子供の最後の日

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1:夏鈴◆M2:2017/08/31(木) 13:00

夏鈴です!
小説をかかしていただきます。途中でやめてしまったり、下手だったりしますが
見ていただけると嬉しいです。
アドバイスやコメントもぜひぜひ♪

>>2登場人物

2:夏鈴◆M2:2017/08/31(木) 13:27

音咲 由奈(19)
主人公。9月7日誕生日。短期大学に通う2年生。小さい頃から身体が弱く体調を崩し
やすい。10歳の時に母親を亡くしている。
有村 拓也(19)
由奈の事が好きで大人になったら告白をすると決めている。由奈と同じクラス。
音咲 愛奈(10)
由奈の妹。小5。誕生日は2月18日。母親の顔を覚えていない。拓也の事が好き。
葉月 夢乃(19)
由奈の幼なじみで親友。由奈と同じ大学だが、年下の一年生。

3:あいな◆02:2017/08/31(木) 19:19

大人っぽい話なのかな?頑張れ!更新楽しみにしてるよ!

4:夏鈴◆M2:2017/08/31(木) 22:27

>>3ありがとうございます!

5:夏鈴◆M2:2017/08/31(木) 23:40

第1話「あと半年」

音咲 由奈19歳。
子供の最後の年。小4の時、2分の1成人式を迎えた。その頃は20歳なんて先過ぎまだまだ先だと思ってた。
それが、こんなにあっという間だったなんて……。
体が弱く、あまり外で遊んだ事の無い記憶、母親を亡くして悲しんだ記憶、そんな記憶を持ったまま目の前に、大人が
待っていた。
3月7日、大人になる半年前。なのに、

「なのに、なんで入院しなきゃいけないの!」

昨日、夢乃と遊びに行った時ちょうど倒れてしまった。実は昨日、ほんの少し熱があった…。元々体が弱いのに、無理して遊びに行ったからだ。念のため入院するらしい。まだいつ退院するか決まってない。

「このままこんなに体が弱いまま、大人になっていくのかな?」

「私のバカ。何であんな状態で遊びに行こうとしたんだろう。」

シャッ

「由奈、お見舞いに来たよ。ごめんね、私が誘ったから。」

「いいのよ。夢乃」

親友にまで迷惑かけてしまった。情けない…………。
大人になっても、心が大人になっていくのは遠いのかな…。
早く大人になりたい…。

6:りら◆js:2017/09/01(金) 17:46

お母さんも体が弱かったからなー。その遺伝?
なんか頭ぼーっとして来た。夢乃に言わなきゃ。でも迷惑かけるからいいや。
その後2時間私たちは、おしゃべりしてた。

「じゃ、由奈バイバイ。話して楽しかったよ!」

「うん、私も楽しかった!バイバイ。…………うっ!」

「頭痛い。うん?やば、点切れてる!」

ポチッ。ピンポーン

「あっ、看護師さん、点滴が切れてます。」

――――――――――

「由奈さん、持ってきましたよ。体調どうですか?」

「ありがとうございます!えっと頭痛くて…。でも大丈夫です。」

「無理しないでね。」

夢乃に頭痛いから早く帰ってって言っとけば、
良かったかなぁ。でもせっかく来てくれたのに、そんな事言えないよね。私我慢しやすいって言うけど、どうなんだろう?私もお母さんみたいに早く死ぬのかな?

「そういえば、愛奈どうしてるんだろう。おばさんの言うこと聞いてるかな?」

「お姉ちゃん来たよー!」

噂をすれば何とかね。あっ言わなきゃ。でも言えない。

7:夏鈴◆M2:2017/09/03(日) 15:14

「たくさんお話しようね!そういう果物持ってきたよ!」

そういえば、丸1日愛奈と話してない。さびしかっただろうな。
お父さんも単身赴任だし。

「あっあのね。愛菜、私ちょっと調子悪いからたくさんは話せないの。」

ごめん。
「分かった。お姉ちゃん早く退院出来たらいいね。じゃ私帰るね。」

「えっ、少しなら話してもいいんだよ。それに私大丈夫!」

「大丈夫じゃないよ。だってお姉ちゃん体が弱いのに。」

「じゃ、お言葉に甘えて、バイバイ」

「バイバイお姉ちゃん」

やっぱり少しくらいお話してあげた方が良かったかな。でもいいって言ってくれたし大丈夫だよね。
何でこんなに体が弱いんだろう。大人になれば治るかな。治らないか。
………………………………………。

8:夏鈴◆M2:2017/09/03(日) 15:15

誤字
✕そういう
〇そういえば
失礼しました。

9:りら◆WY:2017/09/05(火) 17:04

┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈………

「やっと、退院できたよー。」

「お疲れ様ー。」

入院は2泊3日だった。帰れるのは嬉しいけど、なんか寂しい。

「よし、じゃあ夢乃、行こうか。」

私たちは、駐車場へ駆け出した。

「ゆ、由奈速いよー。」

「あっ、ごめん!」

夢乃が文化系って忘れてた!

「でも、由奈退院したあとだよ。そんなに走っちゃ…。」

「大丈夫大丈夫。治ったんだから。それに私運動系でしょ?」

夢乃は、もうって顔をしていた。
二年生になる前から、入院って私も運悪いな。

でもまさか、あんな事が起こるなんて…。この時の私はまだ、知る由もないもなかった。

10:夏鈴◆M2:2017/09/05(火) 17:04

名前名前!

11:夏鈴◆M2:2017/10/09(月) 21:02

一ヶ月ぶり(^_^;)

12:夏鈴◆M2:2017/10/09(月) 21:22

病院

「音咲さんが退院して良かったですね。」

「そうね、でも一つ気になることがあって…。音咲さんの二の腕辺りにあざっていうか赤いできものがあって…」

「私も知ってます。だけど先生がぶつけたアザって言ってましたので、大丈夫かと…。」

「そうだと良いけどね…。でもどうしても気になるの…本当にぶつけたあざなのかと…。」

退院してから、しばらく経ってようやく2年生になった私。

「夢乃、合格おめでとう!
凄いじゃない、こんな頭の良いところに合格するなんて…。私なんか一生分勉強したって感じくらい頑張ったのに…。夢乃なんか余裕で合格しちゃって…」

「そんな事ないよ…。あっ大学着きましたよ!」

「あっ夢乃、大学では先輩って呼んで、あと敬語で。」

「はい。じゃあ先輩2年生頑張って下さいね!」

「夢乃もガンバ!じゃバイバイ。」

夢乃は元気よく手を振ってくれた。
音咲 由奈2年生になりました!

13:夏鈴◆M2:2017/10/10(火) 22:28

2週間後

2年生になった今、楽しくやっています!
ただ1人だけ気になることがあって…。このアザっぽいもの。なんか大きくなってるような
気がするようでしない…。いつか治ると思ってそのままにしちゃってる。

「由奈ー?このあざ大丈夫?」

「確かに、割と大きいよね。」

「だっ、大丈夫だよ!酷くぶつけただけ。心配ありがと!」

「そっか、でも由奈って頑張り屋だからちょっと心配。体も弱いし。」

「じゃ、うちら用事あるから。」

だんだんこんな事言われる回数が多くなってきた。
まだ春だから長袖着たいけど、毎日気温高いし、暑がりやだし無理。
なんかの病気かな?

14:夏鈴◆M2:2017/10/10(火) 22:47

「あっ夢乃いた!おーい夢乃ー!」

「夢乃、あとで相談が…」

「分かりました。」

夢乃が一番相談しやすい。だって小6の時から仲良しだもん。
もうこのアザのこと言われたくない。
もし病気だったら、私の場合かなり深刻になるんだろうなー。

「あーレポート疲れた!ったく、体が弱いんだからもう少し手加減してほしいわ!」

なーんて無理だろうけど。ところで夢乃さっき言った事覚えてるかな。
私が大人だったら、このアザのこともう少しよく分かってたのかな?
大人になりたい今日この頃。

「私ったらなーに考えてんだか。」

気付けば、前には夢乃がいた。よし、声を掛けてみよう!

15:夏鈴◆M2:2017/10/16(月) 00:29

「夢乃ー!」

「先輩!ここは学校ですよ!叫んだら…」

相変わらず、真面目な夢乃。

「大丈夫!誰もいないし。あと、敬語じゃなくて大丈夫」

「そういえば、相談があるって言ってたよね」

「そうだよ。夢乃が1番相談しやすいんだもん!頼りになるし!」

そういうと、夢乃は照れた。ちょっと可愛いってのは内緒。

「そっそんな事ないよ(苦笑い)」

「あのね、夢乃!」

私は夢乃にこのあざのことを相談した。なんて言うんだろうかと思いながら言った。

「そっか…。」

16:夏鈴◆M2:2017/10/25(水) 16:43

「それって確か…なんとか病になる合図だと思う。」

「な、なんとか病って…どういう事⁉
他に何かわからないの?」

夢乃はコクリとうなずいた。

翌日

「今日は休めるー。……。」

ふと、昨日の事が思い浮かんだ。病院行ってみようかな?
でももし、命に関わる事だったら…。でもこのまま何も知らないというのも嫌だ。

「よし。もうすぐ大人だもん。病院に行くのが嫌だなんて、情けない!」

私は愛奈に留守番を頼み、家を出た。


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