よろしくです
2:榊 美弥俚:2015/07/12(日) 13:33 ID:ZoA 〈短編です〉
『また、いつか会いましょう』
〈プロローグ〉
これは、僕が僕だった頃のお話。
〈1話〉
僕は、中学2年生。
でも、友達なんて居ない。ただただつまんないだけの毎日。
僕は1人きり いつもいつも1人きり。
2人以上になれるのは、暴力、悪口、要するにイジメを受ける時だけ。
それ以外はいつだって1人きり。
この悲しい現実を変えたい。
それでも・・・変える事は出来なくて・・・。
悲しい そんな感情すら、分からなくなってしまうほど、虚しくて。
こんなおかしな世界。消え去ってくれたって構わないのに。
〈2話〉
僕が、2人以上になる時が今日も来たようだ。
「消えろっ」、「死ね」、「どこか行けよ」
そんな悪口とともに飛び交うのは笑い声と殴る蹴るの暴力。
そして、僕の事を可哀想と言う目で見ては見ぬ振りをする視線だけだ。
いつもこうだ。見て見ぬ振り。そう言う奴らもやってる奴らと同罪じゃないのか・・・?
こうして今日も僕の嫌な学校生活は終わった。
〈3話〉
帰り道。コンクリートの隙間に咲く一輪の花。僕と一緒、1人きり。
そんなとき、僕の頭にふとある事がよぎる。
–この世界が消えるのではなくて-
–自分自身が消えてしまえばいいじゃないか–
僕にとっては光だった。
眩しすぎるほどの光だった。
僕はその夜、言葉の通り実行した。
〈エピローグ〉
僕は、もう耐え切れない・・・。
皆さんさようなら・・・。
僕は最後に呟く。
–皆さん、また、いつか会いましょう–
俺「暗い話」
はい
暗い話
5:匿名:2015/07/23(木) 19:32 ID:M1o 私はいつも夢見ていた。
お母さんと手をつないで、笑いあいながら家に帰るの。
お父さんにおねだりをして、一緒に買い物に行くの。
憧れていた、だから、あの子が羨ましかった。
いつも一緒に、公園で遊ぶあの子。あの子はいつも、五時の鐘が鳴るころに、お母さんが迎えに来るの。
優しく微笑んで、あの子の名前を呼ぶの。
一緒に手を繋いで、一緒に帰っていくのよ。
それにね、あの子はいつも、お父さんのお話を嬉しそうにするのよ。
「お父さんが、買ってくれたの」なんて言いながら、お洋服を見せてくれるの。
だから羨ましいの。あの子のことが。
でも、あの子ってばおかしいのよ。
ちょっと前まで、「お父さんもお母さんも死んじゃった」って泣いてたのに。
今じゃもう、お母さんとお父さんの話ばっかり。
可愛いでしょ、そう見せる洋服はボロボロ。
あの子の名前を呼ぶお母さん、それは、あの子にしか見えないの。
おかしいね、あの子。
でも、羨ましいな。
>>5
文章力が、す、凄すぎです!!((上から目線ですみません……(汗)
ファンになりそうですね!!
私は花子…。
ほら…『トイレの花子さん』って言うじゃない?私は「花子」って名前が正直好きじゃないわ…。でも……この名前のせいかしら。最近、変なことがおきるの………
夜。いつものように布団に入って寝ていたわ…。
「…?」
突然、金縛りにあったの。体がいうことをきかない…声がでない……!!!
ぽたっ…
(え…?)
何…か、落ちてきたの。生暖かくて…ぬるっとした感じ…。
「い…、」
「いやあぁぁぁあッ!」
金縛りがとけた瞬間、必死に布団からはいでて、親のいる布団へいき、朝を過ごした…。
「あら、花子大丈夫?」
母が心配そうに私を見つめる…。
(大丈夫…じゃ、ないわ…)
「朝風呂…入ってくるわ…」
「ええ…、いってらっしゃい…」
「……?」
鏡を見た…ら、
「きゃああああぁああ!」
鏡に…写っていたのは……
白い顔!!!!!!!!!!
最近思うのは「こいつらうるさいな」ってこと。
ずっとずっと私の目の前で汚い言葉を使う。たまには暴力をしてくる。
なんで意味を持たない無駄な行動をするのか私は理解できない。
でも、なぜか精神が病んでいくのは理解できた。
私はクラスでは変人扱いをされる。
部活ではクラスにいるときまでとはいかないけど避けられている。
私に絡んでくるのは目の前にいる奴らだけ。そのおかげで「孤独」というわけではない。一人じゃない。
奴らは私で遊んでる。意味のない遊びをしている。その遊びはとても危険。
でも「危険」ほどおもしろくて病み付きになるものはないでしょう?
私も私でとても危険。奴らも奴らでとても危険。今後の人生に関わってくるこの遊び。
名前はとうの昔からあった。
ときには「集団暴力」と言われたこの遊びの今の呼び名は「いじめ」。
私はこいつらに反撃する気力がなかった。
最近、なにもかもがめんどくさくなった。歩くことさえめんどくさい。
いずれは生きるのもめんどくさくなるんじゃないだろうか。
そして結果的に……_____。
あぁ、それはそれでとても良い。
だってそうすれば、この病んでいく精神ともおさらばできるし、何よりうるさいこいつらに会わなくていい。
でも、まだ生きるのはめんどくさくないや。
あーあ、うるさいなあ。
こいつら、黙れないのかなあ。
いつもいつも同じことの繰り返し。
朝起きて登校していじめられて授業を受けて部活にいってハブられて下校してご飯を食べて宿題してお風呂に入って寝て朝起きて登校していじめられて授業を受けて部活にいってハブられて下校してご飯食べて宿題してお風呂に入って寝て朝起きて登校していじめられていじめられていじめられていじめられていじめられていじめられていじめられていじめられていじめられていじめられていじめられていじめられていじめられていじめられていじめられていじめられていじめられていじめられていじめられて
暗さを表現できず、文才もなくてすみません。
以後気を付けます。あ、ちなみに私、経験者じゃないですから!
上のはあくまで想像ですから!
想像!想像ですから!!
>>6
ありがとうごさいます。
お褒めに頂いたし、暇なのでもう1つ書きます。すいません。
私は朝を迎えた。
ベッドを背に、後ろから覗かせる日の出の光に、私は眉を寄せた。
眩しかった訳ではない、眠かった訳でもない。
ただ、何度この朝を迎えればいいのだ、と。何度も迎えるその朝に、嫌気がさしたのだ。
「……行って、きます」
私が住む家。そこに響く、私だけの声。
誰も返事はしない、誰も答えてはくれないのだ。
「おはよう、今日もなんか元気だね」
「え、全然元気じゃないよ」
「そう?ていうか、また腫れてる」
「……気のせいでしょ」
私に語りかける友人を軽くあしらえば、彼女はそそくさと去って行く。
深く詮索をしない彼女を、高く評価している点もあるが、何でも分かったような口を利くのは、彼女の悪い所だ。
気分が良いわけがない。
なにせ、私は今日も寝ていないのだ。
何故か、なんて。
誰にも言うつもりは無い。
────私の家庭は、母子家庭である。
それだけでも、家庭環境は悪いと見なされる。
けれど、それだけでは収まらず。
私を叩いていた母。
見て見ぬふりをしていた兄。
泣き叫ぶ私を、誰もが見て見ぬふりをしていった。
そんな中、私の体は成長して行ったのだ。
「……行ってきます」
毎朝、家を出る時声がないのはいつもの事。
ご飯が用意されていないのも、いつもの事。
だから今も、何一つ変わらない。
私の体の痣が減ったこと。
私は、もう殴られることが無いこと。
それ以外、なんら変わらない日常生活。
「……ただいま、お母さん、お兄ちゃん」
家に帰ると、私はふたりへ、私は面と向かって声をかけた。
いつもならば手を上げる母も、今日は何も言わない。
兄も、私を見向きもせず、興味がなさそうに目を瞑っている。
もう、恐ることはない。
母も兄も、怯える人物ではなかった。
家族、仲が良い、家族。
「……それでも、私はまた、仲間はずれなの?」
ゆらゆらと揺れる、二人の体。
縄で吊るされたその体からは、異臭が漂っている。
これは私が望んだ訳ではない。
母と兄が、ふたりで望んだ結末なのだ。
二人で相談し、二人で迎えた終わり。
それなのに、やっぱり私は置いてけぼり。
見向きもされない、話しかけられもしない。
家族が終わったその瞬間を、私は見ることがなかった。
家族が終わったその瞬間、私は共に有れなかった。
全てが終わるその瞬間さえ、私は一人。
いつも一人、誰もいない。
誰もいないその部屋で、私は一人、終わりを迎えた。
誰も私の最後を見たものは居ない。
誰も私の死を、嘆き悲しむことは無い。
私は一人。
孤独の朝を迎えた。
ベッドを背に、後ろから覗かせる日の出の光に眉を寄せた。
眩しかった訳ではない、眠かった訳でもない。
ただ、何度この朝を迎えればいいのだ、と。
何度も迎える朝に、嫌気がさしのだ────────
《わたあめ》
「手術、頑張ろう?手術が成功すれば、今度の夏祭り連れて行ってあげるから。綿あめも買ってあげるから。ね?」
母は私に声をかける。でも私は知っていた。この私の病気がもう手術なんかじゃどうにもならないことを。どうしようもないんだよね、お母さん。こんな病気の私なんて放っておいていいのに。でも私はこんな私を見捨てずにそばにいてくれるお母さんの優しさに答えた。
「うん。分かった。」
私が返事をすれば雲と雲の間から日が差し込んだかの様にして表情はぱあっと明るくなった。そんな母に私はもう笑うことさえできなくなっていた。
「…あ、もう12時ね!お弁当作ってきたのよ〜毎日病院のご飯じゃお母さんの味が恋しくなると思って。」
照れくさそうに笑うお母さん、そしていいお母さんだねぇ、と笑いながら話す隣の患者と看護師さん。
「…母はとても優しい母です。」
私は患者さんと看護師さんに自分のことじゃないのに自慢気に話した。お母さんは、ぽかんとしていた。でもすぐに笑顔で頭を優しく撫でて
「ありがとう。」
と一言つぶやくような声でお礼を言ってくれた。
*・゜゚・*:.。..。.:・*:.。. .。.:*・゜゚・**:.。. .:*
「お母さん、手術やっぱり受けない。」
「え…何で?」
驚くお母さん。でも仕方ないよね、お母さんは私が病気の内容をそこまで知らないと思ってるから。
「あのね、知ってたんだよ。この病気がもう治らないこと。お母さんは知って欲しくなくて意味のない手術をさせてたことも‼︎……お母さんはやっぱり優しいよ、でもそれが帰って私を苦しめてた!私だってあと少ししか生きられないなら病気の事なんて忘れて学校に行ってたくさん遊んでたくさんたくさんたくさんたくさん思い出が作りたい。」
「ダメ。」
「お母さん?」
「ダメって言ってるでしょ!」
そして素早く私の頬はばちんと叩かれた。
「お母さん……?」
「あんたはここで一生を過ごしてもらわないと困るの!あんたなんて、もうあと1年も生きられないんだから!だったら手術とかで難しい手術をして、早く死んで欲しかったの!」
お母さんの口からこんな言葉が飛び出してくるとは思いもしなかった。でもなぜかおちこむこともできなかった。
「あっそ、じゃあ死んであげようか?遺書はここの先生かおばあちゃんに渡すよ?だって遺書には母の言葉にもう耐えられないのでって書くから。どういう意味かわかる?あんたの優しい言葉にもそうでない言葉にももううんざりってこと。」
「クソガキが。」
とお母さんは持っていた高級そうな皮のバックからキラッと光る銀色の物を出した。
包丁。それはご飯を作る道具。それをお母さんは私に向かって突き刺そうとしてくる。私はそれを必死になって避ける。外れた包丁が刺さったベッドからはふわふわとわたあめみたいにして中のわたが出てきた。あはは、ここで私やっぱり死ぬんだ。でもお母さんに殺されるのはなんか嫌だ。だって私の中のお母さんはまだ優しいままなんだもん。そんな思考を頭に巡らせている間に私の足は勝手に動き出していた。
“屋上まで逃げ切れば。”
いろんなお医者さんや患者さんとすれ違っていった。そして屋上まで逃げてきた。そして私は一言つぶやいた。
「おかあさん、大好きだよ。ありがとう。」
そして私ははるか下にある黒いコンクリートに向かって行っていた。
これは、私の友達が体験した話…
18:花子:2015/07/25(土) 12:29 ID:OCw 「ねえ、ねえ。“ひとりかくれんぼっ て知ってる?」
神保さんが軽く笑いながら言った…
「“ひとりかくれんぼ?」
私は“ひとりかくれんぼは何回か聞いたことがあったわ…
「すっごく、恐いらしいよ…」
「ええっ…、ほんま…?」
浅見さんは、遠いとこからきた転校生。最近では転校生なんて、来ないわよね…。
「そんなの…信じない方がええん… ちゃう?」
あら、珍しいとその時私は思ったわ…。だって…浅見さんは、恐い話はクラスの中で一番苦手な子だから…
「あれ…?浅見、恐くないん?」
「えっ…、いや、めっちゃ恐いねん !」
「だよね〜、すっごく恐いわ〜」
神保さんは言う…。
「あれ?浅見?」
「…」
「あ、浅見っ…?」
浅見さんは、うつむいたまま動かない……。
「あっ…」
「浅見ッ!」
「え、えっ…?」
浅見さんは身を机から起こし、神保さんの方をむく…
「な、何や…?よんだか?」
「え?あっ…うん……」
話がとぎれる…、
キーンコーン、カーコーン…
「あ…、チャイム……」
「こらああぁッ!」
「きゃあぁああ!」
担任の後藤先生が、突き破るかのようにドアを開ける…
「もう下校の時間だぞ!お前ら何し てんだ!!?」
「すすす、すみませんっ!」
二人は蜘蛛の子を散らすように教室をでてったわ…。
ふふふ…、ところであなたは「ひとりかくれんぼ」をしたことがあるかしら……?
22:花子:2015/07/26(日) 17:06 ID:OCw その夜…
「あ〜…おかん、今日遅く帰ってく るんや…」
風呂あがりに、麦茶をのむ…
「……」
「……せや…」
「やるか…」
自分の部屋へと入っていく…
「ゴローちゃん、一緒に遊ぼうや。 うち、一人で寂しいねん」
そう、言ってくまのぬいぐるみに包丁を突き刺した。
「最初は里菜が鬼。最初は里菜が鬼 。」
そう、言って家の押し入れに浅見さんはかくれた…
ー時間後
24:花子:2015/07/26(日) 17:11 ID:OCw 「あれ?…」
「あっ〜!やってもうた!うちが隠 れてどうすんねん!」
そう言って浅見さんは、風呂場においたぬいぐるみのもとへ行った。
「…え……?おらんやん…」
浅見さんの頭から血の気がひく。
「ご、ゴローちゃーん?」
(応答するわけが、ないちゅーのに何
しとんねん。自分!)
トコ、トコ、、、
「…え」
どこからか、足音が聞こえる…。
「ゴロー、ちゃうよな…」
びくびくしながら、浅見さんは振り向いた。
そこには…包丁を手にもった、くまのぬいぐるみがたっていた。
「きゃああぁあああ!」