冬の雪は、いつもより冷たかった。

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1:灯:2016/09/20(火) 20:44

今年の雪は、いつもより冷たかった。






あの人が、いないからかな。

2:灯:2016/09/20(火) 20:48

「あれっ、無い……どこ……?」

私が学校で家の鍵をなくしたとき。

ぶっきらぼうな口調で、

「はい」

って鍵を渡してくれた。

「そこにあったんだ」

って図書室の前を指差してたけど、そこには今日、行ってないよ。

多分、頑張って探してくれたんだ。

きっと、照れてるんだと思って、私はそのことを言わなかった。

「ありがとう」

お礼だけ言って、その日は家に帰った。

3:灯:2016/09/20(火) 20:57

『今年の冬は、例年より寒さが厳しくなる見込みです』

朝、手をこすり合わせながらリビングに向かうと、すでに私以外の家族は全員いた。

「寒〜」

去年はこたつがあったのに今年1回使ったらぶっ壊れて、そのまま……。

こたつがない冬は厳しい。

お母さんは気を使って、毎日スープを作ってくれる。

器を顔まで上げて、湯気で温まった。

ん〜、暖かい。

朝食を食べたあと寒い階段を上がって部屋に入り、急いで制服に着替えた。

冷えた生地が、私の肌に触れる。

ベッドに入って毛布の中にうずくまる。

あぁ〜、外行きたくないなぁ。


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