truth

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1:ミケ:2014/12/05(金) 18:53

どうもです。

小説ではなく、どっちかっていうとSS?です。

意味がわかると怖い話です。

※ルール&注意警告(これらの注意警告をよく読んでからお読みください。お願いします)
・残酷表現、暴力表現、流血表現あり。グロはありません

・同性愛要素があると思います。まあ意味が分かるとですが……深く考えなければ大丈夫です。多分

・意味が分かると怖い話です。電波系、精神的にくるなにかがあります

・ガチホラー。いや……幽霊はでませんがホラーです

___よろしいでしょうか?無理ならスルー、OKならよろしくお願いします。

2:ミケ:2014/12/05(金) 19:16

_____想像力が強い方はお気をつけて……。




×年×月×日

とある男性がスライドさせて開ける

ガラガラガラ……

中には一人の__人がベットに座っていた

「あ……」

「どうも…記憶喪失なんだっけ?」

「……はい、でも完全にじゃありません。私は家族や学校の人たちなどのことは覚えてます
ただ覚えてないのは私自身なんです。私は自分が分からない、それどころか男か女かも性別が分からないんです……」

「そうか……なら自分ではどっちだと思うんだ?」

「………分かりません。でもとある男性には恋を抱いていたことわあります……それだったら女性何だと思うんですが……
分かりません」

「そうか、なら覚えてることを話してくれないか?」

「長くなりますがいいですか?」

「ああ、構わん」

「そうですか……」

3:ミケ:2014/12/05(金) 19:41

「私の実家は田舎だったと思います。そして私は一軒家に住んでいて家のことをやっていたり、学校もいってました
え?なんで家のことをやっていたりしてるかって?それは私には家族がいなかったからです。あ、でも伯父はいました
伯父は父の兄です。父の母はいつの何かいなくなってそれで変わりに父の兄である伯父が来て一緒に暮らしたんです
でも家事は私がやってました。伯父はなにもしなかったからです。はい、なにも。

でも私伯父は大好きでした。伯父は優しくてとてもいい人でした。

とてもとてもいい人でした。

伯父はたまに僕に変なことをしたり変なものを食べさせたりしてました……

なんで?なんで?って思ってました……

え?嫌じゃなかったのかって……?」

「……」

「分かりません」

「学校のことも話しますね」

「私は学校でいつもよく皆に注目されてたんです。
私はよくいろんな人にプレゼントをもらえたんです
私はよくいろんな人にお世話になっていたんです
私はよくいろんな人に教えられてたんです
私はよくいろんな人に構ってもらえてたんです
でも私は、一人です……友達と呼べる友達は誰一人も居ませんでした……
けれど私はよくいろんな人に構ってもらえます。話もかけられます。でも友達は誰一人もいません。」

「え……?嫌なことはなかったのかって?それはありますよ?
私はよく人に避けられることです。よく変な目で見てくるんです。何故いつもいつも僕ばっかりそんな目で見てくるんだって。
なんでいつもよくそんな酷いことするんだって思うんです。学校の皆もそうなんです。もう嫌なんです……」

「え?さっきと言ってたことが矛盾してるって?………

………ごめんなさい。分かりません。

私、たまにこうなるんです。
私、たまによく分からなくなってくるんです
私、自分でも分からなくなるんです
私、頭がボーっとするんです
私、頭がボーっとして真っ白になるんです
私真っ白になってすべてが分からなくなりすべてが真っ白に見えるんです」

「……」

「……あ、ごめんなさい。はいもう大丈夫です。

では、続きを話しますね……」

4:ミケ:2014/12/05(金) 20:08

「私のクラスには一人一番目立ってて一番綺麗な人がいました。その人は確か……渚(なぎさ)さん?っていう名前だったと
思います。私はその人と話したことがないのでよくわかりませんが……。兎に角渚さんはとても綺麗な人でした。
私も渚さんは綺麗な人だとおもってました。オシャレでいい匂いがしてそれでとても優しいんです。
クラスの中では一番の憧れの間とだと思います。」

「渚さんは同じクラスの笠木(かさぎ)さんっていうサッカー部の男子に恋をしていました。そのことは皆噂してました。
皆の憧れの間とである渚さんが恋をしたことにきっと嫉妬してる人はいたかと思いきや誰一人も嫉妬してませんでした
それどころか、逆に渚さんが嫉妬していたんです。実は笠木さんにはもうすでに彼女がいたからです。
それで渚さんはそのことに激しく嫉妬心を抱いていたんです。」

「……」

「私の隣のクラスの担任は独身の女性の教師がいました。
その人はいつも溜息をついでいてよく頭を抱えてました。そしてよく体を怪我してました。
そしてよくその先生は僕を見るたびに怯えてました。
別にその先生に酷いことをした覚えはありません。そもそも私は自分でいうのもあれですが私は大人しくて気弱なんです。
なので誰かを痛めつけたり酷いことをするのは考えられません」

「……」

「そういえば、私は好きな男性がいたと先ほどお話をしてましたよね?
ええ、私はとてもとても大好きな人がいたんです。いつもいつもその人のことで頭がいっぱいなんです。
もしかしたら記憶喪失になっていまでもその人のことが好きかもしれません」

「……」

「ああ、そうそう……今思い出したんですが……。
私が帰る途中よくいろんなものが散らばっているんです。変な臭いもします。
それは山の奥深くからです。気味が悪いです……。吐き気がします……。
考えたくもありません………」

「…」

5:ミケ:2014/12/05(金) 20:23

「……思い出したら気分が悪くなってきました……」

「おい、大丈夫か?あんま無理をするな……」

「はい……すみません。本当にごめんなさい」

「じゃ、ゆっくり頼むよ。もし無理だったら無理をするなよ」

「……はい。」

「……」

「……では、最初、どれをお話ししましょう?

私の家族のことか……?
私の学校生活のことか……?
私のクラスの渚さんのことか……?
私のクラスの隣のクラスの女性の教師か……?
私が帰る時に通る例の通り道のことか……?
私の____。」

「……最初の家族からで頼む……。
一から順に順番で___。」

「............はい。そうですか……。
…………………

分かりました……。」

6:ミケ:2014/12/05(金) 22:30

「私の父と母はいつの何かいなくなっていたんです。それで変わりに父の兄である伯父が来て一緒に暮らしたんです。
そのことは話しましたね。

私の伯父は優しくてとてもいい人でした。
でも酒癖も悪くお金の使い方も荒かったんです。
いつもいつも私に説教してました。殴られもしました。
……え?虐待?違いますよ。
私は虐待されたことありません。ええ、本当です。
ただ厳しいだけですよ……。」

「伯父はいつも私にいってました。こんな馬鹿な子供を持つと大変だな≠チて。
ええ、わかってます。私は馬鹿です。
でも気にしてません。」

「私はいつも伯父のために毎日のように家事をしてます。
私は伯父のいうことはちゃんと言うこと聞いてました。決して反攻もしてません。
伯父は何もしてないんです。仕事もしてません。ただ家にずっといるだけです。
ただ酒を飲み明かすだけです。ただたまによく僕に変なことをするだけです。
変なことって?ああ……変なことは変なことですよ。
伯父は若くて可愛い子なら誰でもいける変態なんです。
なので僕はよく伯父に変なことされました。」

「馬鹿でどうしようもねえガキだけど可愛らしいし良い体してんな≠チとよくいうんです。
それでよく変なところよく触られました。しかもしつこくついてきたり、風呂を覗いたりと……
すごい恥ずかしいです……。でも私……伯父のこと嫌いじゃないです。」

「あ、ちなみに伯父は母のお知り合いでした。そのことは覚えてます。
母は伯父を気に入ってました。だってよく伯父を家に連れてくるんです。
凄く凄く仲良しです
けれど父は伯父のことが嫌いでした。大嫌いでした。
母は伯父のことが大好きでよくあったり家に連れ込むことで父はよく母を怒ってました
その時の父は恐ろしいぐらい怖いです。普段は至って冷静なのですがその時の父は恐ろしいぐらい怖いです。
凄く怒鳴るんです。凄く凄く発狂するんです。
けれど母はそんな父に反抗してました。そんなの私の勝手でしょう?≠チといつもいうんです。」

7:ミケ:2014/12/05(金) 22:45

「それを毎日のように続けて母はいいました。じゃあ、離婚する?≠チと
けれど父は恐ろしいぐらい怒鳴り散らし発狂するんです。父はそれだけ伯父のことが嫌いなんです。大嫌いなんです。


「そして、母が離婚しましょう≠「ってきました。父がかなり怖いぐらい怒鳴ってました。
そして母の首を締めてベランダから突き落とそうとしたんです。
その時、弟がやってきました。
私にはまだ幼い可愛い弟がいたんです。
弟はやめてーー!≠チと大声をだし止めさせようとしたら父と母はベランダから落ちてしまいました。
そして、弟も一緒に落ちてしまいました……。」

「父と母はベランダから落ちて死んでしまったんです。父はなぜあんなことをしようとしたのか……
弟ですか?はい、大怪我しながらも助かりました。弟は生きてます。
けれど、弟全然喋らなくなったんです。
弟、前は可愛くて元気だったんです。
弟、とても元気で明るかったんです。
弟、もう喋らなくなっちゃたんです
弟、それほどショックだったのかもです。
弟、感情もなくしました。
弟、動くこともなくなりました
弟、必ず僕が面倒見る羽目になりました。

え?大変じゃないかって?いいえ、大丈夫です。

弟、可愛いんです。とてもとても可愛いんです。
大切なんです。なのでちっとも大変じゃありません。

……でもあの頃のような元気がなくなったんでちょっと悲しいかもです……

8:ミケ:2014/12/05(金) 23:21

「私は毎日のように弟を可愛がりました。
弟は何も出来ないんです。
弟、動けません
弟、喋れません
弟、何も食べれません
弟、何も飲めません
弟、寝ません
弟、人形みたいです

弟、人形みたいで可愛いです。可愛くて可愛くて仕方ありません。
嫌なことがあったり傷ついたりした際には僕必ず弟に癒してもらうんです。
弟に癒して慰めてもらうんです。」

「伯父言ってました。気味が悪い≠チて。
どこがか分かりません。全く分かりません。
もしかして僕が弟を可愛がったりしてるからかな?っと思いました。
確かに異常かもです。でも仕方ないんです。弟は僕がいなきゃ何もできなくなっちゃいましたから。
だから仕方ないんです………」

「……」

「ある日突然伯父に弟を奪われました。好い加減気味が悪いんだよ!≠チと言って奪われました。
………そして、バラバラにされました。」

「とても悲しいです。
とても悔しいです
とても辛いです。
どうして伯父はそんなことしたのかがさっぱり分かりません。
どうして伯父はそんなことをしたんでしょう……
何故僕の大切な弟を奪ってバラバラにしたのでしょう……
弟はバラバラになり床に落とされました。
弟、血が出ませんでした。
バラバラになったのに何故か血はでませんでした。」

「そして弟、燃やされました。そしてそのあと私泣いちゃいました。
凄く凄く泣いちゃいました。
伯父はうぜえ!目障りなんだよ!≠チといい僕を殴りました。
弟がなくなって……弟が殺されて………
僕の全てを奪われて……仕事もせずいつもいつも酒のんでは暴れて暴力振るって
家庭を崩壊させた張本人なのになんの責任も反省もなく、のうのうと家にいて、
僕にいつもいつも暴力だけじゃなく、変なこともして……
気持ち悪い……気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い!
大嫌い!大嫌いなんです!あんな奴早く死んでしまえばいいのに!
僕はあの人が許せない!許せない許せない許せない許せない許せない許せない!」

「……」

「……………」

「……あれ?私、なにいってるのでしょう?
自分でもさっぱりわかりません。
私、伯父は大好きなはずなのに……どうして嫌いと……?あれ?あれ……?」

「……」

9:ミケ:2014/12/05(金) 23:55

「………ごめんなさい。
私、またおかしくなっちゃいました。本当にごめんなさい」

「い、いや……いいんだ」

「本当にごめんなさい………。

次、学校生活のこととかを覚えてる分だけ言いますね」

「あ……ああ、頼むよ」

「……はい」

「……」

10:ミケ:2014/12/06(土) 22:45

「私の通う学校は家から学校までの距離は凄く遠いんです。まあ、コンビニも遠いくらいですし、田舎ではよくあることだと思います」


「私の学校は昔から建っている学校なので今の学校にはない木材建の学校なんです。制服はブレザーでした。

私は学校では基本一人が多かったと思います。だって私には友達がいませんでしたから………。でも、いいんです。
一人でも。別に寂しくはないので。ただ友達と呼べる人がいなかっただけで私と喋ってくれる人はいましたから。」

「あー、そうそう。そういえば私のクラスに一人とても優しい人がいました。確かその人は榊原(さかきはら)さんです。
榊原さんはいつも私に優しくしてくれました。いつも話しかけてくれました。
いつもいつも気にかけてくれました。榊原さんは本当にとても良い人なんです。とてもとても良い人なんです。
榊原さんはクラスの中心における生徒でした。皆さん榊原さんのいうことは聞いてました。もちろん私も聞いてました。
榊原さんはいつも私のそばにきてました。ええ、いつもです。榊原さんが私と一緒にいない日はなかったです。
え?友達?違いますよ、榊原さんは友達ではありません。ただ親切で良い人なだけです。ただ優しくて面倒見が良いだけです。
私、榊原さんのこと好きでした。お友達になりたいと思ってました。私、榊原さんと一緒にいると怖いくらい楽しいんです
怖いくらい嬉しいんです。」

「……私、学校の授業でちょっと不思議なことがあったんです。
授業中私、先生に指されました。教科書を読めと指されました。そして教科書を開いてみると読めないんです。
何が書いてあるのか全然分からないんです。私、馬鹿なので読めないんです。漢字も平仮名もカタカナも読めないんです。
私、読めなくて先生に呆れられました。読めなくて周りの人達に笑われました。私ちょっと恥ずかしかったです……
私、よくいじられるんです。いじられキャラなんです。私。」

「よくからかわれました。よく水を浴びさせられました。よく机が汚されました。よく弁当にいろんな人にいろんなものをトッピングされたんです
私、お昼の時間に必ずいろんな人にいろんなものを貰えるんです。きっと私の弁当が質素だから優しい人がくれるんだと思いますl
………本当に皆さん優しいんです……とてもとても優しいんです……」

11:ミケ:2014/12/06(土) 23:04

「その中で一番優しいのは榊原さんなんです。榊原さんクラスの中で一番凄いのをくれました。それを見た皆さんは
スゲー!≠ニか流石に≠ニか歓声の声や吃驚した声などが聞こえました。クラスの皆さんは優しい榊原さんを見て
ザワザワと話してました。皆さんも榊原さんを尊敬しているんだと思います。榊原さんはとてもいい人なので。」

「……けれど、そんな榊原さんを嫌う人はいました。先生も気に入ってませんでした。
それで必ず榊原さんを嫌ってる人達は皆何時の間にか怪我してました。榊原さんはその怪我してる人に近づき慰めてくれるんです。
本当に優しいです、榊原さん。そしてその怪我した人は必ず泣くんです。ごめんなさい、ごめんなさい≠チと泣くんです。
榊原さんの優しさで心を打たれて安心して感動して泣いたんだと思います。その時私も感動しました。
そして必ず私も怪我すると榊原さんは私を慰めてくれるんです。もっともっと絶望的に僕を慰めてくれるんです。」

「僕の髪を引っ張て、僕を痛めつけて、ぼくを追い込ませて……僕を……………」


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