好きでいられる、その瞬間を。

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1:リリカ@恋歌◆JA:2017/07/06(木) 20:13

叶わないかも、しれない。

叶っても、私が先に逝っちゃうかもしれない。

それでも……。

それでも______________

好きでいてくれる?

2:リリカ@恋歌◆JA:2017/07/06(木) 20:15

*作者から*
瞬間と書いて、ときと読みます。
余命一年の少女の恋物語です。
読んでくれたら、嬉しいです。

3:リリカ@恋歌◆JA:2017/07/06(木) 20:21

主人公

岬 美緒梨
病気のせいで、余命一年。
何事にも一生懸命で、真っ直ぐ。
涙もろい。

登場人物

高崎 真
ひょんな事から、美緒梨と知り合う。
サッカー部所属で、明るく優しい。

岬 真緒梨
美緒梨の双子の妹。
姉が心配。
心優しい。

藤村 碧
美緒梨の親友。
美緒梨を思いやっている。

4:リリカ@恋歌◆JA:2017/07/06(木) 20:23

*prologue*

どうして。

どうして、私が病気にならなきゃいけないの?

どうして、私だけ。

真緒梨のように、元気になれないの?

どうして、どうして。

神様、私だけ、病気にならなきゃいけないのですか?

5:リリカ@恋歌◆JA:2017/07/08(土) 18:22

「もぅ、美緒梨!準備できたわけっ!」
双子の妹、真緒梨の怒声が響く。
「美緒梨〜、気楽に生きよ〜よ〜」
取りなすように言ったのは、私___美緒梨。
真緒梨の目が、ギュインッとつり上がった。
「新学期なんだよっ、妹に世話してもらうなんて、恥ずかしくないのっ!?」
「えー、気楽に生きた者勝ちじゃないっ?」
と、お母さん__佐緒里が入ってきた。
「美緒梨っ!しっかりしなさいっ!真緒梨!確認しっかりやりなさいっ!」
鬼の顔をして言うもんだから、怖いのなんの。
「「ははーっ!」」
私と真緒梨は、かしこまった。
急いで朝食を食べ、学校に向かって走り出す!

6:リリカ@恋歌◆JA:2017/07/16(日) 18:10

「全く、美緒梨ったら、姉なのに。しっかりしてよね!」
真緒梨のお説教を聞いてないふりをして、無視する。
真緒梨がグッと顔を近付けて、
「聞いてるのっ、美緒梨!?」
大声を出すから、私の心臓はドッキィンとなる。
「もっもう、真緒梨。そんな大声出さないでよね、ビックリするし」
そう言ったら、真緒梨はすまなさそうに、
「ゴメンね」
と、謝った。
うん、これでこそ我が妹!
「美緒梨、真緒梨ちゃん、おはよー!」
「わぁ、碧!」
親友の、碧が来た。
「ねぇ、碧聞いてよ!真緒梨ったらねぇ、私の顔の前で、大声出したんだよ!ひどくない?」
碧があきれたように、
「それは、そうされるような事をした、美緒梨が悪いよ」
ええっ!?
私が悪いの!?
とまあ、にぎやかに、学校に着く。

7:まい◆8Q:2017/07/16(日) 18:28

頑張ってください。
応援しております。

8:リリカ@恋歌◆JA:2017/07/16(日) 21:09

>>7ありがとうございます!
明確スイーツ研究部、楽しみです!(^^)!
こちらこそ、明確スイーツ研究部などの名作、応援しております!

9:リリカ@恋歌◆JA:2017/07/17(月) 19:38

クラス分けを見て、即刻真緒梨に抱きつく。
「どーしよ、真緒梨!朝比奈チャンと一緒になっちゃった!」
真緒梨は、哀れみの目で、私をみる。
私がこうも、朝比奈チャンを嫌ってるにはわけがある。
朝比奈チャンは、成績がよく!(私と反対だ)女子グループのトップに君臨している。
そして大概、女子グループのトップに君臨している子は、嫌われ者。
これは事実。
朝比奈チャンは、私のやることなすことを否定する。
要は、私とはそりが合わない。


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