言いたくて、でも言えなくて

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1:迷子くん◆7g:2015/10/18(日) 00:30 ID:VZs

あの日。あのなんでもない日。

この学校はあまり良い子がいないよね。

友達から発せられた言葉から俺の心は波打った。

2:迷子くん◆7g:2015/10/18(日) 00:37 ID:VZs

え、

瞬時に頭をよぎったあの子の顔。

「そうでもないと思うけど」

口から出た言葉はあまりにもわかりやすく、アンディは目を輝かせ問いかける。

「え、いるの?」

意味を理解するのに十分な言葉。好きな人、いるの?

この時にはまだはっきりした気持ちはなく、その問いかけは気づけば否定していた。

掃除の終わりを告げるチャイムが鳴り、俺たちは掃除用具をしまいに歩き出した。


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