完全オリジナルのはず
多分ハートフル(ボッコ)ストーリー
あの声、匂い、体、髪、目、鼻、口、耳…
どれも愛しかった、あの人の体全て
でも、もうさよならだね
何故ならあの人はもう…
とっくの昔にいなくなってしまったのだから
第一日
眩しい日差し、五月蝿いほどに鳴く鳥の鳴き声で少女は目を覚ました。
少女は大きくあくびをすると、まだ眠い目を擦る。
周りには大量の肉塊と血が飛び散っていたが、少女はまるで花でも愛でるかのようにゆっくりとなでる。
彼女の手には血がべったりと付着するが、少女は気にしない。
「おはよう」
それだけ言うと、少女は肉塊を大切に、大切に石の上にそっとのせた
「私は、大丈夫」
にっこりと笑う少女の目に、生気はなく、まるで死んでいるようであった。
短い