いくら後悔したって、時間は巻き戻せない。
私が壊れる1年前まで、時を戻してくれないだろうか
ねえ、神様
※荒らしさんはお断りです。
※この小説はいじめ小説です
私は、いつも建前だけで生きてきた。顔に笑を貼り付け、心無いことばかり口から出していた。
「わ、それ、可愛いね。」
(可愛くない。ブサイク。)
「似合ってるよ。とっても可愛い」
(ぜんっぜん似合ってない。ばっかじゃないの?)
そのお陰で友達も増え、彼氏もでき、モテるようになり、クラスの頂点に立てた。毎日純粋なふりをし、クラスで1位を保つために家では徹夜で勉強、運動。家の手伝いもしてお小遣いup。そしてたまに友達と遊びに行った。
カラオケ、ゲームセンターなどの評判が落ちるような場所には行かず、図書館や本屋などの人に見られても良い場所を選び、漫画などを読まず、読む時は小説などではさみ隠して買う。そして家で読む。
そうして私の世界は成り立っている。私の平穏は保たれているのだ。
たまに、ごく稀にだが私に嫉妬する者がいる。そういう者は大体が教室の隅でラノベを読んでいる地味女だ。
毎日家で何をしているのか、巨体をゆさゆさと揺らし、君の悪い笑みを浮かべ、涎を垂らしながらくっさいタイトルの本を読んでいる。私に勝ちたいのか成績は毎回2位をキープしている。そういう奴らだ。