理科室。

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1:美桃◆s6:2015/03/31(火) 18:26 ID:D2o


はじめまして!
ここに来るのも1年ぶり…。
久しぶりに小説を書いていきたいと思います!
少しは上達してると思うので、暇なときに読んでみてください。

荒らしとかは無しでお願いします。

2:美桃◆s6:2015/03/31(火) 18:30 ID:D2o


だだの偶然にすぎない出会いだった。
奇跡とか運命とか、そういうのがやっとわかった気がした。

だって君に出会えたのは、まさに奇跡で運命だから。

3:美桃◆s6:2015/03/31(火) 18:44 ID:D2o


四月、高校生活の二回目に受けた授業は私、美晴の大嫌いな"理科"だった。
正直やる気が出ない。

「眠いなう」
「静かにしないと怒られるってー」

隣に座る初めて話した友達、遥が返事を返す。
大丈夫だし、ここ一番後ろだもん。
っていうかほんと暇。
なに言ってるかわかんないよ?先生?

…Twitterで呟こう。
『ちょーひま。理科だるいよ』
私がそう打とうとした時、

「山本、なにしてるんだ。」
「げ、松本さんじゃないですか」

最悪。理科の激ウザ教師の松本が参上した。
ほんとなんだし。

「立ちたいのか?」
「立ちたい人なんていますか?」
「次したら居残りな。」
「えー!?」

みんな、視線が冷たいよ。
遥までそんな目で見るなって。

私は机に愚痴ってやろうとシャーペンを取った。
どうせ誰も見ないし、先生も見ないでしょ。
とりあえず『松本怖し』と書いといた。

4:美桃◆s6:2015/03/31(火) 19:14 ID:D2o

高校生活三日目。
またかよ理科。もう高校どんだけ理科好きなのさ…
隣の遥は真剣に授業を聞いてる。真面目だねぇ。

ふと私は昨日書いた落書きをみた。
やはり消えてなかったか。
…え?『すごいわかるw』?
そんなの書いたっけ?…え、え。

「えーーっ!!?」

私は声と同時に思いっきり立ち上がった。
ガタンとイスが倒れる。
みんなの目線が一気に集まる。もちろん松本も…

「お前居残りな」
「…」

今度は返す言葉がなかった。

「どんまい!」

遥の嘲笑う声が聞こえたがそれどころではない。
とりあえず私はイスを起こし席に着いた。

5:美桃◆s6:2015/03/31(火) 19:15 ID:D2o

更新マイペースです(∵`

6:美桃◆s6:2015/03/31(火) 20:01 ID:D2o

教室で1人居残りなう。
とか言っても理科のプリント5枚だけなんだけどね。
まぁ授業聞いてないから皆無だが。

っていうか…
あれって返事だよね?誰なんだろ…
字は男の子っぽかったな…違うクラス?
いや、違う学年ってこともあるな…

「よぉ、はかどってるか?」

私の思考を打ち破る様に入ってきたのは、遥の彼氏の優人だ。
遥と優人は中学校からのラブラブカップルらしい。まぁ、私が優人と知り合ったのは遥の紹介だけど。
まぁ遥は可愛いし、彼氏がいても告られて困っているそうだ。
そんな子と付き合えるなんて、幸せ者だぜ全く。

「ううん、まだ二枚目」
「遅いな」

優人は苦笑した。
いや、あれだけ考えながらプリントしてたなんて凄いからね。

「手伝おうか?」
「うん!残りやって!!」
「悪いな、遥が待ってるから〜」
「うぜぇよリア充、お幸せにな。」

最後にじゃあなと言って優人は帰った。
やっぱ手伝ってもらえばよかった。
時刻は5時。終わらないプリント。手伝ってくれる人はいない。
もうみんな帰ったよね…
こういう時って好きな男子のイスに座るんだよね…
好きな人…いないや。

「いいなぁ、遥は」

私は机にうずくまった。
恋をして、幸せ絶頂なんだろうな…

「恋したーい!」
「そんなことよりプリントしろ」
「うっわ、松本」
「あと3枚、10分で終わらせろ」
「無茶ですって」
「増やすか?」
「10分でします」

こうして私は10分で終わらせるハメになった。

7:美桃◆s6:2015/03/31(火) 20:18 ID:D2o

あれから一週間、理科は授業になかった。
嬉しいような、悲しいような…??
あ、理科がなくて悲しいんじゃなくて、返事できなくて、だから。
そう気になってます。あの人は誰なのか。

「美晴ー!次理科だよ!」
「え、マジで!?」

遥の声に心を踊らせた。
今日こそ返事をしよう、そう決めていた。

私は席に着いた途端、机を見た。
そこには新たに『気づいてないかな?』と書いてあった。
私は急いでシャーペンを取って『気づいてるよ!えっと、何年生?』と書いた。
早く返事が来ないかな、なんて授業考えて、今日も授業は聞いてない。

☆(次の日)

「ねぇ、美晴どうしたの?」
「なに遥、急に…」
「さっきからニヤニヤしてるよ?」

私は自分の顔を触った。
確かに口元が緩んでいる。
実は昨日書いたものに返事があった。

『1年』

不器用な字でそう書いてあった。
1年は3クラス。高校の中では少ない方だ。
私は1-1だ。つまり1-2か1-3の子だろう。
そこまで分かればあとは聞き込みだ!

「ねー、ほんとどうしたの?」
「遥は心配症だなぁ…」

こんな些細な事で喜べるなんて、私は単純だ。

その日から、私は理科の授業が待ち遠しくてたまらなくなった。

8:美桃◆s6:2015/03/31(火) 20:28 ID:D2o

私はその日から質問を繰り返した。
もちろん相手も質問をしてくるわけで…
でもお互い、名前は明かさなかった。
その方が楽しいから。私はそう思っていた。
多分、相手もそう感じたんだろう。

「ねぇ美晴。なんか机に書いてるでしょ」

理科の帰り、突然遥に言われた。
ぶっちゃけちゃうか…
遥は私にとって大切な存在。だから、この気持ちを打ち明けたいとは思っていた。

「あ、バレた?」
「何書いてるのー?」
「んー、じゃあいつものカフェで言うね」
「ほーい」

私は遥に打ち明けることにした。
一人で喜んでも悲しいだけだしねw

9:美桃◆s6:2015/03/31(火) 20:35 ID:D2o

「じゃあ、その人は1年で、男で、焼きそばパンが好きで、違うクラス…と」
「うん…返事があると嬉しいんだ」
「ついに…?」
「え?」
「ついに美晴が恋したー!!」

ちょっ、え、待って。
恋だと?いやほんとについていけないってば。
顔も知らない人に恋なんて、いくら私でもしないって。
でも気になってるのも事実。

「じゃあさ!ほかのクラスの子に聞いてみる!!」
「うんあのね、遥。落ち着いて?」
「そうとなれば明日は聞き込みだー!!」

いやそれは私がしようとしてたことー!!!
遥は勘違いしてたけど…
あんな遥は見たことなかったから少し嬉しかった。

10:美桃◆s6:2015/03/31(火) 21:01 ID:D2o

AM6時、少し…いや超早く着きすぎた。
こんな時間誰もいない。いるわけがない。
と、言うことは。

「自由だぁー!」

「ふ…っ」

ふ?え?今後ろからふ、って聞こえたけど?
ねぇまさかだよね。そのまさかだよね?
どうか違うクラスの子でありますように…!
私はそう願いながら振り向いた。

…案の定、違うクラスの男の子がいた。
結構なイケメンくんだ。

「あ…と、ごめんな」
「いえ大丈夫デス」

私は目を泳がせて静かな声で言った。
彼はまたははっと笑う。
何がおかしいのですかね。

「俺は1-2の村野潤、よろしくな」
「私は山本美晴です…どうぞお見知りおきを…」
「テンション低いなー」
「よろしくね!村野くんっ♪」
「潤でいーよ?」
「よろしくね、潤くん♪」

朝から疲れさすなって。
てかよく笑うなあ、朝から…

「ていうか、なんでそんなに早いの?」
「山本こそ」
「あー、早く起きた」
「俺も」

私は思わず吹き出した。
会話が簡単すぎて。ツボがおかしいとかは禁句ね。

「なんだ、笑うんじゃん」

そう言って潤くんは笑い出す。
そういえば無表情だった。

彼が笑う姿は輝いてみえた。
その姿に見惚れていたら、話し声が聞こえてきた。

「あ、じゃあまた」
「う、うん!」

私たちは別れて、席に着いた。

潤くん、か。
すごいモテそうな感じだけど、どうなんだろ。

あ、そういえば理科室の人。
返事くれたかなー?

私は遥が来るまでそんなことを考えていた。


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