おまもりさま。

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1:ずっちゃん:2015/05/19(火) 21:41 ID:zh.

初めて小説書くorz
イゴ、よろしくっ☆

名前: ずっちゃん
学年: 中1
好きなもの: プリパラ
悩み: 吹奏楽部って辛い…w

2:ずっちゃん:2015/05/19(火) 21:43 ID:zh.

キャラクター

大辜 ゆき ( 中3 )
お守り様が見える選ばれた人間
今までずっと孤立してきた

東堂 海斗
ゆきのことが気になって仕方ない
お守り様のことは……?

城ヶ崎 レイナ
ゆきのことを嫌うお嬢様
……ちょっとつらい過去が…?

3:ずっちゃん:2015/05/19(火) 21:49 ID:zh.

お守りの中に潜むのは『お守り様』

お守り様はいつも、持ち主の
近くにいてくれる

ーーーーだけど、私の周りには
いてくれなかった

ドンっ……
「ちょっと…邪魔なんだけど」

「ご、ごめんなさい」

いきなりぶつかってきて
颯爽といなくなるこの子は城ヶ崎 レイナ

いつも私に嫌がらせをしてくる

レイナさんの近くにも
お守り様はいて、レイナさんの
お守り様は女の人で
とてもプライドの高そうな人だ


通り過ぎた時、レイナの
お守り様に鼻で笑われた

私は一瞬にして顔を真っ赤にして
廊下を走り去った

4:ずっちゃん:2015/05/19(火) 21:55 ID:zh.

「あ、大辜さん」

「はい?」

先生に呼ばれて立ち止まる

「ちょうどいいから大辜
さんに、お願いがあるの。

……転校生に紹介を
して欲しいの」

「っえ、あたしがですか?」

「ええ、もちろん。…もう、教室に
いると思うの。ごめんなさいね
子供が熱を出して…保育園から
電話があったのよ

……あとは、お願いしてもいいかしら」

「分かりました。できることなら」

「ありがとう。よろしくね」


あたしの肩をポンっと叩くと
先生は早歩きで廊下を歩き出す。

コツコツコツと先生のハイヒールがなる

先生のお守り様をみると、
いかにも意地の悪そうな顔をしていた

5:ずっちゃん:2015/05/19(火) 22:03 ID:zh.

お守り様は、その人の心の顔を
写す働きがある。
おそらく、先生の今の理由は嘘で
ズル休みってところだろう

人の心までを読んでいる気さえして
吐き気がする。
そのまま、重い体を引きずって
教室の中に入った

すると、一つの椅子と机に
座っている男の子

男の子はなぜか話しているような
口の動きをしている。

ーーーー誰もいないのに?

(あぁ…ちがう…お守り様……?)


この子、お守り様が見えるの!?
最初はそう疑った

もう中学三年生だというのに
こんな時に転校なんて忙しい人

もしかして、お守り様が見えるから
それで、いじめられて……?

「あのぉ……」

恐る恐る口を開くと、一瞬、
ビクッと肩が震え上がり、ガタガタと
机をずらしてこっちを振り向いた

「う、わぁ……びっくりしたぁ
なんだよお前 誰?」

「…このクラスの生徒、大辜ゆき。」

「ふ、ふうん」

あれ?ちょっと冷たかったかな



ーーーー長いこと、人と接することは
なかったから。


あたしの感覚が鈍ってるんだと
思う

6:ずっちゃん:2015/05/19(火) 22:13 ID:zh.

一通り、学校の紹介を終わらせると
教室に戻ってきて、
また雑談を始めた

「なんでこんな時期に転校を?」

「んー…なんで……か。ちょっと、
家庭の事情で。本当は転校したく
なかったんだけどさ^^」

「……そうなんだ」

やっぱりいじめなのかな
興味ありそうな顔をしながら
内心、全然興味がなかった

すると、その男の子は口を開いた

「君、この話に興味ないでしょ」

「へっ?……」

一瞬、心がびっくりした
本当のことを当てられて怖くなる

「君のお守り様、あんまり楽しそうじゃない」

「……え、あたしのお守り様…?
あなた、見えるの!!?」

「き、君も見えるの!?……まじかぁ!
見えてるの、俺だけじゃ
なかったんだ!…ちょっと安心。」

「クスッ」

あたしも初めて見た。
あたし以外にお守り様が見える人

「あたしの近くにお守り様いたんだ」

「どうゆうこと?」

「いつもあたしの陰に隠れてばっかで
一度も顔を見たことがない
引っ込み思案なのかな

みんなにはついてるのに、
いいな、いいなって思ってた」

「……へぇ」

「……見てみたいな。あたしの
お守り様」


すると……

「今、お前のお守り様、顔を上げたぞ!」

「え?」

「お前の気持ちに、反応してくれてる!
すげーーー!」

「え、えぇっ……」

「そうだ、俺協力する!お前とお前のお守り様が、ご対面できるように!

……だから!


これからは友達ってことで」


そうやって、差し伸べられた手に
光が当たったような気がして
救いの手がきた気がして

心奪われそうになった


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