試恋のミサンガ

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1:山吹:2017/10/02(月) 13:15

▼ 試恋 に 立ち向かう
▽ セーブ
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__そう、それは試恋のミサンガ。

2:山吹:2017/10/02(月) 13:26

どうも、山吹と申します。
文才も無ければセンスも無い私が、
拙い恋愛小説を書いていきます。

注意
■ 迷惑行為全般禁止
□ マイペース更新
■ 感想大歓迎
□ アドバイスはどうか甘口で

キャラクター
■ 生嶋 瑞輝 ( イクシマ ミズキ )
□ 麦谷 糸 ( ムギタニ イト )
■ 仁科 文音 ( ニシナ アヤネ )
□ 仁科 文香 ( ニシナ フミカ )

とりあえず今はこれだけです。
宜しくお願いします。

3:山吹:2017/10/02(月) 14:34

「なんで私達が……」
自分の通う高校の靴箱前。
右手に箒、左手に塵取りを持つ私、生嶋瑞輝は溜め息交じりに呟いた。
なんでも、体育祭の前日である今日、学校中を隅々まで掃除しなければならないらしい。
私は靴箱前の掃除__靴箱前の床はタイルになっており、そのタイルとタイルの隙間にある砂を出来る限り集めるという仕事を命じられた。
「こんなのキリ無いっつーのッ」
吐き捨てるようにそう言って、ふと玄関先を見やると。
__糸で編み込まれた紐を見つけた。
いくらやってもキリの無い作業からの疲労と、自分の学年だけが居残りで掃除をやらされていることへの苛立ち、更に好奇心で、箒をそっと壁に立て掛けた。
勿論見に行くために、である。
たた、と駆け寄って拾い上げると、それはどうやら千切れたミサンガのようだった。
持ち主の願いが叶ったのか、それとも何かの拍子に千切れたのか。
真相は定かでは無いが、私はそれを気に入った。
私好みの色合いで、白とピンクを基調としたデザイン。
どこか見覚えがあるということに首をかしげながらも、暫くそれを凝視していた。


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