初めまして、秋日和です。
ファンタジーものの小説を書いていきたいと思っています。
そういうのが苦手な方は見ない方が良いです。
ルール
・荒らし、中傷はやめて下さい、死んでしまいます。(私が)
・アドバイスとか感想は欲しいです(´∀`*)
・いつの間にか更新しているので見てくれると嬉しいです!
【プロローグ】
かつて魔術や戦術に秀でた大国、フォークスは崩壊した。
戦争による魔法の暴走である所は雪が大量に降り積もり、またある所では森林が朽ち果て砂漠が広がる地域ができてしまった。
さらに幻獣が脱走し草原は無法地帯になってしまい…
大量の死者が出る戦いであったが偶然生き残った者達が次々に復興に携わろうとした。
しかし被害があまりにも大きすぎて彼らの魔法だけではどうすることもできなかったのだ。
そんな中、復興されかけた小さな集落に魂が見える2人の兄妹が生まれた。
兄は死んだ者の記憶を読むことができ、妹は死んだ者の魂と会話する魔法が使えた。
この世界を再び元に戻すには成仏させた魂を精霊に与え、ひたすら成長させるのだ。
精霊はこの世界を延々とさ迷っている。我々が滅びるのも時間の問題だ。
二人の救世主よ、どうか我らに永遠の安寧を…
【主な登場人物】
(兄) ヤースヌイ・パゴーダ
年齢は17歳で自分より人のことを心配するような優しい人格を持つ男。その反面、一度気になることがあると分かるまで行動するという厄介な性格でもある。計画を立てることが大の苦手で妹に任せっきりだが料理は普通にできる。戦闘は体術の方が多い。
(妹)ミチエーリ・パゴーダ
年齢は15歳でどこか冷めているような性格。料理は大の苦手だが計画を立てたりすることは得意で兄よりも頭が働く。冷静に状況を判断することができるが、結構驚くとパニックになりやすい。戦闘は魔術を多く使うが、使いすぎると体調が悪くなり終いには倒れる。要するにそこまで丈夫な体ではない。
【物語の最中で新キャラは確実に出てきます。】
1話: 物語の始まり
長い長い冬が明け、暖かい日差しが地上を包み込む春がやってきた。
「ミチエーリ!早くこっち来て!」
森の近くで一人の少年が少女に手を振っている。
この森は別名「迷いの森」で一度中に入ると中々出てこれないことからそう呼ばれているらしい。
「兄さん、あまりはしゃぎすぎると後々大変なことになるよ。」
好奇心旺盛な兄と冷静な妹。性格は正反対だが顔はよく似ている。
二人の兄妹は森の入り口へと足を進めた。
事の発端は今日の朝、朝食をとっている間兄であるヤースヌイが
「ねぇ、聞いてよ。今日久しぶりに魂を見たんだ。」
「あ、そう。で?」
「冷たいな〜それでその後記憶を読んだんだけど、なんと迷いの森に精霊がいるらしいんだ!」
ミチエーリは手に持っていたパンを皿にぽとっと落とし目を見開いた。
「本当!?もしそうだったら早く見つけないと精霊が逃げちゃう。」
そう言った直後ミチエーリは朝食をかきこんで出かける準備をした。
こうして二人は寒さしのぎのために借りていた小屋を出て、森の中に入っていったのだ。
【>>3の付け足しで成仏した魂を精霊に与え強大な力が使えるまで成長させます。】