獣姫。

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1: 15ふく ◆yA:2016/09/18(日) 21:33


止まらない。 私の力が
誰か止めて。 私の力を 誰か止めて! 

 

2: 15ふく ◆yA:2016/09/18(日) 21:57


朝起きると 私は森の中にいた。 暗い、 暗い森の中で 1人で眠っていた。
何故 こんなところで寝ているのかは自分でもよく分からないけど……。

でも、今のこの状況が どれだけ大変な状況なのか、ということはわかる。

「 また負けたのですか。姫。 」

先程の暗い森の中とは違って 太陽の日差しが差し込み、 日向ぼっこっていう遊びにはもってこいの場所。 言うなれば、まあ 私のお屋敷だけど。

「 ……別に良いでしょ。 関係ないじゃん 」

いつも通りの冷静な声のトーン、 私が怪我をしているにも関わらず 心配の言葉もかけない白枝。 そんな白枝は 一応私の使いで、 私が幼い頃から私のお世話をしてくれていたとかなんとか。

「 さ、姫 お身体を早くお洗い致しますよ。 さぁ早く。」

「 もう良いよぉ……自分で洗うから〜 一応もう 14歳だって昨日も言ったでしょー! 」

そんな私の言葉は空へと向かい飛んで行った。
嫌がる私を抑え 白枝は 私をお風呂場へと連れて行く。
 


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