初恋は2番目の―…

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1:nonsugar*◆D.:2015/05/19(火) 23:12 ID:Vow


こんにちは&こんばんは!nonsugar*(ノンシュガー)と申します!
小説板初のスレです。

スレ名の通り、恋愛ものです。
じゃっかん過激な表現があるので苦手な人は回れ右してください(´・ω・`)


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*prologue

「 いいよ。付き合っても。」


「 本当? 」


「 うん。けど、“2番目”な。 」



 初恋の彼と付き合えるかも?


 浮かれている私に待っていたのは









 辛さ、哀しみ、ほろ甘い、痛み。

 嘘かもしれない その気持ちも



 私は信じてる……

2:nonsugar*◆D.:2015/05/19(火) 23:42 ID:Vow


T* 初恋と偽り


「 ゆかり…っ 」


「 …んっ、」


秋の涼しい風と眩しい西日が微かに入り込んで来る、人気のない管理棟の空き教室に荒気味な吐息と僅かに漏れた息が響き渡る。

私の乱れた服を完全に脱がそうと彼は私の下着に手をかけた。

溢れてきそうな羞恥心を抑えるように下唇を噛みしめたと同時に、彼の携帯が鳴る。


当然―…


彼の手は私の肌を離し、携帯に移す。

携帯のディスプレイには“菅松 夏愛(すがまつ なつめ)”とある。

彼…、神崎蓮(かんざき れん)の彼女だ。


「 夏愛?…うん、まだ学校。今から出るよ。 」


そう、私…“城島由香莉(じょうじま ゆかり)”は蓮の本当の彼女じゃない。

蓮と夏愛がうまくいかない時とか、喧嘩した時とかのストレス解消の様な道具…みたいな。

……まあ、

蓮も道具というのは響きが悪いとかなんとか…気に食わないらしいので、事実上“2番目の彼女”ということになっている。

今日は、『暇だから』とか言って、私の有無も聞かず無理矢理相手にさせられた。


なんで嫌がらないか…って?

それは―……


* to be continued...//

3:椎名:2015/05/20(水) 15:58 ID:bs6

>>nonsuger*s

初めまして!椎名(しいな)です!
私も小説板で小説を書かせてもらってます!

nonsuger*sの小説を読ませていただきました!!
すごく上手ですね!
終わり方も続きが気になるような終わり方をしていて、すごく読みやすいと思いました!!

これからも読みたいと思います!
頑張ってください!!

4:nonsugar*◆D.:2015/05/23(土) 08:46 ID:Vow

>>3 椎名さん

評価ありがとうございます!とても嬉しいです✨

椎名さんの小説も拝見させていただきますね!

5:nonsugar*◆D.:2015/05/23(土) 16:25 ID:Vow


T*初恋と偽り Episode2

それは―……


初恋、だったから。蓮に。一目惚れ…って、やつ。


高校入学して、出席番号が一緒で、最初隣の席だったんだ。

私、小学校と中学校が女子中だったから男の子とは完璧無縁だった。案の定、恋愛もゼロ。

でも、恋愛漫画とかは大好きなんだよ。だから憧れはあったりするの。

人間って単純でさ、今まで経験がないことが起こると自然と惹かれちゃったりするんだよ。

目が合うたびにドキドキしちゃったり、ちょっと手と手が触れただけで反応しちゃったり。

蓮の前では頬が火照っぱなしだったと思う。

私、蓮の事が好きなんだなって、すぐにわかった。



そこでね、意を決して中学校からの親友、葉月に相談してみたんだ。


「 ……って事なんだけど、どうすればいいと思う? 」


同じクラスの蓮が好きって事を伝えたら、驚いた顔をされた。

頬杖をついてオレンジジュースのストローを咥えていた葉月は、そわそわした様子で何か言いたそうだ。

キョトンと首を傾げてみると、葉月はコホンと改まって


「 由香莉、由香莉が神崎を好きって事はわかったよ。けどね、神崎と言えば… 」


葉月は以前から蓮の事を知っていたみたい。

言いかけた言葉に疑問を抱きながらも頷いて、「 蓮と言えば…なに? 」と問いかけた。

葉月は言いづらそうに瞳を泳がせ、目を逸らしながらも告げた。


「 最近、C組の菅松夏愛ちゃんと付き合ったばっかじゃん。 」



*to be continued...//


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