人狼ゲーム

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1:佐倉:2015/08/09(日) 12:36 ID:REs

ここは、とある小さな村。この村には人狼が紛れ込んでいるとの噂が広がった。人狼は昼間は人の姿をし、夜になると正体を現して狼になり、人を食い殺してしまう。村人達は半信半疑ながらも、村はずれの宿に集められることになった。

2:佐倉@ルール説明:2015/08/09(日) 12:40 ID:REs

【村人陣営】
投票によって人狼を全員処刑すれば勝利。占い師や霊能者に正体を見られた場合は『人間判定』である。

村人/能力なし
占い師/夜、一人だけ疑わしき人物の正体を占える。
霊能者/昼、処刑した人物の正体を知ることができる。
狩人/夜、一人だけ狼の襲撃から守ることができる。


【人狼陣営】
村人を人狼の数と同数以下にすれば勝利。

人狼/夜、邪魔な村人を一人食い殺すことができる。占い師や霊能者に正体を見られた場合は『人狼判定』となる。


【第三陣営】
自分が生きている状態で、村人もしくは人狼の勝利条件が達成された場合、強制的に第三陣営の勝利となる。

妖狐/人狼に襲撃されても死なない。しかし、占い師に占われると死体となる。

【役職】
村人3人狼2占い師1
霊能者1狩人1妖狐1

【登場人物】
楽天家ゲルト←初日犠牲者
村娘 パメラ
青年 ヨアヒム
宿屋の女主人 レジーナ
旅人 ニコラス
パン屋 オットー
司書 クララ
農夫 ヤコブ
仕立て屋 エルナ
村長 ヴァルター

3:佐倉:2015/08/09(日) 19:19 ID:Q/U

その夜、遠吠えが村じゅうにこだました。

〜1日目・昼〜

楽天家 ゲルトは、無残な姿で発見された。常に「なんとかなるさ」との口癖を弄していた彼。人狼が村に紛れ込んでいるという噂が広がっても至ってマイペースだった彼。そんな彼が最初の犠牲者とは、なんとも皮肉めいた悲劇だった。

宿屋の女主人 レジーナ
「……いや……嘘でしょ…」

農夫 ヤコブ
「ゲルトォォォォ!しっかりするべ! 誰か救急車を!」

旅人 ニコラス
「救急車?」

村長 ヴァルター
「噂は本当だったんじゃ……この村には、人狼がいるんじゃ……」

青年 ヨアヒム
「クソ! 俺がもう少し忠告していれば……っ!」

村娘 パメラ
「ゲルゲル死んじゃったの? うわーん、なんか死体臭い」

パン屋 オットー
「フン。いっつも後先考えないからこうなるんだ……バカ野郎」

仕立て屋 エルナ
「いい人を亡くしちまったねぇ。わたしゃ、人狼が許せないよ」

司書 クララ
「皆さん。落ち着いてください」

村長 ヴァルター
「クララの言う通りじゃ。今は人狼を見つけ出すのが先じゃろう。いつ第二、第三の犠牲者が出るか分からんのじゃからな」

残された九人の村人は、議論を始める。誰が狼なのか。村人の人数が多いうちに見つけ出し、殺さなければ、自分達の命はない。

パン屋 オットー
「そう言ったって、どうする気だ。人狼に手でも挙げてもらうのか?」

村娘 パメラ
「妙案ですねぃパン屋の旦那。オオカミちゃん、何もしないから手をあげて〜」

旅人 ニコラス
「ははっ、それで見つかるとは思えないけどね」

司書 クララ
「ここは、占い師の方に出てもらうのが最善ではないでしょうか」

青年 ヨアヒム
「占い師か。確かに、情報があった方がいいのかもしれないな」

旅人 ニコラス
「僕もそれに賛成かな。このままじゃただ時間を無駄にするだけだしね」

村長ヴァルター
「じゃあ、占い師よ。出てきてくれ。占い結果と一緒にの」

村娘 パメラ
「はいはーい!【占いCO(カミングアウト)】このパメラちゃんが占い師ですたい!【青年ヨアヒムは人狼だよ】」

4:佐倉:2015/08/09(日) 19:57 ID:Hiw

パン屋 オットー
「人狼が見つかっていたなら、初っ端に言うの普通だろうが。オマエ偽物じゃないのか?」

村娘 パメラ
「ヨアヒムっちの様子が見たかったんだよん。狼は二人いるし、もう一人の狼も浮き彫りになるかもってね」

青年 ヨアヒム
「待てよ、俺は人狼じゃないぞ!! 本物の占い師が他にいるはずだ」

農夫 ヤコブ
「【占いCO】占い師はオラだべ。【司書クララは人狼ではなかったべ】」

司書 クララ
「ヤコブさんが私に『人間判定』ですか。その通りです」

村娘 パメラ
「へー、ヤコブしゃん、私に対抗するんだぁ。でも、今日はヨアヒムさんを処刑して、ひとまずオオカミ減らしちゃいましょーねー」

村長 ヴァルター
「そうじゃな。青年に何か役職が無いならば、今日は青年を処刑するのがええじゃろう」

青年 ヨアヒム
「いや、ある。【霊能CO】俺は霊能者だ。吊られるのは困る。本当は明日まで出たくなかったんだけどな」

仕立て屋 エルナ
「待ちな。【霊能CO】わたしが霊能者さ。騙ろうったってそうはいかないよ」

パン屋 オットー
「パメラ視点ではヨアヒムは人狼の騙り。ヤコブは狼狐いずれかの騙り。エルナが本物の霊能者になるというわけだな」

青年 ヨアヒム
「いや、俺視点で考えたほうが正しい。パメラとエルナは狼か狐の騙りで、真占いはヤコブだ」

旅人 ニコラス
「ふーん。じゃあ今見えているラインとしては、パメラさんーエルナさん。ヤコブくんーヨアヒムくんとなるわけだね」

村長 ヴァルター
「男ラインと女ラインか。分かりやすいのう。どっちが本物か確かめるには丁度いい」

占い師二人。霊能者二人。各役職二人のうち、どちらかは役を騙った偽物。基本的に村人による騙りには意味はないので、偽物は人狼または狐ということになる。

宿屋の女主人 レジーナ
「あ、あの……四人中二人も敵がいるなら、いっそのこと全員処刑しまうのはどうかしら……?」

農夫 ヤコブ
「それは絶対ダメだべさ」

村娘 パメラ
「えー、レジたん、珍しく口を開いたと思ったらソレー? 怪しいぞー」

宿屋の女主人 レジーナ
「え……」

仕立て屋 エルナ
「処刑できる回数にも限度があるのさ。9人だと基本は4回までしか処刑できない。それを全部役職に使ったら、狼または狐が一人残った状態で終わっちゃうってわけ」

村人による処刑と、人狼による襲撃。人狼の襲撃が狩人や妖狐に妨げられない限り、9人、7人、5人、3人と人は減ってゆくのだ。

村長 ヴァルター
「それに、真役職を殺してしまうのは村の損失じゃからの。できれば有効活用せんとな」

よってその提案は村の利でない。そうなれば、当然疑われる。疑心暗鬼の暗中模索、全員が目を光らせて相手の発言を探るのだ。

パン屋 オットー
「宿屋、そんな提案をするなんて、オマエ人狼じゃないのか? 村を誘導したかったんだろ」

5:佐倉:2015/08/13(木) 21:11 ID:9SQ

宿屋の女主人 レジーナ
「ちが……」

旅人 ニコラス
「まあまあ、ミスは誰にだってあるよ。それに、村人が全員村の利になる発言ができるわけではないんじゃないかな」

農夫 ヤコブ
「でも、そういうのから探していかないとキリがないべ。占いで見つかればいいけど」

村長 ヴァルター
「占い師、霊能者共に真偽の推理はじっくりやりたいのう。今日の処刑をは、推理にもあまり積極的に参加できそうにないレジーナで手を打つというのはどうじゃ?」

宿屋の女主人 レジーナ
「そ、そんな。村長さん……私は村人よ。どうか殺さないでちょうだい……」

村娘 パメラ
「そんちょが泣かせた!ひっどーい」

パン宿 オットー
「……レジーナ処刑には問題ない。しかし村長、アンタもさっきから民意を誘導しているように見える」

村長 ヴァルター
「言いがかりじゃオットー。それに、お主も少々あたりがキツすぎるのう。疑うだけじゃ何も解決しない場合もある」

仕立て屋 エルナ
「平和ボケじゃ勝てやしないよ。人狼は自分に投票されたくないのさ。誘導を疑うのは筋が通ってると思うけどね」

青年 ヨアヒム
「じゃあ、意見も纏まらずにゴチャゴチャのまま議論を進めるのか? まとめる誰かがいなきゃそれこそ終わりだぞ」

村娘 パメラ
「オオカミさんのヨアヒムたんが村人っぽい事を言おうと頑張ってるよー。あは」

青年 ヨアヒム
「……みんな、パメラかエルナ処刑でもいいんだぞ。人外なんだから」

旅人 ニコラス
「それはあくまでヨアヒム君目線の話だからなぁ」

農夫 ヤコブ
「熱くなりすぎだべ。村人が冷静にならなきゃダメだべ」

司書 クララ
「ヤコブさんの言う通りです。それにあまり時間はありません。今日の処刑は本当にレジーナさんでいいのでしょうか?」

旅人 ニコラス
「クララさん、何か引っかかるのかな?」

司書 クララ
「彼女が狩人だったら、処刑するのは村としても大きな損失になります。それだけは確認しておかないと」

パン屋 オットー
「レジーナ、オマエは狩人か?」

宿屋の女主人 レジーナ
「正真正銘の村人よ……本当に私を殺してしまうのね……」

村長 ヴァルター
「それが本当ならすまないのう。しかし、村のためだと思って死んでくれ」

青年 ヨアヒム
「寡黙だったんだから、妥当な処刑先だろうな」

司書 クララ
「何か、遺言はありますか?」

宿屋の女主人
「まさか弟子に裏切られるなんてね」

青年 ヨアヒム
「すみま……何のことだ?」

宿屋の女主人 レジーナ
「お酒も程々にね」

村娘 パメラ
「うっ……」

仕立て屋 エルナ
「遺言ってそういうヤツなの?」

旅人 ニコラス
「さ、さぁ……」


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