授業は嫌いだ 適当に勉強を強制される
体育は好きだ なまった体をころせる
先生は嫌いだ 特に熱い先生
隣の子は好きだ タイプです。
そういう下らない事を考えている余裕があった
そんな時にすぐに学校内での事や外で起きている事の異変に気づけたかもしれない つまりその時の俺は気づいてなんかいなかった なんであの時・・・・
どこかで聞いたような鋭い音が耳を走る...この音はまさか...チャイムだ!! 俺は現代の深い眠りから現代の浅い世界に戻るかのように座席から立つ
速く早く速く早く!!この授業の終わりの終焉を迎えたのだぞ! さぁ早く終焉にふさわしいそれ相当のダヴィンチコードを唱えるのだっ!!それ早く!ほい早く! ほいほいチャーハン って....え?ってえ? 居・な・い...居ない
そこに存在していい人が居ない...というか
居るべき人が居ない てか教室誰1人居ない(゚Д゚)
俺はカオスに巻き込まれたのかそれとも此処はパラレルワールドで鏡の世界に入っちゃったのか?(仮面ライダー龍騎 脳乙」という言葉が浮かんだがそんなの今はどうでもいい とりあえず最初から考えよう
この世界の始まりを唱えた後に漆黒なる授業が始まってすぐに俺は深い居眠りを初めた そしてチャイムの音に気がついた俺 そこは誰も居ない教室(俺だけが存在した教室って訳だ..
って事はつまり体育館に居るのか?...そうだとして数少ない俺の世界を共有してくれる友達が起こしてくれるはず...帰ったにせよ どっちみち起こしてくれる なんだこれは今まさに俺はミステリーの中心地に居るじゃないか! 少しワクワクしてきたぞ! オラワクワクすっぞと某漫画のようなセリフを吐きながら とりあえず職員室に向かった
「この状況、先生ならわかるだろう」という希望と共に...
教室を出る時に気づいた 階段を降りる時にはもう分かってた
他の教室にも誰1人居ない
へっへへやばいちょちょちょっとほんの少し怖いな〜神隠しにしては少し大規模すぎないか〜ねぇ誰か居たら返事でもしてくれたら嬉しいな
俺の声が途方に消えてなくなる 既読スルーされた時よりも怖い
頭の中でこの学校には俺以外誰も居ないんじゃないか説が浮上してきていた。
し、失礼しまーす! ・・・
響渡るその声は職員室をかけめるぐるとはいかないがそんな感じだった。
此処も居ないのか.... 俺の好きな先生も居ない
最悪だぁぁと思った時にそれは起こった
あっ!!!....
頭痛 ただの頭痛じゃない 体感でわかる
もの凄く痛い 言えば頭の内側から何かがもがいてる
頭が疼く...少し厨二病みたいだな ああぁ
いつ止まるんだ これ... すると突然それはおそまった
ふぅやれやれだぜ ってえ!?
右手の感覚が無い あああああ何これ
さっきの頭痛の副作用的なやつなのかっ
ブランブランしてるぅうううう
やばいマジやばい 右腕動け! 右腕動け!!
某ドラマSPECの主人公のように心で言った
あれは左手だったか が
今はどうでもいい どうしよう...
右手は動かないし先生もマイフレンドもいない 隣校舎にでも行って探索しよう
また...あの頭痛がきたら次は左手が動かなくなるかもしれない そのように考えていると時が過ぎてたのか
外が暗くなってきている事に気ずいた俺はとりあえず保険室に行って休む事にした
「お邪魔しまーす」って居ないか...
大好きなお布団に向かってダイブをした 大好きな保険室の先生を思いだすと共に不思議と眠りにつく...
これは...何だ
周りがペンキを塗り飛ばしたように赤色が広がっている 床にはたくさんの肉みたいなフニャフニャした物が転がっていたのを確認できた けど見慣れて風景という考えが上回っていた
ここは学校か...けど保険室じゃない教室? 夢か
やけに喉の乾きを覚えた俺は 水道の水で足しなれば良いと思い
体を動かさそうとした が体が云う事を効かない
直立不動のまま俺はポツンと立っている
金縛り?
それにしても体は動かない たまぁに左右に揺れる事だけだ すると大きな音がした
ん? すると俺の意思とは正反対に体が動く
まさか俺誰かに乗っ取られたのか...催眠術の類か?
そんな疑問もお構いなしに動く 教室を出ると廊下の奥から人影が見えた「おーい!!」と言いたいが口も動かせい事に気づくと俺は少し凹んだ
が....時間がたつと人影はこちらの方を向いた気がした おっ!気ずいた こちらの方に少しずつ近づいてくる
でも少し様子が変だ 酔っ払いのおっさんのような千鳥足で近ずいてくる 「そういう歩き方嫌いじゃない」 そう思っている時に真っ暗だった窓から差し掛かった月の光がその人影を全貌を優雅に写し出す
あっ・・・・え?
そいつの口が誰かにかじられたかのように歯や顎の骨が剥き出しになっていた いや体が所々エグれたように血の様なものが見える...これこれって何処かでみたやつだ...えっと某海外ドラマでみた..ゾンビ!?
俺はドラマでみら知識を一瞬でフル回転させた
答えは「こっちくんなぁぁぁあ」 俺の思いとは裏腹に徐々に近ずいてくる
動け!動け!! なんでさっきから動けないんだよ!
本当に俺の体なのかっ!
2メートル 1メートル...終わりを確信した
それも人生の終わりだ いや、またゾンビとしての新たな人生が待っているのか...凹
ゾンビを知らない人に俺の見解を説明しておこう もう最後だし
ゾンビとは、人を襲いながら仲間を増やす獰猛な屍だ
襲われたものは血という肉を食べられる( けっこう痛いと思う) 食べれた側の脳に損傷がない場合ゾンビとして歩く屍と化す
(脳まで食べる食べないかはそのゾンビの気分次第)
始まりは不老不死の薬つくろうとしたらミスって失敗その結果ゾンビウイルスが漏れちゃった てへ★ みたいなパターンがだいたいだろう (てへ★などで許せたら人間が壊滅するレベルになる訳ないだろう)
多少の意識はあるらしいが基本人間の血肉の事しか頭にないある意味 脳筋野郎になる(作品によっては走るゾンビやゾンビになる前の身体能力が付いており時には動物も襲う場合もある)この世界のゾンビは歩くようだラッキー... もう詰んでるけど
オワタオワタオワタ....すぐ目の前だ
目をつむろうとするがつむれない事に気ずく
うわーこんな所で俺人生終わっちゃうんだ
やりたい事いっぱいあったのになぁ
よーくみたらこのゾンビは美人だな
こんな美人な女性に襲われるなら光栄のかもな
アハハハ...はっ!? 何で全然気がつかなかったのだろう 保険の先生だ メガネをしてなかったからわからなかったのか...
先生 実は先生の事ずっと前から好きでした
好きになったのは先生が熱だと嘘ついて潜りこんできた時あきらかに仮病だったのに何も言わずにベットで休ませてもらった時からです まさかこんな形でまた会うとは思いませんでした あと言い残した事がありました
先生...ありがとう 愛の告白タイムが終わり覚悟を決めた
するとそのまま俺の横を先生が通りすぎ何処かに去って行った... え...ゾンビじゃなかったの?
自分でもびっくりするぐらいぽかーんとしていた
で俺はどうすれば良いんだ 動かないし動けない
とすると動きだした 急に先生が消えた方に向かって歩きだした 何でさっきから体が勝手に動くのだろう
先生も先生だ 本当にゾンビじゃないのか?