エゼと申します。ここではスレタイ通り、いじめ小説を書いていこうと思います。
※注意事項※
・暴言禁止
・なりすまし禁止
・つまらないからと、スレ主罵倒禁止
・サイトポリシーに反する行為禁止
…くらいですかね。また注意事項は増えるかも知れません。
アドバイス・感想等お願いします。
アドバイスについてなのですが、辛口は諸事情によりNGとさせて頂きます。諸事情について気になる場合はお聞きください。
それでは、よろしくお願いします。
キャラクター
・川澄杏子(かわすみきょうこ)
主人公。数人のクラスメイトにいじめられている。北川高等学校の転校生。
・佐々木留美(ささきるみ)
杏子をいじめているグループのリーダー。杏子が転校してきたせいで親友、由実をとられ、杏子に嫉妬している。美人と評判。
・椎名由実(しいなゆみ)
留美の親友だったが、杏子に無理矢理仲良くされ、イライラしている。留美と一緒に杏子をいじめている。留美・由実美人コンビと言われている、美人。
・男子
いじめの観客。留美や由実に言われたら、美人に浮かれて時々いじめに加わっている。
また、加わるかもしれないのでそのときは言います。
早速名前変えました。そのまま
時雨(しぐれ)と読みます。では、小説スタート!
「はぁ…。」
私は川澄杏子。数週間前、北川高等学校に転校してきた。で、今歩いているのは学校2階の廊下。向かっているのは私のクラス、2年7組。このクラスは男女問わず、仲の良いクラスである。…私が来るまでは。転校生がやって来たことによって、今までの関係が崩れた。皆私の方へ向かってきて、質問攻め。「ねぇ、どこから来たの?」「仲良くしてね!」「誕生日いつ?」他にもたくさん。でもそれはもう過去の話。
「はぁ…。」
再び溜め息をついたと同時に、ふっと前を見ると、クラスのドアが目の前にあった。
「ふー………。」
深く深呼吸し、意を決してドアを開けた。ーそして。
バシャッ!
ー続くー
ポタッ…ポタッ…。
バケツの水が私に降りかかった。
「うっ…!寒……い………。」
「え〜?もう終わりなのぉ?」
甘ったるい声を出したのは、いじめのリーダー、佐々木留美。
「無理もないよ、留美。最初なんか黒板消しでひーひー言ってたんだから。この大きさのバケツに入ったトイレの水被って泣かない訳ないじゃん。」
そう言ったのは椎名由実。留美と仲が良く、いじめられる前までは私と仲が良かった。
「由実…。ねぇ、皆何でこんなことするの?私何もしてな……!」
「ふざけたことほざいてんてんじゃねーぞ!!」
私の言葉を遮って声を荒らげたのは留美。
「留美……。どういうこと?」
私が聞いても留美はさっきの発言には答えなかった。
…ん?待てよ?少し前、由実、何て言った?トイレの…………水?
由実の発言の恐ろしさに固まってしまった。よく見ると、私が被っている水は薄汚れている。
「ひっ…………!」
私は小さく悲鳴を上げた。…が、小さすぎて、誰も気付かなかったようだ。……心を落ち着かせ、もう一度留美に聞いた。
「ねぇ、さっきの言葉…どういうこと?」
ー続くー
*留美side*
7:時雨:2016/09/30(金) 15:53 「由〜〜実っ!」
ドン!
「うわっ…もう、留美!やめてよ!」
「あははっ!びっくりした?」
「もー……………。」
椎名由実。彼女こそが、私のたった1人の大親友。…うん。親友じゃなく、「大」親友 だった。
「今日は転校生が来てるんだ。」
「えっ!?」「うそ!」「どんな子かなぁ?」クラスがざわついた。
「………川澄杏子です。よろしくお願いします。」
私のクラスは全員仲が良い。この子は、この完成されたクラスに馴染めるのだろうか。
ー続くー
杏子は、徐々にクラスに馴染んだ。私は由実と雑談しながら、杏子が他の子達と仲良さげに話しているのを微笑ましく感じていた。しかし、事件は起きた。杏子がついに、由実と仲良くなってしまったのだ。おかげで、私は由実と一緒に居れなくなった。
(何よあいつ!よそ者のくせに、由実とベタベタしてんじゃないわよ!私から由実を奪ったこと、後悔させてやるんだから!)
私はとりあえず、由実に杏子をどう思っているか聞いてみた。
「由実!」
「あ…留美……。」
「由実、最近ずっと杏子と仲良くしてるけど、杏子のこと、どう思ってるの?」
「あー………。」
私は緊張していた。もし「気に入っている」なんて言われたら、由実にきつくあたってしまうかも知れない。
「………ハッ!あんな奴、大っっ嫌いだよ!!」
「……え?」
「大体あいつ、嫌われてんだよ?そんな奴、誰が好きになるってんだよ。」
「由………実?」
これはあれだ。完全にキャラ崩壊している。でも、由実があいつのことを気に入っていなくて良かった。
「あんなクズ野郎ほんっっっと…。」
「わ、分かったから!分かったら!ねっ!?」
私は必死に由実を止めた。こうしないといつかもっと爆発して、とんでもないことになる。
「ハッ……!?あー…爆発しちゃった……。」
「ふぅ………。」
危ない危ない。
「…でさ由実、あいつ、由実にベタベタまとわりついてたんでしょ?」
「?うん。」
「………お仕置きしちゃおうよ。」
「……!いいねぇ!じゃ〜あ〜…。あっ!そうだ!」
「なになに!?」
由実は、悪魔の声で囁いた。
「あいつ、いじめちゃおうよ。」
「えっ……、でもそれ先生にバレたら…。」
「大丈夫だって!私を信じて!!」
「……うん、そうだね。あいつがこんなことするのが、悪いんだもんねぇ!あははっ!」
こうして私達は、2人で「川澄杏子いじめ組」を作った。
翌日から、杏子へのいじめが始まった。
*留美side 終了*
*杏子side*
10:華凛◆YY:2016/09/30(金) 17:11 初めまして、華凛です!
いじめ小説、読ませていただきました!
面白かったです。
ただ、話が過去に戻る時は「安子が転校してきた日」
などと書いたほうがわかりやすいと思います。
偉そうにすみません、、、
>>10
外部者がすいません。
安子、ではなく、杏子、じゃないですか?
時雨さん
小説面白いです!
頑張ってください!
>>10
アドバイス、ありがとうございます!
華凛さん、初めまして!
あと、安子じゃなくて杏子なんですよね…wwま、どうでもいいですがねww
アドバイスは嬉しいのですが、もう多分杏子が転校してきた辺りの回想は書かないと思うんですよね…。すみません………。
>>11
美音さん、初めまして!また気が向いたら読んでくださいね。感想、ありがとうございますっ!
>>13
はい!楽しみにしてます!
華凛さん、美音さん、ありがとうございます!これからも、何卒よろしくお願い致します!!
16:時雨:2016/09/30(金) 19:10 渋々ではあったが、留美は全てを話してくれた。私が、留美から由実を奪ってしまったことも、このいじめは私への復讐だってことも。
「そうだったんだ………。留美、ごめんっ!私、何も分かってなかった。留美にとって由実がどれだけ大切な親友だったかってこと…。ホントにごめんっ!!私が馬鹿だったよ。だからもう、私をいじめるのはやめてっ!」
言いたいことを言った。これだけ言えば、頭の良い留美と由実なら分かってくれるはずだ。…しかし。
「はぁ?何言ってんの?私はあんたにベタベタされたことについて謝ってくれてないんですけどぉ?」
「えっ………。あ…。ゆ、由実ごめんねっ!」
「謝るだけで何で言葉詰まらせてんのかなぁ?なぁ!!」
ドンッ!
「ぐっ……!」
留美は、私の顔面に足を置き、その状態で壁に押し付けた。そのままグリグリと足を回す。
「やっ…いだ……い…。痛いよぉ!」
「あははっ!そんなクズ殺っちゃえよ、留美!」
「オッケ〜!」
「も、もうやめてよ!謝るから!」
「…………ねぇ、杏子、私がどれだけ、留美と一緒に居れなくて寂しかったと思う?嫌だったと思う?」
「私だって…。由実と一緒に居れなくて辛かったんだよ!…あ、まぁ、やってる側の馬鹿には分っかんないかぁ〜。」
「うぅ……。」グス
「うっわ…。泣くなよ、杏子!汚いなぁ!」
「はいはい、ちょっと男子〜。こいつ押さえつけて息出来ないようにしてやって〜。」パンパン
由実が手を叩くと、数名の男子が私を押さえつけた。
ガッ!
「嫌……。やめっ…!?」
ー続くー
「もがっ…!?っ…。…ァ………!」
男子達が私を押さえつけたせいで、息が出来ない。
(苦しい!やめて!息が出来ない!)
自分ではそう言ったつもりだったが、周りには、
「くっ……、かはっ!」
としか聞こえなかったようで、
「あぁ?何か言った?ねぇ、由実。」
「えぇ〜?何か言ったの?留美。」
「おら、杏子!私も由実も聞こえなかったんだよ!!もっとはっきり喋れよぉ!」
グッ。
その言葉を合図に、男子達がもっと強く私を押さえつけ、留美はもっと強く私に足を押し付けた。
(やめて!死ぬ!死んじゃう!息が…息が……出来な……い……………。)
その瞬間、私の意識は途切れた。
ー続くー
「……………ん………ハッ!」
目を覚ましたのは保健室。目の前には、保健室の先生が心配そうに私を見つめていた。
「先生………。」
「あ……。気が付いた?川澄さん。」
「………………はい。」
「さぁ、元気なら、教室に戻りましょう!」
うぅ。でも、相手は大人。
「はい…。」
従うしかなかった。
ー教室ー
今日は先生の出張で、1日自習。つまり………。
「あっれ〜?生きてたの〜?」
1日中いじめられるということ。
「あはは!留美、ひっど〜い!」
由実はそう言うと、ふっと顔を怖くして小声で言った。
「……ゃ……………。」
「由…実?何か……言ったの……?」
「………聞こえなかった?じゃあそんな杏子にはもう一度言ってあげるよ。」
「………?」
「は・や・く・死・ね!って言ったんだよ。馬ァ鹿。」
その顔の恐ろしさといったらもう。まさに悪魔だった。
ー放課後ー
「杏子、ちょっと来てよ。」
「えっ………。」
帰ろうと思ったところに、留美と由実がやって来た。
「あぁ?文句あんのか?」
「ひっ…!な、ないです…。」ガクガク
2人に連れていかれた先は…………。
ー続くー
設定追加
紛らわしいので、モブの男子は喋らせません。
2人に連れていかれた先は……………。プールだった。夏のあの涼しげな青色の面影はなく、その色は、深い…深い緑色で、濁っていた。
「何……する…の………?」カタカタ
私は恐怖で震えた。
「どうするって…こうするしかないでしょっ♪」
トンッ。
「え。」
バシャッ!ポチャッ…。
大きな水飛沫は、ポチャッ…という音を残して消えた。
ー水中ー
………え。私は暫く、何をされたのか理解出来なかった。分かるのは、何故か目を開けることが出来ないというだけ。これを手がかりに、今自分が置かれている状況を理解した。…ここは、水の中。ついさっき見た、濁ったプールの中。
「カハ……。」
ゴポッ。
理解した瞬間に、苦しくなった。幸い、私は泳ぎが得意。縦だったおかげで、5秒もしないうちに上がってこれた。
ープールサイドー
「ゲホッ…ゴホッ………。はぁ…はぁ……………。」
「なぁんだ。死ななかったね。」
「ねー。」
「カハッ……。悪…………魔…。」
「何か言った?」
「ひっ…!いいえ…………!」
どうしてこの2人はこう呼吸制御、人を窒息させるのが好きなんだろうか。
「まぁ、いいや。帰ろっ!由実!」
「うん。」
そう言って、2人は去っていった。小さく、
「つまんなかったなー。」
という声が聞こえた。その時、私の中で何かが弾けた。
(…………もう、絶対に屈しない…!皆に、弱いところを見せない…!)
私の心に復讐心は芽生えなかった。ある感情はただ1つ。
「私は、強くなるんだ!」
ー続くー
ー翌日ー
「おは…。」
ボフッ、ボフッ………ボフッ。
今日はダブル黒板消しですか。…あ、トリプルだった。
「おっはよう!杏子!」
私は強くなったんだ。こんなことで、屈しない。そう、心に誓ったんだから。
「……うんっ!おはよう!留美!!」
私は元気に挨拶を返した。私に復讐心はないんだ。ただ、負けたくないだけなんだ。
「……………?………!?」
留美は驚きを隠せない様子だ。由実は、
「………お、おはよう!杏子!!」
とだけ言った。
私の行動にあまりにも驚きすぎたのか、今日1日いじめられなかった。
(こんな日が続くといいな。…あ!明日も元気に挨拶すればいじめられないかもな……。)
私は、そんな淡い期待を胸に抱いていた。
ー続くー
だが、その期待はすぐに打ち砕かれた。
ー翌日ー
「おは……。」
バシャッ!
「おっはよ〜、杏子っ!」
「うんっ!おはよう!留美!」
「おはよ〜、杏子。」
「由実、おはよっ!」
今日も、いじめられないといいな…。
ー休み時間ー
「ちょぉっと杏子、来てくれる〜?」
「えっ……。」
「留美が来てっつってんだろ?」
「ひっ…!!分かり…ました……。」
(今日もいじめられないと思ったのに…。)
ートイレー
何をされるんだろうか。私は恐怖でガタガタと震えた。
(怖い……怖いよ……………!!誰か…誰でもいいから来て……!)
私は静かに、でも必死に祈った。
「………………………………。」
ー続くー
何が起きるのかが気になり、ほんの少し目を開けると、人影があった。あれは………。
「ねぇ、佐々木さんと椎名さん、いい加減にしてよ。」
あれは………。同じクラスの菖暫梓さんだ。そういえば、私がいじめられている時、いつも悲しそうな目で見ていた。時々留美と由実のことを見ては、冷たい目で見ていた。
「…………あんた誰?」
「こんな奴、クラスに居たっけ?」
「私は菖暫梓。…ねぇ、いい加減そのいじめ、やめなよ。見てて悲しくなってくるし。」
「はぁ?………あーね。わかったよ。あんた、杏子を助けたいんだ?」
「そうだよ。」
その瞬間、由実がキレた。
「正義のヒーローぶってんじゃねーぞ!!!!」
ドッ!
由実が菖暫さんを殴った。
「菖暫さん!」
「ったく…。留美、行くよ!!」
「えっ!?う、うん!!!」
ー放課後ー
「ねぇ、菖暫さん。何で私なんか助けてくれたの?」
変える方向が一緒だということで、今日は菖暫さんとの帰り道。
「…………実は、私もいじめられたことがあるんだ。」
「え…?」
「まぁ、自力で解決したけどっ!」
そう言って、菖暫さんは笑った。
「もう、私達友達だよね!」
「えっ…………。いい…の?」
「もちろん!」
「……うん、ありがとう。」
「あ、そうだ。もう友達なんだしさ、川澄さんのこと、杏子って呼んでいい?」
「うん!」
「じゃあ、私のことも『菖暫さん』じゃなくて、梓って呼んでね!」
「……うん。分かった。」
友達…か。思えば、友達といえる子が出来たのは久々かもしれない。
梓とは、仲良くしよう。
ー続くー
新キャラ
・菖暫梓(あやめざんあずさ)
過去にいじめられた経験のある、杏子の味方。杏子からは「梓」と呼ばれ、留美、由実からは「菖暫」と呼ばれている。
新キャラの
「菖暫梓(あやめざんあずさ)」です!
今まで、「川澄杏子」「佐々木留美」「椎名由実」…と、そこそこありきたりな名前ばかりだったので、とびっきり変な名前にしました。
…でも、いざ文字にしてみると、この小説板にある、別の小説のキャラクターの名前といろいろ被ってしまいました………。パクリではありません。信じて下さい。(泣)
ありきたりな名前の方が現実味がでると思うよ。
それに前の3人もそこまでありきたりじゃないと思うけど。
>>25ご指摘ありがとうございます。
今度からは気を付け、貴方のご指摘を参考とさせて頂きます。
いえいえ(。・x・)ゞ
この作品が大好きなので
つい言いたくなってしまっただけなので…
時雨さんの理解が速くて良かったです
きつい言い方してすみませんでした
荒らしと騒がれたときに自分だと悟られたくなくて
そう言い方をしてて…
傷付いてしまったならすみません
小説に関係無いのでhogeます。
貴方だったんですか!?
他のスレでりむさんの名前を見たことがあるんです。
ま、まぁ、心にサクッとくるものはありましたが、
「この作品が大好きなので」
…ありがとうございますぅぅ!!!
これで全部チャラです。(偉そうにすみません。)あと、りむさんの漢字が出てこなくて平仮名表記になってしまって…。本当にすみません。
これからもよろしくお願いします!
>>28
一応小説書いてるので
それで見たのかもしれませんね
本当にごめんなさい…
好きな作品だからこそもっと
良くなってもらいたくて
そうですね何もなかったことにして
仲良くしましょう
(嫌ならいいんですけど…)
あと平仮名で全然大丈夫ですよ
はい!何もありませんでした。
仲良くしましょう!(嫌だなんてそんな)
こちらこそよろしくお願いします!
あと、タメでいいですよ?
「梓とは仲良くしよう」そう、心に誓ったのに…。
私は今、その誓いを投げ捨てようとしている。何故なら…。
「ちょっと杏子〜。もうちょっと遊ばせてよ〜♪」
「あははっ、いいねぇ!やっちゃえ!
菖暫!」
そう、私は梓に裏切られ、梓にいじめられている。
「梓っ…!?何で…?どうして!?」
「決まってるじゃん!私、前から杏子のこといじめたかったんだよね〜♪だって杏子ってさ、動きトロいから見ててイライラすんだよ〜♪」
…うそ。信じてたのに。じゃあ、今までのいじめを見る悲しい視線も、留美と由実に対する冷たい視線も、あの日私を助けてくれたのも、友達になってくれたのも…。全部、梓の計算だったんだ………………。
その瞬間、私の目から光は消え、私は無意識に感情を殺した。
ー続くー
バシャッ!
「あははっ!!」
「ヒー…ヒー…。わ、笑いすぎて息出来ない……。」
「どーお?杏子。トイレの水の味は♪」
「…………………………。」
「…。杏子……?」
「…………………………。」
「ちょっとぉ!杏子が唯一の遊び相手なんだよ?何黙りこくってんのよ?」
「…………………………。」
「…な、何か言えよ!クズ!」
「…………………………。」
「……気持ち悪い!行こっ!由実、菖暫!」
バタバタ…。
何でだろう。さっきから感情が表に出ない…。いや、そうじゃなくて…。
(私…感情なくしちゃったの…?)
そう思っても、自覚しても、悲しくない…。
プツン。
私の中で何かが切れた。「負けたくない」心は、遥か彼方へ追いやられた。代わりに、私の心に生まれたのは…、
「あいつら………殺してやる。」
そうだ。もうあいつらは許さない。でも、殺すにはどうしたらいいのだろう。刺殺?絞殺?毒殺?方法はいくらでもあるんだ。焦って今決める必要はない。人を殺したら、警察に捕まる。それは分かってる。だから、指紋がつかないように充分注意して…。
「………フフ…。」
そんな計画を立てているうちに、自然と笑いが込み上げてきた。
「…フ…ハハ…あっははははははははははははははははははは!!」
どうしてだろう。笑いが止まらない。
「あははっ!あいつらなんて死んで当然だよ!当然の報いだ!早く死んじゃえ!!私が殺してやるよ!死ぬ手伝いしてやるよ!お前らの最期、見ててやるよ!あははははははははは!!!」
代わりに、私の心に生まれたのは…、
_復讐心。
ー続くー
主人公、狂う!ww
34:時雨:2016/10/02(日) 14:03 ガラッ。
さぁ、1日が始まった。だが、今日の私はあの3人をどうやって殺すか、ということしか考えていなかった。
ボフッ、バシャッ!
「おっは〜、杏子。」
私の頭からチョークの粉と水滴が滴り落ちる。
「目ぇ覚めた?杏子。」
朝から留美と由実の声を聞くなんて…。憂鬱とはこのことを指すんだろうか。
ボソッ「学校楽しくない………。」
「ん?何か言った?…あ!そぉだ!良いこと思いついた!」
「なになに?」
「男子、剣道部集合〜!」パンパン
ガタガタ。
「…………………………………!」
由実が何かを男子達に言うと、男子達は次々に竹刀を持ってきた。そして、
パァン!!
私は竹刀で背中を思いきり叩かれた。鋭い音が教室中に響きわたる。
「っ…。」
「はぁ、もっと苦しがれよ。つまんな…。行こ。」
…………そうだ。あいつらはいつもいつも私を窒息死させようとした。なら、それと同じことで仕返ししよう。えーと……。
(窒息死なら、絞殺でいいかな。待ってろよ、私をいじめたこと、きっと後悔する。それまでは、遊ばせてやるか……。楽しみ〜♪)
ー続くー
効果音 (例)バッ バッ のときの違い
バッなどの大きい文字のとき
普通の効果音。叩いたときなどに使います。
バッなどの小さい文字のとき
人物が出した音。ボソッや、手を叩くときのパンパンなど。
いらない説明をごめんなさい。
私のメモだと思ってください。
*留美side*
37:時雨:2016/10/03(月) 08:29 ー某所ー
「なんなんだよあの女……!」チッ
「ま、まぁまぁ…。」
「しょうがないよ、あいつクズだもん。」
「し、椎名さん!?」
「菖暫…。暴走した由実は口悪いから、もう誰にも止められないよ…。」
「そ、そうなの……。」
私は今、由実、菖暫と一緒に居る。話題は当然杏子のこと。杏子が最近生意気な態度をとりはじめた件について。
「あーもうっ!」
ダン!
私は壁に拳を思いきり叩きつけた。
ー教室ー
16時26分。教室にはもう私以外誰も居ない。私はぼーっとグラウンドを眺めていた。
(今日も1日あっという間だったな…。そろそろ帰るか…………。)
ガタッ。
帰ろうと席を立ったその時だった。
「ちょっと来てくれません?」
ー続くー
「ちょっと来てくれません?」
「誰!?……………!!!!」
振り向いた瞬間目に飛び込んできたのは…。
にっこりと笑いながら立っている、
杏子の姿があった。
「な………!杏子………!?」
「留美、行こう?」
「ど、どこに連れていくつもり…?」
「んー………、楽しいとこ。例えるなら、遊園地かな?」
「ふ…ふざけんなよ!どーせ先生にチクるんだろ!?」
私がそう言うと、杏子はきょとんとした。
「違うよ。楽しいとこだって!」
「わっ!?」
杏子に手をグイッと引っ張られ、連れていかれたのは…、
ートイレー
「トイレ……………?」
「うんっ!あ、留美、私今から手品するからぁ、目ぇ瞑っといてよ!」
「……………っ分かったわ。」ギュ
(こうなったら、とことん付き合ってやるわよ!!)
_数分後。
「……ねぇ、まだなの?もう何分か経ったけど。」
私はイライラしていた。どうしてこう自分は我慢強くないんだろうか。
「できっ…たよー!」
杏子が言葉を詰まらせた意味は分からなかったが、そこは気にしないことにした。
「♪チャラララララ〜 チャラララララ〜ラ〜ン♪」
「……無駄なBGMいいから。」
「も〜、留美、ノリ悪いな〜。じゃあ、行っくよ〜〜〜〜〜!それっ!」
バシャッ!!
ー続くー
>>38
誤字
×「も〜、留美、ノリ悪いな〜。じゃあ、行っくよ〜〜〜〜〜!それっ!」
○「も〜、留美、ノリ悪いな〜。じゃあ、いっくよ〜〜〜〜〜それっ!」
×行っくよ〜〜〜〜〜
○いっくよ〜〜〜〜〜
でした。
ポタ…ポタ…。
「………………………え?」
私の髪から、水滴が滴り落ちていた。
「どう…いう……こと………?」
「?トイレの水かけただけだよ〜?」
「杏子?……っざけんなよ…!?」キッ
「え?睨まないでよ、恐〜い!」ニヤニヤ
「…っ調子乗ってんじゃねーぞ…?」
何故か杏子はずっとニヤニヤしている。
「…気持ち悪い…………!」
ダッ。
私は走って教室へ戻った。
ー続くー
>>40
どうなるのか楽しみっ!です!
菖暫さん、酷いよ、ま、杏子ちゃんもどうなるのかわかんないけど………。
更新頑張ってください!
>>41
あ、美音さん!お久しぶりです!
感想ありがとうございます!(泣)
そうですね…。梓ちゃんは、最初優しいキャラにしようとしたんですが、ギャップというか…まぁ、他のいじめ小説を参考にして、こんなクズキャラにしました。杏子ちゃんがどうなるのか、楽しみにしていてください!
(全然オチ考えてないなんて口が裂けても言えない…。)
>>42
なるほど………。
あ、呼びタメってokですか?
私は全然いいですよー♪
菖暫さん、ギャップが凄すぎ………。
優しい子だと思って、杏子ちゃん、よかったねーって思ってたら、
まさかの大逆転!
更新頑張ってください!
おkだお。更新…頑張………r ガクッ
45:時雨◆AQ 魅蒼戯 藍狐:2016/10/05(水) 19:24 「ハァ…ハァ………。」
ガラッ。
机の上から鞄を乱暴に引っ張って、廊下へ出た。
「え〜、もう帰るのぉ?」
「ッ……………。ど、どけよ!」
「あっれ〜?人にはこれ以上するのに………ねっ!!」
杏子はそう言うと、冷たい手で私の首を掴んだ。そのまま、凄い力で持ち上げる。
「くっ…かはっ……!な……に…すんの…………よ………………!!!!」
「あんたも私に同じようなことしなかったっけ?」
同じ…ようなこと?プールに落としたことか?
「プールの………こっ……と…?」
図星だったのだろうか。もっと強い力で私の首を絞めあげる。
「……ッ!あ………か………。」
苦しい。ただそれだけ。…あれ?なんだか痛みも、苦しみも、ひいてきたような…?むしろ、少し気持ちいいような…。……あ、駄目だ。だんだん…意識が……遠の………い…て……い……………く…………………_______________________
ー続くー