とにかく小説書きます

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1:かなみ:2016/02/16(火) 23:22 ID:WQ.

とにかく小説書きます。

題名が決められないので、なんかいい題名あったら、ぜひ書き込んでください。

2:かなみ:2016/02/16(火) 23:33 ID:WQ.

〜登場人物〜

•多沢 亜心 (たざわ あこ)
私立やよい学園高等部に通う高校2年生。親が大手ゲーム会社の社長。
•清水 実々華 (しみず みみか)
亜心と同じ私立やよい学園高等部に通う高校2年生。転校生で、亜心からいじめられる。
•佐々木 牧生 (ささき まきお)
亜心、実々華と同じ高校に通う高校2年生。亜心の彼氏。
親は大手の大学病院の内科医。

3:ユリ◆e.:2016/02/17(水) 21:13 ID:p3U

楽しみだなー
私、ユリ
これから読ませてもらうね

4:かなみ:2016/02/17(水) 23:15 ID:WQ.

あ、ありがとうございます。

5:かなみ:2016/02/17(水) 23:41 ID:WQ.

1.私立やよい学園高等部 校舎

多沢亜心が堂々と廊下を歩いてくる。他の生徒達は、その亜心の姿に怯えるように、スッと道を開ける。
その中には、亜心の友達の蝶子の姿もあった。

2.私立やよい学園 学園療

「新しく高等部に転校してきた佐々木実々華さんです。仲良くしてください。」
「はーい。」生徒の気だるい返事が聞こえる。
 朝食を済ませた生徒たちは、学校へ行く準備をした。
「佐々木さん」
実々華に話しかけるグループ。
「はい」
「私は多沢亜心。よろしく」
「私は高木蝶子。よろしくね」
「よろしくお願いします」
誰から見ても可愛い実々華は、生徒からの人気も高かった。

3.私立やよい学園 2年C組
 チャイムが鳴る。
「席に着けー」
亜心の担任の家田が叫ぶ。
「昨日から寮に来ていたから知ってると思うが、佐々木実々華さんが、2年C組に来ることになった。佐々木さん、自己紹介、よろしく」
「はい。初めまして。佐々木実々華です。人見知りなので、たくさん話しかけてくれたら幸いです。よろしくお願いします」
パチパチ……と拍手が聞こえる。
「じゃあ席は、多沢の隣」
「はい」
実々華がこっちヘ歩いてくる。
「昨日は…話しかけてくれてありがとう」
「人見知りだなんて、知らなかった」
「あまり人に言うことでは無いから……」
実々華の明るい性格に、生徒全員が、実々華の周りに集まった。
その様子を、席を離れ鋭い目つきでみる亜心。



 はい!今日はここまで!

6:かなみ:2016/02/17(水) 23:43 ID:WQ.

↑さっそく訂正。
「佐々木実々華」ではなく、「清水実々華」の間違いです。

7:かなみ:2016/02/18(木) 22:10 ID:WQ.

4.私立やよい学園 学園療 食堂
亜心と実々華が食堂で話している。
「ねえ、清水さんはどこから来たの?」
「はい。市立第一高等学校からです」
「もしかして……公立?」
「あ……はい」
「……そう」
「だけど、どうしてこの高校に??」
「特別優待で……」
「あ、もしかして、頭良いパターン?」
「はい、前の高校では、テストではいつも学年トップ……」
「そう、すごいのね。でも気を付けなよ。"出る杭は打たれる"って言うでしょ」
「え……?」
「まあ、いいわ」
そう言って亜心は食堂から出ていった。

8:かなみ:2016/02/18(木) 22:12 ID:WQ.

毎度毎度すいません。「療」の字間違えました。正しくは、「寮」です。

 これからは、なるべく小出しにしていきます。

9:かなみ:2016/02/19(金) 23:21 ID:WQ.

5.私立やよい学園 2年C組
亜心
 数学の単元テストがある。何としても学年1位を取らなきゃ。私は晒し者だ。あんな貧乏な人に追い越されたくない。
{2年C組の転校生、清水実々華は、見かけはキレイだが、実はとても貧乏}
気持ちに流されその文面を、やよい学園のチャットに投稿してしまった。……大丈夫。清水さんは、まだチャットに追加されてない。
私はそんなことを考えながら、でも怖いから、今日は一番乗りで学園に行った。教室には誰もいず、少しほっとした。あたかもテス勉のために早く来た、という雰囲気をだすために、数学の参考書を広げた。
「あれー?亜心じゃん!どうしたの?早くない?」
うっさい、蝶子。
「うん、テス勉。寮だと集中できないから」
「ふーん……」
 苦し紛れのウソなのに、蝶子は納得したように自分の席へ戻り、亜心とは別の友達と話し始めた。
 

10:かなみ:2016/02/19(金) 23:27 ID:WQ.

 どれくらい経っただろう。私がここへついたのが8:00頃。で、今は8:30。……えっ!私、30分も勉強してたの? 自分の集中力のスゴさに驚いていたら、教室のドアがガラガラと開いた。授業の開始時間は9:00。でも、今日みたいに単元テストがある日は、8:25には必ず登校しなければならない。
 教室に入って来たのは、清水さんだった。私は蝶子達のところへ向かい、清水さんを、冷ややかな目で見た。

11:かなみ:2016/02/19(金) 23:35 ID:WQ.

{2年C組の転校生、清水実々華は、見かけはキレイだが、実はとても貧乏}
そのチャットの文面のおかげで、清水さんはクラスの生徒から避けられるようになった。
「おねぇ、清水さーん。この文面、ホント?」
 毎日きかれる清水さん。
「おい、やめろよ」
廊下から、だれかの声が聞こえた。
「ちょ、マキくん?」
マキくんは、私の彼氏。佐々木牧生。この学園の男子選抜クラス。私のジマンの彼氏。
一でも私は知らなかった。マキくんのこの一言で、私たちの運命が大きく変わることに一

12:かなみ:2016/02/19(金) 23:41 ID:WQ.

http://ha10.net/test/write.cgi/frt/1455892665/I2

このスレに関するスレです。

13:かなみ:2016/02/20(土) 23:11 ID:WQ.

6.私立やよい学園 学園寮
 実々華

 今日は数学の単元テスト。私が転校してきてから最初のテスト。……でも、寮の同室の子が蝶子ちゃんなんて……!
「蝶子って呼んでね」
って言われた時、私はすごく嬉しかった。前の学校で、いじめられてたから。

〜回想〜
「おい!お前何1位とってんだよ!」
「お前みたいなヤツが1位とったって意味ねえんだよ!」
「璃々水が1位とればよかったのよ!」
 

私がテストで1位をとるたびにクラスメイトに暴言を吐かれた。私には勉強しか取り柄がなくて、スポーツ大会は一番キライな行事だった。……ダメダメ。せっかく蝶子ちゃんが友達になろうとしてくれてるから。
 私は支度をして食堂に行った。でも、食堂は閉まっていた。食堂の前に立ち尽くしていると、
「あら、まだいたの?清水さん。もう遅刻よ」
寮の管理人さんに言われた。
「え…でもまだ8時……」
「え?知らないの?テストの日はいつもより早く学校に行かなきゃだめなの」
「そんなのっ…知りませんっ!」
「そう……かわいそうに。私が送ってくわ」
「あ……ありがとうございます」
「ほら、このパンでも食べて」
 そんなこと……知らないよ!

14:かなみ:2016/02/20(土) 23:15 ID:WQ.

 知らない知らない知らないっっ!
そんなことばっかり考えていたら、あっという間に学園についた。急いで教室に入ると、クラスメイトからすごい冷たい目つきでみられた。ササッと何かが動いた気がかした。亜心ちゃんだった。向かった先は……えっ?蝶子ちゃんのとこ?そんなふうに考えを巡らせていると、
「ねえ、この文面ホント?」

15:かなみ:2016/02/20(土) 23:19 ID:WQ.

 それから毎日、そう聞かれる。
ある日、
「おい、やめろよ」
 私はその一言で、とても救われた気がした。これから起こることも知らずに……。





 でも、あのテストの日の謎は、まだわからない。

16:かなみ:2016/02/21(日) 14:21 ID:WQ.

7.私立やよい学園 学園寮
 牧生

♪ピロピロリン♪ チャットの着信音。誰だろう。こんな朝早くから。時間はまだ5:30。いくら何でも早すぎる。この寮の起床時間は6:30。まだあと1時間ある。チャットを開く。
{2年C組の転校生、清水実々華は、見かけはキレイだが、実はとても貧乏}
……アイツだ。こんなのを送ってくるヤツは亜心しかいない。でも、俺は亜心が好きだ。意地悪なのはたまに。いつも甘えん坊で、とても可愛い。

17:かなみ:2016/02/21(日) 14:27 ID:WQ.

「ねえ、清水さーん。この文面ホント?」
 廊下でも教室でも清水さんは聞かれている。そのキレイさに惹かれた。清水さんがかわいそうでいても立ってもいられなかった俺は、
「おい、やめろよ」
……言ってしまった。

言うつもりなんかなかったのに。

18:かなみ:2016/02/23(火) 21:14 ID:WQ.

8.私立やよい学園 2年C組
 
 亜心は、牧生の言っていることがわからなかった。
「おい、やめろよ」
 あの日から亜心は、何をしても失敗続きで、担任からは、
「多沢、このままだと留年だぞ」
と言われるようになった。クラスの皆の前で。亜心は自分に、激しい劣等感を覚え、あまり学園に来なくなってしまった。

 最近は、ずっと寮の図書資料室にいる。こういうときは、そこが一番落ち着くから。

19:かなみ:2016/02/24(水) 22:48 ID:WQ.

9.私立やよい学園 図書資料室
 別に私だって勉強ぐらいしてる。この図書資料室が一番落ち着くだけ。
「亜心ー?」
「蝶子?」
「うん。今日のプリント。はい」
「ありがとう。これ、明日までの課題」
「了解。預かっとくね」
そう言って蝶子は私の席の向かいに座る。
「ねえ、亜心」
「うん?」
「もうそろ、学校きたほうがいいよ。だって、牧生くんだって、亜心のこと、待ってるよ?」
「うん……この前のマキくんの言葉……」
「あぁ、『やめろ!』ってヤツ?」
「そう。それがずっと心に残っててさ…」
「何いってんの!牧生くんは、亜心のもんでしょ?大丈夫だよ。信じてあげなよ」
「うん……」
 そうだよね。私がマキくんのこと信じないで、だれが信じるんだろう。
 そのとき、電話が鳴った。誰からだろう。とりあえず電話に出てみた。
「亜心……元気か?」
「お……お父さん!うん、私、元気だよ!お母さんは?」
 お父さんからだった。
「ああ、元気だ」
「うん……うん…そう。もうすぐで春休み入るから、その時には帰る」
 実家に帰るのはいつぶりだろう。楽しみだな。

20:かなみ:2016/02/26(金) 21:52 ID:WQ.

10.私立やよい学園 2年C組

「清水さーん、一緒に遊ぼーよー」
「え?あ、はい」
実々華は、マキくんのあの言葉があってから、生徒たちにバカにされてる。
「何する?」
「私、トランプがいいです。」
「は?却下ー」
「バスケどう?」
「いいね!ねえ、亜心と蝶子もやんない?バスケ」
「いいよ!」
「やるやるー!」

21:かなみ:2016/02/26(金) 22:01 ID:WQ.

11.私立やよい学園 体育館

「わ、私、バスケなんて……」
「そんなのどーでもいーから」
「そうよ。私たちだってバスケの選手じゃないし」
「さ、やるよ」
チームは、亜心(私)、蝶子、美咲と、実々華、里那の3on3。あっちの作戦はわかってる。バスケができない実々華にパスしないで、私たちはわざと心配する。そして実々華と美咲をチェンジ。で、私たちは実々華にパスしまくるけど、実々華はおとしまくる。私たちがしびれをきらし、そこで終了。っていう段取り。

 ほーら、うまくいった。実々華は、落ち込んで教室に帰ってくる。そして、あざ笑われる。

22:かなみ:2016/02/26(金) 22:05 ID:WQ.

12.私立やよい学園 2年C組
 
 あーあ……。次数学だよ。テスト返ってくる。結果はどうかな。

「テストを返却する」
 私の学園は、成績順にテストが返却される。 最後に残ったのは……私と実々華。
「1位は……多沢亜心」
ふー。よかった。

23:かなみ:2016/02/28(日) 21:33 ID:WQ.

13.私立やよい学園からの帰り道

「まー、よかったよ。亜心が帰ってきてくれて」
「うん、蝶子がさ、<信じなよ!>って言ってくれたじゃん?あれが、心の支えとなっている訳ですよ」
「また、かしこまっちゃって」
「あ、そうだ」
「うん?」
「春休み、一緒に実家帰んない?」
「え、いいの?」
「うん、一応お父さんには許可とってるし」
「わー、楽しみー」
「なにそれ、棒読みなんすけど」
「あ、すいあせん。でも、亜心の家に行くの、初めてだな」
「そりゃそうでしょ。私だって、家に他人入れるの蝶子が初めてだもん」
「その初めてが私でいいの?」
「う……うん。大歓迎!」
「何その間」
「なんでもないよ?」

 はぁ……それにしても私たち、歩くの遅くない?ま、いっか。久しぶりの学校だったし。
そんなこと考えてたら、蝶子が
「ちょっ、亜心!」
「うん?」
 蝶子が指差した先には………
「ウソでしょ!?」

24:かなみ:2016/02/29(月) 21:50 ID:WQ.

14.私立やよい学園 学園寮 亜心の部屋

 ……何なの。私、マキくんのこと、せっかく信じてあげたのに。


15.回想

「ちょっ、亜心!」
「うん?」
 蝶子が指差した先には、マキくんと実々華が仲睦まじく帰っている姿があった。

「あ、佐藤さん、ゴミついてるよ」
「へ?あ…あ…」
「ふは、ほら、取ったから」
「あ…ありがとうございます」
 ……カップルみたい
「あ、亜心!」
 マキくんが気付いた。
「何なのマキくん!私、マキくんのこと、信じてたのに……最低だよ!」
 わたしにはその言葉しかなかった。

 2週間後は春休み。はやく来てくれればいいのに。

25:かなみ:2016/03/01(火) 21:26 ID:WQ.

私、マキくんと実々華の仲睦まじい姿見て、悲しまないワケがないよ。
……何がどうなっているの?私には全っ然わからない。

<<あ、佐藤さん。ゴミついてるよ>>
 あんなに優しいマキくん、見たことない。
「入っていいー?」
 蝶子か。
「……いーよー」
「どーした?マキくんのこと?」
 蝶子には隠し事なんて出来ない。
「……そう」
「マキくんも、悪いと思ってるはずだから、信じな」
 この前も聞いた。
「は?蝶子、前にマキくんのこと信じなって言ったよね?私、蝶子の言葉信じて、マキくんのこと信じたんだよ。だけどマキくんは心配なんてしてない。実々華と仲良くなって、私のことなんて忘れてたかのように……なのになんで、またマキくんのこと信じて、粉々になんなきゃいけないの?もうヤダよ」
「そうだよね……ごめん」
 私たち、初めてケンカした。

26:かなみ:2016/03/02(水) 21:48 ID:WQ.

16.私立やよい学園 学園寮 亜心の部屋

 ごめん、蝶子。私、マキくんのこと、信じられないワケじゃない。蝶子に電話しようと思って、スマホの画面をタップするけど、今更ね。考えていたら、
♪プルルルルル♪
電話がかかってきた。……蝶子だ。
「あ、蝶子?ごめんなさい!」
「へ?……あ、ううん、全然いいよ。私だって謝ろって思って」
「ふふ。私たち、以心伝心だね」
「うん!」
「決めた。私、マキくんのこと、信じる」
「うん、私もマキくん、信じる」
「蝶子はいいよ」
「えーなんでよー」
「そういえばさ、明日の準備できた?」
 そう。明日は、私の実家に帰る日。蝶子を連れて。
「あ、今亜心、話変えたでしょー。うん、準備ならバッチリ!」
「ok。明日、寮の玄関集合でいい?荷物積むから」
「りょーかいっ!」
「うわっ、キモっ」
「ごめんねー」
「いいよー」
 私は今、幸せだ。

27:匿名:2016/03/03(木) 22:38 ID:WQ.

17.私立やよい学園 学園寮の前

 あ、お父さんの車だ。
「え……亜心のお父さん、あの車乗ってるの?」
「一応…まあ…ね…」
「えーメッチャ高級車じゃん」
「ふふ、ありがと」
 リムジンに荷物、私、蝶子を乗せていざ、出発!
「亜心、この子が亜心の友達の蝶子ちゃんか」
「うん、そうだよ」
「あ、はじめまして、高木蝶子です。よろしくおねがいします」
「いい子じゃないか」
「だから言ったじゃん」
 そうこうしているうちに、家に着いた。
「……………」
目を丸くしたまま、立ち止まる蝶子。
「……ここが……亜心の……家……?」
「そうだよ、入っていいよ」
「あ……うん……」

「メッチャひろーい!」
子供のようにはしゃぐ。
「旦那様、お帰りなさいませ。ああ!お嬢様も!こちらの方は…?」
「ただいま。こちらは、私の友達の高木蝶子さん」
「高木蝶子です。よろしくおねがいします」
「まあ!いい子じゃないの!お嬢様、こんなに素敵なお友達ができて……」
「ちょっ、ふみさん、蝶子を案内お願い」
「は……はい。高木様、こちらです」
「『様』だなんて…」
「いいから、早くふみさんの後ついていかないと迷うよ」

28:かなみ:2016/03/05(土) 22:18 ID:WQ.

18.亜心の家 リビング
「ふみさん、どうだった?蝶子」
「はい、大層驚かれていらっしゃいました。こんな家が日本にあったんだー!と」
 蝶子らしい。蝶子が言っている姿を想像すると、笑えてきた。
「…何笑ってるの?」
 グッドタイミング!
「あ、いや、ふみさんから、蝶子の様子聞いて、笑っちゃった」
「ひどーい、泣いちゃう」
「勝手に泣け」
「うぇーん」
 …キモイ。
「あ、今、キモイって思ったでしょ」
「思ってないよ?」

「楽しそうだな」
「あ、お父さん」
「俺、ちょっと会社いってくる。蝶子さん、亜心をよろしく」
「はい」
「えーお父さん、私、そんな子供じゃないよ」
「はぁ?お前はまだまだ子供だろ」
「どこが?」
「そういうところが」
「ひどーい」
「うるさい。とりあえず俺は会社に行ってくる」
「行ってらっしゃい」
「お父様、行ってらっしゃいませ」


「亜心のお父さん、忙しいの?」
「うん、一応ゲーム会社の社長してるから」
「へー、どこの会社?」
「K.K.games」
蝶子の顔が一瞬曇った。
「……K.K.gamesって超一流じゃん!」
でもすぐ笑顔に戻り、そういった。

29:かなみ:2016/03/06(日) 21:14 ID:WQ.

19.亜心の家 リビング
 
「ありがと……あ、蝶子、風呂入っていいよ」
時間は4:30。
「え、いいのぉ?じゃ、入るね」

20.亜心の家 浴室
<蝶子>
はぁ………。まさか、亜心のお父さんがK.K.gamesの社長さんだったなんて……。お父さん、私は亜心と友達になってもいいの?
 お父さんはK.K.gamesで働いていた。でも今、K.K.gamesは私たち高木家の敵。あんなことがあったから……。でも亜心にそんなこと、言えない。

30:ユリ◆e.:2016/03/07(月) 07:47 ID:Fj.

すみません!読んでいたんですけど、感想かけなくて
これはこれは続きが気になる展開〜
あ、ユリのこと忘れてるかな?
すっごいまえに来た人です(笑)

31:あやや◆dA:2016/03/07(月) 15:25 ID:eyU

こんにちわ〜
ユリも来てたんだ〜!
あややでーす♪
小説、全部読んだよ〜♪
続き待ってるね〜!

32:かなみ:2016/04/18(月) 11:01 ID:WQ.

21.亜心の家 リビング

 蝶子、また驚いてる。風呂出てきたときから「ヤバかった!!メッチャ広い!」って大騒ぎ。
「じゃあ、私お風呂入ってくるね」
「うん!……あ、亜心」
「ん?」
「亜心がお風呂からあがったら話が……」
「うん」

22.亜心の家 浴室

蝶子が話なんて……珍しい。何だろ。父さんのことかな。

23.逢心の家 リビング
<蝶子>
 ……言わなきゃ。お父さんのこと。あ、亜心がお風呂からあがってきた。

33:かなみ:2016/04/23(土) 22:54 ID:WQ.

24.亜心の家 リビング

「あー気持ち良かった。あ、蝶子、話あるって言ってたよね」
「うん」
 どうしよう、言わなきゃ。
何だろう、気になる。蝶子、何かあるの?
「あのね亜心。亜心のお父さんいるでしょ、K.K.gamesの社長」
「うん」
「亜心のお父さん、私のお父さんをクビにしたの」
「ウソ…」
「ううん、ウソじゃない。本当のことだよ」
「私の部屋で、詳しく聞かせて」

34:かなみ:2016/04/24(日) 22:25 ID:WQ.

25.亜心の家 亜心の部屋

話は、こうだった。


 蝶子のお父さんは、企画部の部長だった。私のお父さんとも仲が良く、社長でも仕事終わりには飲みに行っていた。ある日、蝶子のお父さんが企画したゲーム機に不具合が生じ、クレームの電話が届いたらしい。それから社員の間で、蝶子のお父さんに対する嫌がらせが始まったらしい。社長、つまり私のお父さんの秘書から、裏金造りも命令されたらしい。耐えきれなくなった蝶子のお父さんは、会社を休みがちになった。2か月かかって会社に復帰したときにはは、誰も顔を覚えていなかったし、部長の席も後輩にとられていた。そしたら社長から、「お前はクビだ」と言われた。表では自主退職としていたらしいけど、営業部の社員までもが「あれはクビだよ」って噂していた。会社をやめてからも、苦しみを味わっいた蝶子のお父さんは、会社をやめてから半年後に、亡くなった。

35:かなみ:2016/04/28(木) 21:53 ID:WQ.

26.亜心の家 亜心の部屋

「ごめん…蝶子、ごめん」
「ううん、別にいいの。だって、私たちの仲の良さはいつまでも続くでしょ?」
「うん、私からも話し、いい?」
「いいけど……」
「あのさ、実々華のことなんだけど……」
「ああ、あの転校生?」
「そう。確か同じ部屋だったよね?寮で」
「うん」
「実々華の1日、監視してほしいの。それで、あの人を……」
「わかった。どーせ亜心がやろうとしてることぐらい分かってるよ。だって、転校生が来る度にイジメてんじゃん」
「あ、バレた?じゃ、よろしく」
「はいはい。あ、牧生くんにも、言っておくね」
「うん!」

 これで私とマキくんの仲は修復されると思ってた。でも、現実はそんなに甘くなかった。

36:かなみ 中3って、つらいなぁ:2016/06/13(月) 22:53 ID:WQ.

27.亜心の家 玄関

「お父さん、ありがとう」
「ありがとうございました」
「いや、いいんだ。お父さんだって、亜心が帰ってきてくれて嬉しかったよ。それに、お友達も一緒だなんて」
「わかった。お父さん、もういいから。私達、これから寮にもどって色々やらなくちゃいけないの。だから、もう帰るね」
私は、泣きそうになるお父さんに言って、リムジンに乗った。
「ありがとうございましたー」
「またいつでもおいで、蝶子さん」
「はーい!」

28.私立やよい学園 学園寮

 私達が寮に到着したのは、午後4時前後だった。
部屋に戻って後片付けをしていると、ドアを乱暴に叩く音がした。
「はーい!あ、マキくん!」
「お前、何やってんだよ!蝶子から聞いたぞ!実々華をいじめるって」
「へ?」
「とぼけんなよ!」
「ふーん……やっぱりね」
「え?」
「やっぱりマキくんは実々華のことが好きなんだ。私よりも」
「な……何言ってんだよ」
「実々華を守れば?もうこっちは動いてるから」
「おい!やめろよ!」
「へぇー、そんなこと言っていいんだ。マキくん、あんな過去があるのに。もちろん、実々華のとこに行ったらその過去はぜーんぶバラす。でも、実々華のとこにいかないんなら、言わない。隠れて行くのはなし。今このときすでに、あなたの部屋は一人部屋から二人部屋まで移動させている。あなたのルームメイトは私が選んだ。四六時中、どこでも、あなたを見張っている。もしあなたが、実々華に近づく素振りを見せれば、あなたの過去をバラすだけでなく、実々華もこの学園から追放される。さぁ、どうする?実々華を守るために会うのをやめる?それとも、二人仲良く学園から追放される?選びな!5………4…………3…………2……………1……………」
「わ…分かった!もう、実々華には近づかない。近づかないから、俺の過去をバラすのはやめてくれ!」
「ふん、いいわ。なら、今すぐ自分の部屋へ戻りなさい!」
「場所……わからない」
「あなたの部屋は235号室よ」


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