「早く消えちゃいたいなぁー」
静まり帰った夜中に明るいコンビニに向かう蛾のような俺は でもまぁ実際の蛾はコンビニには来ないらしい なぜなら.. とどうでも良い事を考えながら足を歩かせた
「げッ....」ヤンキーがコンビニの前でタムロっている このコンビニに入る前の謎の緊張感が僕はあまり好きじゃない 僕は即座に即足でヤンキーの横を通り過ぎコンビニ入った 「ふぅ...」店内ではどこかで聞いた事があるようなBGMが流れていた
えっーと今日はコーラにポテチと それとアイスクリーム
デブの三原則を手に持ちカウンターに向かう
綺麗なお姉さん(今日一番の生きがい)にお会計を済ましてもらうと店+ヤンキーを後にした
・・・・・・
信号機 それは鉄道や道路における交通の安全の確保もしくは交通の流れを円滑にするモノなのだが、それを守らない輩も少なからず存在する 「信号機ぐらい別に良いじゃないか」僕はそうは思わない何故なら...
とまたどうでも良い事模索しながらレジ袋片手に赤信号で待っていると「んっ....」僕の興味は縦を通り過ぎていくカワイイぶったいにクギヅケとなっていた
「ね...猫」その愛らしい物体は....
赤信号を守らなかった
_____
「ん...」
そこは白い世界だった 満面なく白く広い空間と....
無駄に長い列 長蛇の列の中に俺は居た
前に何千もの人が並んでいるのか先頭が見えない
俺の足が意識でも持ったかのように歩んでいた
悟った
「あー俺逝っちゃったのか」
体が勝手に動いてしまった トラックに轢かれそうになってる猫を見過ごせなかった
親孝行できなかったなぁー 「あっ」
前後をしっかりと確認した
「あの猫も死んでたら元の子も無いぜ」
何時間並んだろう ここはネズミーランドか
〜
最後が見えてきた
どうやら面接官みたいなのが先に居るのが見える
天国か地獄かの審判が下される のだろうか
面接?を受け終わった人が光と一途に消えていく
出来たら天国が良いな とか思ってると「次の方ー」俺の順番が来た
「えーと貴方は..神谷 透(かみや とおる)君だね 交通事故かぁー悲惨でしたね..」
みてわかるエンジェルのおじさんだった
「ファンタジーな世界と地獄 どっちが良い?」
て、天国無いんですか? 「無い」
即答か ならしょうがねぇ...
ファンタジーな世界で!!
「君もかい?」
ニャー
え?
幽霊モードだったせいか頭上に存在している
その体獣に霊圧にさえ今気づかなかった
あ....って事はだ 結局助けられなかったって事かよ...なんか少し凹むなぁー
「それでは良き第2の人生を.....」そうおじさんが微笑むと俺の体は謎の光に包まれ意識が遠のいていった。
はっ!!! はぁーココがふぁんたじー?
目覚めると俺は森と思われる所に居たがやけに周りが騒がしい
!? すると目の前を何かが通り過ぎ木に刺さった や..や...矢!?! いやぁぁ!!! するとそれに続いて1人2人3人と目の前を通り過ぎていく
「何してるんだ!!坊主!!! 早く逃げねぇとつかまんぞ!!!」
・・・・
俺は今馬車の中で居る(以下略)
要するに捕まった
何処のスカイ◯リムだ
と言うか 一体どこへ向かっているんだろう
きっと俺はでっかい斧を持った人にきらry
捕まった人達は皆 難しい顔をしていた
多分 俺が想像していたモノと彼れが想像しているモノはだいたい同じなんだろう
あの猫とは逸れてしまった あんなに矢が飛んできたしょうがない そんな事を思っていると外から誰かの話 声が聞こえた 俺はそれに耳を傾けた
彼らが何を話しているのか分からなかったが
仮に「A&Bさん」とすると
「A:マジ腹減った B:帰って妻の料理が食べたいよぉー」的なニュアンスだった 間違いない
すると話声がほんわかとなった
微かに日本語?が聴こえる気がする 俺は一生のお願いをこの耳に賭けた気分で耳をすました