アメちゃん。

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1:ももちぱ(っ*`・ω・)っ29日21時〜☆関ジャニ7&◆6I:2014/12/28(日) 21:41 ID:1DU

アナタがくれたアメちゃんは



甘くて



ちょっと酸っぱくて




恋の味がしました。。。




---------------------------------------


ももちぱです。
完結できるように頑張ります。w

コメント待ってます✿

2:ももちぱ(っ*`・ω・)っ29日21時〜☆関ジャニ7&◆6I:2014/12/28(日) 22:09 ID:1DU

「ちなーーーー♪」

走ってくる人影。


「どしたぁ?」

「ふふふ。あんなぁ、今日転入生くるんやてっっ♪」



そう言った親友、奈留の目は、眩しいほどに光り輝いていた。

ってことは男だ。



「イケメンがええねーー♡一目ぼれしてまうわぁ♡」

「そやねーー。(棒)」



そう言って相槌をうつ私、本田ちなは、男に全く興味なし。
というか、嫌い。




「相変わらず男には全然興味ないねんなぁーー。」

「そういう奈留は、相変わらず男に弱いですねーー。」

「えーー。」


そんな言いあいをしてると、先生が教室に入ってきた。



「ほいほい、そこのバカ2人組、座れ座れーー。」


「「バカやないしーーーー。」」



2人でそういい返して席に着いた時だった。




ちっちゃい男の子が、キョロキョロしながら教室に。

あれか。転入生。



「今日からうちのクラスに入る。ほれ、自己紹介しぃ。」



先生に言われ、キョロキョロするのをやめた転入生は、口を開いた。



「山田章大って言いますぅ。よろしくお願いしますぅ。」



そういうと彼は、ニコッとほほ笑んだ。



キュン



ん。なんか今一瞬。。。

いや、気のせい気のせい。


自己紹介を終えた彼は、私の隣の席に座った。



そうやった。隣空いてたんやった。。。



はぁ。なんかめんどくさいなぁ。

どうせまた学校案内しろとか言うんやろ。




「本田。休み時間に学校案内してやれ。」




はい。ドンピシャーーーー。

しょうがない。やるしかないしね。



すると彼はまた、



「よろしく♪((ニコ」



と言って微笑んだ。

う。なんか私、この笑顔嫌い。

3:ももちぱ(っ*`・ω・)っ29日21時〜☆関ジャニ7&◆6I:2014/12/28(日) 22:50 ID:1DU

「ここが、音楽室で、ここが美術室ね。んで。。。」


はい。ただいま学校案内中です。

すると


「ここパソコン室。それとこk「なぁなぁ」


会話を遮るように話しかけてくる彼。
なんやと思ったら。



「名前何て言うん?」



それ?今ですか。
え。さっき先生言うたやん。「本田」って。


「本田。。。やけど。」

「ちーーがーーう。下の名前やん。」


あ、そゆこと。
てか、ほっぺ膨らませちゃって女子か、お前さんは。



「ちな。本田ちな。」


「ちなかぁ。かわええ名前やなぁ。」



彼はそう言って、ふふ、と笑う。

だーーかーーらーーー、やめてって、その笑顔。

てか、可愛いとか。。。ないし。




ふぅ、とため息を一つついて案内再開。


すると。



「お、ちなやん。」



「おお、忠義。何してたん?」



私の唯一の男友達、忠義登場。
こいつだけは、なんか、ふつーに一緒にいて楽しい。


「オレ今日日直やねん。ん、その子は?」

「ああ、山田章大。転入生。んで、今学校を案内中ーーー。」


「あー、そういや朝から女子がキャッキャキャッキャ言うとったわ。w」

「あはは。」


そんな他愛もない会話をしていると。


「あれ?」


忠義が驚いたような声を出す。
私もつられて後ろを振り向くと。


「あれ。。。いない。。。」


山田章大はいなくなってた。




なんか。。。変な子。

4:ももちぱ(っ*`・ω・)っ29日21時〜☆関ジャニ7&◆6I:2014/12/28(日) 23:12 ID:1DU

「そー。なんか変な子なんよー。」


「ええやんええやん、ミステリアス♡」



次の日の朝、奈留に昨日のことを全部報告。

回答は。。。なんかこっちもこっちで変やったけど。


とりあえず、めんどくさいのも終わったし、いっか。



ガラガラッ



あ、噂をすれば。
山田章大が登校してきた。


んで、

「おはよぉ♪」


って満面の笑みで言われたから。


「はよ。」


一応私も返しておいた。



今日も笑顔が眩しいですね。
はぁ。。。いややなぁ、隣。


---------------------------------------


そんなこんなで1時間目の授業の準備。


すると。


「あ、やってもうたぁーー。」


隣からいかにも焦ってます的なセリフが。

ああ、めんどくさ。
でもまぁしゃあない。相手してやるか。



「どしたん?」


「シャーペン言えに置いてきてもうてん。ああ、どうしよ、どうしよ。」


あーー。
うん。貸して、とは言わないのね。

うーん、まぁ2本持っとるし。



「貸そっか。。。?」



そう言って青色のシャープペンを差し出した。



「え!ええの?!わぁ、やったー、ありがとぉ♪」




彼が受け取る。



あ、顔がクシャってなった。
今までとはちがう笑い方やんな。。。



って、ん。
何やってんだ私。





キ-ンコーンカ-ンコーン




ふぅ、よし。

授業に集中しよ。

5:ももちぱ(っ*`・ω・)っ29日21時〜☆関ジャニ7&◆6I:2014/12/28(日) 23:37 ID:1DU

そんなこんなで一日が終了。

帰る支度をしてると。


「あ、これ。ありがとぉ♪ほんま、助かったわぁ。」


って。
ああ、シャーペンか。


「いや、別に。」


私が受け取り、
相変わらずのそっけない返事を返しながら彼の方を見ると、

彼はもうそこにはおらんかった。



またか。

ほんと、風みたいに消えてくなぁ。




てか、ご丁寧に紙袋に入れてくれてはるやん。
そんなんええのに。


なんだか申し訳なさを感じながら、ペンケースに戻そうとしたその時。



コロン



なんかが落ちた。


よーく見ると、



「アメちゃん。。。」



なんでやろ。
お礼とか?
結構律儀な子やな。



そしてその横にもう一つ、紙切れが落ちていた。


「なんや。」


拾って読んでみる。
手紙。。。


『ほんまにありがとう。あ、僕の事は章大って呼び捨てでええからね^^』


おお。
手紙でまで微笑んでるよ、この子。



章大。。。


呼んで。。。みよっかな。



って、なんか、変やな、私。
男は苦手なはずなんに。。。


章大が来てからずっとおかしいわ。。。



なんだかモヤモヤしながら章大のくれたアメちゃんを口に入れる。



「すっぱ。。。」


何味なん、これ。


全然。。。甘くない。




でも、

なんだか、心がポカポカしたような気がして、


なんか。。。うれしくなってしまった。

6:ももちぱ(っ*`・ω・)っ29日21時〜☆関ジャニ7&◆6I:2014/12/29(月) 12:43 ID:DPY

翌日。
気づけばもうお昼やん。


「ちなぁ♪今日弁当?」


おっと、忠義登場。

言い忘れてたけど、いつもお昼は忠義と食べてます。

奈留はあれでも一応彼氏持ちやからね。
それでもまだ、他の男狙っちゃうようなつわものやからね。←



「おん。弁当ーー。」

「よし!じゃぁオレの焼きそばパンと交換やな!」

「えーー、なんでやーーー。」



なんて言いながらも結局交換。
弱いなぁ、私。



「うんま!ええなええなーーー。こんなん作れて。」

「はいはい。こっちはめっちゃ質素ですよーーー。」



あの後、買い足すんもめんどくさいから、忠義の焼きそばパンだけで済ますことにした。
うん。ふつーにうまいんやけどね。



と。


「なぁ。」


忠義の表情が変わる。
ん。

「なんや、いきなり。笑」



自然とこっちまで顔が強張ってまう。
なんやろ。。。


忠義が、静かに口を開いた。



「あの転入生のこと。。。好きやろ。」



え。。。何を。。。


「そ、そんな訳ないやん!私男嫌いやもん。しゃべんの忠義ぐらいしかいーひんの知っとるやろ?」


なぜか。。。上手く笑えなかった。


忠義の顔が、さっきとは変わり曇る。



「そっか。。。」

「そう。。。やんな。ごめんな、変なこと言って。」


ハハッ、なんて無理して笑う忠義。

もう。。。何なんよ。。。



分からん。。。

分からんよ。。。


忠義が何思ってるのかも。。。




自分の


気持ちも。。。

7:ももちぱ(っ*`・ω・)っ29日21時〜☆関ジャニ7&◆6I:2014/12/29(月) 13:54 ID:DPY

なんだか色々あったお昼を終えて5時間目。


「忠義と違うクラスでよかった。。。」


一人で呟きながら何気なく横の席を見ると。


「寝てるやん。。。」


スースー寝息を立てながら、堂々と眠る隣人。
まつげ、長。。。



《あの転入生のこと。。。好きやろ。》



忠義の言葉が蘇る。
んなわけないやんな。うん。

勝手に自分に言い聞かせ、ノートの端をちぎる。


『アメちゃん、ありがとう。章大。』


なんて。
無意識に書いてた。


ハハ、と自分に呆れて笑う。
と。


「こちらこそありがとう。ちな。」


・・・。


「ん!?んんんんんーーー!!??」


気づけばバリバリ起きてるお隣さん。
み。。。見られた。。。


怖々声のする方を向けば、いつもの笑顔がそこに。


「章大やってーー。照れてまうやん❤」


って。
いやいやあなた様が言うたでしょうが。呼び捨てでええって。


「やって、そう呼んでって、書いてあったやんか。。。」

「ふふふー、せやなぁ♪」


と、相変わらずのニコニコ笑顔。


「あ、アメちゃんおいしかったぁ?」


「すっぱ。。。かった。」


私がそう答えると、章大はくしゃって笑った。


キュ


ほら。また変になる。
胸が。。。痛い。



「ちーな♪」


彼が私の名前を呼ぶ。


「な、何?」

「僕の名前、呼び捨てで呼んでーや♪」

「え、ここに書いたやん。」

「でもまだこの耳で聞ぃてへんもん!」


なんて、ほっぺを膨らます章大。
う。。。



「しょ。。。しょぅた。。。////」


思わず声が震える。


それでも彼は


「ふふ、ありがとう♪」


なんて言って、そんなの気にしんかと言うようにふわっと微笑むと、
また眠ってしまった。



まったく。。。何なん。。。

8:ももちぱ(っ*`・ω・)っ29日21時〜☆関ジャニ7&◆6I:2014/12/29(月) 14:01 ID:DPY

[ご挨拶。]

どうも。ももちぱです。

只今第6話まで、書き終える事が出来ました。
ホント、文章力の無さに泣けますね。。。(;-;)


そして、ここまで、読んで下さった方、本当にありがとうございます。

この話を読んでいただいて、なにか少しでも思う事がありましたら、
コメントを、一言でもくださると嬉しいです_(._.)_

それでわ。

9:ももちぱ(っ*`・ω・)っ29日21時〜☆関ジャニ7&◆6I:2014/12/30(火) 18:25 ID:toY

気づけばもう8月下旬。

学校は体育祭に向けて燃えてます。


「えー、では各種目の出場者を決めたいと思いまーす。」


んで、今はクラスで出場者決め。
できる限り出たくないな。

1人ぼーっと窓の外を眺めていると。


「なぁなぁちな♪」


隣から、私を呼ぶ声。

はい、きたーーー。
うん。だいたい予想はついてましたけどね。

ホント、めんどくさ。


「何?章大。」


あ、もうこの頃はふつーに呼び捨てです。
だって、いちいちためらってたらキリがないやん。

んで、なんや。


「あんなぁ。。。


 


 二人三脚、一緒に出ぇへん?」


「ああ、うん。」


うん。二人三脚ね、はいはい・・・






・・・ってんんんん?!
二人三脚だとぉぉぉぉぉ!?


「無理!無理無理無理無理!!」


男子と、二人三脚とか!
しかもよりによって章大とか!!



「なんでやぁー。」

でも。。。理由は言えへんな。。。何か。。。


「出たくないもんは出たくないんやもん!」

「えー、そんなん答えになってへんしー。
 
 なぁー、やろぉやー、なぁなぁなぁなぁ。。。」



机に突っ伏して足をバタバタ。
子供かいな、お前さんは。

と、思ったら。


「な?やろ?お願いっっ!」


今度は、上目づかいからのおねだりポーズ。


なんや、私に認めてもらうためだったら、
技レパートリー全部使っちゃいますよってか?!

そんなら私も負けねーぜ。←


「嫌なもんは嫌や。そもそも私種目出るつもりないもん。
 やるなら一人でやればえーやん。
 私じゃなくてもえーやろ。
 なのになんで私が章大のわがままに付き合わなきゃいけな。。。

 。。。って、ん?」




ヒック、ヒック、グスン



んんん?!

え、ま、まさか、泣いていらっしゃいます?
え、二人三脚で?
二人三脚断られただけで?



「。。。もうええもん。グスン でなくてええもん。保健室。。。行くしぃ。グスン
 
 先生ーー。。。ちょっと調子が悪i「あああああーーーー!!!!」



ああ。。。もうこうなったらしゃぁないわな。
先生にバレたりしたら、めんどくさいったらあらへんし。


「分かった!分かったから!二人三脚、やるから!!」


「え。。。ほんま?ほんまに。。。やってくれるん?」

「う、うん。。。」


はぁ。。。めんどくさ。


「だからさ、保健室とか。。。行かないd「わぁぁぁ、ありがとう!」




。。。え?


「ふふふ、うれしいなぁ♪がんばろなぁ♪♪」


まって。
なんか満面の笑みなんですけど。
なんか語尾に音符付きまくりなんですけど。




まさか。。。嘘。。。泣き。。。?



「嘘やーーーーーーーーん!!!泣」

「え、どうしたん?ふふふ、おもろいなぁ♪」





本田ちな17歳。

不思議なお隣さんに、まんまと騙されました。

10:生狐。 ◆Oo :2014/12/30(火) 18:47 ID:1VU


こんにちは.!*
面白いですね((´∀`*)
続き期待してます.笑

11:ももちぱ*壁┃・ω・`)。{紅白出場]:2014/12/30(火) 21:45 ID:iuM

生狐。さん


わわわ!コメントありがとうございますっっ(*゚ロ゚)
初なのでめっちゃ嬉しいです♥

こんなのを面白いと言ってくださりありがとうございますm(_ _)m
良ければまた、コメントよろしくお願いします!

12:ももちぱ(っ*`・ω・)っ29日21時〜☆関ジャニ7&◆6I:2014/12/31(水) 10:08 ID:toY

本田ちな、今、最悪の状態です。



まさか、男と二人三脚する日がくるとは。。。
しかも章大と。。。


って、別に章大でも章大じゃなくても一緒やん!!
な、何言ってるんよ、私!!!



なんて。
一人でブツブツブツブツ言うてたら、気付いたころには話し合いはまとめになってた。

だれが出るんか、一応聞いとこ。



「では、二人三脚が大川さんと林さん。あと、本田さんと山田さん。」



お、奈留も彼氏と出るんや。

あ、言ってなかったな。
奈留の苗字は「大川」。
んで、その奈留の彼氏の苗字が「林」や。



「。。。そして最後のリレーが、鈴木さん、安藤さん、小泉さん、長島さん。。。



と、気づけばもう最後のリレーの話。
聞こう聞こう思うて、結局聞いとらんやん、私。w


てか、やっぱみんな速い子ばっかやんな。
まぁリレーやしな。当たり前か。。。うん。。。





。。。で、アンカーが山田さん。」




うん。最後も速い子速い子。。。





。。。って、や、山田。。。?
え、このクラス、山田って一人しかおらんよ。。。


ってことは。。。






私ぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ?!?!?!





聞いとらん聞いとらん。
そんなん認めてないわ、私。



なんて。
その場で言うとめんどくさいから、授業後、奈留のもとへ。

そしたら。



「え。知らんかったん?
 これで良いですかって言うたんに、ちな、なんか一人でブツブツ言うとったんやもん。」



って。

ま、まじか。。。





男子と二人三脚、そしてリレーのアンカー。

無理無理無理無理無理!!!




はぁぁぁぁ。。。
神様。。。なんや私、悪いことした。。。?泣

13:ももちぱ:2015/01/03(土) 23:32 ID:ELE

『いっちに、いっちに、いっちに、』


はい。只今二人三脚練習中。
もう、めんどくさい以外のなんでもない。

なんか、奈留たちカップルさんコンビは、
めっちゃいちゃついとるし。


『おーい、ちなぁ?どしたぁ?』


隣から聞こえる声。
はい、ご存知の通り、章大です。


『どぉもしてへんよ。ほら、やるで。』


私はまた、嫌々足を動かす。
当然のように、ロープで繋がれた章大の足もついてくる。


あっつい。。。

まだ9月上旬。
秋の気配なんてさらさら無いわけで。

体中がだるさに包まれる。



はぁ。
こんなんやったら、練習なんて付き合わんと良かった。
奈留の誘いになんか、乗るんやなかった。。。




そんな、事の初まりは2日前。


『なぁなぁちなーー♪今週の土曜日、暇?』


そう言って、突如走って私の所に来た奈留が、
何を言おうとしてるんかはだいたい分かってた。


『おん、暇やけど。』

『あんな、二人三脚の練習、一緒にせぇへん?』


ビンゴ。ほらな。
彼氏に誘われたんやな。

てか、めんどくさいなぁ。

。。。でも、このままろくに練習せぇへんで、
本番恥かいたらもっとめんどくさいやんな。

うーん。。。しゃぁない。やるか。


『。。。ああ、ええよ、別に。』

『あら!ちなさん珍しく素直ですこと♪』

『そういう奈留は、いちゃつきたいだけやろが。』

『ちゃうしぃ。二人三脚練習したいんやしぃ。』




。。。まぁこんな感じでいつも通りの言い合いを済ませ。
時は経ち、今に至る。




『・・・普通にいちゃついとるし。全然二人三脚の練習ちゃうやん。』


ボソッと呟く。


と同時に、隣から、ちょっといじけ気味の声が聞こえた。


『ちーーなーー!さっきから何しとるん?全然足が進まへんーー。』


あ、忘れとった。


『ああ、ゴメンゴメン。やろ。』

『もぉ。まったくぅ。』


あ、またほっぺ膨らましとる。
いじけた時の癖なんやろか。

何なん、その女子以上の女子力。
いつか女子に恨まれるんちゃう。




まぁ、そんなこんなで、しばらく練習した。

しかも、まさかの章大、運動神経抜群。

本人は


『ちなって、運動神経ええんやな!凄いなぁ。』


なんて、私を見て感心してるけど、なんか悔しい。

まぁ、章大のことやし多分嫌味ではないんやろな。
きっと、自分が運動神経抜群なのを知らない。アホやから。←



うぅ、なんか。。。もう嫌やなぁ。
こんなんしとったって、得すること一個もない。


はぁ、と溜め息をついたその時やった。


グラッ


見下ろしてた地面が歪んだ。
頭がグラグラする。

痛い。。。
いきなり、何なん。。。


《ちな?!ちな!!。。。》


誰かが私の名前を呼んでたけど、そのこえに答える力はもうなく。

それと共に私の意識はだんだんと薄れていった。。。

14:ももちぱ(´・ω・`):2015/01/04(日) 00:43 ID:Bcw

『ん。。。』



目が覚めるとそこはベンチの上だった。


そして私の頭は誰かの膝の上に。

いわゆる“膝枕”の状態で。。。


。。。




『。。。って、章大ぁぁぁぁぁぁぁ!?!?!?』

『あ、起きたん?!良かったぁ。♪』


反動でガバッと起き上がる。


いやいや、良かったやないですよ。
何しとるんですか、あなたは。


普通、思春期真っ盛りの女の子の頭を膝に乗っけちゃいますかね、はい?

もはや驚きどころか感心やで。←



『もう、いきなり倒れるからびっくりしてんでぇ。
 ロープで繋がれとるから、僕まで道連れや。笑』


あ、そうやったんか。
それは、さすがに悪いことしてもぉたな。。。


『ごめん。。。』

『あ!ええんやでぇ!
 なんか、暑さで倒れてしもぉたみたいやったし。しゃあないしゃあない♪』


なんか、♪の付けどころがおかしい気もするけど。

取りあえず、ちょっと優しいんやなって発見。


『カップルさんコンビは、帰ったでぇ。
 めっちゃ心配して、帰りたくないって言うとったけど。笑』


そっか。気づけばもう夕暮れ。
なのにずっと私が起きるん待っててくれてたんや。。。

うーん。更に申し訳無さが込み上げる。



と、その時だった。
章大から、一つの質問。




『ていうか、何でそんなにめんどくさがるん?』



え。それ。
バレてたん?口には出してへんのやけど。


。。。まぁ、バレたんならしゃあない。


『。。。だって、つまんないやん。こんなんしてたって。』


私はしぶしぶ答えた。


『そうかなぁ。僕はそう思わんで?』


当然、章大から、答えが返ってくる。


『。。。なんで?』


まぁ、もともと何やっても楽しそうやったから、
共感せぇへんのは知っとったけど、一応聞いてみた。


章大がゆっくり話しだす。


『だって、人生一度きりやで?
 こうやってちなとベンチ座るのも、二人三脚練習するんも。
 何をやるにしても、同じ時なんて二度とないんやから。
 
 そう思うと、一個一個楽しまななーって思わへん?』



そう話す章大の目は、とっても優しくて、楽しそうで。


そんな笑顔を見ていると、なんか分からんけど


『私も、やらなあかんな。』


って思ってしまった。




人生一度きり。。。か。。。




『章大。』

『んー?♪』


『。。。私。。。頑張る。』



私がそう小さく宣言すると、
章大はふわっと優しく微笑んで


『おん♪』


って、頷いた。




なんだか、いつもは嫌いなこの笑顔が、
その時だけは、


なんか。。。安心した。

15:生狐。 ◆Oo &:2015/01/05(月) 13:05 ID:YzM


章大かわいいね((´`*!!

16:ももちぱ(´・ω・`):2015/01/12(月) 10:06 ID:dTQ

生狐。さん


コメありがとうございます!

この頃全然更新できず、申し訳ないですm(_ _)m
今日からまた、少しずつ頑張りますっっ!


また気軽にお立ち寄りいただけるとうれしいです( ´艸`)

17:ももちぱ(´・ω・`):2015/01/12(月) 20:57 ID:FPA

『えー、ただいまから、体育祭を開会いたしまぁす。』



今日は体育祭当日。
去年まではめんどくさくてめんどくさくて仕方なかった日。


でも、今年は違うんや。


“人生一度きりやで?”


そう言って微笑んでくれた章大。
あの顔が、いつになっても忘れられん。



『ちなー、もうすぐ二人三脚やでぇ。準備しよぉや。』

『あ、奈留、居ったんやね。』

『いやいや、居らんわけないやろ、失礼な。笑』


気付けば二人三脚の前の競技まで来とった。
準備せんとな。


『章大ー。準備せなー。』

『せやね。ロープどこ?』

『えーっと。。。』


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


そんなこんなで競技が始まった。

うちのクラスは今のところ2位。
っていっても1位との差は一周以上ある。


「無理かなぁ。」

「だって一周以上あるんよ?最後のペアは山田とちなちゃん。。。どうやろ。。。」


そんな声が、うちのクラスのテントから聞こえる。


『無理や。。。ないもん。。。』


だって、今日までたくさん練習した。
頑張るって決めて、何度も何度も練習したんや。



『大丈夫や。ちなはちなで頑張ればええ。』


章大が微笑む。

聞こえて。。。たんや。


『おん。せやんな。』




私はそう言うと、章大と一緒に、スタートラインに立った。

18:匿名希望:2015/01/12(月) 22:30 ID:BQU

ぜひ、アサシンの小説参加してください。

貴方の小説最高

19:ももちぱ(´・ω・`):2015/01/12(月) 22:51 ID:Bh.

匿名希望さん

コメありがとうございます。m(_ _)m
最高だなんて嬉しすぎます!

また気軽に遊びに来て頂ければと思いますので、
よろしくお願いします(´・ω・`)

20:ももちぱ(´・ω・`):2015/01/12(月) 23:13 ID:SP6

バトンが私たちの手に渡った。
それと共に、足も動き始める。


「頑張れーーー!」

「抜かせ抜かせーーー!」


応援の声が、テントから次々と飛んでくる。


みんなのためにも。。。勝たんと。
絶対。。。勝たんと。



“人生一度きりやで?”


そう。

こうやって、同じ仲間と走るのも人生で一度きり。
こうやって、章大と一緒に走るのも人生で一度きりなんや。


頑張らんと。

頑張らんと。

頑張らんと。

どんどんスピードをあげていく。



気付けば、一位の走る背中が前に見えていた。


もう少しで、追いつく。
周りの歓声も、よりいっそう大きくなる。

更にスピードをあげようとした、その時だった。



グキッ



『・・・ッ』


章大とはつながってないほうの足に、激痛が走る。

足。。。ひねった。。。?



グワン


視界が歪んだ。

ダメや。ここで倒れちゃ。。。
勝たんと。。。
頑張らんと。。。


バタッ


そう思ったのを最後に、
私の意識は途絶えていった。。。

21:ももちぱ(´・ω・`):2015/01/12(月) 23:49 ID:SH2

目が覚めると、そこは保健室のベッドやった。


あぁ。。。そういえば私、倒れたんや。

みんなが応援してくれて、
頑張らな思って、
スピードあげて、
足ひねって。。。


思い返してるうちに、涙が止まらなくなっとった。


『何。。。泣いとるんよ。私に泣く資格なんて無いのに。。。』


布団を頭までかぶる。
そうせんと、ずっと泣いてしまいそうやったから。


その時。


ガラガラッ


ドアを開ける音がした。
章大。。。や。。。


章大は、私の寝るベッドの隅に座ると、


『ちな。』


優しい声で私を呼んだ。


『何。。。?』


私が聞き返すと、返ってきたのは予想外の答え。


『泣いて。。。ええんよ。』



何。。。言うとるん?
泣いても。。。ええ。。。?


やめてぇや。。。

だって、そんなん言われたら。。。涙が止まらなくなる。


『章。。。大。。。章大ぁ。。。グスン


 私のせいで。。。負けてもぉたよぉ。。。グスン
 頑張ったんに。。。グスン
 応援。。。グスン。。。してくれたんにぃ。。。』


今まで溜めてた涙が、一気に溢れ出る。


それでも、見上げた章大の顔は、笑顔やった。
優しい優しい、笑顔やった。


『ちな、手ぇ出してみ。』


章大が言う。


『ん。』


私は言われるがままに手を出す。


『あーー、ダメダメ。目ぇつむって!』


え?なんでや。
良く分からんまま目をつむった。


すると。


コロン


手の上に何か乗っかった。

おそるおそる、目を開ける。


するとそこには、ひとつだけアメちゃんが乗っていた。
この前とは違うやつや。

アメちゃん。。。好きなんかな。。。?



『なぁなぁ、なんでいっつもアメちゃんなんよ。。。



 。。。ってあれ。。。?』


さっきまで章大が座っていたはずのベッドの隅に、
人影はもうなかった。



またや。。。



不思議に思いながら、アメちゃんを口に入れる。



キュッ


胸が苦しくなる。



だって、

そのアメちゃんは、

優しくて、
ちょっとしょっぱい



涙の味がしたんや。

22:ももちぱ(*´・ω・`*):2015/01/31(土) 20:04 ID:Bfs

体育祭が終わったあと、土日を挟んで月曜日からまた学校。


正直、怖かった。
私のせいで負けてもぉて、みんなどう思ってんのやろ。。。


少しだけ震える手でドアを開ける。



と。



『あ!来た来たーーーー!』

『本田さんーーーー!』

『ちなちゃーーーーん!』



めっちゃ笑顔な女子たちが、私のほうへ駆け寄ってくる。


え。なんで。

怒ってないん?悔しくないん?




私が驚きと動揺を隠せんまま黙っている中、女子たちは話しだした。



『あんな、実を言うとめっちゃ悔しかってん。
 でも、あの日の放課後山田くんに会ってさ、ね。』


隣の子へ話をふる。



『そうそう。そんで山田くん、“ちな、めっちゃ頑張ったんやで。”って。
 “ちなは、適当になんかやらん子やから。”って言うてて。』



『そうなんや。勝ちたい気持ちは私たちとおんなじやったんやなぁ、って思って、
 足ひねったんも、クラスとして勝とうとしてくれてた中での結果やん?』


『そんなこと私らで話してたら、なんかすっごくありがとう。って言いたなってん♪』





『『『『『だから、ありがとなぁ♪』』』』』



女子たちは、声を揃えてそう言った。



なんやねん。。。

そんなん、こっちのセリフやんか。。。



『ごめん、、グス ほんま、負けてもぉて、、、ごめんなぁ、、、グスン』



気づいたら、涙がとまらんくなってた。

二人三脚、頑張って良かった。。。



『こちらこそ、、、グス ありがとう。』


ました



なぁ、章大。

ほんまに、人生一度きり、楽しましかせてくれて、ありがとう。



。。。登校してきたら、お礼言わな。


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