彼方へ続く道なり

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1:リリカ@恋歌◆JA:2017/03/14(火) 06:52

どれだけの事が、あったかな。

出会いのすべても、今なら、許せる。

時の流れは、残酷と思ったときも、

嫉妬したときも。

「…君、さよなら。」

2:リリカ@恋歌◆JA:2017/03/14(火) 07:05

私、美山千紗。

14歳、中学三年。

私は、アイツと関わりたくない。

男子が、爆笑してる声。

その声の中に、アイツの声がした。

「………何笑ってんの?」

つっけんどんに、聞く。

でも、再び笑い始めたから、私の声は、かき消えた。

良かった。

男子の中をみる。

アイツは……………?

あれ、いない。

そんなわけない。

さっき、声が聞こえたのに。

ああ…。

ワケが分かった。

イメチェンか…。

彼女の好みに変えたんだ。

いつも不思議な雰囲気があったけど、なんか…。

チャラくなってる。

一応、名札を確認する。

『大河』

やっぱり…!

胸の中に、ムラムラした怒りがこみ上げてくる。

何でアイツが…!

そっかぁ。

女子グループの話を聞くと。

アイツは、月瀬さんと付き合ってるらしい。

月瀬さんの好みが、チャラ男?らしい…。

月瀬さんは、大人しい子なのに。

あんなチャラ男?が好みとか、よくわからない。

まあ、人それぞれだし。

そう思って、観察をやめた。


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