姫とか騎士とか野生とか

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1:ノルディック:2015/06/21(日) 15:18 ID:npA

初めまして。
小説どころか葉っぱ自体初めてなノルディックです。
よろしくお願いします。
ファンタジー系の小説が好きなので自分で書いて見ました。
おかしな点や誤字などがあったら指摘してください。

次からプロローグを書きます

2:ノルディック:2015/06/21(日) 15:25 ID:npA

この場にはおてんば系の馬鹿王女が居る。

そしてお付きの気弱でネガティブな騎士が居る。

その騎士の友人である無口な野生児が居る。

戦闘と放浪の中に自ら入り込んだ三人。

三人とも育ちも放浪の目的もバラバラ。

今から話すのはは全てがバラバラな三人が大規模な事をやらかす物語である。

3:ノルディック:2015/06/21(日) 15:46 ID:npA

水色の城があることで知られる国、エルーナ。
ただいま王と女王は諸外国へ視察中である。
城に残るのは複数の騎士、侍女、そして一人娘のリリーシャだけだった。

今日も城内で爆発音がなった。
別にいつもの事だし驚く人も居ない。
隣の先輩も「あ、またか」と呟いただけだった。
僕も最初は驚いたけどここの騎士になってもう6年。
慣れる事には慣れた。

「え、えと………お片づけ…しないとですよね…?」

そう先輩に話しかけるも「おてんば王女にやらせな…」
と苦笑いで返された。

「あー!アクアー!片付け手伝えよ!」

銀髪ツインテールの女の子が僕の名前を呼びながら走って来る。
見た目は白いドレスのお淑やかで上品な美少女なのに
綺麗なドレスを邪魔そうに膝丈まで捲ってかなり乱暴な口調。
言うまでもなく爆発音を鳴らした張本人、そしてここの王女であるリリーシャ様だ。

「また抜け出そうとしたんですか……」

「当たり前だろ!お父さんもお母さんも居ないんだからチャンスは今しかない!」

「抜け出そうとする準備に壁を爆破しないでください…」

「文句いうな!片付け手伝えって!」

全くこの人は……城を抜け出そうと企てるたびに部屋の壁を爆破して出ようとする…
おてんば過ぎて遊びに行きたいっていう願望が強い。
音が出ないように抜け出したいとか言って色々な爆弾を自分で作って試すけど
毎回の如く失敗してる。
もう今年で僕と同い年…16歳なのに……

「僕を巻き込むのやめてもらっていいですか………」

「はあ?姫に逆らうな!さあ片付けするぞー!」

とか何とか言って自分も片付け始める。
………姫っぽくない人だ、まったく…


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