ジュエリータウンの平和な日常

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1:カノン◆gw:2016/10/02(日) 21:13

こんにちは!結構前にここで小説を書いていた者です。カノンに名前を変えました!
今回は、ほのぼのした小説を書いていきます!私は、ほのぼのしたものが大好きなので…。

感想やアドバイスなどもらえると喜びます!
時々ですが、他の方の小説も読ませてもらいます!(*´ω `*)

みなさんに笑ってもらえるような小説を目指して、頑張ります!
それでは、よろしくお願いします!

2:カノン◆gw:2016/10/02(日) 21:20

〜プロローグ〜


ここは、宝石をモチーフにして作られた平和な町、ジュエリータウン。
そんなジュエリータウンには、子供たちがのんびり平凡に過ごしていました。

宝石といえば、この3つの宝石を知っていますか?
ダイヤモンド、ルビー、サファイヤ…。

このジュエリータウンでいうダイヤモンドは、みんなのリーダー的存在で、誰とでも仲良くなれる明るい子。
ルビーはしっかり者で、よく本を読んでいる真面目な子。
サファイヤはボーイッシュな子で、ちょっとナルシストな一面もある子。

この他にも、ジュエリータウンにはたくさんの子供たちが住んでいます。


これは、そんなジュエリータウンの日常を描いた物語。

3:カノン◆gw:2016/10/02(日) 21:31

〜みんなで楽しくお買い物!〜


ユリア「ふんふんふ〜ん♪今日はみんなとお買い物に行く日!楽しみだな〜!」

上機嫌に鼻唄を歌いながら独り言を言っている少女、ユリア・ダイヤモンドは、ごく普通の小学5年生の女の子。
明るくて素直な女の子ですが、ちょっとおっちょこちょいな子です。

そのユリアは、今日友達と買い物に行く予定があるのです。
今日は学校のない土曜日なので、昨日の金曜日の学校帰りに、ユリアから友達に「一緒にお買い物に行こうよ!」と誘いました。
前にも1回一緒に買い物に行ったことがあるのですが…本人によれば、また行きたくなったとのこと。


そのことで、今ユリアは上機嫌なのです。

ユリア「久々にお買い物に行くんだから、ちゃんとオシャレとかしないと…!」

そう言いながら、ユリアはひとりでクローゼットの中を漁っていました。
そんな時、ユリアのポケットの中から、お母さんから借りているスマホの音がしました。


ピロロロロン♪ピロロロロン♪
きっと、誰かがユリアのスマホに電話をかけたのでしょう。
ユリアはクローゼットを漁るのをやめ、スマホを取ろうとポケットの中に手をつっこみ、電話に出ようとします。

ユリア「はいは〜い!誰ですか〜?」
???「『誰ですか〜?』じゃない!もう待ち合わせの時間、とっくに過ぎてるよ!」

電話に出たとたん、スマホからは大きな怒鳴り声が聴こえてきました。
この声は、今日ユリアと一緒に買い物に行く約束をしていた、サクラ・ルビーの声でした。
おっちょこちょいなユリアとは違い、 しっかり者で真面目な子なのですが…ちょっと毒舌な子です。

実は、ユリアは友達と買い物に行く際に、近くの公園で待ち合わせをしていたのです。

ユリア「…え!?そ、そんなはずないよ!だって今日はちゃんと早起きしたし…。」
サクラ「はぁ?なに寝ぼけてんの?今の時間、見てみなよ!もう一時間も遅れてるよ!」

ですが、サクラが言うには、もう待ち合わせから1時間も遅れてると言います。
ユリアは驚きながらも部屋に飾ってある時計を見てみると、待ち合わせの時刻から1時間もたっていたのです!


ユリア「え〜!?マジで!?急がないと…!」
サクラ「早くしてよ〜?うちらずっと公園で待ってるんだから…。」

これでも早く起きて準備をしていたユリアでしたが、またいつものように寝坊をしたか、目覚まし時計をセットし忘れたのどちらかでしょうか。
ユリアは急いでクローゼットの中身をふたたび漁り、デタラメに服を着て外に飛び出しました。

4:カノン◆gw:2016/10/02(日) 21:49

ユリア「おまたせ〜!遅れちゃってごめんね!サクラ、アオイ!」
サクラ「やっと来たの?自分から誘っておいて遅れるとかほんとなんなの?」

???「まぁまぁ、落ち着けよサクラ。そんなことで騒いでいたって仕方がないだろ?」
サクラ「そ、そうだけどさぁ…。」
ユリア「サクラ、どーどー!」
サクラ「それ動物を大人しくするためにやるやつでしょ!?うちにやったって効かないからね!?」

ユリアはできるだけ早く走り、待ち合わせの公園に来ました。
その公園には、さっき電話をかけてきたサクラと、もうひとりの友達のアオイ・サファイヤがベンチに座って待っていました。
男の子らしくてかっこいいと評判の女の子ですが、ナルシストな性格の子です。


ユリア「よ〜しっ!それじゃあ、みんなでお買い物にしゅっぱーーつ!」
サクラ&アオイ「お〜〜〜!!」

サクラ「…って、さっき人の話聞いてた!?」


そして、ユリアたちは今日行くデパートへと歩いていきました。
待ち合わせの公園からはそんなに遠くなかったので、すぐに着いたみたいです。

ユリア「着いた着いた!ここがデパートだね!いや〜、こうして友達と来るのは久しぶりだなぁ…。」
サクラ「買いたい本がたくさんあるから、今買っちゃおうかな…?…いや!でも無駄使いしちゃいけないし…うーん…。」

と、サクラはどうしようかと頭を抱えて考えています。
デパートには大勢の人々がいて、とても明るくて賑やかなテパートでした。

アオイ「なにを買おうかが悩みどころだな…あ、そういえばユリアとサクラはきちんとおこづかいを持ってきたか?」

サクラ「はーーい!ちゃんと持ってきてます!」
ユリア「え?おこづかい?…あ〜〜!!し、しまった…!家に忘れてしもうた…。」
サクラ「わ、忘れた…?って、それじゃあ買い物できないじゃん!バカなの!?アホなの!?」

またいつものごとく、サクラはユリアに突き刺さるような言葉を平気で投げかけます。ユリアはおこづかいを忘れたことを、とても後悔しています。
…と、そんな時。


アオイ「仕方ないな…さすがになにも買えないのは可哀想だし、昨日少しもらったおこづかいをあげよう。」

と言って、アオイは自分のおこづかいをユリアに差し出したのです!

ユリア「えっ!?いいの!?」
アオイ「あぁ。これくらいどうってことないさ!」
ユリア「アオイ、ありがとおおおおぉぉ!!命の恩人だあああああぁぁ!!」
アオイ「い、命の恩人は言い過ぎじゃないか…?」

アオイの手にあったおこづかいを、ユリアは手で優しく受けとります。それを、アオイは微笑みながら見ています。
ユリアは、アオイにとても感謝をしている様子です。

サクラ「アオイ、いくらなんでも優しすぎでしょ…うちだったら絶対あげないのに…。」
アオイ「あたしは当たり前のことをしただけだよ。…それにくらべて、サクラは厳しいんだね。」
サクラ「うるさいこのナルシスト野郎ッ!!」
アオイ「ナルシストは今関係ないだろ!?」

こう見えて、アオイは結構優しいところがあるのです。


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