ラブレター

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1:ひなんちょびくす:2015/05/11(月) 23:00 ID:y/2

あの日、わたしは初めて裏切りを知った。
・・・悲しみより、怒りの方が大きいんだって知った。

.・.°☆・。*.。°・:.。°☆・.・°。。。

どもー
ひなんちょすですー!!
何回書いても書いても続きませぬww
んま、次こそは頑張ります!
・・・っていつも言ってるわww
あ、ルールは荒しとか悪口とか来ないでねーつーこと。
あと、感想はじゃんじゃんどぞ!!

2:ひなんちょびくす:2015/05/12(火) 17:53 ID:y/2

第1章『彼氏と友達』

「希子〜!!」

「隼人!!」

後ろから息を切らして走ってくるのは希子の幼馴染みであり彼氏でもある笹原隼人くん。

「おはよっ希子!」

「おはよんー!」

隼人とは中3から付き合い始めた。

今年の8月で1年。

「だんだん暑くなってきたなー」

「そだねー」

・・・隼人はかっこいい、俗に言うイケメンだ。

中学の時からモテる。

そんな彼に不安を持っていた・・・ってか今も持ってる。

「・・・希子?」

「あぁ!ごめん、考え事してたっ!んで、何?」

「もー、ちゃんと聞け・・・」

隼人の思考が停止した。

「・・・隼人?どうした・・・」

心配して、声を掛けた瞬間後ろから高い声が聞こえた。

「希子?」

「・・・遙」

希子の親友の遙だった。

この時、生まれて初めて誰かが恋に落ちる瞬間を見た。

・・・恋に落ちる時って『ドクンッ』って音するんだ・・・

「どーしたの?・・・彼氏?」

遙は隼人を指差して言った。

「そーだよ、隼人、この子希子の親友の・・・」

遙は希子の言葉を遮って言った。

「希子のクラスメートの遙です!隼人くん?だよね?よろしくね♪」

やけに高い声で言った。

「おう!よろしく、遙!!」

・・・はる、か

何で下の名前で呼んでんの?

・・・意味、分かんないよ?

「隼人くん、遙も一緒に行ってもいいかな?」

遙って自分のこと『遙』なんて言わなかったよね?『うち』って言ってた。

・・・何で?

「おう!希子、いいよな?」

引きつる笑顔で言った。

「・・・う、うん」

前を隼人、遙後ろを希子が歩いた。

「はははっ!」

楽しそうに笑う二人をただ見つめることしかできなかった。

3:ひなんちょびくす:2015/05/12(火) 19:25 ID:y/2

第1章 『彼氏と友達』

「ねぇ、遙。」

「なん?」

・・・あれ?
いつもみたいに戻ってる?

「遙ってさ、自分のこと何て言う?」

「うち」

・・・言おう。

「あれ?」

「ん?」

「隼人の前で遙っていってたじゃん?あれはどうゆうこと?」

「別に何でもいいじゃん。」

・・・こんなとき、何か言い返せたらいいなって思う。


放課後

「あ、そうだ、希子?」

「何?」

「隼人くんが今日から部活で遅くなるから先帰ってだって。あと朝練も始まるから朝も一緒に行けないだって?」

「・・・わかった。じゃあ遙一緒に・・・」

「ごめんっ!塾塾!!」

・・・都合悪っ

それから何週間か1人で行動していたある時だった。


放課後

ーーーーーガラガラ

ドアからひょいっと顔を出したのは隼人だった。

「はやっーーーーー」

「遙ー!!」

「隼人ー!」

?????

「おぉ、希子!最近忙しいらしいな?早く補習終わらせて一緒に登下校しような!」

「・・・は?」

「ん?補習だから一緒に登下校できねーんだろ?」

嫌な予感がした。

「ああーー、隼人くん!いこいこ!」

「じゃあ補習頑張れよ!!」

・・・もう限界

ーーーーードンッ!!

希子は、勢いよく机を蹴り倒して叫んだ。

「何嘘いってんの?!ねぇ?男のためなら友情捨てるって?ソイツ希子の彼氏ですけど?」

「・・・」

「もし!補習が本当にあったとしても!他の女の子と行き帰りしちゃダメじゃんかっ?!希子、希子・・・」

「・・・」

「2人のこと、信じてた。」

続く

4:ひなんちょびくす:2015/05/14(木) 03:17 ID:y/2

第1章 『友達と彼氏』

「あぁーー!」

最悪!

昨日のことあるし気まずい!!

うなりながら教室に入ると

「隼人くんマジ最高!」

「遙もだよ!」

笑い合う2人。

「・・・あ」

希子に気付いた遙が隼人に目配せをする。

「きっ、希子・・・」

「・・・何?」

「あのな、」

「だから何?」

「俺と、別れて下さい。」

ちょっと感情的になった。

「・・・いいよ?」

別れを告げられた時気づいた気持ち。

・・・希子、まだ隼人のこと好きだ。

「・・・てかさ、希子って本当に隼人くんのこと好きだったの?」

きつい口調でつっかかってくる遙に対して冷静に答えた。

「・・・うん。大好きだったよ!」

「希・・・子」

隼人は驚きを隠せない様子だった。

泣きそうだったけど、勇気を出して言った。

「・・・笹原くん、山口さん・・・お幸せにね!!」

「「っ?!」」

・・・正直、偽善者ぶった。

でも、そうしなきゃ涙が出るもん。

悔しさと悲しさと・・・怒りが溢れ出そうだもん。

高校1年の遙春、わたし林田希子は幼馴染みであり、彼氏である笹原隼人と親友だと思っていた山口遙に裏切りを教えられました。

5:ひなんちょびくす:2015/05/14(木) 03:26 ID:y/2












。・.°☆・.。*。。・;.*°☆∴。。°・*.

      第2章
     『彼の事情』

.・*。°☆°.・。..・*。.°☆。.・°°.・*

6:ひなんちょびくす:2015/05/14(木) 03:41 ID:y/2

第2章 『彼の事情』

うっぷー

隼人と別れてすることなくて自分の席でくつろいでいた。

「キミさ」

「ん?」

隣の席の男の子に話し掛けられた。

「彼氏と別れたの?」

「あぁ、うん。最近ねー」

「ふーん。だから休み時間もずっと1人なんだ?」

・・・うっ

「そ、そうだけど。キミは?」

「僕?僕は常に1人。」

「どうして?」

「うーん、人が信じらんないから?」

・・・人が信じられない?

「・・・そっかぁ。」

「うん。」

・・・初めて話した。

「僕は、五十嵐。」

「五十嵐くん」

「そっ。キミは?」

「希子。林田希子。」

「希子ちゃん、よろしく!」

「ねえ、下の名前は?」

「・・・秘密」

「えっ、何で何で?」

「そのうち知るよ!」

・・・変なの。

五十嵐くん。

「変わった名前だね」

「・・・そうかな?」

「うん。林田なんてどこにでも居るよね?」

「いいじゃん」

笑顔で言う五十嵐くんに問いかけた。

「何が?」

「希子、なんて名前。」

「希子なんてどこがいいの?」

「希望の子!!」

五十嵐くんに言われて思った。

「・・・希子っていいね!」

ってことを・・・

「だろ?」

「うん!」

「似合うよ」

五十嵐くんは優しい。
優しい五十嵐くんはカッコいい。
カッコいい五十嵐くんは純粋。
純粋な五十嵐くんはモテる。
モテる五十嵐くんのことが好きな女の子は沢山いる。

・・・希子はこの時気付かなかった。

・・・女の子達が勝手に作った、暗黙のルールを。

7:ひなんちょびくす:2015/05/15(金) 23:04 ID:y/2

第2章 『彼の事情』

今日は朝から嫌なことがあった。

「希子」

「隼人?」

隼人は言いずらそうに言った。

「俺と、付き合って」

一瞬何が起こっているのか分からなかった。

「・・・遙は?」

「・・・別れた。」

「何で?」

「好きな奴できたって。」

嘘でしょ?

遙って・・・

「遙と付き合ってる間希子と関わらなくなって気付いたんだ。」

「・・・何を」

「希子の大切さだよ。」

「・・・ありがとう。希子も隼人のことが好きだよ?」

「え、じゃあ」

でもね、と続けて言った。

「友達でいたい。隼人とは恋人にはなれない。」

「・・・希子」

「本当にごめんね?」

すると隼人はフッと笑って言った。

「好きな奴できたら言えよ?」

「・・・うん!隼人こそ!」

「おー!」


隼人とは、恋人じゃなくて友達でいたい。

そう思ったんだ。

8: ひなんちょびくす:2015/05/16(土) 15:51 ID:y/2

第1章 『彼の事情』

「五十嵐くっ」

えっ・・・?!

目に入った光景。

「あははっ!」

「あ、やっと笑ったぁー」

イチャつく五十嵐くん、と遙。

「・・・何、してんの?」

「あ、希子じゃーん!」

「遙、隼人と別れた理由って・・・」

五十嵐くんが好きだから?

「希子ちゃん、遙と知り合いなの?」

「・・・うん」

五十嵐くんが遙って呼び捨てしてる。

「希子こそ、戒人と知り合いなの?」

「え・・・?戒人って?」

「え、ねぇ戒人希子知らないの?」

遙が五十嵐くんに問いかけた。

「・・・おう。」

「もー!」

「・・・だから誰なの?」

「五十嵐戒人ってゆーんだよ?」

なんで?

希子には教えてくれなかったの?

「へー、初耳!」

「だって言ってねーし。」

五十嵐くんってこんな人だったの?

「ってか遙と戒人付き合ってます!」

「・・・いきなり何?」

遙って・・・こんな子だったの?

「なんで?なんで、五十嵐くんは希子に名前教えてくれなかったの?」

「・・・それは」

「なんで?なんで、五十嵐くんは遙と知り合いなの?」

「あぁ、もぉ!うっせー!」

「・・・え?」

「俺には俺の事情があんだよ!」

「・・・俺?」

五十嵐くんって俺って言ってたっけ?

分かんない。


「今後一切俺と遙に関わらない様に」

意味分かんない。

この日希子の中で何かが崩れる音がした。


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