瞬 ―シュン―

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1:なちりん:2015/06/27(土) 23:08 ID:2fk

突然思い付いたので、書かせて頂きます。
何処まで続くか分かりませんが、読んで下さると嬉しいです。

2:なちりん:2015/06/28(日) 00:41 ID:2fk

主人公

桐谷瞬太―kiriya syunta―
中学三年生で、身長170cm背丈がある。
高校生と偽り、歌舞伎町のNo.1ホスト。イケメンだが、学校では地味な男子を演じている。
夜の仕事をしている事は、大の親友であり、幼馴染である、島川遼しか知らない。

近藤若葉―kondou wakaba―
中学生二年生で、身長は155cm程で、そんなに高くは無い。
彼女は、普段は地味だが、メイド喫茶でアルバイトしている時は、彼女とは見違える程、可愛い。

3:なちりん:2015/06/28(日) 00:59 ID:2fk

第一章

俺がこの仕事を始めたのは、半月程前の事だ。丁度ホストを探しているとかで、そこのオーナーに誘われて、試しに入って見たのだ。
まぁ、俺は興味半分で始めた仕事だった。店長に歳のことは同にでもなるから、と言われ、シュンとしてこの業界に入った。

俺はこの業界に入ってから、変わった。今まで、興味半分でしてたホストも、今では・・・。No.1ホストに成ってからは、毎日女・女の毎日。綺麗な人ならまだしも、太ってる奴とかに媚を売るのは何となく気が引ける。
前迄は、善意でやっていた老人の手助けも、今ではしなくなった。

―いつからだろう?
こんな性格に成ったのは・・・

4:なちりん:2015/06/28(日) 01:04 ID:2fk

訂正です。

毎日女・女の毎日ではなくて、
女・女の毎日です。

5:なちりん:2015/06/28(日) 16:01 ID:P56

「シュン君、お指名入りましたー」
何故か、開店直後に何時も、俺に指名が入る。それは、No.1として嬉しいことではあるが、最初に指名をしてくるのが、うちの学校の沖野恵先生なのだ。
今まで俺が中学生だと見抜いた客は居なかった。
俺は、指名が入った席まで行くと、
「ご指名有り難うございます、シュンです」
そう言って軽く頭を下げて、隣に座った。
「シュン君は、いつ見てもかっこいいわね」
俺を見つめながら言う先生の目は、完全にハートに成っていた。学校でも優しい先生は、学校でも有名な美人だ。
留学していたとかで、英語が上手い。
「ありがとうございます」
そう言いながら、さりげなく腰に手を回した。
「恵さんも、いつ見ても綺麗ですよ」
耳元でそう呟くと、大抵の女はイチコロだ。この女も、今まで落として来た女どもと同じぐらい簡単に落ちた。
「シュン君、ご指名です。ちょっとの間借りますね」
今そう言ってきたのは、島川遼。俺の大の親友であり、幼馴染みの男だ。高校一年生だから、俺より一個上。
俺は名残惜しそうに、腰に回していた手に力を入れ、
「後で戻ってきますね」
耳元で囁くと、遼について次の指名客の所に行く。

6:なちりん:2015/06/28(日) 20:20 ID:5lo

「なぁ瞬。今日仕事終わってから焼肉食べに行こーぜ?」
遼が指名客がいる席に着く前に、俺だけに聞こえるようにそう言ってきた。俺も誰にも気づかれないように頷くと、指名客の席に着いた。
「薫さん、いらっしゃい」
この人は、暮林薫。歌舞伎町で唯一無二のNo.1キャバ嬢。仕事が休みの時はいつも来てくれる常連客だ。プライベートの関係もあり、俺が中学生で、受験生だという事も知っている人物。
「あら、シュン君お久しぶりね」
「はい。何か飲みますか?」
「今日はソフトドリンクを貰おうかしら。まだ未成年者がいるからねー」
「ちょっと、薫さん」
俺は、小さくともはっきりと喋る薫さんの唇を片手で塞ぐ。
隣の席には、No.2のホストである・タクトがいたからだ。こいつは、俺の事を相当嫌っている。タクトは元No.1ホストで、俺が来てから2位に下がってしまったのだ。だから、嫌われているのも納得が行く。
薫さんだって、元はあいつの常連客だったらしい。

7:なちりん:2015/06/30(火) 20:45 ID:C3U

「どうかした?シュン君」
ぼーっと考え事をしていたらしく、薫さんに声を掛けられた。
「いや、そ言えば遼とは順調?」
「うん。シュン君には言ってなかったけど、赤ちゃん出来たの」
「本当?じゃぁ、デキ婚に成るわけだ」
遼も幸せだなぁ・・・としみじみ思う。
言ってなかったけど、遼と薫さんは恋仲だ。
―それにしても、16で結婚なんて・・・。
俺には、到底出来っこないなぁと想いながら、薫さんと話していた。


ホストの仕事が終わり、俺は、遼と薫さんと一緒に、焼肉を食べに行こうとしたんだが、薫さんが嫌だと言ったから、Joyfulに居た。
「薫は、何食べる?」
「んー、じゃぁ・・・」
と、向かいに座っている二人が、笑顔でそんな事を話している。
俺も、何にしようかなぁと悩んでいると、
「ご注文はおきまりでしょうか?」
とここで働いているのであろう、女の人が話しかけて来た。

8:なちりん:2015/07/01(水) 21:04 ID:5EI

「俺達は決まったよ。瞬は?」
「俺も」
「じゃぁ、ご注文を」
と言いながら、胸ポッケから小さいメモ帳と鉛筆を取り出す。
「ナポリタンを2つ」
「俺はカルボナーラ」
「かしこまりました」
注文を聞いた女の人が、そう言うと厨房の方へと向かった。
それを見計らうと、俺は胸ポケットに入っている携帯を取り、電源を入れた。そして、不在着信が二十件も来ていた。
「どうかしたか?瞬」
「不在着信がやべぇんだよな、最近」
ちょっと出てくるわ・・・と繋げて、席を立つと、店の外に出た。
不在着信の履歴を見ると・・・、
・陽菜ちゃん
・稀波ちゃん
・志歩ちゃん
・莉由ちゃん
・美佐代さん
・貴美子さん
それから先は、お袋だった。
急用かな?と思い、連絡をしてみた。

9:なちりん:2015/07/01(水) 21:05 ID:5EI

「どうしたの?母さん」
『あっ、瞬?明日から母さん、出張だから、1ヶ月分の食事要る?』
「良いよ、母さん。俺は給料も持ってるから、母さんは無理しなくて良いよ。」
『そう…、悪いわね。瞬、体壊さないようにするんだよ?』
「分かってるって」
俺は、じゃぁねと言って切ると、店内に戻った。

「ごめん、遅くなって」
店内のざわつく雰囲気は、さっきと変わらないが、俺がさっきまで座っていた席の向かいから、如何にもラブラブです。と言う雰囲気が漂って居る。
俺は、話しかけずらかったが、うじうじするのは癪に触るから、そう言って席に着いた。

10:なちりん:2015/07/05(日) 10:09 ID:4DY

「何かあったのか?」
「いや、お袋が今月から出張だから、食事代いるか?って聞かれただけだ」
「そっか」
俺は頷くと、カルボナーラを食べ始めた。

一時間ほどJoyfulで時間を潰した後、会計を払い、解散した。
俺は、家への帰り道を歩いていた。五分ぐらい歩いただろうか。右手に小さな看板があり、『メイド喫茶』と書かれている。俺は、その看板を見た後、家に帰る前に寄っていこう。と思い、足を踏み入れた。
「お帰りなさいませ、御主人様」
黒いワンピースに、白のフリルの付いたエプロン姿の女性が、お辞儀をしながらそう言った。
「私の名は、若葉と申します。席を案内致しますね」
若葉、と名乗った少女は、俺より十センチ程小さくて、目のクリッとした子だった。歳は多分同い年ぐらいで、成績優秀・・・と言ったところだろう。
若葉さんに案内され、席に座ると、周りのメイドが、騒ぎ始めた。


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