空から。

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1: 宇野◆DQ hoge:2016/02/04(木) 17:48 ID:6vg



 一枚の紙で造られた紙飛行機。――それは、平穏を愛す僕を、主人公へと変えていく。

 

 

2: 宇野◆DQ:2016/02/04(木) 18:02 ID:6vg



はじめまして。久々に小説板に来てみました、宇野という者です。

前までは違う名前でうろうろしていたのですが、ほんの気まぐれで名前を変えて戻ってきた次第です…;


更新は亀より遅いですが、ちらっと覗いてやってくれると嬉しいです。

一応恋愛モノにしたいとは思っています、一応。
 

3: 宇野◆DQ:2016/02/04(木) 18:35 ID:6vg




 可愛げのある、弾むような小鳥の囀り。


 そして、部屋中に轟く目覚まし時計の機械音。



 それは、朝から僕の機嫌を損ねさせるには、十分すぎるシチュエーションだ。



 そんな最悪の状況の中、目を覚ました僕は、ひとつ欠伸をすると、また目を閉じた。だが、あまりにもアラームの音がうるさい。

 布団を被り、アラームが聞こえないようにと必死の抵抗を試みる。しかし、現実はそれほど甘くなかった。


 なかなか起きようとしない僕に苛立ったのか、目覚まし時計のアラームは更に激しく音を鳴らす。

 止めに行きたい気持ちは山々だ。だが、生憎にも、目覚まし時計はベッドから離れた場所に設置してある。こんなに不便なことはそう無いだろう。



 まあ、それもこれも全て仕方のないことだ。と、そう考えることにしよう。僕はよいしょ、と小さく呟くと、地面を這うようにベッドから出た。
 


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