1096日と、『僕等』の青春。

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1:縁:2015/01/07(水) 13:42 ID:s5E


君を守るよ。

辛くても、悲しくても、挫けそうでも。

約束する。絶対に君を守るって。

君が大好きだから。

「・・・僕は、君の傍に居たい。」

それは、遠い昔の話。

「・・・はい。」

幼い子供が白い部屋で交わした、小さな約束。

2:縁:2015/01/08(木) 13:34 ID:s5E


「・・・約束したんだ。」

守るって・・・。

「いい加減起きなさい!」

怒号と共にドタドタと階段を上る音が聞こえる。

「・・・・・・。」

シャッとカーテンを開け、ついでに室内の換気をしようとするもんだから・・・。

寒い、眩しい。

「ほら!さっさと着替えなさい!もう8時よ!?」

今俺を怒っているのは正真正銘、母だった。

いい歳してるくせに息子の部屋に入るなよ。

「いーやーだー。ノトスとの約束が有るのー。」

対する俺もいい歳して残念な奴である。

「何が、ノトスとの約束が有るのー。よ!」

ボサボサの髪を手ぐしで直す。

「・・・良いか、母さん。僕には大切な巫女・・・じゃなくて友達のノトスとの約束が」

「さっき聞いたわよ。どうせ、ゲームでしょ?」

当たっているがなんか癪なので言い返す。

「・・・良いか、僕はゲームはダメ。勉強は大歓迎!っていうこの世界の偏見と戦って」

「そんなものと戦う前に自分の成績と向き合いなさい。」

あっさりと言いきられた。

「母さん。読書は良い、勉強は良い、ゲームはダメ、インターネットはダメっていう偏見は」

「はいはい、架空の彼女つくる暇があったら現実で彼女を作りなさい。」

ここ一番の決め顔で言う

「作るって・・・彼女は物じゃないぜ?」

「そろそろ着替えたらどう?」

片目を隠しつつ若干声を低くし

「・・・ふっ、何度言っても意見は変わらな」

「時間。」

言われて気づいた。

電波時計をみると、時刻は8時15分だった。

3:縁:2015/01/16(金) 20:36 ID:s5E


残念ながら我が家の朝食は和食である。

よく有る、ご飯、魚、味噌汁、お浸し、卵焼き。

よって、食パンを食べつつの登校は無理がある。

言い直すなら、箸と食器をガチャガチャと鳴らし

どこにも置いていけない食器を握りしめて走る。

そんな、残念な登校はお断りである。

よっていつも起きるのは7:00なんだが、今日は寝坊である。

さて、グダグダと現実逃避するのはそろそろ止めよう。

そう、俺は現実と向き合わなければならない。

それは決して遅刻なんかじゃなく・・・。

そう、不良にからまれている、という紛れも無い事実を・・・。

俺は、認め無くてはいけない。


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