現代版オオカミ少年

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1:さがみん:2015/07/19(日) 06:57 ID:SkM

「なぁ、今日のニュース見たか?また死んだってよォ...。」
「バカ!ニュースなんて見たくねぇよッ!だれがあんな細菌を...。」
このような悲劇じみた会話が2-2の教室では繰り広げられている。

話題の細菌とは、ある科学工場の急な爆破により、
工場内の細菌や物質が炎と一斉にして混ざりあってしまったことでできてしまった。
その細菌は、動物はおろか人間までもの命を失わせるという大変なものだった。
それは全国各地を飛び回った。
その影響で全動物園や水族館の閉鎖、日本人は半分にまで減ってしまったのだ。
そしてこれは余談になるが、
全動物園の廃止により、人気ゲームのズーキーパーまでサービスを終了せざるを終えなかった。

しかし、クラスの一人である少年Aは、この話を全くといって言いほど深刻に受け止めていなかった。
なぜなら彼は、細菌よりも恐ろしい中二病に感染していたからだ。
「細菌なんぞ、惡の力を魔王から授けられた俺にとっては無縁な話だがな!」

2:さがみん:2015/07/19(日) 07:12 ID:SkM

「おい、A。気を付けろよ?惡の力を備えてるかなんか知らんが...」
Bが話していると途端に、Aが苦しみ始めた。
「ウグッ!目がッ!」
「大丈夫か!?おい、お前死ぬなよ!死んだらお前」
「いや、ちょっとな。惡の力がまた...」
−パンッ!
Bの平手がAの頬に強く当たった。
教室は一瞬にしてどよめきを始めた。
Bは顔をぐしゃぐしゃにして顔を覆った。
「ビックリしたじゃないか!嘘はやめろ。そしてもう心配かけるなよ」
「だって...」
「ほら、次理科室だから行こうぜ」
少し申し訳なかったAだったが、本当を言うとAは心配させたかったのだ。
それがAの快感となっていた。

3:さがみん:2015/07/19(日) 07:14 ID:SkM

AはB以外にもクラスメイトそして両親や兄弟にまで心配をかけさせた。

4:さがみん:2015/07/19(日) 07:15 ID:SkM

今はAがなんと言おうと誰も心配しない。

5:さがみん:2015/07/19(日) 07:16 ID:SkM

とうとうついにBにまで心配されなくなった。

6:さがみん:2015/07/19(日) 07:22 ID:SkM

「じゃあ、ここはAに解いてもらうぞ。こい」
数学の時間。Aが最も苦手としている教科であり、指名なんてくそくらえなんて思っていた。
でも、解くしかなかったので黒板の方へ向かった。その時だった。

7:さがみん:2015/07/19(日) 07:35 ID:SkM

ぐるり、目が廻った。
ふわり、意識が飛ぶかと思った。
ぐちャリ、臓キが廻ッた木ガシタ。
蛾チャり、骼ガ砕け多感じ。
どろり、あれ、眼が見えない。
あれレ?みんな何処?
ウケル?皆なんで笑ッ手胃留の?
トマル?イヤだ。

ヤバい、キツイきツ意喜津射キツイキツイキツイキツイキツイ!苦しいよ!助けて!
−ダレカ、シンパイシテヨ。

8:さがみん:2015/07/19(日) 07:36 ID:SkM

お   わ   り
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制作・著作 さがみん


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