+*私のツンデレ王子様*+

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1:しお しおっち:2014/08/23(土) 11:57 ID:4uw

私、立花 真姫(まき)。中学2年生!
実は、片想いしている人がいます!
それは...学年で人気ナンバーワンの森岡 雄大くん。かっこよくて、スポーツ万能!!
何度も告白されている王子様なの。
でもね、1つだけ問題があります。
雄大くんは女子が大の苦手!!
告白した女子にめっちゃひどい振りかたするらしい...
だから告白はできない。でも私は一生片想いでもいいと思ってる。見守ってるだけで幸せ...♪

「真姫、雄大くん見てないで告っちゃえば?」
親友の麻理が言う。
私は教室の窓から校庭でサッカーをしている雄大くんを見ていた。
「でも雄大くんは女子が嫌いだし、嫌な思いさせたら嫌だな」
「ふうん、でも学校で雄大くんが真姫のこと好きっていう都市伝説あるよ」
「ヤダ麻理、そんな都市伝説迷信だよ」
そう...迷信...
「真姫、危ない!!」
「はへ?」
急に顔に何か当たった。
い...痛い...
どうやらサッカーボールが窓から入ってきて私の顔に直撃したのか...
「ちょっとサッカーやってる男子、こんなところに飛ばすのやめてよ!」
麻理が叫んでる。
「すまない、当たったやつ、誰?」
雄大くんが教室に入ってきた。
教室にいた女子がさわいだ。
え...!雄大くんが...
「お前か、えっと...立花 真姫だよな...」
「はい...」
何で私の名前知ってるんだろう。
「じゃな...」
「うん...」
雄大くんって何か恥ずかしがりや?
そういうとこも好き...
「真姫大丈夫?」
「あ、うん...なんとかね...」


次の日になった。
あ...雄大くんだ。
私は廊下で度々雄大くんと会うようになった。
「おはよう、雄大くん」
思いきって挨拶してみた。
「あー真姫おはよ」
うそーーー?!
あ、挨拶返してくれた?!
フツーだったら無視するよ?!
「麻理おはよー!!!」
「真姫、今日は元気だね〜何かいいことあった?」
「雄大くんが挨拶返してくれたのー!!」
「へーすごいじゃん、なかなかやるね」
やったー!嬉しすぎる!!
授業中も雄大くんのことばっかり考えていた。
「おい、立花、集中しろ」
なーんて先生に言われちゃったけど...

キーンコーン
はー帰るか。
「真姫、今日部活だから一緒に帰れない!」
「あいよー麻理、ガンバー!」
教室を出た時は私1人だった。
ふと人の気配がしてドアの方を見たら雄大くんがたっていた。
「雄大くん」
「真姫」
急に近づいてきて、私を押し倒した。
「ちょ、雄大くん?!」
「...おれ、お前が好きだ...」
「はへ?」
「好きだっつてんだろ?何度も言わせんな」

うそ...

2:しお &:2014/08/25(月) 22:25 ID:4uw

うそ...
雄大くんが私を好き?
「なあ、何か言えよ」
「あ、えっと...雄大くんは素敵な人だと思います」
「だから?」
「えぇ?だから...えっとォ...」
何かめんどくさい人...好きって言うの恥ずかしいな...


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