まったり村のハチャメチャ日常【ほのぼの小説】

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1:ほのあ◆1o:2016/07/10(日) 23:41

はじめまして!ほのあです!
前にもこれと同じ物を書いたのですが、書き直したくなったので書き直しします…すみません!
とにかく、皆さんに笑って貰いたい!と思って作った小説なので、息抜きに見て貰おうと思っております。

趣味で書いておりますので、アドバイス系は無しでお願いします!(申し訳ありません…)
荒らし・悪口はやめてください。
感想は貰えると嬉しいですが、無くても全然OKです!

台本書きだし、空白をあまり開けてないので読みにくいです。
それでも良い方は、どうぞ見て行ってください!

それでは、よろしくお願いします!

2:ほのあ◆1o:2016/07/11(月) 00:07

第1話 まったり村で生活しよう!編
ガタガタと揺れる一つの電車。その電車は、まったり村と言う所に向かって行った。人はあまり乗っていないが、勿論乗っている人は居る。
ほのあ「これから新生活が始まるぞー!まったり村、楽しみなのだ!」
一人車両で騒いでいる、小学五年生くらいの少女。だが、顔はあまりよろしくない。名前はほのあ。持ちネタはほのあんぱん。ほのあんぱんと言うのは、ほのあが作った自作の持ちネタらしい。理想のほのあんぱん作りを目指している。手作りのほのあんぱんのを口にしながら、まったり村に着くのを待った。
待つ事三十分後。ほのあは半分残したほのあんぱんをバックにしまい、そのまま寝ていた。しまった後、まったり村に着いてしまったのか、ほのあは電車の呼び掛けで起きる。
「まもなく〜まったり村〜まったり村〜」
ほのあ「えっ!?何々!?…ちょ、今寝たばっかりなのにいいぃ!もう着いたのか!早く降りないと!」
横に置いてあったポーチを肩に背負い、独り言を言いながら慌ただしく電車から降りた。
ほのあ「こーんーにーちーわー!ほのあでーす!今日、この村の村長になりにきまし…」
すずか「うわーあの人じゃんあの人!今日からこの村の村長になるって噂の…」
もも「本当に!?…あら〜、思ったよりもマヌケな顔してるわね…」
もみじ「あの子はドSかな?あの子はほのあって子だっけ?攻められた〜い!」
よもぎ「きょ、今日からほのあさんは村長なのに…し、失礼過ぎる!秘書の僕としても失礼過ぎる!」
駅の前では、ほのあと同じくらいの歳の四人の男女が待ち構えていた。ほのあが駅から出ると、皆口々にほのあの事を言い出す。
だが、ほのあには人何かよりも、見渡す限りの緑、逞しそうに生えている木。ほのあの目には、人が居るのをお構い無しに、その綺麗な景色を見に前に出た。
ほのあ「うおおおぉぉ!この村、凄い綺麗だよ!此処の村の村長になる何て、最高だ!」
目をキラキラさせて言うほのあ。すずかは、出迎えに来たのを気付かせる様に、無理矢理大きな声を出した。
すずか「あーのー!ほーのーあーさあああぁぁん?聴こえますかあぁー?」
と村全体に聴こえる様な、大きな声でほのあに問い掛けた。だが、問い掛ける言い方もウザったらしい。
ほのあ「…あ、居たの?」
ほのあ意外「いや普通気付くだろ!」
天然なのか、それとも嫌がらせなのか。と四人は思っていた。ももは、とにかく自己紹介をしよう、と場の雰囲気を変えようとする。
よもぎ「それじゃあ自己紹介!はじめまして、僕はよもぎ!敬語が使えない者だけど、これでも一応秘書だからね!」
もみじ「はーい!次俺ね!皆からドMドMって言われるもみじだよ!よろしくね〜。」
次々に自己紹介をする住民達。ほのあは、よろしく〜と軽々しく挨拶をした。
ほのあ「で、そこのお二人さんは?」
もも「あぁ!あたし達の事ね、あたしはももよ!それで、此方がすずかよ!」
すずか「よ〜ろしっくね〜?」
ももの自己紹介は良いが、すずかの自己紹介はウザッたらしく感じてしまった。ももの方も、化粧が濃い等と失礼な事ばかり思ってしまう。いつもなら口に出すだろうが、初対面なのだから仕方がない。と表には出さなかった。
よもぎ「それじゃあ、とりあえず…やる事は…家だね!家に行こう!」
もも「あら?もう家決まっているの?」
すずか「もみじが立てたんじゃないか?」
もみじ「俺が立てといたぞ☆しっかりきっくりね!」
ほのあ「おぉ〜凄い!是非見てみたいものだ!」
もみじ「オーケーオーケー!じゃあ連れて行ってあげるよ!実は俺、不動屋やってんだ〜♪」
よもぎ「此処は秘書の僕、おともするよ!」
すずか&もも「私(あたし)も着いて行って良い?」
ほのあ「えぇ…あぁ…うん…」
どうやら、ほのあはこの村の村長として人気者らしい。もみじの説明から聴くと、もみじは不動屋をやっているらしい。ほのあはどんな物なのか見てみたくて、ほのあ達はそのままもみじの跡を着いて行った。
そして、五分くらい立つと、ほのあの家らしき家の前に到着した。それはとても豪華で、金属を纏ったキラキラと輝く家であり、しっかりと組み立ててある立派な家だった。

3:ほのあ◆1o:2016/07/11(月) 00:14

ほのあ「うわぁ〜!この家!?こんな家に住める何て、最っ高だよ!もみじ!」
もみじ「あ、此処は俺の家だから☆」
すずか「此処、もみじの家だよ!」
ほのあ「えっ?じゃあ、私の家は一体…」
ほのあが家はどれだと聴くと、もみじは歩いて来た方の道の奥を指した。
もみじ「あれだよ!」
よもぎ「こ…これが?」
すずか「よ、予想を遥かに越えるな…」
もも「えっ…これって…どう言う事なの?」
ほのあ「なっ…何じゃゴヤーー!!」
もみじが指した家は、藁で作った様な、まるでほのあを馬鹿にしている様な家。中もトイレもお風呂も無い様だし、外観も悪いし、中も狭そうだ。
もみじ「どう〜?俺が作った家!こんな最っ高に綺麗な家は初めてだろー?なっな?」
ほのあ「おーまーえーとーいーうーやーつーはー!!」
もみじ「ちょっ!?」
ほのあはあんな藁の家で暮らせるか、ふざけるな、と言う思いからもみじに暴力を振ってしまった。
ほのあ「人が期待すれば付き上がって!おらおらおらあぁー!」
もみじ「痛い痛い痛い!でもドM何だ!これもドMなら喜ぶけど痛いいぃー!」
すずか「あーあ、もみじふざけなきゃ良かったのに…」
よもぎ「村長!大丈夫!?今、助けてあげるからねぇ…!でも、どうしよう…!」
もも「はぁ〜…いっつもこうなのよねぇ。もみじって。」
ほのあともみじの喧嘩を見ながら、口々に悪口や思った事を言う。
十分後、ほのあは漸く収まったらしく、スッキリしたと言いながら手をパッパと叩いた。
すずか「うわぁ…酷い傷だなぁ…」
もも「何だか笑えて来るわ…」
よもぎ「村長!大丈夫だった?」
ほのあ「うん!大丈夫だ!そんな事より…もみじ!もっとちゃんとした家を作って出直して来い!」
もみじの体は、傷だらけだった。服はボロボロで、頭にはたんこぶがが有る。よもぎも酷いものだ。何故なら、痛くも痒くもないほのあを心配し、被害に有ってしまったもみじをもったらかし。
ほのあはもみじを踏みにじる様に見下ろした。そして、ほのあ達は、もみじを置いて去っていった。
もみじ「は、はあぁ…こ、これもドMの楽しみ所と思えばよろしい…のか…ガクッ…作り直すか。」
そのまま気絶するとでも思いきや、作り直そうと言う正直な気持ちで、家を建て直した。
その頃、ほのあ達は解散した。だが、ほのあとすずかだけは一緒に居る事にし、一緒に村を見て回る事にした。
すずか「う〜ん…とりあえず、私の知ってる友達を紹介するよ!」
ほのあ「友達?どんな子かな〜?」
少しワクワクしながら、すずかの友達の家へ向かった。
向かう途中も、くだらない話何かをしていた。
ほのあ「ねーねー、パラライカって知ってる?」
すずか「パララン♪パララン♪ララランラ〜ン♪…ってやつだっけ?よく分からないけど。」
ほのあ「うんうんうんうん!そんな感じ!…って全然ちげーよ!そんな歌詞ねーから!」
すずか「って言うか何でそんな事聴いたし?」
ほのあ「いや、何となくかな…」
すずか「い、意味分からねぇ…(パラライカ好きなのかな?)」
ほのあ「…やらないか?」
すずか「やらねぇよ?」
ほのあ「うわああぁーん…」
そんな風にくだらない話をしていると、すずかが言っていた友達の家に着いた。
ほのあ「よし!おっじゃまっしま…」
すずか「あっ!まっ待って!」
入ろうとすると、いきなりすずかが止めて来た。ほのあはどうしたのか?と問い掛けた。

4:ほのあ◆1o:2016/07/11(月) 00:18

すずか「ここから先は、慎重に行動を取ってね…食べ物語尾で話す人が居ると思うから…」
ほのあ「えー?そんな人居るの?とにかく、この村の村長になるのでお邪魔しまーす!」
すずかの言っている事がまるで分かっていない様に、そのままバタリと勢い良く扉を開けた。
あんこ「れーいっなちゃあぁーん!何処に居るの団子?あんこが遊びに来たと言うのに失礼だヨーグルト!」
すずか「ほらやっぱり!」
ほのあ「おうぇっ!土足で上がってる!」
すずかが言った通り、食べ物語尾が付き、何とも煩く、騒がしそうな人がうろうろしていた。そして、何とその人は土足で上がっていた。
あんこ「あっ!貴方達はだぁーレモン?まさかれいなちゃぁん!?変装したって無駄だヨーグルト!早く普段の姿に戻りなさ…」
すずか「あんこ!うるせぇぞ!!」
ほのあ「どっちも騒がしいのだが…」
あんこ「ありゃま?貴方れいなちゃんじゃないの唐揚げ?すずかは知っているけど隣の子は誰なのかナス?」
食べ物語尾のせいか、聞き取りずらいと思ったほのあは、すずかの耳元で小声で言うと、いつもこうだからと言う返事が返って来る。ほのあは、適当にこの村の村長だと自己紹介をする。
あんこ「はじめまシークワーサー!この村の村長とはたまげたの団子!あんこはあんこだヨーグルト!よろしくお願いしまスープ!」
ほのあ「よ、よろしくね…そんで、れいなとか言ってたけど、その子って誰?」
あんこ「あぁ〜!この家に住んでる子がれいなちゃんって言うカレーライス!」
すずか「よく分かんないかもだけど、そーゆー事!」
どうやら此処はあんこの家ではなく、れいなと言う子の家らしい。だが、玄関から廊下は土足で上がっているせいか、足跡の様な土で泥だらけになっている。あんこは用事が有ると良い、逃げる様にその場を去っていった。
すずか「はぁ…また逃げたな。れいなに殴られたりボコボコにされたくないから…って。」
ほのあ「えっ?どう言う事?」
すずか「れいなって子は、よっぽどな神経質何だよ?だけど汚い物が平気なあんこは、土足で入ったり泥をれいなに掛けたりとか…そんな事してるから、それでれいなは激怒!そして、あんこはボコボコにされちゃう…って言う話。まぁいつもの事さ!」
ほのあ「長ったらしい説明ありがとう。」
わざわざ長い説明をしてくれたすずかに感謝し、れいなに会いに行く為、きちんと靴を脱いでから家へと入っていった。家の中は、あんこが土足で歩いた所意外はピカピカで、清潔間が有る。突き当たりの部屋だけ、扉が開いていた。
すずか「れいなの部屋は此処だよ、多分…此処に隠れてたんだと思う…」
ほのあ「何で?」
すずか「れいなはあんこが地上最大の苦手人物何だよ。何せ、さっきも言った通りあんこは清潔間が無いし、土足で上がり混んだりして不潔でしょ?だから不潔な人が苦手だから、れいなはあんこが地上最大の苦手人物…だから此処に隠れてるんじゃないか?…ってワケ!」
ほのあ「長ったらしい説明ありがとう。(本日二回目)」

5:ほのあ◆1o:2016/07/11(月) 00:24

二回も同じ言葉を使うほのあ。そんな風に話をしながら、扉の開いた部屋に入った。その部屋は、至って普通の部屋だが、よく見るとベットが震えていた。
すずか「れいな?居るー?」
ほのあ「ん…?何だ?ベットから何か聴こえるぞ?」
小さな声だが、ほのあの耳にはベットの中から声が聴こえた。幽霊なのか、それともれいなが居るのか。恐る恐る毛布を開けてみると、そこには小さな少女が居た。
すずか「れーいな!まーたあんこが怖かったのか?」
れいな「そうレイ…怖いレイよ…あの人土足で上がり込むレイよ…恐ろしいにも程が有るレイ…」
ほのあ「この人が、れいな?この人も語尾が有る…」
語尾を言いながらは話すが、顔は真っ青になり、毛布を身体中に被り、体はガタガタと震えていた。
二人は放って置く訳にも行かないので、ほのあはれいなを落ち着かせた。すずかは、土足で上がったあんこの足跡を雑巾で拭いていた。
五分くらい立つと、すずかの雑巾拭きも終わり、れいなは真っ青になっていた顔も元通りになって来た。
れいな「はぁ〜迷惑掛けちゃってごめんレイ…その人は誰レイ?まさか、この村長さんレイか!?」
ほのあ「うん。そうだよ!ほのあだっよーん!よろぴく〜。」
れいな「村長さんレイか…何だかかっこ良いレイね!れいなレイ!これから宜しくレイ〜♪」
すずか「中々ナヌケな顔してるよね!ほのあって…」
れいな「言われてみればそうかもレイ…」
ほのあ「おいぃ!失礼だな!」
と、失礼な事を言う二人に、ほのあは大きな声でツッコミをする。
だが。自己紹介も出来たので、再び村を見て回る事にした。
すずか「ん〜、何かお腹空いて来たねぇ…」
ほのあ「確かに…って私は普通だけどね!」
お腹が空いたのだから、何か食べようかと思ったが、食べる物も持ってない。それに、食べ物を買うお金は家のお金を払う為、使う訳にはいかない。そんな時、ほのあはふと思い出した。
ほのあ「…ほのあんぱん?…そうだ!ほのあんぱんが有ったんだ!」
すずか「ほのあんぱん…?あんぱんなら知ってるけど、そんなぱん聞いた事無いよ?」
ほのあ「良いからさ!食べ掛けだけど、食べてよ!美味しいよ!」
そう言って、無理矢理ポーチからほのあんぱんを差し出すほのあ。電車の中で食べて、奥に入れなかったせいか、ポーチに手を突っ込むと直ぐに出て来た。
ほのあ「はい!これあげる!」
すずか「要らないよ!しかも食い掛けだし!」
良いよ良いよとすずかは遠慮するが、ほのあは食べて食べてと無理矢理すずかの口の中にほのあんぱんを入れた。
すずか「うぐぐ、もぐもぐ…」
ほのあ「どう?美味しいでしょ?」
すずか「まず…くない…あんぱんにチョコやクリーを丁度良い甘さに絡み合わせてあり、シルクの様な色のミルクの味もする…食欲が沸いて来る匂い!程好く苺や栗の味もする…食べた事の無い新感覚…!美味しーい!」
とても細かい感想を言い、ほのあはそうだろうそうだろう、と満足そうに喜んでいた。どうやらこれだけでも空腹が満たされた様だ。
すずか「ごちそうさま!ほんと、美味しかったよ!また食べないんだけど、無いかなぁ?」
ほのあ「おまかせあれ!食べたい時にはいつでも作ってあげるからねん!」
すずか「わ〜いやった〜!」
ほのあの言葉に喜ぶすずか。そんな時、隣から聞き覚えの有る声がした。
「あのー…俺が居るの気付いてる?」

6:ほのあ◆1o:2016/07/11(月) 00:27

何かと思って横を見ると、半目で二人を見るもみじが居た。
ほのあ「うわわわわ!もみじ、居たんだ!」
すずか「ビックリ仰天って言うのか?とにかくビックリ!」
もみじ「食べ掛けがどうとか言ってる時からだよ!それと!ほのあ、今家が完成したよ!勿論ちゃんと作り直したよ〜藁の家破壊しちゃったけど☆見に来る?住む?だったらお金払ってね?」
ほのあ「いちいちうるせぇよとにかく行くぞ!」
すずか&もみじ「へーい。」
三人はそのままさっきの藁の家が建っていた場所へと向かった。さっき藁が建っていた所に着くと、そこはさっき藁の家が建っていた。
外観はピンクや水色等のラブリーな色で仕上げて有り、家の中も広そうだ。庭の方は立派な噴水やベンチが有り、この家に住むには相当なお金が掛かりそうだ。内装は至って普通だが、新築の家の様に綺麗だった。
ほのあ「も〜みじ〜!こんな家を作ってくれる何て嬉しいよ!これからはもみジジィと呼ばせて貰うよ!」
もみじ「いやそれって褒め言葉じゃないよね?ドMだから良いけどさ♪」
すずか「キモ〜いッ☆」
もみじ「えぇ?」
褒め言葉なのか何なのかは分からないが、ドMだから良いと許してしまうもみじ。ほのあはもみじに家のお金を払ってから、ほのあはこの家に寝転んだ。
ほのあ「うーんやっぱり新築の家は良いねぇ〜!これをあんこに汚されたら死ぬ所じゃないよハッハッハッー!」
すずか「そう言ってフラグを建設しない方が良いよ。布団ふかふか〜♪」
ほのあ「ってドサクサに紛れて居るし!」
すずかは遠慮をしないで、家のベットに寝転がっている。ほのあは汚さないなら良いやとすずかを放置した。
その時、家の扉の叩く音がした。
ドンドン!ドンドン!
ほのあ「何だぁ!?こんなリラックスしてる時に!」
すずか「全くだ!俺は寝てるから行ってこい!」
何かと命令口調なすずかだが、ほのあは何も思わず玄関に行き、扉を開ける。
ほのあ「あ・の・ねぇ!貴方人の家の扉を叩くとか非常識過ぎるよ!?…って誰?」
ゆず「もおぉ、いらっしゃいとおもてなしをしてくれるとでも思えばぁ、文句とは何ですかぁ?失礼ですねぇ!」
ほのあ「あ、すいませんね。」
もも「ごめんなさいね、家のゆずが…」
ほのあ「え?もも?誰?」
いきなりごめんと謝り、ももはほのあに細かく説明をした。どうやら、ゆずはももの弟らしい。ゆずは説明をしている途中も、あーだこーださっきの事をグチグチと言っていた。
ほのあ「なるへそ!そう言う事かぁ〜。この子がゆずね!はじめまして〜。」
ゆず「人の名前を呼ぶ時はさん付けしたらどうですかぁ?ほのあ。」
ほのあ「お前も呼び付けだろうに!」
もも「ゆず!ほのあに失礼よ。とにかく、こんな弟だけど許してほしいわ…」
ほのあ「うん、分かったよ。」
性格がきつそう。煩い。影が薄い。幽霊みたい等と失礼な事ばかり思ってしまうほのあだが、絶対に口には出さない。そして、ももとゆずはれいなと遊ぶ約束が有るらしく、てくてくと帰って行った。
ほのあ「ふぅ〜、やっと住民全員に会えたよ!」
そう言って背伸びをすると、さっきまて寝ていたすずかがいきなり起きて、ほのあにこう言った。
すずか「え?何言ってるの?まだ一人…居ルンダヨ?貴方ガ知ラナイダケデ…」
ほのあ「あっ、そう!じゃあ会いに行こ♪」
すずか「…うん。空気が読めないなぁ…ほのあってさぁ。(此処は怖がってくれと思ったのに。)」

7:ほのあ◆1o:2016/07/11(月) 00:29

怖がってくれると期待していたが、何も怖がらずがっかりするすずか。ほのあはそれに気付かなかったが、次の瞬間家のピンポンが鳴った。
ピーンポーン♪
ほのあ「あれ?お客さんかな?」
すずか「これってまさか…ここあ?なのか!?」
何も知らないほのあは、そのまま真っ直ぐ玄関に行き、扉を開ける。
ほのあ「こんにちは〜!貴方は扉をドンドン叩かなかったよね!良い性格だよ!良かったら家でお茶でも飲んで行ってよ!…って!貴方知らない人…」
ここあ「はーじめまーして♪ここあです!今日は村長さんがこの村に君臨するらしいから来たんだけど、貴方と会うのが最後になっちゃったねぇ〜☆ごめんなさい!ほのあちゃん、これからもよろしく〜♪」
すずか「ここあ!やっぱりここあ来たのか!」
ほのあ「く、君臨って…(この人ぶりっ娘そうだけど、大丈夫かな…?ぶりっ娘…痛い、痛いよ!)ま、まぁとにかく会いに来てくれてありがとうな!」
すずか(絶対ほのあここあの事ぶりっ娘だと思ってるよ)
何となくぶりっ娘な感じがして、ここあと付き合うのはあまり良いかなと思い、直ぐに帰って貰った。
ほのあ「はぁ〜もう全員に会ったんだからゆっくり出来るよね…それじゃ、今日はもう寝よっかな〜。」
すずか「ん!?誰か来る気配が…!」
「上から来るぞ!気を付けろ!」
ほのあ「うわっ!?」
ドスンッ!
何と、上から人が乗っかってきた。ほのあの頭の上には、よもぎが乗っかっていた。
ほのあ「ちょっとよもぎ!何するんだよ!」
よもぎ「まぁまぁ細かい事は気にしないで〜」
ほのあ&すずか「いや気にするだろ!」
よもぎ「エヘヘ〜…あっ!そんな事より、大事な話を伝えに来たんだよ!」
相変わらずマイペースな発言をするが、どうやら大事な話を伝えに来たらしい。その大事な話と言うのは、村長には村の皆に挨拶をしなければならない。だが、それも大変だからと決め、村の広場で村の皆に集まって貰い、そこで村長と有って貰うと言う事をしなければならない様だ。
すずか「へぇ〜、ほのあも大変だねぇ…」
ほのあ「ほんとだよ!今日一日大変過ぎィ!ハチャメチャ過ぎィ!」
よもぎ「そろそろ始まるから、広場に来てね〜!じゃあ!」
そう言って、よもぎは広場の方へと走って行った。二人も広場の方へ向かう事にした。
またくだらない話をしながら歩いて行くと、あっという間に広場に着いてしまった。時間が過ぎるのは早いものだな、等とのんびりした様な言葉を発言するほのあ。
そして、そんな言葉を発言する間にも、広場には住民達が集まって来ている。 全員広場に住民が集まると、村とは思えない程住民が沢山居た。
よもぎ「それでは村長がこの村に来た事を祝いましょう!」
よもぎがそう言うと、わいわいと騒ぎ出した。この村は村長がこの村に来ると、広場でパーティーをする事になっているらしい。
よもぎ「さぁさぁ、飲んで飲んで〜!」
ほのあ「って!もっと話とかするんじゃないんだ!?…まぁ良いや…とにかく、かんぱーい!ごくごく…オレンジジュースうめー!」
すずか「ぷはー、私はお茶ばっかだったから久し振りにジュースを飲んだよ!おいちい!」
ほのあ達はオレンジジュース等を飲みながら、料理等をモグモグと食べていた。
と言っても、ほのあ達はまだ子供だ。ビールやお酒は飲めないが、ジュース系の飲み物なら飲めるからと、子供と大人の席が有った。

8:ほのあ◆1o:2016/07/11(月) 01:02

男子A(子供)「今日はいっぱい食べてパーティーだー!」
女子A(子供)「もう、男の子は食いしん坊ね!」
男子B(子供)「まぁ良いんじゃないかな?」
男性A(大人)「酔っ払いにならない様に気を付けるって〜。ハハハハハ!」
女性A(大人)「もう、既に酔っ払ってるわよ!」
ここあ「いえ〜い♪屋台も有るよ〜!何だかお祭りみたい!」
ほのあ「皆楽しそうだね〜!」
すずか「そりゃそうだ!あっもも居るよ!もーもー!」
もも「あら?ほのあにすずかじゃない!どうしたの?あたしと一緒にパーティーしたいの?」
ほのあ&すずか(いつもより化粧濃いわな…おめかし?おめかしなのか?)
わいわいと騒いだパーティーの中、ほのあとすずかもパーティーを楽しんでいる様子。そんな時、ももがうろうろとしていた。それをすずかが見つけたが、いつもより化粧が一段と濃い。おめかしにしては酷すぎる。
ほのあ「えっえっと…ももさん?」
もも「えぇそうよ!何か文句有る?今日は一段と化粧をしてみたのよ!おめかしみたいな感じね!」
ほのあ&すずか(えっ、これってやっぱおめかし…?)
ゆず「ちょっとぉ、僕が居るのに無視とは何ですかぁ?」
ほのあ「わわわっゆず居たのか!」
すずか「影が薄いよ…」
もも「あら!ゆず居たの?アンタ影が薄いから気付かないのよ…ごめんなさいね。」
ゆず「全くぅ、しっかりしてくださいよぉ!」
さっきからももの後ろに居たゆず。だが、気付いて貰えなかったせいか、ゆずは頭に湯気を出して怒っている。何とかゆずを落ち着かせ、ゆずも仲間に入れてあげた。
ほのあ「うわーい!パーティーって嬉しいね!」
すずか「あぁそうだな。君達もそう思うかい?理想のパーティーになったかな…」
もも「そう言う真似は辞めなさい、気持ち悪いから!」
ゆず「同じく同感しますねぇ」
すずか「うわーんえーんえっえっえっ(棒)」
その後、一時間くらいパーティーは続いた。ほのあは、引っ越しをした一日目からハチャメチャな一日になってしまったが、此処で暮らすのも悪くなさそうだ。と言う思い出を日記に書き残し、ゆっくりと睡眠を取った。
第1話 まったり村で生活しよう!編 終わり
次回予告
ほのあ「あんこ、大食いでは負けないからな!」
あんこ「あんこだって負けなイカ!食べ物に関しては誰にも負けられないのだからナス!」
すずか「ふ、二人共どうしたの!?」
ほのあ「あぁ!あんこが大食いで勝負しろって言うんだ!だから勝負する事になった!」
あんこ「とにかく負けられないの団子!」
すずか「あわわわ〜…どうしよこれ…」
次回 第2話 ほのあvsあんこ!大食い対決だ!編
ほのあ「次回も笑って読んでくださいね♪」

9:ほのあ◆1o:2016/07/11(月) 01:03

第2話 ほのあvsあんこ!大食い対決だ!編
ほのあ「うりゃあああぁぁーー!!」
あんこ「掛かって来イカーー!」
ドッカン!ドドドドドッ!
すずか「ふ、二人共どうしたの!?」
いつもは平凡なまったり村の公園。だが、今日は平凡ではない。それは、ほのあとすずかが居るからだ。どうやら何かで喧嘩をしているらしい。それを見つけたすずかは、直ぐに理由を聴いた。
その喧嘩の理由は、食べ物だ。ほのあとあんこは相当な大食いで、それでも太らないと言う、何ともズルい体質。そして、二人はどちらが多く食べれるかで喧嘩をしていたらしい。
すずか「ぶっ…あーっはっはっはっはっはーっ!何それ!食べ物ごときで大げさやなぁ〜(笑)」
身体をジタバタさせて笑っている。それに怒った二人は、すずかに向かってこう言った。
ほのあ&あんこ「あぁ?何だってぇ?(何だっ天丼?)」
すずか「ヒイイイイィィッ!!」
二人が怒れば、すずかはボコボコにされる。それに免じて、頭を下げて謝った。ほのあとあんこはそれを完全無視し、また喧嘩を始めた。すずかも落ち着かせようとしたが、二人には叶わず、止めようとしても無駄だった。
ほのあ「よし…そんな風に言うのなら、明後日一緒に大食い対決だ!」
あんこ「望む所だヨーグルト!あんこはあんこで頑張るカレー!」
すずか「何だか大変な事になりそうです…」
ゴクリと唾を飲み込み、どうなるのかが気になっていた。その後、その事をもも達に言った。ほのあとあんこは、顔も合わせなくなった。だが、それがもっと酷くなって行った。
二人が喧嘩してから、次の日になった。ほのあはすずかの家で、お泊まり会をする事になった。そこでの食事は、ほのあの大好きなオムライスだった。
すずか「ほらほら!私が作ったんだよこのオムライス!いっぱい食べてね〜♪」
ほのあ「ごめん、今日は要らないや…ジュルリ」
すずか「えぇっ!せっかく作ったのに…オムライス、好きだよね?(ハッ!もしや…あんことの大食い対決まで食べないとか!?)」
すずかが思った予想は、ほのあが考えていた事に怖い程当たっていた。勝負の日までずっと食べず、勝負の時に一気に食べると言う作戦だ。
その頃、あんこも人の家に泊まっていた。ももとゆずの家だ。あんこは、ほのあとは違い、食べ物をバクバクと食べている。
もも「あんこ、随分食べるわね…お腹は大丈夫なの?」
ゆず「もう三皿も食べてますよぉ。今日のカレーがそんなに美味しいんですかぁ?」
あんこ「あんこは勝負何て関係無イカ…!どうせほのあ何て一皿でお腹いっぱいに違いないカレー…!完全にあんこが勝利するに違いないシークワーサー…!あんこは気にせず食べるの団子…!ゲホッゴホゴホ!気管に詰まっタコ…ゴホッゲホ!」
もも「な、なるほどね…どちらを応援するか捨て難いわね…」
ゆず「全くぅ、お腹壊したって知りませんからぁ。」
あんこは食べる事に関して、ほのあなど余裕のよっちゃんらしい。ほのあは今も、お腹が空っぽのままだ。

10:ほのあ◆1o:2016/07/11(月) 01:05

ほのあ「あーイラつく!むしょーにイラつく!あぁーイラつく!うわああぁぁ!」
すずか「煩いなぁ…何だってーのさ?こんな真夜中の二時まで起きてて…」
あれからほのあは、お腹は空いているが一度も食事をしていない。もう真夜中の二時過ぎだ。そのせいで、ほのあはイライラしている様子だ。イライラを消そうと、今夜は寝ずにゲームをやっているが、寝ていたすずかはゲームの音と光。そしてほのあの声で、煩くて寝られないらしい。
ほのあ「くうぅっ…!ご飯…!食べ物…!誰か恵んでくれえぇ…!おおぉそこの若いの、何でもええから食べ物をおぉ…」
すずか「はぁ〜だったらさっきオムライス食べれば良かったのに〜…」
ほのあ「いーや駄目だ!明日までは絶対食べないんだから!うわあぁっ、ゲームオーバーだー!」
すずか「今日は明日ですから…(もう二時だよ…)」
すずかに言われても、オムライスを食べないほのあ。そしてイライラして貰っても困る。すずかは、この後もずっと寝られていなかった。
翌日、いよいよほのあとあんこが大食い対決をする日になった。ほのあのお腹は何も入っていない。あんこのお腹は、まだ昨日の食べた物が少しだけ入っている状態だ。ほのあ達は、寝ていないせいか目に隈が出来ていた。そして、驚く事にあんこも寝ていない様だった。
ほのあ&すずか「えぇっ!あんこも寝てないって!?」
あんこ「そう団子!何か文句有林檎なのカレーライス?昨日はももとゆずの家に泊まったけれど…」
それは今日の真夜中の事。あんこはほのあ達と同じく、一回も睡眠していないらしい。あんこはその事を話し始めた。
ゆず「やぁっ!はぁっ!影分身の術ー!」
もも「ちょっと煩いわよゆず!こんな時に影分身の術何てやるんじゃないわよもう!」
あんこ「煩いヨーグルト…あんこは煩いの苦手だから静かにしてクレープ…」
ももの家は、真夜中に毎日ゆずが影分身の術を練習しているらしい。ももとあんこは、それで煩くて眠れなかったと言う事だ。
ほのあ「な、なるほど…それは大変だったなぁ。」
すずか「此方も酷かったですよ…」
あんこ「それはそうと!今からは大食い対決なのり巻き!早く大食い対決、始めるの団子!」
ほのあ「おう!望む所だぜ!すずか、料理はすずかが作って!」
すずか「えっ、ええぇっ!勝手に決めないでよ…」
ほのあ「作るの得意でしょ!さぁさぁ!」
すずか「ううぅ…(別に作るの得意じゃないのに…)しょうがないなぁ!」
ほのあ達は、誰も寝れてないのが分かった所で、大食い対決をする事になった。料理を作るのは、すずかに無理矢理頼む事にした。すずかは直ぐに戻って、料理の方を作る事にした。


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