
「那和〜久しぶり〜!」
那和はその前の日、無事退院し、今日久しぶりに
学校へ来たのだが、那和が地獄のような
ところで生死をさ迷う間に死んだはずの
桃茂が来たのだった。
事情を聞くと桃茂のほうも地獄のような
世界にいて、その間に那和が死んだため、
生きていたことがすごく嬉しかったと言う。
全く同じの状況に驚く2人にはもう1つ、
疑問が残っていたのだった。

7:南月◆HE:2015/01/01(木) 14:03 ID:WuY

〜最終話 謎の結末〜

那和と桃茂が教室へ入りしばらくすると先生が来た。
先生は言った。
「この間転校してきた視神萌埜さんですが
家庭の事情でまた転校しました。」
那和と桃茂は目を合わせ、ため息をついた。
そう、残った疑問は、萌埜のことだった。

ー次の日ー
「まさか、桃茂にも来たの!?」
「うん。視神萌埜って最後に書いてあった。」
「家に帰ったらお母さんが渡してきて
読んだら萌埜が転校した理由が書いてあったよ。」
那和がそう言うと、桃茂は、
「えっ、私は転校してきた理由が書いてあったけど。」
と言った。
その手紙には、萌埜はどこから来たのか、
何をしに来たのか、等が書かれていた。
その手紙は那和と桃茂にしか渡していなかった。
そして、最後の行には、
「いつか必ず例のことのお詫びをします。」
と書かれ、vサインまで書かれていた。
そして2人はそんな不思議な手紙を握りしめ、
にっこり笑ったのであった。

8:南月◆HE:2015/01/01(木) 14:05 ID:WuY

       *完*
すごく短くなってしまい、すいませんでした。


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