~いじめ~ その辛さと恐怖

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1:若桜☆郁里ひよねこ◆ME:2019/10/29(火) 18:14


またまたいじめ小説を書こうと思います‼

今回は更にいじめの辛さを表現出来たらな、と思っています‼

感想、アドバイスの辛口禁止です!

ぜひ読んでからの感想を待ってます‼
(始まっていないときに頑張れなどはあり)

2:若桜☆郁里ひよねこ◆ME:2019/10/29(火) 19:18


⎯⎯ それは、ひょんなことから始まった。


「私、ゆーやに告白するわ」

私の親友のみっきこと浅原 美月がそう言った。
ゆーやこと竹本 裕也は、クラス、いや、学校でもトップクラスの成績で、格好いいと評判。

一方のみっきは、運動は出来るものの成績はそこそこ。
しかし、頼りのあり信頼できることから先生にも評判。

そんな二人は、お似合いとされてきた。

私、えなりんこと安里 えなりは、みっきが告白する様子を見ていた。

「ゆーや、話があるんだけど……」

「ん、どーしたの?」

ここまでの流れだとゆーや、OKしそう。
なんだかドキドキしてきた。

「あっあのねっ!私、ゆーやのこと好き。だから付き合って!」

「……ごめん。オレ、やっぱ安里のこと好きだわ」

「…なっ……」

え……?ちょっと、どういう展開?

なんで私の名前が……?

「オレ、明日安里にコクるから」

ゆーやはそう言うと、鞄を持って教室から出ようとする。
すると、みっきが突然ゆーやの服の裾を引っ張った。

「ど、どーゆーこと?なんでえなりんなの?」

「え、どーゆーことって…?安里の方が成績いーし、運動出来るし。
 …かわいーし。それに……ちょっと頼りないとこ、ほっとけないし」

え、みっきをゆーやはふったの?
で、私の方が良いと思ったの?

嬉しいけど、みっきのこと考えると泣きそうになる。
私は静かに泣きながら、廊下の端にしゃがみこんだ。

すると、何があったのかゆーやが出てきて、私は見つかってしまった。
泣いている私を見て、勘が良いゆーやはごめん、と言った。

「今の、聞いてたんだろ」

そう言ってゆーやもしゃがみこんだ。

「お前がどう思ってるか知らないけど。
 でも、なんかあったら助けるからな」

ゆーやはそれだけ言って、階段を下りていった。

⎯⎯ なんかあったら助けるからな。

本当に、そうしてくれるのかな。
なんだかみっきに悪いよ……

そこで、ハッとしてみっきのいる教室に入る。

「みっき!」

「……許せない……」

私がドアに手をついて教室に入ろうとすると、みっきがそう呟いた。

「ふぇ?」

「あんたが許せないんだよ!!!」

「……え……」

見たことのない顔で大声を出して叫んでいたみっき。
みっきは、クラスのリーダー的存在。

もしかして…と、一瞬思う。
でも、クラスの皆とは仲良しだし、みっきとは親友。

その友情を信じよう。

3:匿名:2019/10/29(火) 20:07

描写上手いですね‼これからも読ませていただきます‼

4:若桜☆郁里ひよねこ◆ME:2019/10/29(火) 22:15

ありがとうございます‼

5:みぃ◆VZbV1gU:2019/10/30(水) 22:08

えなりんどうなるの、、?

6:若桜☆郁里ひよねこ◆ME:2019/11/01(金) 16:11

コメントありがとうございます!
どうなってしまうのでしょうかね…?笑

⎯⎯⎯⎯⎯⎯⎯⎯⎯⎯⎯⎯⎯⎯⎯⎯⎯

昨日は赤い夕焼けが見えたというのにどんよりとした曇りの朝。
私の心もどんより。

みっきが裏切るはずかない。
でも、もしかして…と思う。

そのせいで、寝不足だ。
でも、私にはゆーやがついている。ゆーやは確実に信頼出来るから。

そう思って、教室のドアをゆっくりと開ける。
「おはよ…」
いつものように。そう思いながら挨拶をするが…

さっきまでドアの近くで話していた女子たちが窓の方へ掛けていった。
え…もしかして、省かれて…

そこまで考えて、歩きながら首をふった。
いや、たまたまかもしれない…

そこで、みっきが近づいてきた。
そうして、すれ違うときにわざとぶつかってきて
「安心するなんて油断ないわよ…」
と、呟いたのだった。

7:若桜☆郁里ひよねこ◆ME:2019/11/01(金) 18:16


⎯⎯ 安心するなんて油断ないってどういう意味なんだろう。

朝は読書をして、つまらない社会の授業中。
一時間目からこれはめんどくさいなー。

そう思っていると、同じ班で、斜め向のみっきが手をあげた。
「せんせー、安里さん気分悪いらしいんで一緒に保健室行ってきます‼」
「あら、ありがとう、浅原さん。安里さん。大丈夫?」
ちょっと待って。気分悪いなんていってないのに…

私がキョトンとして座っていると、みっきが
「ほら、いくっつーの」
と、腕を引っ張ってきた。
まさか、強制的に連れ去られて、いじめられるんじゃ…

ゆーや……助けてよ……
そう思って隣のゆーやを見るが、授業に集中していて気づかないようだった。
いや、正確に言えば無視していたのかもしれない。

でも、みっきに引っ張られ、教室から出てしまった。

そして、行き先は保健室…ではなく普段使われない第二生活科室(なぜ二個あるのかはわからないが)に入れられた。
「そこで大人しとくしときな!」
そう言ってみっきは、何かの棒をドアにつけ、開けないようにした。

「ちょっと、みっき!」
私は叫んでみっきを呼んだが、みっきは早足で教室に戻っていく。

……どうしよう。ここ、結構教室から遠いし……

そこで、外された古いドアがあるのに気がついた。

8:若桜☆郁里ひよねこ◆ME:2019/11/01(金) 19:29


そうだ。こうすれば…

私は頭の中でパッと光るものがあった。
今日の天気はまるで、私の気持ちを表しているかのように、まぶしい太陽が出てきた。

「うぉりゃああ!」
ドシッーン!という音と共にドアが思いっきり外れた。
そう、私は古いドアを思いっきりしまっているドアにぶつけて開けたのだ。

新しいドアは普通にはまったが、教室に戻るのがなんとなく気まずい気がした。
別に、ただ連れてこられただけなのに…

でも、メンタルはすっごく強いから。
ハブにされ、閉じ込められるくらいでダメージは受けない。

…もう、クラスの皆とはあまり話さないようにしよう。


「せんせー!安里戻りました‼」
私は元気に見せるため、大きく声をだした。(大声とまでは行かないが)

「あら、大丈夫だったの?」
「はい」

そうして先生との会話が終わり、先生が職員室に向かった。

「ちょっとえなりん!」
「あーちゃん!」

私は呼ばれた方を振り返り、名前を呼んだ。
あーちゃんこと瀬 あられは、新学年になってから初めて出来た友達だ。

「どうやって抜け出したのよ!せっかくみっき様が閉じ込めて教育してくださってるのに!」

へ…みっき様…?教育…?
まさか、あーちゃんまでいじめ(?)に携わっているとは…

でも、ここは正直に。
「古いドアあったからそれで開けた」
すると、誰かがあーちゃんの後ろに現れた。
「まあまあ、バカじゃないの〜?
 幼稚ねぇ〜!」

みっき……?

「何よ!こっちは抜け出すので精一杯なの⁉
 そんなのわかんないなんてそっちこそ幼稚ね!」

私は我慢出来なくなって叫んだ。
クラス中どころか、廊下にいる別のクラスの人まで一斉にこっちを見た。

でも、私もみっきもお構い無し。
「はあ?ちゃーんと脱出方法の紙、あったのよ!
 謎解きできないのが幼稚って言ってんのよ⁉」

そうやって、口喧嘩が始まった。
その後、先生が来て収まったものの、みっきと私は明らかにイライラしている雰囲気を作っていた。

「あっ…えーと…今日は早めに終わろうかな〜なんてね〜」

先生も気を使ってそう言った。
でも私は、それよりも謎なことがあった。

一体フラれたからなぜ私をいじめようとする?
確かに、ゆーやは私が好きだっていってたけどそんなの個人の勝手なのに…

にしても、これから私は、いじめられるのだろうか。

9:みぃ◆VZbV1gU:2019/11/02(土) 08:12

みっき酷すぎる!簡単に裏切るなんて、、😠

10:若桜☆郁里ひよねこ◆ME:2019/11/04(月) 19:06


ですよね……

⎯⎯⎯⎯⎯⎯⎯⎯⎯⎯⎯⎯⎯⎯⎯

「さよーなら!」

私は挨拶が終わると、教室を抜け出した。

なんだろう、あのゆーや……

私が強引に連れていかれていると一番早く気づける席なのに…
それに口喧嘩も止めようとしない…

ゆーやまで、私を裏切る気なの…?

「安里!」

「ゆーや…!」

昇降口まで来たとき、ゆーやの声がした。
やっぱりゆーやは裏切るはずがない。
そう思って振り向くと、

「みっき……?」

ゆーやに腕組みしてみっきがついてきていた。
ゆーやも嫌がってるっぽくないし…

「ふふっ、あれ聞いてたんでしょ?」

あれ……?まさか!

「ゆーやが私のこと好きだっていうの…?」

「そーよ!あれ、嘘だから!」

嘘だから……その声が、私の頭でエコーする。

どういうこと…?

「このゆーやがあんたなんかを好きになるとでも思ってんの⁉ばっかみたい!
 ね、ゆーや!」

同意を求められたゆーやだが、笑顔で答えた。

「そうだよ。オレ、彼女いるんだから」

彼女…いたんだ。
それってまさかみっき……

「そーよ、私という彼女がね!」

ああ、私の初恋が裏切られて終わっていく……

実は、ゆーやのことが好きだった。
……ずっと前から。

なんでこんなことするみっきを選んだの…?

ハブにされ、閉じ込められるくらいでダメージは受けなかった。
でも、恋が裏切られることで終わるなんて、普通に失恋した方がましだよ…

「じゃ、明日から覚悟しときなさいよ〜!」

みっきはそう言うと、ゆーやと手を繋いで帰っていった。

11:みぃ◆VZbV1gU:2019/11/04(月) 22:33

二人に裏切られるなんて、、えなりん可哀想😟

12:若桜☆郁里ひよねこ◆ME:2019/11/06(水) 18:47

そうですよね!復讐してやりたi((

⎯⎯⎯⎯⎯⎯⎯⎯⎯⎯⎯⎯⎯

それからなんと、半年が過ぎた‼

春になり、進級したら6年生。

この半年の間、省かれ続けた。
それ以外に何もされることもなく、ダメージを受けなかった私は、普通に過ごせた。

「今日は、5年生最後の日です。
 終業式が終わりましたね。明日、卒業式に出るので忘れないように」

「はーい」

「さよーなら!」

私はずっと考えていた。
あのみっきの明日から覚悟しときなさいよ、は何だったのだろう。
特に何もされてないけど……

「えなりん!復讐でもしないの?」

その時、みっきが声を掛けて来た。
ゆーやも一緒だ。
二人とも、私を嘲笑うかのような顔で見ている。

「復讐……?私はいじめられようがダメージは受けないよー」

「あ…?んだよ。せっかく復讐のチャンスだっていうのに」

ゆーやはそう言って私の手首を掴んだ。

「そうよ。…ったく仕方ないわね。これから不登校になるまでいじめ続けるわ」

「覚悟しときな」

それだけ言うと、二人は去っていった。

いじめ続けるだと?

ゆーやとみっきがモテる意味が分からなくなってきた。


「……なに……よ……どうなることやら」

二人にはあきれた。せっかく復讐なんてしないって思ってたのに。
あの言葉でスイッチ入りました〜‼

13:みぃ◆VZbV1gU:2019/11/07(木) 16:55

ますます展開がわからなくなってきた、、(´゚д゚`)えなりんFIGHT👍

14:猫又◆l2:2019/11/16(土) 17:07

若桜☆郁里ひよねこさん、こんにちは。
~いじめ~ その辛さと恐怖読ませていただきました。
読んでみての感想ですが、少しストーリーに強引さが目立つかなと思いました。

みっきも、ゆーやも元は主人公と中が良かったはずなのに、
葛藤とか苦悩とか何の感情変化も書かずにいじめる側へ回ったことで
主人公を追い詰めるためだけの「いじめマーシン」のような存在として書かれているため。
それに立ち向かう主人公の魅力も半減している感じがします。

とはいえ物語としての描写はきちんと綺麗に書けていますので、
あとはもう一度、各キャラクターの背景や
イジメに及ぶまでの心の動きを考えること。

主人公とどう「対立」しているのかをはっきりさせることで、
それに立ち向かう主人公の魅了も上がるかと思います。

あくまで個人的な意見ですがなにか参考になると嬉しいです。
それでは〜。

15:匿名:2019/11/19(火) 17:42

アドバイスありがとうございます。
その辺は物語の中で次第にわかっていくことなので、曖昧になっていました
(とんでもなく些細なことのため、本人は気づいていない)

これからの小説作りに生かせそうで、嬉しいです!


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