×××を消したい。
__を消したい。
…私を消したい。
*この小説には、流血等の暴力的なもの、また、虐めの表現が含まれます
*誤字スルーお願いします。
以上のことが大丈夫な方、どうぞ!!
「消えれば?」
「必要ないんだって、いい加減気づけよ。」
「仕事しろ。佐々木に任せっきりにすんな。」
「俺の視界に入らないでくれますか。」
ピピピ、ピッ。
あぁ、朝か。
けたたましい、耳障りな音で目覚める。
…朝から嫌な物見たな。
父は単身赴任で、母に関しては、小学3年生の頃に事故で亡くなった。
兄弟はおろか、いとこさえも居ない私にとって、父親だけが頼りだった。
が、その父も。暇が無いくらい忙しそうで。
私になんて、到底かまってもらえなかった。
…何思い出してるんだろ。あぁ、やめやめ、うざったらい。
そう思いながら、私はふわりとした食パンを食わえた。
«晴れのち、くもりになりそうです。雨は降らないでしょう。»
テレビをつければ、誰か分からないアナウンサーが喋っていた。新人だろうか。
見慣れない人の予報はあまり聞かないようにしてる。
予想してる人は同じなんだろうが、私はよく見ているアナウンサーの方が信用があった。
ふと時計を見れば、7時35分を指していた。
「やっ…ば、急ご…」
着替え以外何もしていないのに。髪の毛とかして、それからっ…
「わっ…!?」
何か踏んでしまったようで、私は転んでしまった。
足下を見れば、数学のプリントがぐしゃぐしゃになっていた。
しかもそれは、宿題のプリントで。
やってしまった。
(…伸ばせば…)
だが、今はそんな時間がない。
私はそのプリントを鞄に詰め込み、身だしなみを整え家をあとにした。
***
家から学校までの距離なんて、そう遠くはない。むしろ近い方だ。
そんな道の、丁度半分くらいで左に曲がる道がある。
そこではいつも、女子中学生とすれ違う。
その中学生は、いつも2人か3人で固まっていて、他の人にはあまり好まれてはいないようだ。
それでも私にとっては、友達と並んで歩き、笑い合うことが羨ましかった。
更新速度が死にます(すみません)