ー2人の約束ー

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1:結:2017/10/21(土) 17:57

「じゃあね」

「バイバーイ」

「う〜〜〜っ…ねぇ雪乃まだ部活行っちゃダメ?練習始まっちゃうよ〜〜」

「ダメよあと10分!誰のための勉強会だと思ってるの?」

「そこを何とか!ねぇうちら友達でしょ!?」

「あーあまたやってるよあの2人」

「いつも思うけどなんであの2人が友達なんだろ。正反対の性格なのにね〜」

「いいから次の問題といてみて。」

「ふぁーい」

私と千春は中学からの友達。

運動が得意で誰とでも仲良くなれる千春と、勉強はできるけど人付き合いが下手な私。

正反対な私たちだけど一つだけ共通する目標がある。

それは同じ高校に進学すること。

でも最近千春は部活にばかり夢中で勉強がおろそかになっている。

「千春ー!何してるの陸上部の練習始まるよー!」

「あっ今行く────っ」

ガタッ

「ちょっ…千春!?」

「いいじゃん!今日はこれまで!続きはまた明日ね!」

パタパタパタ

「あ…」

「また今日も逃げたか〜」

「雪乃も大変だねw」

「もうっ」

せっかく千春のタメに作った問題だったのに──…

『いい?約束だよ』

『必ず同じ高校に行こうね』

『うん約束

2:結:2017/10/21(土) 17:58

訂正ー『うん約束』です

3:結:2017/10/21(土) 18:09

ねえ千春あの約束覚えてる──?

「みんな席につけー今日のHRは抜き打ちテストをするぞー」

「またテスト!?中間テストが終わったばかりなのに〜」

「うわ最悪っ」

「……………………」

「まだ2年生とはいえお前達も来年は受験だからな受験戦争はもう始まっていると思え。それでは始めっ!」

カリカリカリカリ
カリカリカリカリ

え…!?

何これ…

この問題もこの問題もまだ授業で習っていないものばかり!

いつもなら授業の先まで予習してるけど最近は千春の勉強にかかりっきりだったから────…

カリカリカリカリ
カリカリカリカリ

「…………………」

────────‼

キーンコーンカーンコーン

「難しかったね〜〜さっきのテスト」

「半分も埋められなかったよ〜」

「……………」

「雪乃っ雪乃はどうだった?」

「ん…なんとか全部埋めたよ」

「凄っ私なんて全然だったよーこれじゃまたママに叱られるー!」

「だったらもっと真面目に勉強しなさいよ」

「あの…それでね雪乃にお願いがあるの」

「?」

ガシッッ

「勉強会なんだけど土日にもやってもらえないかな!?」

え!!?

「ママがね期末の結果次第では塾に通わせるっていうの!そしたら部活できなくなっちゃう!だからお願い雪乃!この通り!」

「……………そんな事言われても」

いくらなんでも週末までは…

『いい?約束だよ』

「…分かったよその代わり成績上げないと許さないからね」

「えっ本当!?やったあ!雪乃大好きっ!」

「…全く」

本当は週末くらい自分の勉強に集中したかったけど…

仕方ないよね…

4:結:2017/10/21(土) 18:25

つぎの日

「みんな席につけー授業を始めるぞ!早速昨日のテストを返すがどれも散々な結果だった。お前ら本当に受験生になる自覚はあるのか!?でもこの中でただ1人高得点を上げた者がいる。」

「どうせまた雪乃でしょー?いっつもそうじゃん」

よかった…自信なかったけど案外出来てたんだ。

「2位に10点以上差をつけてトップだったのは──」

「小山千春」

───────え!?

!!?

「え…わた…し…?」

「難しい問題だったのによくやったな!みんな小山に拍手っ!」

パチパチパチパチ
パチパチパチパチ
パチパチパチパチ
パチパチパチパチ

「すごいじゃん千春!見直したよ!」

「ちょっとあんたいつの間に!」

…………………どういうこと?

なんで千春が!?

「だからあ偶然だって偶然!たまたま予習してたところがテストに出ただけだよ、じゃなきゃ私がトップなんて取れるわけないじゃん、ねっ雪乃!」

「………そんなことない、偶然やまぐれでトップが取れるわけない、おめでとう千春、良かったね」

「雪乃…」

ズキン

「!?」

何…?胸がズキズキする

「………………?」

この日をきっかけに…千春は真面目に勉強するようになる

「じゃあここはこの公式を使えばいいの?」

「ええそうよ」

「すごいね千春。頑張ってる〜!」

「でも部活もちゃんと出てるらしいよ」

今までが嘘のように勉強に集中する毎日

学んだことをどんどん吸収し千春の成績は右肩上がりに上がっていった。

その一方私は──…

「今日の小テスト返すぞー」

64点…

キーンコーンカーンコーン

「柊ちょっといいか?…どうしたんだ一体、小テストとはいえあんな点数お前らしくないぞ。なにか悩みでもあるのか?」

「……………」

ギュッ

言えない。

自分の勉強に集中できないなんて

どんどん上がる千春の成績に焦ってるなんて───

「とにかく…今のままじゃ落ち込む一方だぞ。友達だったらもう少し小山の頑張りを見習ったらどうだ」

─────な…

「ねぇ千春ここがわからないんだけど教えてくれる?」

「千春の教え方ってわかりやすいから助かるよ」

「本当千春すごいよねっ」

「………っ」

何よ

みんな千春千春って───

千春に勉強を教えたのは私なのに

私のおかげなのに!!

5:薫 あの・・・:2017/10/21(土) 20:13

レス禁だったらごめんなさい!
この作品は、「いじめ」に掲載されている作品ですよね?
せめて、2次創作板とかに・・・

6:RINA:2017/10/22(日) 01:26

薫さん私と友達になりませんか?

7:薫 えっと…:2017/10/24(火) 22:14

失礼ですが、RINAさんは何者ですか?
もちろん友達になりますけど…


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