男の子バレエ

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1:ゆたか:2016/01/09(土) 14:40

僕は守山中学校の2年2組上杉ゆたか13歳。
新学期のクラス替えで仲良しの子と別々になってガッカリしたけど、最近新しいクラスで友達ができた。
その新しい友達のゆうきに学校の帰り道、いきなりバレエを習おうって誘われた!

2:ゆたか:2016/01/10(日) 18:28

「ぼく小5からバレエを習ってるけど、今男子はぼく一人でさぁ〜、だから一緒にやろう」
「待って、バレエって白鳥の湖とかの?女の人と踊るやつ?」
よくは分かんないけど、恥ずかしそうで自分には無理って思った。
でもゆうきはレッスンしているのを見に来てって言うから、見るだけのつもりで約束したんだ。
次の日曜日の朝ゆうきと約束した場所で会って、初めてバレエ教室に行った。
廊下みたいな所で待たされて、先に奥の部屋に入って行ったゆうきが白いシャツと黒いタイツだけの格好で戻って来た。
いつもの制服や私服のゆうきとは感じが違ってなんかドキッとした。
自然に真っ黒なタイツに目が行くと、「これが男子のレッスン着なんだ。最初は恥ずかしいけどそのうち慣れるよ」と言った。
へぇって思って、レッスン室に連れて行かれると、その教室の先生を紹介された。
黒一色の服の女の先生で、あいさつすると「ゆうき君、お友達のレッスン着はそこにあるから」と言った。

3:ゆたか:2016/01/11(月) 10:35

えっ?とぼくは思った。「あの、ぼくは見学だけなんです」とあわてて説明すると、「見てるだけじゃね。せっかくだから体験してください」と先生は言うと、「彼と一緒に行ってお着替え見てあげて」とゆうきに声を掛けた。
それでも断ろうとしたらレオタードを着た女の子達が部屋に入って来たので、仕方なくゆうきと更衣室に行った。
「これがバレエ用の下着で、あとはシャツとタイツで最後にシューズね」。
ゆうきから受け取ると下着は薄茶色で他は全部白だった。
カーテンで仕切られた個室で着替えると、下着は厚めだけどお尻の部分がひもでタイツとシャツはサイズが小さくピチピチで、個室を出て鏡の前に立つとタイツの前にもっこりができて恥ずかしかった。
ゆうきは「ゆたか、白タイツ似合うじゃん」と嬉しそうだったけど、ぼくは真っ白な足が女の子っぽくてショックで、それとシャツが短かすぎてタイツの前が丸見えなのもとても恥ずかしくて足が少し震えてしまった。
「大丈夫、女子はぼく達のタイツなんか全然気にしないから」とゆうきに言われ、最後にぺったんこな布のバレエシューズを履いたら、あぁ本当にこんな恥ずかしい格好で女の子とレッスンするのかと思った。

4:ゆたか:2016/01/13(水) 18:27

ゆうきに「先生のとこ行こう」と言われても、なかなか更衣室から出る勇気が無かったのに、手を引っ張られて連れ出されてしまった。ズボンを脱いで薄いタイツ一枚だけの格好で不安な気持ちだけど、ゆうきの黒いタイツ姿も気になって変な感じがした。
レッスンする広い部屋では女の子達が座って体を動かしていて、先生の前に行くと「タイツが発表会用の白しか無なくてゴメンね。でも男の子は舞台では白いタイツだから恥ずかしがらずに頑張りましょう」と言った。数人の女の子がぼくの方を見て少しだけ笑った。

5:ゆたか:2016/01/15(金) 18:04

レッスンはストレッチから始まって、バーレッスンそしてセンターレッスンで終わった。
ストレッチは床に座ってやるから良かったけど、バーレッスンとセンターレッスンは大きな鏡の前に立たされるので、恥ずかしさと緊張ですごい疲れてしまった。
先生はバレエ用語や手と足のポジションとか教えてくれたけど、ぼくにはちょっと無理かなって思った。
最後に「ゆたかくんは男の子の割りに体が柔らかいし、脚の線がきれいだからバレエに合ってると思うよ」って先生に言われてなんか嬉しい気持ちになったけど、それより女の子みたいなレッスン着を早く脱いで家に帰りたいとその時は思っていた。

6:ゆたか:2016/01/17(日) 00:57

レッスンが終わってからもゆうきに遊ぼうって誘われたけど、断って家に帰った。
部屋に入って疲れがどっと出たのでベッドの上で横になると、女の子のレオタードとゆうきの黒いタイツが何だか気になって変な気分だった。
先生は「やる気があったらいつでもいらっしゃい」って言ってくれたけど、やっぱバレエは女子の習い事だし…そんな事を考えているうちにぼくはそのまま眠ってしまった。
次の日の学校の帰りに、またゆうきに一緒バレエやろうって誘われた。
女の子みたいで恥ずかしいからぼくはいいよ…と断るつもりでいたのに、「ゆうきと同じ黒いタイツのレッスン着ならやっていいよ」と言ってしまった。
するとゆうきは「へぇ〜そっかゆたかはタイツが好きなんだ」と言うので、「いや、そう訳じゃなくて」と困ってしまったら、「いいよ、レッスンの時にゆたかがぼくの方を何回も見てたの分かってたし、気持ちいいんだよねタイツって」と笑った。

7:ゆたか:2016/01/21(木) 06:30

バレエの先生に連絡して数日後、母親と入会の手続きをしに教室に行った。
親にバレエの話をしたらすごい驚いたけど、学校の部活の代わりにバレエをやりたいと言ったらOKしてくれた。
先生から教室のルールとか説明があって、最後にレッスン着は「ゆたかくんは中学生からのスタートなので脚の動きが分かりやすい白いタイツがいいですよ。早く覚えてみんなに追い付きましょう」と言われ、えって思ってしまった。
それと中学生のクラスと別に、基本を覚えるため小学生クラスもしばらく通う事になった。
家に帰ってゆたかに電話するとゆうきも小学生の時は白タイツでレッスンしてて、中学生から今の黒タイツに変わったと言った。
「小学生クラスはやっぱ恥ずかしいよね」ってゆうきに言われ、すごい不安になってしまった。

8:ゆたか:2016/01/25(月) 06:33

今日はその小学生クラスの日なので、学校から制服のままバレエ教室に行く。
レッスンの始まる時間が早く、家に帰ってからだとちょっと間に合わないのでカバンにレッスン着を入れきた。
教室に着くと小学生の女の子達が集まり始めて、送りのお母さんもいるからざわざわしていた。
ちょっと気が重くなりながら男子更衣室に入ると、白いレッスン着の二人の男子がいて「えっ」と思った。
とっさに「こ、こんにちは」とあいさつをして、ぼくも着替えて同じ白いタイツになるとドキドキしてしまった。
ひとりはまだ小さくてかわいい男の子だけど、もうひとりはぼくとあまり変わらない体の大きな男子で、自分のタイツを気にしてるみたいでぼくまで恥ずかしさを感じてしまった。

9:ゆたか:2016/01/25(月) 21:21

小さい子はりゅうまくんで小4、大きな子はたつみくんと言って小6だと分かった。
ぼくも「守山中2年のゆたかだよ」って自己紹介すると、「えっ、中2?」とたつみがじろりとぼくの体を見てから、「中学生なのにぼく達とレッスンするんですか?」と驚いた顔になった。
男子3人で更衣室を出ると、女の子のお母さん達の視線を感じて恥ずかしくなったので、早足でレッスン室に入った。
先生はぼくの事を「バレエを始めたばかりなので、しばらくこのクラスで一緒にレッスンします」と説明してくれた。
レッスンは中学生クラスよりずっと丁寧でしかもゆっくりだから、分かりやすくて楽しかった。
でも鏡を見てると、体つきが違うのがはっきりと出てしまってぼくだけ浮いてる感があった。

10:ゆたか:2016/01/30(土) 17:44

レッスンが終わっても、ほとんどの子が残ってにぎやかなのが中学生クラスと違うなって思った。
それにお母さん達も見学でいるから、人が多くて慣れてないぼくにはちょっとしんどかった。
小さいりゅうまはいつの間にかさっさと帰ったみたいなので、ぼくがひとりで更衣室に戻るとたつみも先に戻っていた。
まだ白いタイツのままで、ぼくに気付くと恥ずかしそうにしているので、「恥ずかしいよね」と声を掛けると「はい、でも決められているから…中学生も白いタイツなんですね」「友達は黒タイツだけど、ぼくは白なんだ」「それってめっちゃ恥ずかしくないですか?」「う、うんまぁね」「やっぱ短パンとか穿きたいですよね」

11:ゆたか:2016/02/05(金) 05:43

「うん、男子は短パン禁止って厳しいよね」。
そこへ女の人がドアを少しだけ開けて声を掛けて来ると、たつみが「あっ、母親が迎えに来たので帰ります」と言って着替えないで出て行ってしまった。
びっくりしてぼくも更衣室を出ると、タイツ姿のたつみが表に停められた車に乗り込むのが見えた。
近くにいた女の子が「たつみくんはレッスンをさぼれないように、いつもお家で着替えて来るの」と教えてくれた。
実はたつみ本人はあまりバレエが好きじゃなくて、母親に習わされているらしい事が分かった。
だからなんとなく元気が無いんだなとぼくは思った。

12:ゆたか:2016/03/26(土) 05:14

次の日、学校の帰りにゆうきから「小学生クラスはどうだった?」と聞かれた。
「まぁ、何とか付いていけそうだけどね」「男子と会った?」「うん、小学生の二人とは仲良くなれたよ。小6の子はぼくが中2って知ってびっくりしてた」「まさか、だよね」「でも同じ白いタイツで、なんか仲間って感じがしたんだよな」「へぇ、そうなの」。
数日後、日曜の中学生クラスのレッスンがお昼前で終わって、帰り道でゆうきに「ねぇ、今からぼくの家に来ない?」と誘われた。

13:ゆたか:2016/03/29(火) 16:58

「今日は親が出掛けてて夜まで僕一人なんだ」。
「そっか、じゃあ行くよ」と僕は返事をして、途中のコンビニでパンを買って食べてから、ゆうきの家に初めて遊びに行った。
一階のリビングに通されて待っていると、二階からシャツと黒タイツ姿のゆうきが戻って来た。
僕が「えっ?」と声を出すと、「ゆたかも着替えなよ。どうせ僕達二人しかいないんだし、タイツの方が楽だよ」。
「うん、わかった」と僕は言い、別の部屋でレッスン着のシャツと白いタイツに着替えた。
「ゴメン、鏡ある?」と声を掛けると、「廊下の奥にあるよ」。
僕が鏡の前でタイツを直していると、「やっぱ気になるよね、白タイは」。
「うん、僕もゆうきと同じ黒タイツを穿きたいよ」。
「でもゆたかはまだ小学生クラスも行くんだし、しばらく白だよ」、「うん、そうかもしんない…」。
その後二階のゆうきの部屋に行った。

14:ゆたか:2021/02/25(木) 12:19

部屋の中は学習机とベッドがあって、僕の部屋とよく似ていた。ベッドの上にゆうきと並んで座りお喋りする。
自分の白いタイツが恥ずかしくて、落ち着かない気持ちになる。ゆうきもベッドから立って黒タイツの前を触って、そわそわし始めている。僕もベッドから立って勃起したタイツの前をゆうきに見せた。


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