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1:ぽよ:2017/10/10(火) 17:05

私の実体験のお話を書いていきます。
書きたいことはたくさんあるし小説なんて書いたことないからゴチャゴチャしてて分かりにくいかも知れませんが暖かく見守ってくれると嬉しいです。

感想やコメント等何かありましたら、是非お願いします。

2:ぽよ:2017/10/10(火) 17:06

「 1 プロローグ 」

「もう、別れよう」

1ヶ月半付き合っていた彼氏に別れを告げた。
理由はとてもしょうもないことだった。

数週間前のこと

前々から彼、やまとの態度がおかしかった。
俗に言う遠距離恋愛ってやつをしていた。

言っても30数キロの距離だったけど私達高校生にとってはすごく遠い距離だった。

初めてやまとの家に行った翌日から彼の態度は徐々に徐々にと、急変していた。

私は元々、全日制の高校に通っていたのを辞めてその頃は定時制の高校に通っていて昼夜逆転していた。
それで時間もなかなか合わなくてそれもあったのかなって。

いつもなら喧嘩したらごめんねで終わりなのに

「毎日の電話やめて距離を置こう」

そう言われて彼との距離はますます広がって行った。

何時間もLINEが帰ってこなくてやっと返ってきたら寝ていたと言われるけどTwitterは動いてる。
そんな状況が私はすごい辛かった。

全くなかった女絡みも増えていったし、不安が爆発してつい全部彼にぶつけてしまった。

そんな彼は野球部で夏の大会を控えた大切な時期だった。
そんな時期になにを言ってるんだ、ありえないと彼や彼の友達からバッシングの嵐でそれにも耐えられなくてついに別れを告げた。

それでも私は彼のことが好きでした。
夏の大会終わったら告白しようと決めていました。


「かっとばせー!」

試合はどんなに遠くても勝ち上がる度全て見に行った。
本当は付き合ってる時に渡すつもりだったけど恥ずかしくて渡せなかったお守りもちゃんと渡した。

私は大好きな彼を一生懸命に追いかけていた。

もうすぐ準決勝って所で負けてしまった。
試合のあと私は決めていた通り彼に告白した。

返事は来なかった。

後で知ったことだけど、彼にはその時もう既に新しい彼女ができていました。

3:渚◆t/k レアレア!:2017/10/10(火) 17:11

失礼します。
あの、ぽよさんって、ガールズトーク板にいたぽよさんですか?
人違いでしたらすみません!

4:ぽよ:2017/10/10(火) 17:40

「 2 別れと出会い 」

やまとと別れて1ヶ月が経とうとしていた。
私は真実を知ってからショックで軽い鬱病にかかってしまっていた。

毎日、意味もなく涙が止まらなくて 「死にたい」 が口癖になっていた私に手を差し伸べてくれたのが小学校の頃からの仲の 海(うみ) 。

「一緒にこのバイト応募してみる?」

そう言って誘ってくれたバイトのお陰で私は鬱病も改善できたしやまとのことは忘れつつあった。

今日もバイトで仕事をしていた時のこと。

「ねね、夏波(かなみ) 聞いてや!」
「なに?」

海が嬉しそうに私の隣に来て言った。

「前のバイトの時ね、タイプドンピシャのイケメンに出会ってしまったんよ!」

そう言いながらポケットから携帯を取り出してコレコレと写メを見せてきた。

「俊介くんって言うんやけど、かっこよくない?」
「たしかに海のタイプっぽいね」

その 俊介(しゅんすけ) くんは切れ長の奥二重でちょっと長めのフワフワの茶髪に金のメッシュの入ったいかにもモテそうな容姿をしていた。

「まじカッコよすぎるよね、社長に相談したら俊介くんに色々言ってくれたみたいで海のこと気にしてくれとるらしいんよ!」
「へー、それは良かったね」

海がすごい恋する乙女って感じでキラキラして見えた。
いいな、そうゆう素敵な出会い。


それから数日後、私は噂の俊介くんとバイトが被った。

「えっと、かなこちゃん?」
「は、かなみですけど」

彼は私のことを 「佐藤さん」 「かなこちゃん」 と呼ぶ。
「佐藤」 でも 「かなこ」 でもなく 「近藤夏波(こんどうかなみ)」 なんですけどね。

「俊介くんは海のこと好きなんですか?」
「え、なんてゆうか、まぁ」

あからさまな態度の俊介くん。
本当に2人は純粋な恋してるんだなーって思った。

「俺、次付き合う子は最後の彼女にしたいんですよね。」
「最後の?」

「そう、俺めっちゃ好きで尽くしてた元カノに結構酷く浮気されて裏切られて振られたんすよ、俺の初めてはそいつやったし最後の女って思って大事にしとったけど向こうはどうでも良かったらしくて、ほやけんこそ次付き合うならちゃんと最後の女って決めてます。」

「俊介くんは海に好きって言われたらどうする?」
「正直言わせてもらっていいすか?」

私がこくりと頷くと俊介くんは話し始めた。

「ハッキリ言うと顔とかはタイプじゃないんですよ、でもこんな俺のこと気になるって言ってくれるしいい子だし中身は好きです、けど、バイトの態度が気に入らんのですよね。」

「態度、と言いますと?」

「ろくに働かずにお客さん来てもぺちゃくちゃほかの人と話してるんすよ、俺は一生懸命仕事ができる人が好きやしなんでも一生懸命できる人がいいです。」

たしかに俊介くんの言うことは筋が通ってる。
でも皮肉れてる私の口からでた言葉はこうだった。

「綺麗事ですね」
「はい?」

「いいこと言ってるしその通りって感じやけど私には綺麗事に聞こえました」

「…佐藤さんって皮肉れてますね」
「近藤です」

その数週間後、俊介くんは海に告白して付き合うことになった。

5:ぽよ:2017/10/10(火) 17:41


>>3

えっと、ごめんなさいそのぽよさんじゃないです😓

6:渚◆t/k レアレア!:2017/10/10(火) 18:05

あ。そうですか

7:すあ:2017/10/10(火) 18:40

続きが気になる程面白いです!!
センスありますね〜!(上から目線でごめんなさい)

8:すあ:2017/10/10(火) 18:42

後は…登場人物の感情を文章に表せるともっと良く、面白くなると思います^^

9:ぽよ:2017/10/11(水) 05:47


>>7 >>8

ありがとうございます!
なるほど、もう少し工夫してやってみます!

10:ぽよ:2017/10/11(水) 06:07

「 3 幸せとは 」

海と俊介くんが付き合い始めてから毎日のように2人のラブラブな写メが送られてくる。
その度に私も恋がしたいな、なんて思った。

そんなある日、いつもLINEしていた野球部の男の子に遊びに誘われて動物園に行くことになった。

2人で自転車をこいで結構距離のある動物園まで向かった。

彼はハッキリ言うと不細工だし、私のタイプではない。
たぶんその頃の私は焦っていたんだと思う。

「あれ見に行こ!」
「あ、うん」

そう言うと彼は私の手を握って歩き出す。

「えー、可愛い癒される!」
「いやあの、手?」

付き合ってもないしそれに今日初めて会ったのに手繋いでくるとかハッキリ引いた。

「あ、ごめん」
「いや全然大丈夫よ」


私達は動物園をあとにして家の近くの大きなショッピングモールへ行くことにした。

「よし、何見る?」
「別に欲しいものとかないし適当に」

適当にモールの中を歩いていた時。
彼はまた私の手を握ってきた。

「迷子にならんように!」
「いや、こんな小さいお店やし大丈夫やけん」

普通、手を繋ぐとドキドキするもの?
私って最低なのかな?

「アイス食べよ!」

そう言ってアイス屋さんでアイスを奢ってくれた。

「ありがとう、おいしい!」

2人でアイスを食べていると机の上に置いていた私の携帯がなって手に取ろうとすると彼が先に手に取った。

「え、なに返して」
「河本大和ってこいつやばいらしいで」

河本大和(かわもとやまと) くん。
元彼と同じ名前の彼と最近よく連絡を取っていた。

「やめといたほうがいいよ」
「別に大丈夫」
「消しとくね」
「は?」

そう言うと彼は私と大和くんのトーク履歴を消した。
なんでそんな彼氏気取りなわけ。

「もうあんま絡むなよ」
「うん」

幸せってなんなんだろう?
男の子と遊ぶこと?付き合うこと?ドキドキすること?

私には本当の幸せが分からない。


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