(12)男子です
よろしく
思い付きです
第一話 日常
朝6時、もう外で鳥が喚き散らしていた
昨日のバトミントンの疲れが取れていない中、まだやっていない宿題に取りかかった
「俊文兄さん、まだ宿題やってなかったんの」
「うっせえな。ガキは黙って飯作れ」
「パンでいいか?」
「よか。」
申し遅れた、僕は戸狩俊文だ。もうじき11歳になる
そしてこのクソガキが戸狩仁海。9歳だ。
今日は宿題がバカみたいに多い。
下手したら1時間半位掛かりそうなものだ。
金、土、日と怠けたツケが回ってきた。
「パン焼けたぞ。お前のだけ焦がすか?」
「バターでも塗っとけボケェェ」
平凡な一日を今日も過ごすのか、そう思う俊文だった。
人は普通、「今日は日常が壊れる日だ」なんて思わない。
ツヅク
第二話 通学路にて
登校する途中俊文は麦朗に会った
「おーい俊文、乎次みたか。」
「見とらんが、どうかしたか。」
「あいつのやつ、金タクってたんだよ」
「あいつそんなことしねえべよ」
「だと、思うがな
俺は確かに見たんだ、あれは乎次だよ」
そんな話をしながら歩いていた。
学校についたとき道の向かい側から乎次がやって来た。
麦朗は走って乎次の前に立ちはだかった。
おめえ金返せやドリャ
そんな話をしていたような気がする。
目の前に見えている景色が混ざり始め、やがて真っ白になった。
やっほっほー
続き気になる〜!
頑張れ(`・∀・´)♭
麦朗
神庭 麦朗 (カンバ ムギロウ)
俊文と同じ11歳
明るい性格 うるさい
乎次
上乃木 乎次 (カミノギ コツギ)
二人と同じく11歳
大人しい
俊文は目が覚めた。
何かベッドの上で自分は寝てる。
上に麦朗と乎次そして仁海の目がこちらを向いている。
どうやら自分は倒れたらしい。保健室に運ばれたのか?
「おーやっぱ起きたか。俊文よお」
仁海が言った。
「うるせえ、保健室で倒れているやつに訊く口かボケ」
「え、保健室じゃのうよ。」
そう言えば妙に暑い
「何、倒れて運ばれたんじゃないの?」
三人の顔が曇る。
空はまだ蒼かった。
自分は寝ている間に何があったのか分からなかった。
ここは屋外のようだ
「え、なんで学校に居ないの、僕たち。」
「...えた。」
「え?」
「消えたんだよ、もう」
意味が分からなかった。
自分の状況はどうやら悪いもののようだ。
「学校はいつの間にか火の海に囲まれていたんだ。一瞬だよ。」
は??