【オリジナル】ヒトと19とミイラ取り

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1:ほったて小屋:2017/01/08(日) 13:26

夢で見た漫画に設定付けて小説化するスレ。
気まぐれ亀更新ですが、コメント頂けると励みになります。

用語(主要のみ)

アルズ更生本部ミスティカ
主人公が働く会社。アルズ(後述)の更生を目指す。

アルズ
何か大切なものを失った人。特徴として、【光喰】が心に住み着いている。

光喰(コウグ)
アルズの心に住み着き主を廃人にする化け物。【ハイズ】にしか退治できない。

ハイズ
光喰を退治できる、【ハイルグ】の適性があるもの。強制的にミスティカで働くことになる。

ハイルグ
光喰に唯一ダメージを与えることが出来る武器。
人によって形状は様々。

主要人物

アレン・アッカード 男
ハイルグの適性があるが、ハイズの中では下の上。

エス 女
ハイズとしての能力は一級。感情はあるのに機械っぽい。

リヴ 男
アルズだが、自我抑制装置の被検体の為自分の意思を持つ。

2:ほったて小屋:2017/01/08(日) 13:38

俺、アレン・アッカードがハイズとなったのは少し前。
家のポストに明らかに不審な手紙が投函されてからだった。

__拝啓、アレン・アッカード様__
貴方はハイルグの適正者と認められました。
明日の午前十時、アルズ更生本部ミスティカでお待ちしております。
__アルズ更生本部ミスティカ__

そりゃあ、最初は何だこれ、って思った。
が、何となく行ってみようか、ドッキリとか悪戯だったらそれでいいし…興味が少し湧いてきた。
とは言えアルズ更生本部ミスティカなんて聞いたことがない。
調べてみるか。遠かったら諦めよう__と思い携帯端末を開く。

…アルズ更生本部ミスティカ、と。
検索ボタンを押すと、ホームページらしきものが出てきた。

ーーーーーーーーアルズ更生本部ミスティカーーーーーーーー
アルズ更生本部ミスティカ(以下ミスティカ)では、アルズとなった人達の光喰を取り除く為に活動する会社です!
ハイルグの適性があれば即入社! 手紙をポストに投函させて頂きます!

__と以下何十行と文が続いた。正直難しくて理解出来なかった。
辛うじて理解出来なかったのはその四行のみ。
住所を見る限りちょっと早起きすればすぐ着きそうだ。
しかし悪戯にしては凝ってるな__テレビとか回ってるんだろうか。派手なリアクションでもしてやろう。

と、俺は今考えれば軽率なノリで行動してしまったのだ。
まさか、このホームページの内容が全て真実だったことに気づかずに。

3:ほったて小屋:2017/01/08(日) 14:45

「ここ、だな」

次の日の午前十時。俺は指定された場所に手紙を持ってやって来た。
…意外に人いるな。俺と同じ手紙を貰った人だろう。
と、目の前の大きなビルを見上げ、中に入る。目的地は六階。

「…エレベーターって何処にあるんだ?」
「あ、迷子ですか? 案内しますよー」

急に現れた少女に俺は飛び上がった。
その少女は茶色の二つ結びの髪と同じ色の目を持つ女の子で、身長は小さく、色も白い…何処か機械的な印象を持った美少女だ。
いや、機械的と言っても彼女に表情はある。現に今、俺に向かって微笑んでいるのだから。

「私、エスって言います。貴方は?」
「俺? えと、アレン・アッカードです」
「わかりました。アレンさんですね。エレベーターはあっちですよ。ついてきてください」

エスと名乗る少女は俺の手を引き案内してくれる。
女の子の手っ…! 小さくて柔らかっ……!? と、童貞丸出しな感想を抱きパニックに陥る俺。

「………着きました。ここがエレベーターです。迷いますよね、こんなに大きかったら…私も一年前は迷ったものです」
「…え、一年前? ということはここで一年前から働いてるんですか? え、コレってドッキリじゃないんですか?」

その言葉にエスさんは唇に人差し指を当てて言った。

「大マジです」

4:ほったて小屋:2017/01/08(日) 20:37

え、嘘ですよね? だってあのホームページ、どう見てもファンタジーで信じられないような内容が書いてありましたよね?
そんな俺の混乱を他所に、エレベーターは六階に付く。

「遅いぞ、新人! 今日からここで働くことになると言うのに! …ご苦労だった、エス。持ち場に戻ってくれ」
「了解しました、シーミ社長。ではアレンさん、また会いましょう」

エスさんは手を振ってエレベーターに乗り、上に上がって行った。

「あ、あの…これってドッキリじゃないんですか」

耐えきれなくなり社長らしき人にそう言うと、社長らしき人はカッと目を見開いて俺を怒鳴りつけた。

「お前は馬鹿かーーッ!! す、べ、て、真実だ馬鹿!! 気付け! 察しろ!!」

いや無理です! と叫びたくなったが余計なところで変な不興は買いたくない。
黙った俺に満足したのか、社長らしき人は更に喋り始めた。

「まず、私の名前はシーミ・エルスターナ、この会社の社長だ! …さーてお前ら! お前らにはハイルグの適性がある! と言うことでここに連れて来た! お前らにはここで働いてもらうことになった! 強制で! 安心しろ、給料は保証しよう!」

と、シーミ・エルスターナと名乗る社長は、金色の艶やかな長髪と大きな碧眼をくるくると動かしながら叫んだ。
凹凸のはっきりした体は正直目に毒だ。

「お前らはハイズという、ハイルグを操れる選ばれた適正者だ! そのハイルグという武器を使ってアルズの心に巣食う光喰を倒してほしいのだ!」

唐突な用語のオンパレードに、俺達はざわついた__


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