愛の音

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1:Naa.:2016/06/30(木) 17:33


小説書きます。
感想とかあったら書き込んでください。
アンチとか悪口とか荒らしは禁止。

初心者なんでうまくできるか分かりませんが読んでくれたら嬉しいです🙋💕

2:Naa.:2016/07/01(金) 00:55

❥❥❥

中本 渚。
ごく普通の高校2年生。
普通に楽しくそれなりに恋もして人生楽しんでた。
彼氏だっていた。
…けど、今年の夏、平凡にピリオドがうたれた。


「なぎ、おはよ!」
「あ、なっちゃんおはよ!」

なっちゃん。
なぎの1番の理解者の 河上 菜摘ちゃん。

「そういえば病院行ったの?」
「ううん、行ってない」
「大丈夫なの?」
「余裕っしょ!」

そう、ここ最近ずっと頭痛や吐き気が止まらない。

「…あんま無理しないでね??」
「分かってるよ、ありがとね!!」


授業中、いつものように眠気と戦っていた。

「…っ」

いったぁ-。
最近突然頭痛くなるんだよね…

「…いたた」

机に顔を伏せて痛がっていると、

「中本、お前大丈夫か?」
「き、木原くん…」
「頭痛いのか?」
「う、ううん、余裕!」

周りにあまり心配かけたくない。
笑顔で答えた。

「余裕じゃないだろ、お前ここ最近ずっとじゃねぇの?」
「余裕だってば、ただの偏頭痛だから」
「ほんと無理すんなよ?なんかあったら言えよ?」
「も-、彼氏かて!大丈夫だよ、ありがとう」

風邪引いてんのかな??
1回病院行ったほうがいいのかな…??

そんなこんなで刻一刻と時間が過ぎて行った。

3:Naa.:2016/07/01(金) 01:01

❥❥❥

「なぁ渚??」
「はぁ-い??」
「お前最近無理してねぇ?」
「なにが??」
「しんどかったら言えよ??」
「うん??」
「お前最近具合良さそ-じゃねぇし。」

始音の前では極力元気にしてたんだけどな…
彼氏には心配かけたくないんだよね。

「全然余裕だよ、何言ってんの!」

大きな声を張り上げて言った。

「頭痛かったりすんだよな?」
「まぁ-ね、でも風邪だと思うし」

始音はなぎのおデコをコツンと叩いて言った。

「バ~カ、病院行けアホ」
「…近いうち行く」
「今すぐにでも行けボケ」
「今すぐは無理だけど」

始音にまで心配かけてなにしてんの、自分。

「まじ、体大事にしろよ?」
「わかってるっつ-の!」
「はいはい」

なんだかんだ愛されてるんだな-なんて。
とりあえず、明日にでも病院行きますよっと。

4:Naa.:2016/07/01(金) 01:09

❥❥❥

いつもの朝。
今日は病院行ってから学校。

「渚、準備できた?」
「できたよ-」

お母さんの運転する車に乗る。

「なんともなかったらいいね」
「うん、まぁ風邪かなんかでしょ!」

お母さんも心配してる様子だった。


病院に着くと、待合室みたいなところで待機させられた。

大きな病院だからか、人がすごく多い。
予約しといて良かったぁ-。

待つこと10分程で呼ばれた。

「中本さ-ん、中本渚さ-ん?」
「は-い」
「診察室へどうぞ」

笑顔が素敵な看護師さんに案内され診察室に入った。

「今日はどうされましたか?」
「えっと、なんかここ最近ずっと頭痛と吐き気が続いてて、時々めまいとかする」
「はい、なるほど。」

やっぱり風邪かな-??

「それじゃちょっと口開けて-」

喉の様子を見たり、聴診器で胸の音を聞いたりした後、医師は複雑そうな難しい顔をした後、笑顔で言った。

「とりあえず詳しく検査してみましょうか」

5:Naa.:2016/07/01(金) 01:28

❥❥❥

笑顔で医師に言われたあと、なんかよく分かんないけどレントゲン検査とか尿検査とか色々した。

「中本渚さん」

待合室で待っているとさっきの看護師さんがやってきた。

「はい」
「えっと、まずお母さんだけよろしいですか?」

看護師さんが笑顔で問いかけてきた。

「はい、渚ちょっと待っててね」
「渚ちゃん、ここに座っててね」

お母さんと看護科さんが笑顔で言ってきた。

「うん」

なぎはコクリと首を縦に振った。

数分後、診察室のドアがスラスラ~とキレイに空いてお母さんが出てきた。

「お母さんどうだっ……お母…さん??」

お母さんの目は赤く腫れててぐちゃぐちゃティッシュなを握りしめてた。

「お母さん、なんで泣いてんの?」
「…渚、ごめんねっ…」

お母さんはただただ何度も何度も謝ってきた。

理解のできない自分。

「渚ちゃん、診察室へどうぞ」

そんななぎに相変わらずの笑顔で看護師さんは言った。

ドキドキしながら診察室へ入ると、笑顔の看護師さんと医師がなぎを見た。

「渚ちゃん、落ち着いて聞いてね」
「うん」

「渚ちゃんの脳に腫瘍ができている」

…脳に腫瘍??

「えっと、うん??」
「簡単な言い方をするとがんになってるってことだね」

…なぎが…がん??

「え、まってまって、なぎが?」
「うん、発見が遅かったからもうだいぶ大きくなってて取り除くのは不可能なんだ」
「…死んじゃうってこと?」

医師は少し間を置いて答えた。

「言い方悪いけど…そう言うことだね」
「…まってよ、なぎまだ高校生だよ?人生これから楽しいって時だよ?彼氏だって親友だっているんだよ?ねぇ、医師??」

医師は困った顔をしたあと、笑顔で言った。

「全力は尽くします」
「…全力は尽くす??」
「はい、渚ちゃんの力になれることはします」

…まってよ

「医師でしょ?医大行っていっぱい病気のこと勉強してきたんでしょ?頭いいんでしょ?医師ならこれくらい治せよ!」

看護師さんが慌ててなぎを抑える。

「渚ちゃん、確かに私は医者です。でも治せない病気だってあるんです。」
「…なに、それ。もういい、ヤボ医者が。お前なんか仕事やめろ!」

なぎは頭に血が登って暴言を吐いて診察室を後にした。

6:Naa.:2016/07/01(金) 01:37

❥❥❥

なぎはお母さんに止められつつも学校へ行った。

「なぎ、遅かったね、病院どうだった?」
「…なんともないって-!ただの風邪だったよ!」
「良かった-!」

…なっちゃん、嘘ついてごめんね。
でも言えないよね。

「渚」
「始音、珍しく教室まで来てくれたんだぁ-」
「うっせぇ、病院どうだった?」
「余裕よ、風邪風邪-い!」
「な-んだ」
「なにそれ-、心配してくれたんじゃないのかい!」

こんなやり取りもできなくなるのかな?
なぎ、ほんとにがんなのかな?
夢オチだったりしないかな??


「ただいま-」
「おかえり!」

いつもと変わらないお母さんが笑顔で迎えてくれた。

「今日のご飯はね-」

お母さん、なぎのせいで辛いのに。
苦しいはずなのに笑顔で接してくれて、無理してくれて。

「お母さん」
「ん-?」
「ごめんね、ありがとう」
「全然よ??」
「お母さん、辛いよね、苦しいよね、しんどいよね…無理させてごめんね…」

お母さんは手を止めてなぎの目を見て言った。

「そんなことない、1番辛くて苦しくてしんどいのは渚なんだから。お母さんの前では泣いてもいいんだよ??無理なんかするな!」

お母さん…

「ありがとう、お母さん…」
「全然よ-!」

「ねぇ、お母さん??」
「はぁい?」
「なぎ、お母さんにお願いしたいことあるの」
「なぁに?」


「転校したい」

7:Naa.:2016/07/01(金) 01:46

❥❥❥

「渚、ほんとに?」
「うん」

ほんとはみんなや始音、なっちゃんといたい。
けど、都会の空気は良くないと思うしなにより2人の悲しむ顔を見たくない。

「渚が言うならお母さんはいいよ」
「ありがとう」

転校手続きとか色々大変だろうけど全てお母さんが済ませてくれた。

無事、編入試験にも合格。


…2人と会うのもあと残りすこし。

今日、始音に別れを告げる。


「始音」
「なに?」
「大事な話があるの」
「…おう?」

緊張が走る。

「なぎと別れてください」

始音は言った。

「分かった」
「…え?」

意外とあっさりOKされて内心驚きを隠せない。

「俺も最近、渚のことよく分かんなくてさ、気になってるやつってゆうか…できた」
「…そう…なんだ!」

今の状況でこれはキツい。

「おう」
「それじゃぁ、バイバイ」
「またな」

始音の『またな』 に意味もなく涙が溢れる。

なぎがもし病気じゃなかったら、始音とお別れせず済んだのかな?

…でも、結局はこうなる運命だったのかな?

なんかもう、どうでもいいかも。

ほんとはなっちゃんにもお別れを告げるつもりだった。

けどなぎは学校を早退して、お母さんに無理言って早めに引っ越すことにした。


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