夢を結んで、希望の光

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1:和菜◆h.:2017/04/26(水) 22:29

[人物]

中山夢愛 なかやまゆめ
1-5 吹奏楽部

西川 結 にしかわゆい
1-2担任 吹奏楽部顧問

桃谷光希 ももたにみつき
1-2 ソフトボール部


その他 増えたらその都度

[おおまかな内容]

ほのぼの日常ストーリー的な。

2:和菜◆h.:2017/05/04(木) 21:58

12/5(土)

「お疲れぇー」
「うーん、そっちこそ」

部活帰り。いつものようにとりあえず家に向かって歩き、その途中とりあえず喋るわたしたち。

「んじゃ、またあとで」
「ほぉーい」

別れ道のところでとりあえずテキトーにいつもの約束をし、お互い家路へ向かう。

私は中山夢愛。中1。吹奏楽部。
さっきまで一緒にいたのは幼馴染みの桃谷光希。同じく中1。部活はソフトボール部。
昨日も今日も、そして明日も一緒にいるであろう存在。

ーーーーーーーーーーーーーーーーー

「お待たせ〜」
「おっそ!何分待たせるのw」

とりあえず約束したいつものコンビニで光希と再会する。
そしてあてもなく店内をウロウロ。
この時期は寒いからコンビニは暖かくてとても良い。まぁ、夏も涼しいからってコンビニにくるんだけど。

そしてとりあえずココアを買って、店を出る。そして駐輪場で喋る。それが私たちの日課のようなもの。
そしていつもならココアを飲み終えたら私か光希の家に行くのだが、今日は違った。

「あ、夢愛と光希じゃん」

……………

「「こ、こんにちは…」」

プライベートで一番会いたくない人に見事、遭遇してしまったのだ。

「ちょ!なんで二人してそんな嫌そうな顔するの!!」

当たり前だろう。プライベートな場所で先生に遭遇するほど嫌なことはない。しかも、よりによって私の部活の顧問である結先生に。光希の担任である結先生に。

「あ…西川先生は、お昼ご飯ですか…?」

光希が口を開いた。

「はぁ!?いつも結先生ー!!って親しげに来るくせに、いきなり西川先生って何よぉ!!!!!!」

どうやら他人のように振る舞った光希が気に入らなかったらしい。
可愛らしく、ぷりぷりと怒っている。

3:和菜◆h.:2017/05/05(金) 05:45

「いやいや先生、あんまり生徒のプライベートに踏み込む教師もどうかと思いますよぉ〜」

光希も可愛く反論する。
しかし結先生はそれには答えずこう言った。

「ちょうどいい!あなたたち、今からあいてたら一緒に学校にきてくれる?」

え、なんで………てか急展開すぎて、うん。
きっと光希も同じことを思っているのだろう。口をぽかんと開けて静止している。

「ね、どう?あいてる?」

そんな私たちにお構い無く予定を聞いてくる結先生。まぁ私は暇だし、いってもいいかな…

「あ、はい…暇ですー」

と、とりあえず答えると結先生は嬉しそうにニコッと笑う。一方光希はなんとも言えない微妙な表情を浮かべて立ち尽くしている。
そんな光希の肩をぽんっ、と叩くと光希はビクンと肩を震わせた。ようやく意識が戻ってきたようだ。

「ちょ、夢愛〜、なにいってんの!」
「だって暇やもん!」
「こーゆーときはテキトーな嘘ついて逃げるんよ!!!」
「え?そーなん!wまぁでも行こうよ!」
「そうそう!行けば意外と楽しいかもよ?」

この小声な会話、どうやら結先生にも聞こえてたらしく、賛同の声があがる。

ーーーーーーーーーーーーーーーーー

「え、えぇ〜…まじで行くの… 」
「ごめんってば!明日アイス奢る」
「さ、寒いんですけど」

結局、嫌がる光希も連れ、コンビニの目の前にある私たちの中学校、陽河中学校の門をくぐった。


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