こんにちは!
作者の愛架です。
荒らしは後遠慮下さい!
感想、コメント待ってます!
*私達の出逢い*
昼休みのことだった。
「ウチ今日コンビニのおにぎり!」
美味しそうにおにぎりを食べているのは鎌倉茉菜。
陸上部のエースでベリーショートがよく似合う女の子。
「私はサンドイッチ!」
幸せそうにサンドイッチを見せてくれるのは山形千春。通称はちーちゃん。
ロングヘアーをツインテールにしている。
「あたしは普通にお弁当だよ。」
クールに言い放つのは渡邉玲佳。
まっすぐで真っ黒なロングヘアーを下ろしている。
「波流は、そーめん。」
そしてこれが私。
夏川波流。
茶色っぽい髪色で最近切ったばかりの顎下のショートボブ。
「えっ、波流そーめんなん?」
茉菜ちゃんが聞く。
「うん、そーめん」
「えぇなぁー!」
するとちーちゃんが言った。
「美味しいけど色気ないっ」
・・・お弁当に色気って
「ちーちゃんサンドイッチオシャレだもんね。」
波流が言うとちーちゃんは喜んだ。
・・・かわい。
「てか波流、あんただけだよ。」
そーめんをすすっていると玲佳ちゃんに言われる。
「え?」
「え、じゃあない!好きな人いないんでしょ?」
「・・・あぁ、いないよ?」
するとちーちゃんが割って入ってきて言った。
「なんで??作りなよ!」
「出来ないし・・・」
茉菜が言った。
「てかさ、波流は好きな人が出来ない理由とかあるの?」
理由って・・・
「好きとか嫌いとか、恋とか愛とかよく分かんなくて・・・」
「はっ?!」
「だってさ、どうやって恋するの?」
ちーちゃんが言った。
「そりゃー、気付いたらしてるもんだよ。」
「気付いたらしてる・・・」
まぁ、頑張ってみるか。