『image』

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1:ジャーデ:2016/07/11(月) 19:45

想像とは、人間の作り上げる世界の一つである・・・・・

同じ物語でも、見る人物が違えば、当然物語の結末も違う風に感じる
だろう・・・・・

2:ジャーデ:2016/07/12(火) 19:53

『カードの道』

「おい、見ろよこれ・・・・・」

「・・・カード・・・だな・・・・・」

「あぁ・・・でも、これだけじゃないみたいだな」

「はい?」

「あっちの方、ずーっとカードが落ちているだろ?」

「・・・あ、本当だ・・・」

「・・・行ってみるか」

「・・・まぁ、構わないけど・・・」

「拾い続けていれば、一つくらいはクレジットカードが落ちているかもしれないぞ」

「いや、そりゃあねぇだろ」

「わかんねぇぞ〜?もしかしたら一万円札が」

「ねぇって・・・」

「五万円札とか・・・」

「・・・いや、それは現実にねぇから」

「トランプが落ちていたらゲームができるし」

「・・・ババ抜き、とか?」

「・・・いや、それじゃない・・・・・えっと・・・確か・・・ポーカー、だっけか・・・・・?
 お互い持っているカードを自分の額に付けて、自分が持っているカードが見えないようにする・・・・・
 相手が持っているカードしかお互い見れないようにするゲーム・・・・・まぁ、もしやるとしたら、
 俺がキングのカードを持ってお前がジャックってところだな」

「はぁ?俺がお前より下かよ」

「あぁ、悪いか?」

「悪いっつーか・・・・・何か気に入らない・・・・・」

「・・・まぁ、勝負は時の運だ、何のカードを引くかはその時の運だな・・・・・」

「ところでキング・・・」

「何だ?ジャック・・・」

「このカードの道、どこまで続くんだろうな・・・・・」

「さぁな、それより、トランプが落ちていたら何のゲームする?」

「・・・ババ抜き」

「お前そればっかな」

「・・・悪いか?」

「いや、別に・・・・・」

「まぁ、ジョーカー引いてゲームオーバーにならないように気を付けるだけのゲームだ・・・」

「あっ!」

「どうした?」

「最後のカード・・・・・拾った・・・・・」

「何だった?」

「・・・ジョーカー」

3:ジャーデ:2016/07/15(金) 16:19

『御伽考察』

「昔さぁ、寝る前とかに親が本読んでくれたりしなかった?」

「したした!俺の家ではよく一寸法師とか、鶴の恩返しとか読んでもらったなー」

「でもさ、今考えれば全部おかしな話だよな」

「ん?何が?鬼退治したり、王子様と結婚したり、ハッピーエンドばかりじゃないか?」

「いやいや、そうじゃなくてさ・・・例えば白雪姫、あれって小人が七人出てくるだろ?」

「うんうん」

「でも、誰もあの小人七人の関係を知らないと思うんだ」

「ただの友達とかじゃないのか?」

「よく考えてみろ、ただの友達って関係で、森の中で一つの家に七人で同居するか普通、ちょっと
 危ない感じがするだろ?」

「お前ちょっと深読みのし過ぎじゃね?」

「次にシンデレラ、まず、かぼちゃの馬車って何だ?趣味悪いし、しかも中に人が入るんだぞ?
 それにあのかぼちゃはいつのかぼちゃだ?食べ物を粗末にしているだろ?その上ガラスの靴・・・・・
 足を怪我するかもしれないし、変える途中するっと簡単に片方が脱げちゃうくらいぶかぶかで、しかも
 ハイヒールの形・・・・・健全な児童に読ませる内容じゃないと思わないか?」

「・・・ま、まぁな・・・」

「お次は長靴を履いた猫」

「うんうん」

「これはすぐに結論が出るな」

「どんな?」

「猫は喋らない、長靴を履かない、まず猫の足のサイズの長靴なんて存在しない」

「作り話であって」

「そして次に猿蟹合戦」

「・・・うんうん」

「最終的に猿が集団リンチされて終わるって酷くないか?あれじゃあ合戦じゃなくて密猟だ、
 あの猿を毛皮か何かにでもするつもりなのか?」

「あれってそんな猟奇的な話だっけ?」

「続いて」

「わかった、わかったからもう喋るな、深読みし過ぎだ」

「一寸法師」

「続くのね・・・はいどうぞ」

「あれって鬼の体の中を針で突付いて攻撃しているんだぞ?鬼が可哀想だろ?」

「・・・だって鬼の自業自得だろ?」

「・・・まぁ、そうなんだけども・・・・・」

「・・・・・だろ?」

「事実を言われて何も言えん」

「まぁ、御伽噺なんてそんな感じだよ」

「なぁ監守さんよぉー、何か本読んでくれよー、寝れやしないぜ」

「うるさい、さっさと寝ろ、囚人二人組」

4:ジャーデ:2016/07/23(土) 21:15

『告白しよう、そうしよう』

「俺さぁ・・・」

「ん?」

「今度、告白しようと思っているんだよねぇ・・・」

「お前にもとうとう片思いの春が来たか〜」

「やめろよなー!フラれたらどうすんだよ!」

「だってお前に惚れる女を見つけることなんて、超美人の群れの中から、超美人に見えるニューハーフを
 見つけ出すのと同じくらい難しいことだぞ?」

「・・・何だよその変な例えは」

「まぁまぁ・・・ちなみに、誰に告白するの?」

「聞いて驚くなよ?あぁでも・・・驚くだろうなぁ〜」

「早く言えよ」

「なんと!クラスのマドンナ、伶ちゃんでーす!」

「・・・・・」

「どうした?やっぱり驚いたか?」

「・・・・・」

「何だよ・・・何か言えよ・・・」

「ん?あ、あぁ・・・ま、まぁ・・・が、頑張って・・・?」

「何だその気弱な奴みたいな返し方」

「・・・だってお前に告白されて喜ぶはずねぇもん」

「んだとぉ!?」

「だって、クラス全員が知っていることをお前だけ知らなかったり、跳び箱三段までしか飛べないような
 お前に、告白されて喜ぶ奴なんていると思うか?」

「・・・だよなー・・・高校三年で、跳び箱三段はねぇよなぁー・・・はぁ・・・・・」

「でも、一応告白はするだけしてみたらどうだ?」

「お前に言われなくたってするっつーの!」

「まぁまぁ怒るなって跳び箱三段」

「それを言うな!」

「わぁったわぁった、言わねぇよ」

「でさぁー、どんな感じに告白すれば彼氏になれるか、悩んでんだ・・・」

「どんな感じも何も、彼氏になんて絶対になれないから安心しろよ」

「だーかーらぁー!やめろってそうやって言うの!俺本気だからなー!」

「わぁったわぁった」

「ったく・・・お前に話した俺が間違っていたよ」

「誰に話しても解決しないぞ」

「何で?」

「彼女自身が一番知っているんじゃあないかなー・・・」

「あ、わかった!」

「・・・?」

「彼女、きっと人見知りが激しいんだな?だから」

「違う違う、やっぱりお前は彼女のこと何も知らないな、彼女は誰とでも親しく接するだろ?」

「あ、確かに・・・・・」

「それなにの人見知りはねぇだろ・・・」

「だなー、ねぇなー・・・」

「もう俺に相談するのはやめて、早く告白したらどうだ?」

「そうだな・・・じゃあ、行くわ」

「おー、頑張れよー」

タッ・・・タッ・・・タッ・・・

「・・・どうしたんだ?そんな所に立って」

「あぁお前か、今な、佐々木の奴が告白するって言うんで話相手になってたんだよ」

「ほー、アイツにもとうとう片思いの春が来たか」

「俺と同じこと言うなよ」

「で、誰なの?告白相手は・・・」

「・・・伶ちゃんだって」

「マジかよ!伶ちゃんニューハーフだろ!?」

「仕方ねぇよ、他の奴等は皆知っているのに、アイツはそのこと知らねぇんだから」

5:ジャーデ:2016/07/25(月) 21:23

『カメラマン』

「・・・なぁ、どう思う・・・・・?」

「・・・え・・・?」

「この光景だよ・・・・・」

「いや・・・どう思うって・・・・・」

「明らかやべぇだろぉ〜・・・・・」

「だな、前々からちょっと変な奴だとは思っていたが、まさかここまでとは・・・・・」

「何で何百って数のカメラのレンズを、全部部屋の真ん中へ向けるかねぇ〜・・・・・」

「何かさ、監視されているみたいで気持ちわりぃな!」

「やめろって、アイツがひょいっと帰ってきてこの話少しでも聞かれたら、気まずいだろ?」

「う〜ん・・・・・それもそうだな」

「にしてもアイツ、いつになったら帰ってくるのやら・・・」

「それ、マジでそれ」

「アイツ「ちょっと買い物してくるから、わりぃけど留守番頼むわ」って言って、何分経ったよ?」

「俺達が来たのが11時47分だったから・・・1時間と30分だな」

「なげぇなぁ〜」

「なげぇねぇ〜」

「大体さ、アイツ何であんなにカメラに拘るのかね?前は人間観察が趣味とか言ってたじゃん?」

「さぁな〜、趣味が変わったんじゃね?」

「そうかな〜?」

「そうだろぉ〜、まぁ、俺はアイツと違って、前の趣味に今の趣味を足しているけどね」

「どんなどんな?」

「読書を少しずつしながら、絵を描く」

「おぉ〜、何そのアトリエにいる一流画家のある日の過ごし方みたいな」

「だろだろ〜?コーヒー飲みながらさ、画家みたいな時間を過ごすんだ・・・・・」

「でもそれ、絵描いてる奴なら結構やってそうじゃね?」

「おいお前、それを言うなよ」

「まぁまぁ」

「お前の趣味は何だよ?」

「俺?俺の聞いちゃう?」

「聞いちゃう」

「俺の趣味はね〜、折り紙かなぁ〜」

「折り紙・・・」

「そう、鶴とか猫とかさ、動物を折るのが特に好きだな、俺は」

「お前に動物が折れるのか?」

「当たり前だろー!こう見えても俺は折り紙大得意だからな!」

「はいはい、わかったわかった」

「その態度・・・明らか信じていないだろ?」

「うん」

「あー!やっぱりなー!それじゃあわかった!お前に俺のイリュージョンを見せてやる!」

「で、そのイリュージョンに使う折り紙は?」

「あっ!やべ・・・今折り紙持ってねぇ・・・・・」

「さぁ、どうする?さぁ、さぁ、さぁ!」

「紙じゃなくて心が折れた・・・・・」

「アイツが出かける時に、ついでに頼めば折り紙できたのに・・・・・」

「うるせーなー!こうなることが予めわかっていたら、俺だって頼んだよ!」

「まぁまぁ落ち着けって、そうだ!こっちは留守番させられている身なんだ、アイツがどんな写真や
 映像撮ったか、勝手に見ちゃおうぜ?」

「ナイスアイディーアー!」

「それじゃあそこのカメラちょっと取れ」

「おうよ」

ひょいっ

「・・・あれ?」

「どうしたの?」

「これ、撮っている状態になっている、しかも映像」

「今?」

「うん、今、映画かよ、1時間半も撮っているぜ?」

「・・・ちょっと待って、それ、おかしくない?」

「何が?」

「俺達が来たのは何分前だ?」

「一時間半前だが?」

「俺達が来た時から・・・撮っているってことだよな?」

「あ、確かに・・・・・」

「・・・ひょっとしたらアイツ・・・趣味を足したのかも・・・・・」

「何が?」

「・・・カメラと人間観察・・・・・いや、もしかしたら、カメラで状況を撮って観察する方向に
 変えたのかも・・・・・」

「まっさか〜、そりゃねぇだろ?」

「・・・これも・・・これも、これも!・・・他のカメラにも撮られている・・・・・」

「・・・・・」

「これはやべぇぞ・・・・・」

プルルルルルル・・・・・

「うぉっ!?」

「お、お前出ろよ!」

「お、おう・・・」

ピッ

「あー、もしもし?え、コーヒーと折り紙を買った・・・・・?あ、うん、わかった、じゃーねー」

ピッ

「逃亡しよう」

「そうしよう」

6:リュウ ( -.-)ノ ・゚゚・。dice1:2016/07/25(月) 21:50

ジャーデさんのimage、面白かったです。オススメのコーナーで書いていたので、見に来ました。
リュウは特に、御伽噺が好きでした。あそこまで真面目に言われると、冷静になってしまいますね(ーー;)
頭フル回転して、いろんな状況を作り出すのがすごく楽しいです。

7:ジャーデ:2016/07/26(火) 19:34

ありがとうございます、感謝感謝です

8:リュウ ホィ(ノ゚∀゚)ノ ⌒dice6:2016/07/26(火) 19:48

本当に人それぞれ想像していることが違うと思うと面白いですね。
リュウはカードの道は初めから、トランプの道を想像していたんです。それと周りにアリスの背景を。
でも、普通のカードだったらと考えたりするとまた、景色が変わって見えて面白いです。

9:ジャーデ:2016/07/26(火) 19:53

『価値番号』

「よっ、111番」

「よう112番」

「俺さ、すっげぇ可愛い娘見つけたんだ!」

「お、マジで?」

「マジマジ!もうまじまじと見つめちゃうくらい可愛くてさ〜」

「で、その娘の写真とか持ってないのか?」

「あるよ、ほら」

「・・・・・」

「どうした〜?一目惚れしたか〜?」

「・・・確かにさ、確かに可愛いよ?うん・・・でもさ、この娘、5番
 じゃん・・・・・」

「あぁそうだよ?」

「ここまで価値が下がったら、せいぜい残り三日の命ってところだな、
 これ今日撮ったのか?」

「ううん、三日前だよ」

「・・・・・」

「・・・何で黙り込んでんだお前?」

「わかんねぇの?」

「あ、そっか・・・5番まで下がっていて、しかも撮ったのは三日前・・・
 ってことはもうこの娘死んでるな」

「やっとわかったか・・・」

「やっぱり今のご時世、彼女にするなら200番とか300番とかだな〜」

「でもいくら番号が上でも、性格が悪かったら嫌だろ?」

「まぁな〜」

「俺達も今のご時世で111番と112番だ、このままじゃいつ写真の娘
 と同じ運命をたどるかわかんない・・・・・」

「そうだな、10番以下になったらもう、番号は下がるだけだもんな」

「そうだよ、だからこそ、悪行は絶対に犯してはいけないんだ!」

「・・・お前何だか急に正義感強くなったな」

「だってまだ死にたくないじゃん〜?」

「だよなー!」

「お!見てみろよあそこの娘!美人じゃね!?」

「本当だ!」

「声かけてみろよ!」

「えぇ〜俺が〜?」

「とか言って本当は嬉しいんだろ?」

「あったぼうよ!」

「よーし!行ってこいや!」

「おう!」

タッタッタッ・・・・・

「あの〜、そこのお嬢さん・・・・・」

「はい?」

「・・・あ、いや、その、何でもないです、ごめんなさい・・・・・」

タッタッタッ・・・・・

「何で戻ってきた?」

「・・・番号、∞だった・・・・・」

「足元にも及ばないな、俺達じゃ・・・・・」

「うん・・・・・」

「話変えるけど、よく死んじゃった娘が写真撮らせてくれたな」

「あぁあれ?隠し撮りだよ」

「あぁー!俺達番号急激に下がっている!」

「ノオォーーーーー!」

10:リュウ ホィ(ノ゚∀゚)ノ ⌒dice6:2016/07/26(火) 19:55

人に価値番号付けられるのって怖いですね。

最後の急激に下がってるっていうところが面白かったです。

11:ジャーデ:2016/07/26(火) 20:54

自分の小説は、読む人に物語を完成させてもらうことを題材にした感じですね、他の小説は必ず物語の
詳しい説明、キャラクター、状況説明、背景等がありますが、逆にそれをハッキリ活かさない小説は誰も
書いていないと思ったんです

そこで自分は「読者様の中には小説を書いている人もいるはず、小説を書く時のイメージは誰にもある、でも
読んでいる時のイメージは本当に書く時のイメージよりハッキリしない、想像力豊かに読める小説を書きたい」
と思ったんです

誰も書かない小説ならば、逆に誰か一人でも書けば、その小説は存在を示せるのです

ただ、自分の場合は小説の名を借りたコントの脚本ですがねw

(コンビを組んでいまして、学校等で披露したコントの脚本を、小説として書いています、脚本作りは相方
ではなく、自分です)

人には様々な面があります、その中の「悪の面」を出した作品が『価値番号』なのです

12:ジャーデ:2016/07/28(木) 19:52

『女王様の御命令』

「その昔、女王様がある命令を部下にしたそうだ、今回はその時の様子を、様々なシチュエーションで
 想像してみるとしよう」



「これ、そこの部下」

「はい、何でございましょうか?女王様」

「最近、悪行ばかり働く者が増えておるらしい・・・」

「はい、街に出れば至る所に盗みを働く者、殺人を犯す者・・・・・物騒な世の中でございますね・・・」

「そこで、私はある提案を出したいと思う」

「提案・・・でございますか?」

「左様、この国を本来あるべき姿に戻す為の提案じゃ」

「してそれは、どのような提案で?」

「それはな・・・」

バンッ!

「女王様!キングが撃たれました!」

「何ぃ〜!?もう許さん!我が亭主の恨み今晴らす!行くわよ野郎共!!!」



「女王様が、ある命令を部下にしたそうだ」



「・・・・・」

「・・・あ、あの・・・女王様・・・・・」

「・・・はい?」

「・・・最近、街に悪行ばかり働く者が増えておりま」

「で?」

「最後までお聞きください、このままでは我が国は悪人の巣窟になってしまいます」

「・・・・・んー・・・そう・・・」

「は、はい・・・・・」

「・・・で?」

「え?」

「それが私と関係あるのか?」

「女王様・・・・・しっかりと国を纏めてもらわなければ、国民が困ります、今だってそこら辺に悪人が
 溢れ返っているのです」

「そうか・・・・・」

「はい・・・私のような悪人が、ね・・・・・」



「女王様が、部下にある命令をしたそうだ」



「ヨウヨウヨウ!元気かぁ〜?家来ちゃん!」

「は、はぁ・・・・・」

「ところでさぁ〜、キングとジャックはいつになったら帰ってくんの?」

「そ、それが・・・捜索を続けておりますが、未だ見つからず・・・」

「マジで!?」

「は、はぁ・・・・・」

「それはそうと、最近悪人増えてるそうじゃん?」

「はい・・・我が国もいつまで存続できるか・・・・・」

「そうじゃなくってぇ〜、命令出すわ・・・・・」

「はい?」

「国民に人間性の価値を表す番号を付けて、悪行働いたら番号下げる、OK?」

「かしこまりました」

13:ジャーデ:2016/07/29(金) 16:24

『シーク』

「なぁ、子供の頃、どんな遊びしてた?」

「う〜ん・・・・・鬼ごっことか・・・サッカーとか・・・・・あ、でも
 一番やったのは、かくれんぼですかねぇ・・・・・」

「かくれんぼかぁ〜・・・長いことやってないなぁ・・・・・」

「先輩がかくれんぼしている姿が想像できないです・・・・・」

「言っておくが、俺は泣く子も黙るかくれんぼの鬼だからな?子供の頃は
 かくれんぼをする度に絶対に見つからない場所に隠れては、鬼を
 困らせていたんだ」

「隠れる側なのに、かくれんぼの鬼なんですね」

「あ、確かに・・・・・」

「妙に矛盾してません?」

「細かいことは気にすんな!誰が何と言おうと俺は、かくれんぼの隠れる側
 の鬼だからな!」

「何だかややこしいことになってますね、隠れる側の鬼って・・・・・」

「そう呼ばれるほど、俺は隠れるのが得意だったんだ・・・・・」

「どんな場所に隠れていたんですか?」

「・・・聞いて驚くなよ?あ、でも驚くかなー・・・」

「驚きませんよ」

「フッフッフ〜、隠れ場所は、女子更衣室とか・・・女子トイレとか・・・」

「・・・・・」

「驚いたか?」

「はい、別の意味で」

「凄いだろ?」

「えぇ、普通思いませんよ、かくれんぼで女子更衣室に隠れようなんて」

「でもそれより、一度だけ鬼をやった時の方が印象に残っている」

「何でです?」

「6人でやったんだけどさ、4人は見つかったんだが、一人だけ見つける
 ことができなかった・・・・・」

「そりゃあ印象に残りますねぇ・・・・・」

「あぁ、今はどこにいるんだか・・・・・」

「やっぱりあれだけ隠れるのが上手な先輩は、鬼には向いていないですね」

「だな!よーし、かくれんぼやるか!」

「えぇ、今度は見つけてくださいよ?」

14:ジャーデ:2016/09/02(金) 13:57

『的』

「えー、ではこのダーツの真ん中に当てられたら、優勝です」

「ちょい待ち」

「何です?」

「いきなり当てたら優勝っておかしくね?」

「まぁね〜、でもダーツって難しいし、何より危ないですから」

「・・・・・」

「どうしました?」

「司会者がそれ言う?」

「まぁね〜、言っちゃいますよ、危ないですから」

「なのに司会者だよね?」

「まぁね〜、司会者」

「もうわかった」

「まだ途中なんですが・・・」

「同じような返答ばっかりだから遮られるんだよ、ったく・・・」

「まぁまぁ」

「まぁまぁじゃねーよ!そもそもまず、参加者が俺一人ってどんな状況!?」

「あー、他の人ダーツ下手だったんで、あ、トマトのヘタじゃないですよ?」

「・・・何だろう、すっげぇ複雑な気分・・・」

「じゃあ、的を変えますか〜、これに」

「トマトじゃん!」

「矢が止まる的、略して」

「トマトじゃん!」

15:ジャーデ:2016/09/02(金) 14:26

『遊び人の罠』

「なぁなぁ、何して遊ぶ?」

「う〜ん・・・そうだなぁ〜・・・」

「ちなみに囚人ごっこって遊びがある」

「何その嫌な予感丸出しの遊び」

「牢屋にいる囚人の設定で、色々話すんだよ」

「何をだよ」

「うーん・・・御伽噺のこととか?」

「子供かよ」

「じゃあトマト的当てゲーム」

「片付けが大変そうだな・・・・・」

「じゃあ、カード撒きでもするか」

「何それ?」

「カードを撒いて、誰かがそれを辿るって遊び」

「引っかかるかよそんなの・・・」

「キングとジャックくらいだな」

16:ジャーデ:2016/09/07(水) 19:27

『遊び探し』

「王様、ご報告でございます」

「王はさっき出かけた、息子と一緒にな・・・」

「これはこれは失礼致しました、では女王様、ご報告が」

「あるのだろう?」

「はい、我々も必死に探したのですが、女王様方にピッタリの遊びは見つかりませんでした」

「そうか・・・ちゃんと入念に探したのか?」

「勿論でございますとも・・・先日捕らえた囚人達にも一応聞いてみました」

「ほう・・・一応聞いておこうか・・・」

「聞いたのですが、昔話の気になる点を挙げる妙な遊びでございました・・・」

「・・・他には?」

「他に・・・でございますか・・・・・?・・・あぁ、かくれんぼなる遊びがございます」

「おぉ、それなら知っておる、これでも私はかくれんぼの隠れる側の鬼だった」

「隠れる側なのに、鬼なのでございますか?」

「小さいことは気にするでない、にしても、大人がかくれんぼはちと恥ずかしいな・・・」

「では、カードを撒く遊びはいかがでございましょう?」

「ほう、してどんな遊びだ」

「カードを道に撒いて、辿っていく人物が迷うのを見る遊びでございます、ちなみにそれを行った
 者達は今牢にいる囚人達でございます」

「・・・・・」

「・・・あ、撒かれていたカードで遊ぶのはいかがでしょう?」

17:ジャーデ:2016/09/07(水) 20:27

脚本:ジャーデ (ホワイトブック)


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