愛の講義

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1:エルチキ:2016/04/21(木) 22:16 ID:cJY

掛け持ちとかワロエナイ
恋愛系かいてきます

2:エルチキ:2016/04/21(木) 22:18 ID:cJY

プロローグ

あれがすきだ

これもすきだ

なにもかもがすきだ

キラキラしてて、ふわふわしている

それが愛というものだと

わたしはおもうの


好きだらけの女の子のお話

3:エルチキ:2016/04/21(木) 22:31 ID:cJY

「おはよう家族!」
扉を思いきり開けて、大事な家族に挨拶する
わたしは家族が好きだ。ううん、大好きだ。
わたしにとっての大切な存在。
「おはようございます恋歌さま」
メイドさんも大好き。
いつも優しくしてくれるの。
「いってきます!」
わたし、白石恋歌は、好きだらけの中学生
家が少しお金持ちってことが有名だけど、気にしてない。
「おはよう皆!」
クラスメイトのみんなも大好き。
遊んだり、話したり、馬鹿したり、時には喧嘩したりもする。
それでも、大切な存在。
「みんなだいすき」
それだけでよかった。
今は、ね。

4:エルチキ:2016/04/21(木) 22:34 ID:cJY

感想などはご自由にどうぞ

5:エルチキ:2016/04/22(金) 19:10 ID:sag

「し、白石さん!付き合ってください!」
中学生後半になると、告白シーズンというものに入るらしい。
第2ボタンをくれ、付き合ってくれだの
恋歌の心には、なにも響いてこなかった。
「うん、いいよ!」
ただ、了承するだけだったのだ。
それの積み重ね積み重ね、いつしか恋歌にはたくさんの『彼氏』ができていた。
『調子乗ってるんじゃないの?』
『誰とでも付き合うんでしょ?きもちわるい』
それを、女子は不満に思う他なかった。
恋歌は家に帰ると、バンッと床を叩いた。
「違う違う!こんなの愛じゃない!」
壁に爪をたててキイッと引っ掻く、爪が剥がれるほどの傷がつく
愛は、キラキラしててふわふわしているもの。
こんなもの、愛じゃない!
恋歌は苦しんだ。
愛というものが、なにか、悩んで悩んで、悩み続けた。

白石恋歌は愛を知らなかったのだ。

6:エルチキ:2016/04/24(日) 19:58 ID:xKg

「なにが!違うのよ!なにが!違うのっ!」
大好きだった縫いぐるみをズタズタに切り裂く。
綿が飛び散り、部屋が散らかっていく。
「恋歌、落ち着いて」
母親がぎゅうっと恋歌を抱き締める。
「これが落ち着いていられると思う?」
グッと、恋歌は手に力を入れた。
ズブッ
母親の腹にナイフが突き刺さる。
「恋歌…?」
一瞬なにが起こったの?という顔をしたが
耐えきれない激痛で、自分は刺されたという事実に気がついた。
「いっ…!ああああ!」
無様な悲鳴が響き渡る、しかし恋歌はうーんと首を傾げるばかり。
しばらくして、そうだ!というような顔をすると
「喉を潰さないとね!」
ナイフを喉に突き立て、そのまま刺した。
さらなる激痛に耐えきれず、母親の体は芋虫のようにびたんびたんと暴れる。
「じゃあね、お母さん」
恋歌はとどめにと、胸にナイフを突き刺した。
ゆっくり、ゆっくりと心臓を突き破る。
母親は苦しむ間もなく、ぐったりと息絶えた。
「涼香さま?…!!」
悲鳴に気がつき、ようやくやって来たメイドに気がつくと
恋歌はにっこりと笑った。

「愛ってなに?」
白石家は、恋歌の手により
その日のうちに、朽ち果てた。



恋愛系ってなんだっけ

7:エルチキ:2016/04/24(日) 20:19 ID:xKg

あれから長い年月が経った。
恋歌はすっかり大人になり、ピンクの日傘を差しながら散歩をしていた。
恋歌のいた世界はすでに崩壊し、恋歌はまた別の世界で生きていた。
「そうねぇ…この家大分広いから、メイドが何人か欲しいわねぇ」
恋歌はぼそりと呟くと、パタンと傘を閉じる。
そして思いきり横一直線に振り回した。
「気配は消したはずなのだけど…」
背後には、一人の少女がナイフを構えてたっていたのだ。
恋歌はくすっと笑うと、少女に急接近し間合いを詰めた。
予想外の出来事に少女は目を丸くし、やられる。そう錯覚し、目を閉じた。
「あなた、メイドになりなさいな」
「はあ?」
ここからが本編、恋歌とメイドの少女は
『愛』の講義をすることになるとは、まだ知らないのだった。

こっからが本編

8:エルチキ:2016/04/29(金) 15:08 ID:oZM

「話の流れが、読めないわ」
「まあまあ…あなたのお名前はなあに?」
少女は、話を聞こうとしない恋歌に腹が立ちナイフを構える。
しかし恋歌は、にこにこと微笑んでいるだけだ。
「名前…ね…ないわ、そんな洒落たもの」
恋歌はあら残念と一言言うと、傘を差す。
そしてしばらくの間、なにかを考えるとパンッと手を叩いた。
「愛夢なんてどう?愛の夢とかいてあむ」
「…愛なんていらないわ、愛が無いで愛無がいいわ」
恋歌の顔が一瞬曇ったが、にこにこと笑うと
仕方ないわね、と一言呟いた。
「よろしくね、愛無」
スッと恋歌が手をだし、握手をしようとする。
しかし愛無は、ペチッと恋歌の手を振り払った。
「よろしくなんて、言わないわ」
「悪い子ね」
二人の間違った関係は、もっと深くなるばかり


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