さようならのプレゼント

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1:クリスタル:2016/12/13(火) 22:02

あたしは、あたしがキライ。そんなあたしの毎日のコト

2:クリスタル:2016/12/13(火) 22:06

あたし、高梨いろは。無気力系女子。小5。あたしには、親友とか、友達とかいない。学校なんか行きたくない。でも、仕方なく行っている。はやく、卒業したい…。

3:クリスタル:2016/12/14(水) 16:29

「どうしたの?高梨さん。」青波悠樹。学校いちのイケメン王子。あたしなんかにかまってるより、他の女子と話せばいいのに。そのたびに、秋尾このかにあたしは睨まれてる。ま、どうでもいいけど。適当に振りほどいて家路につく。明日もきっと青波は絡んで来るんだろう。めんどくさいなぁ。

4:クリスタル:2016/12/14(水) 16:56

次の日。「高梨さん!!」うるさいなぁ。「何…?」目の前の青波の手には、チェックのピン。「高梨さんに似合うと思って。」あ、ありがと…////思わず顔が真っ赤になる。青波に言えない。今、胸がトクンとしたこと。

5:クリスタル:2016/12/14(水) 22:26

その瞬間。あっ…発作だ。心臓がバクバクして、体が床に落ちる。「た、高梨さん!?」あお…。いつもの発作と違う。私の意識は、朦朧として、ブラックアウトした。

ねえ、青波。もし、あたしがあなたのコトがスキと言ったら、あなたはどんな顔をするのかな?あたしは、死んでも、あなたに恋をしたことを永遠に誇りに思うよ。

6:クリスタル:2016/12/15(木) 16:38

あたしは、昔から病弱だった。6才の頃、大病を患った。その病気は、体の中で大きくなり、最悪、他人にも移るという、卑怯な病気だった…。そして、今現在もその病気にかかっている。あたしの病気の犠牲者がいる。幼なじみだった、桐島ゆゆ。ゆゆは、とっても優しくて、唯一の親友と言っても過言じゃない。あたしの病気が移った日、元から病弱だったゆゆは、その日、死んでしまった…。あたしは、もう友達を亡くしたくないから、友達とか親友を作っていない。青波も、あたしから離れた方が良いよ。そう言いたいのに、目を開けることができなかった…。

7:クリスタル:2016/12/15(木) 16:53

青波side
高梨さんは、気づいていないだろうけど 、オレはずっと高梨さんのコトがスキだよ。高梨さん、絶対に死なないで!高梨さんは、結構乙女なのに、自分は向いていないと、思ってるけど、可愛いよ。もし、オレが死んでも、高梨さんに恋をしたことを永遠に誇りに思うよ。お願い、目覚めて!

8:クリスタル:2016/12/16(金) 15:50

『いろはちゃん♪またあえたね!』ゆゆ…!?『いろはちゃん、私の分も生きて。お願い。』ゆゆ、私もそっちへ逝きたい!

パチッ!「高梨さん!」あ、青波!?

9:クリスタル:2016/12/16(金) 22:29

ギュッ。あ、青波!?/////
「良かった…目覚めてくれて。」あ、青波。心配かけて、ごめんね?父と母以外に私を心配してくれる人がいたなんて。嬉しいような、また心配をかけるかもしれないから、不安なような。でも、ひとつ言える。
「あたし、青波のコトが、

    スキ。」

10:クリスタル:2016/12/18(日) 21:11

スキになった理由、そんなのいくらでも付けられる。だって、あなたの優しさに触れたから。

11:クリスタル:2016/12/18(日) 21:27

「ご、ごめん。めい、わくだよね。こんなバカに告白されて。今のこと、忘れて。」軽く笑って、走ろうとした。パシっ。ぎゅっと手をつかまれた。「迷惑なワケないよ?だってさ、
オレも
高梨さんのコトが

    スキだから。」

12:クリスタル:2016/12/20(火) 21:13

ウソ…でしょ?
まさか、青波があたしのコトがスキだなんて。
声にもならない。ほんとに?信じられない。
「ほ、ホント?」「ホントだよ。」真剣なその瞳は、どう見ても、ホンキだった。

ウソ…でしょ?
青波が、高梨いろはに、告白したなんて。
このかは、先生に頼まれた、資料を落とす。どうして、高梨いろはが好きなの?

私じゃ、ダメなの?

このかは、憤りを感じた。

13:クリスタル:2016/12/22(木) 22:15

「高梨さん。ちょっと来て。」秋尾このかに呼ばれた。あたしは、少し肩をすくめた。
「昨日、青波に告白されてたよね…?」えっ!な、…んで知ってるの?
声にならない声で聞く。

「な…んで高梨さんがスキなの?私じゃ、いけないの?」このかも、声にならない声で聞く。


誰も、知らない恋心。三角関係が、今、始まる。

14:クリスタル:2016/12/23(金) 16:22

このかは、歯がゆかった。そして、


高梨いろはを呪った。

15:クリスタル:2016/12/23(金) 16:50

「青木さん、おはよう。」あたしは、青木さんに声をかけた。「………。(スッ)」無視された?「あの!おは…」「こーのか!オハヨ!」完全に無視された。

そして、あたしは知った。秋尾このかがクラス全員に、あたしを無視するようにしたことを。

「(ボソッ)休み時間に、女子トイレきて。聞きたいこと、あるから。」秋尾このかに耳元で囁かれた。

言わずとも、それはイジメられることを表すんだ。今別のクラスの幼なじみ、星森愛結羽から聞いたから。いや、愛結羽も、イジメられていたから。

キーンコーン。イジメが始まるチャイムがなった。

16:クリスタル:2016/12/23(金) 17:27

ドサッ!痛っ!トイレの壁に叩きつけられる。「あんたが疎ましい!消えろ!」暴言があたしの胸に突き刺さる。
モップを持った秋尾このかは、あたしの頭にモップを落とす。痛い!やめて!倒れたあたしに、バケツに入っている冷たい水をかける。

あたしは、保健室にいる。濡れた制服を脱いでタオルをまとう。高嶋先生が「どうしたの?」と聞いた。あたしは、何でもないと答えるしかなかった。

17:クリスタル:2016/12/23(金) 21:26

母が一応病院に行った方がいいといったので、中央病院に向かった。

結果、大丈夫だということだった。薬も貰って、家に帰った。

「ん?」中央病院の医院長は唸った。
ノートパソコンには、『高梨いろは』とファイルが出ていた。レントゲン写真におかしな点があった。

あたしは、この時予想だにもしなかった。
青波とあたしを引き裂くもう一つの敵がいることに……

18:クリスタル:2016/12/24(土) 10:42

プロフィール 

星森愛結羽

いろはの唯一の友達。ゆゆと、いろはと仲がよい(よかった。)。
いろはの味方。

19:クリスタル:2016/12/24(土) 12:52

学校を早退する事になった。どうやら、病院で検査するらしい。「それじゃあ、高梨さん、明日ね。」青波が声をかけてくれた。そっと、手を振ってクラスを出た。

校門前に、母の車があった。急いで乗りこむ。母は、ミステリー作家。大人に大人気らしい。あたしは、読んだこと無いけど。
「いろは。突然だけど、病院に入院しなくちゃいけないの。」

え………え……!?
「何かいるもの、ある?一応家に戻るから。」家に着いた。あたしは、自分の部屋にある、文庫本6さつ持ってくことにした。少し迷ったけど、青波から貰ったプレゼントーチェックのヘアピンを持って行くことにした。

「いーろはー。早く〜。」はーいと答えながら、車に乗り込んだ。

20:クリスタル:2016/12/24(土) 12:54

>>4は、ヘアピンだよ!

21:クリスタル:2016/12/24(土) 17:10

あたしの病気が不幸か幸いして個別の部屋を貰った。しばらくの間だと思うけど、病室の本棚に本を入れる。母が、先生と話してる間にベッドに入った。適当に文庫本を取り出す。題名は、『ミッションスクール殺人事件』なんと、母の作品を持ってきていた!!
他の五冊

『夏夢〜カム〜』『春夢〜ハルム〜』『名探偵桜結香ーさゆかー』『ダンススクール殺人事件』『図書館員 YUKIの華麗なる事件簿〜本泥棒を捕まえろ!〜』

母の作品2さつ スキなシリーズ 4さつ持ってきた。

どうせ、学校に連絡が届いて、クラス全員が『お見舞い』に来るんだろう。

あんな人たち(青波以外)は、来なくていいのに。

   ー迷惑なのに。

22:クリスタル:2016/12/24(土) 17:13

あたしの予想通り、クラス全員が来た。あたしの病室が個室だからって騒がないでよ。青波はいなかった。そして、秋尾このかもいなかった。
会いたいのになぁ。

23:クリスタル:2016/12/24(土) 17:42

このかside

「高梨さんが、入院する事になりました。」先生がそう告げた。クラスがザワザワとした。「それで、今日、お見舞いに行きます。」イヤだな‥。なんで高梨さんのお見舞いに。青波は行くんだろう。

いいこと思いついた♡青波に告白すれば、高梨さんのとこに行かないよね♪青波が行かないって知ったら、高梨さんどんなカオするんだろ?由芽ちゃんに頼んどかなきゃ。

「あーおば♡♡屋上来てよ♪絶対にね」「でも、高梨さんのとこに行かないと。」「別にいいじゃん。明日行けば良いのに。」ギュッ。私は、青波の腕を組んだ。

24:クリスタル:2016/12/25(日) 15:47

青波来ないのかな?
「青波なら、来ないって、このかちゃんがいってたよ?」白里由芽がぼそりと言う。
えっ…!どうして?
「このかちゃん、告白するんだって。」「このかちゃん、可愛いし、青波とつきあうかもよ?」「チョーお似合いだよね〜(●´∀`●)」

嘘でしょ?青波…?秋尾このかとつきあうの?

青波を信じて、いいの?

ざわめく病室であたしは、沈んでいた。

25:クリスタル:2016/12/25(日) 22:07

しばらくショックでクラス全員が帰った後も、呆然としてしまった。
本当、なの?信じて、いいの?

次の日。青波が来た。でも、あたしは、何も言えなかった。やっと絞り出すように、「秋尾さんに、告白されたの?」しばらく沈黙が続いた。「……そうだけど、高梨さんがスキだよ?」嘘なの?ホントなの?

ああ、神様。この世に、ウソなんて作らなくて良かったのに。そしたら、青波を信じることができるのに…。

26:クリスタル:2016/12/26(月) 10:18

プロフィール
琴津 奈津音 〔コトヅ ナツネ〕
秋尾このかのグループに入っていたが、いろはに同情し、グループを抜けた。
いろはの新しい友達。

27:クリスタル:2016/12/26(月) 15:20

「お…願い。………もう、か、帰って。」声が震える。青波の顔を見たくなくて、窓に顔を向けた。青波は少し戸惑っていたけど、病室のドアがゆっくり閉じた。

これで、良いんだ。会ったら、最低なコトを考えちゃうから。

でも、悲しいのは、ナゼ?

布団に潜り込んで、泣いた。声を押し殺して。イヤなコトを言って、ごめんなさい。

もう、遅いのかな?


いろはの病室の前でうずくまっている、少女がいた。

  少女は、入るにはいれなかった。

28:クリスタル:2016/12/26(月) 15:34

ー数時間前ー
「奈津音、高梨さんのお見舞いに行くの?」「行くけど。」「私言ったよね?見名村(学級委員)に言われたなら、高梨さんのお見舞いに行っても良いけど、それ以外なら、行くなって。」「そーそー!このかちゃんに逆らう気〜?」「はー。くっだらないって前から思ってたけど、私、あんたらのグループ抜けるわ。」「はあっ!?」「じゃあね。(スタスタ)」

そして、いろはの病室前にいる。
(入っていいのか?泣いてなければ良いけれど。)ガラッ。

「こ、琴津さん!?」

29:クリスタル:2016/12/26(月) 20:25

あたしは、涙を拭った。
琴津さんは、秋尾このかのグループに入っているのに。
「ど、どうして?」「私、高梨さん強いなって思ったんだ。だから、グループから抜けたの。」そ、そんなっ!あたしのせい……?

琴津さんは、爽やかに笑った。

30:クリスタル:2016/12/26(月) 22:10

〈番外ストーリー〉はの母と看護士の話
いろはの母の名前 高梨美智
「いろはちゃんのコトですけど。」看護士が言った。
美智と看護士は、廊下に出た。
「いろはちゃんについてですが……。」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーいろはの病気は、他人に移るだけでなく、サイアク本人も死んでしまうという病気で、いろはの病気は、医師が驚くほど進行しているらしい。手術で助かるが、記憶を失ってしまう。
美智は、悩んだ。しかし、いろはに生きてほしいから、手術を望んだ。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

31:クリスタル:2016/12/26(月) 22:11

×はの母
○いろはの母

32:クリスタル:2016/12/27(火) 14:34

死ぬのは、とても怖い。今まで一緒にいた人達を失ってしまう。脆い自分がイヤになる。それくらいあたしは弱い。琴津さんが思っているほどあたしは、強くなんてないよ。琴津さんの方がとても、

   ー強いよ。ー 

33:クリスタル:2016/12/27(火) 20:46

琴津さんが帰った後

「いろは。」「お母さん。」「いろは。病気が進行していて、明日、手術するの。そうしないと、いろはが、死んでしまうから…。」そうなんだ。分かっ「でも、手術したら、記憶を失ってしまうの…。」
そんな……!でも、お母さんを悲しませなく無い。

それでいいの?そう問う自分がいた。
青波に恋をしたことも、総て忘れてしまう。それでも、悲しまないの?

青波とも、ロクに話していないあたしを青波が悲しむのだろうか?

いつのまにか頷いていた。



きっと、後悔しない、よね。

34:クリスタル:2016/12/27(火) 20:56

手術の日。そして、さようならの日。さようなら、青波。

   ー永遠にー

グスッ!どうしよう‥‥…。聞いちゃった。高梨さんが手術をすること。昨日、帰るとき、高梨さんのお母さんと看護士さんが話してること。昨日高梨さんが教えてくれた、高梨さんが好きな人。そう、

ー青波悠希ー
絶対に、伝えなきゃ。そう思って、青波の家に向かって、走る。

どうか、どうか、間に合って。

35:クリスタル:2016/12/28(水) 21:52

麻酔を打たれる。ちくんとしたけど、じわりじわりと眠くなる。
これで記憶を失えて、青波を忘れるコトができるんだ。

もう絶対に後悔しない、新しい道を進むんだ。家族だけは忘れたくない。琴津さんーいや、奈津音も忘れたくない。

他は、忘れてもいいな。

良い記憶なんて、ないな。

みんな、さようなら。

そしてあたしは、眠った。

36:クリスタル:2016/12/28(水) 22:41

はぁはぁ!良かった!このか達と一回だけ青波の家にきていて!こんな時だけお礼を言いたい。

ピンポーン。「……琴津?」「青波!すぐ病院きて!高梨さんが…!」「!ッ!……行かない。」どうして……ッ!

37:クリスタル:2016/12/29(木) 10:33

何でッ!何で来ないの!「オレ、嫌われてるみたいだしさぁ…。」そんなの!「そんなの!高梨さんに聞いてみればいいじゃん!何で聞かないの!?

   
     ………バカ!!
高梨さん、手術するの。でも、その手術、必ず成功するんだけど、記憶を失うの……。

 わかるよね?」

最後は泣き笑いになってしまった。

「来ないなら、なんで私は、アンタの家まで来たのよ〜〜!!!」

ポロポロと涙が頬をつたう。

インターホンの前から、私は駆け出した。

何度も嗚咽しながら。

38:クリスタル:2016/12/29(木) 19:35

ああ、記憶を失うってこんなに簡単なんだ。朦朧とした、『夢』のナカ。
告白して、消える記憶。
生きていれば、またきっと新しい恋ができる。もう、初恋なんてどうでもいい。

ーそんなの関係ないから。ー

39:クリスタル:2016/12/29(木) 20:28

ラストまであと一話!
コレ終わったら、新しいスレ作るよ!

今、大まかな筋道はできたけど、肉付けが。スランプ中!

40:クリスタル:2016/12/29(木) 20:44

あと一話じゃなくて、明日か明後日で完結する(予定)!番外編かくかも!?

番外編キャラプロフィール
朝霧 多紀 〔アサギリ タキ〕男
いろはの病室にたびたび遊びに来てくれた男の子。あづはと両想い?おっちょこちょいの9才。


夕霧 あづは 〔ユウギリ アヅハ〕女
いろはの病室にたびたび遊びに来てくれた女の子。多紀と両想い?しっかり者の、9才。

41:クリスタル:2016/12/31(土) 17:15

高梨さんの入院してる病院に着い囁いた。高梨さんの病室に入る。

中には、
    青波悠希、その人がいた。

え?いつきたの?「車で送ってもらって、今着いた。さっきは、ごめん。気が動転してて…。」
いいよ。

ガラッ。記憶を失った高梨さんが入ってきた。

「奈津…音?青…波?」
覚えてるの?涙が溢れる。

私は、高梨さんいや、いろはに、ささやいた。

[クイズ]
奈津音はなんと囁いたでしょう?

42:クリスタル:2016/12/31(土) 19:21

正解かくね!

「おはよう。」

目覚めたから。

43:青蓮:2017/01/02(月) 00:49

 こんばんは。青蓮です。
ここまで読ませていただきましたが、言葉選びのセンスがすごいですね……。

 詞とか歌に出てくるような、ロマンチックな言葉。
そのセンス、惹かれるものがあって素敵です。

 ただ……センスはあるんですが……文が成立していない部分が多々……。

 とりあえずセリフと説明が連結してる影響で、
「誰が」「何が」と言う部分が消えているので。
セリフ以外の部分を書くときは注意して見て下さい。
それではー

44:クリスタル:2017/01/02(月) 11:31

ありがとうございます!番外編では、ご指摘された所に注意して、以後精進していきます。

45:クリスタル:2017/01/02(月) 12:15

番外編 〈星空のプレゼント〉
コレは、いろはが手術する前のトキの夜のこと。

あたしが、読書していると。

「いろはお姉ちゃん〜!助けて〜〜(泣)」
あたしより年下の、朝霧多紀 アサギリ タキ 君が、あたしの病室に駆け込んできた。

「病院の中は、走らないで。」
「だって、あづはが、追いかけて来るんだもん!」あづはちゃんね。。(苦笑)

「いろはお姉ちゃん〜!多紀が、きたよねー?」あづはちゃんが、駆け込んできた。
どうしたの?

あづはちゃんによると。

多紀君が、おもちゃのゴキブリをあづはちゃんのベッドに入れていて、追いかけてきたそうだ。

一つ思う。このふたり、絶対両想いだよね???

続く!

次回に続く。。。。。。。。

ホントだよ。

46:リリカ@恋歌:2017/01/23(月) 20:45

遅くなった!汗 
元クリスタル、現リリカです……。

あたしが、記憶を失っても、貴男は笑うの?

多紀君とあづはちゃんが騒いでいた。

でもさすがに、あたしが、何も話さないとわかると。

「いろはお姉ちゃん!来て!」

あづはちゃんがあたしの手を取る。

わっわわっ!

屋上?

「お空見てみて!」え?

空を見てみると。

わぁーと声をあげてしまった。

星空が、綺麗だから。

青波、あたしが記憶を失っても、この空を一緒にみようね。

47:リリカ@恋歌:2017/01/24(火) 17:52

新しいストーリーを連載します。

さようならのプレゼント
〜指原のんver〜

コメント、ヨロシク!

48:リリカ@恋歌:2017/01/24(火) 21:37

史上最高のラヴストーリーなんて、馬鹿げてると、思ってた。


この恋に落ちるまでは。 

一目惚れなんかじゃない。

出逢って、恋に落ちて、結婚。

クラスのみんなの夢なんてわかってる。

人よりも冷めている私は、そんな願望なんてほとほと無い。

「のん!」親友の彩羽が走ってくる。

クラス1のミーハーな彼女と私が親友なのは、誰もがおかしく思っているだろう。

49:リリカ@恋歌:2017/01/27(金) 17:20

及川 駿

のんのことが気になる。

好きな女子のタイプは、ツンデレ。


のんのプロフィール

性格 ツンデレ。寂しがり屋。

男子嫌い。過去にヒミツが……!?

趣味 読書

50:リリカ@恋歌:2017/01/29(日) 12:14

その出会いは、突然で。

男子嫌いな私が、恋をするなんて、地球がひっくり返るほどのキセキ。

でも、出会いが在れば、さようならも在る。

知っていたけれど、それを覆したいと思った。

それぐらい、大切なんだって、気付いたの。

後悔するまであと10日。

51:リリカ@恋歌:2017/02/05(日) 13:29

第一話〜出会い〜

放課後

誰もいない図書室で、私ーのんーは、本を読んでいた。

昼休みは、たいがい彩葉に遊びに誘われる。

だからこうして、放課後に1人で、本を読んでいるのだ。

バタバタ

うるさいな。本に集中できない。

ドアの所に歩み、ドアを閉めようと手をかけた。

「ごめん!本、借りれる?」

男の子が駆け込んできた。

「い、いいけど。」

図書委員じゃないけど、ま、いっか。

本のバーコードをパソコンでよみとる。

ピッ。

52:リリカ@恋歌 hoge:2017/02/06(月) 13:52

言伝 穂乃華

ぶりっこ。クラス委員。のんが大嫌い。四季が好き。駿の幼なじみ。

香月 四季

クラス委員。のんが好き。

53:リリカ@恋歌:2017/02/09(木) 16:28

第二話〜過去〜

「いやあ!出してよ!助けて!!!」

「誰も助けにこねェよ。そこで、頭冷やしてろよ(笑)」

「お前は、お転婆だもんな(笑)。お前には、トイレの中がお似合いだぞ(笑)」

酷い。幼い頃、そう感じた。

小学一年生の頃のいじめで、私は、男子が大嫌いになった……。

その考えを、四年後に覆されるとは、夢にも思わなかった。

54:リリカ@恋歌:2017/02/09(木) 16:51

第三話〜男子〜

「のん!どうしたの?」

彩葉の声ではっとした。

「な、何でもない。」

彩葉がニヤリと笑う。

「もしかして、恋したの?」

「なっ……………!!」

そんなワケないよ。男子になんか、永遠に恋なんてしないよ。

けど、間があったのが、彩葉を調子に乗らせた。

「誰がお相手よ?教えて!!!」

「ち、違うし!」

腕を振り回すと。

ガンッ!

「あ、あの…。」

「あ、ごめんなさい……って…。」

振り向くと、図書室で会った男の子だった…。

「あの時の男の子!?」


「指原さん、覚えてないの?俺、同クラの及川駿だよ。」

私って、記憶力悪かったっけ?

及川君、カッコイいのに…。

いや、そういう問題じゃない。

「及川君、ごめんね。あ、次の時間りかしつ

55:リリカ@恋歌:2017/02/09(木) 17:06

「及川君、ごめんね。あ、次の時間、理科室だよね?」

彩葉に勘違いされないよう、慌てて話を変える。

急いで理解の準備をし、理科室に駆け込んだ。

ー授業後ー

「指原さん、理科の物、片づけてくれる?及川君も。」

先生にいわれ、理科室に残る。

話す話題が無いので、2人とも黙って、片づける。

わわわ……!!このメスシリンダー重い!

「及川君、一緒に持ってくれる?」

「良いよ。」

及川君が持ってくれる。

及川君と、私の手が触れる。

あったかい……。

一瞬だったけど、あったかいって感じた。

りんごのように、真っ赤な顔の及川君が、可愛いって思えた。

このキモチ、何だろう?

恋と気づくまで、あと0.3秒。

56:リリカ@恋歌:2017/02/09(木) 21:10

私、及川君が好きなんだ。

頬がカァッと、熱くなる。

彩葉は、『告白は待つもの!!』派なんだけど、待っている間に取られたらイヤだ。

理科室を出ようとしている、及川君の服の裾を掴む。

「私、及川君が好き。」

及川君の顔は、またりんごのように、真っ赤になる。

「付き合っても、いい?////」

「あ……うん/////」

私、及川君のカノジョになったんだ。

「良ければ、駿って呼んで///////」

「じゃあ、のんって呼んでよ//////」

カレカノってこういう物なんだ///。。。

ー休み時間ー

「えぇっ!及川駿と、付き合い始めた!?」

彩葉、声大きい!

「これから、色々アドバイス(口出し)するからね♪」

嬉しいけど、ある意味最悪!

ー六限目ー

「先生、席替えしませんか?」

彩葉。。。。。。

何したいのか分かんないけど、いやな予感がする。。。。。

席替えは、くじ引き。

これなら、彩葉の思い通りにはならないでしょ。

ー結果ー

隣 及川君///

後ろ 田中君

斜め後ろ 彩葉

隣以外納得いかないよ!

田中君、ごめん!

ぜぇっーたっい!彩葉に「カレカノ〜!」ってからかわれる。。。。

及川君も同じみたいで、なかなか顔が見れない。

見たいけど………/////

ギュッ

えっ…//

さり気なく、手を握ってくれた。

恥ずかしい……けど。

嬉しい。

この手の温もりは、永遠に忘れないよ。


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