ぬらりひょんの孫 -鈴姫恋草子-

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1:ネア:2012/01/28(土) 20:54 ID:sAk

はじめまして。

ネアと言います。


ぬら孫を愛する中学生です。




皆さんは“鈴鹿御前”をご存知でしょうか?


[鈴鹿の草子][田村の草子]によると

鈴鹿山中にある金銀で飾られた御殿に住む、16〜18歳の美貌の天人。

優美な女性だが、剣を投げられても動じるどころか自分も太刀を抜くと言う武勇の持ち主。


しかし知り合いの裏切りに、その立場を思いやりあえて犠牲になるなど、

情愛の深い献身的な女性だとも言われています。





今回、その鈴鹿御前を主人公に、ぬら孫の小説を書こうと思います。

ヘッタクソですがよろしくお願いします。

2:ネア:2012/01/29(日) 13:29 ID:UzM

舞台は江戸。


まだ山吹乙女が奴良組いる頃のお話。

その頃の江戸の町では一人の女盗賊の噂が持ち切りだった。


その名を[女義賊・鈴姫]


かつて三人組の義賊の首領として名を轟かせた[紐使いの男]

現在の名を[首無]

それ以上に名の通った女の義賊だ。




何故、[鈴姫]と呼ばれるのか。


それは毎夜毎夜、悪徳商人の蔵に忍び込む彼女のトレードマークである

鈴の耳飾からきている。






*ちなみに鈴鹿御前は女盗賊という話もあります。

3:ネア:2012/01/29(日) 17:19 ID:UzM

主人公↓


名前:鈴鹿(イントネーションは鈴鹿↘)

偽名:お鹿

義賊名:鈴姫



鈴鹿御前と呼ばれる美しい天女。

外見年齢16歳〜18歳。

江戸を中心に義賊として活躍中。

普段は茶屋の看板娘。


義賊つながりで途中から出逢った首無と仲良くなります。

4:+鬼姫+:2012/01/29(日) 17:34 ID:ktM

ほ〜首無の話かがんばってね!俺も今日あたらしいスレ作ったからよかった
らみてな^^へたくそやけど。。。。
『僕は友達が少ない』です

5:NONO ◆eCks:2012/01/30(月) 08:19 ID:406

首無との話とっても楽しみです。
最初の部分だけでこんなに面白いので先が楽しみです!
気になります〜><

6:ネア:2012/01/30(月) 15:59 ID:6s2

鬼姫さん、NONOさん、ありがとうございます。


文才零なので誤字脱字あると思いますが

生暖かい目で見守ってください。

7:ネア:2012/01/30(月) 16:19 ID:6s2

「待てぇ!!」
「そっち行ったぞぉ!!」



深夜の江戸の街に

片手に十手、片手に提灯を持った男達の怒号が響き渡る。



それを長屋の屋根から見下ろす影一つ。







頬被りで顔が見えないが、体つきから女だと言う事が分かる。

左右に一つずつ、鈴の耳飾をつけた女。


今、男達が必死の形相で追っているのはこの女だ。


通称[女義賊・鈴姫]



今まで義賊は星の数ほど追ってきた男達も女の義賊は数えるほどしかいないだろう。

しかも[鈴姫]は単独犯。

今までの義賊で最も名を馳せたのは[紐使いの男]を筆頭とした三人組の義賊だが

[鈴姫]のように単独ではない。



それに今までの義賊は一度蔵を破ると、次の犯行までそれなりの月日を空けた。

だが[鈴姫]はこれまでの義賊とは違い、毎日現れた。


日に日に商人の屋敷の警備は厳重度を増しているはずなのに

まるで効果は無い。



[鈴姫]はこれまでの義賊とは勝手が違う。



だから彼女を追う役人の数も尋常ではない。



それでも彼女は手がかりすら摑めない。








月明かりに照らされて、頬被りの隙間から僅かに口元が見える。





『馬鹿な男達・・・』






−・・・リィ・・・ン・・・−









闇の中に響く小さな小さな鈴の音。


衣を翻し


鈴姫は闇の中へと溶けていった・・・

8:ネア:2012/01/31(火) 18:08 ID:jyE

江戸、浮世絵町にあるとある屋敷



「なんだか騒がしいな・・・」

煙管片手に空を見上げる一人の男。

その傍らで腰を下ろす、黒髪の女性。


そこに


「賊が出たらしいぜ、鯉伴様」


胴体の上に首がふわふわと浮かんだ青年。

「情報が速いな、首無」
「桜田屋の蔵を破ったそうだ」
「へぇ・・・」

鯉伴と呼ばれた男は面白い物でも見つけたかのような笑みを浮かべる。

「その賊ってもしかして・・・鈴姫?」
「知ってんのか?山吹」

山吹と呼ばれた女性が頷く。

「寺子屋の子供達が噂していたんです。庶民の味方、正義の義賊[鈴姫]」


ピクッ・・・


[義賊]という言葉に僅かに反応する首無。

「・・・・・・気になるかい?」
「あ?」

首無は生前、それなりに名を馳せた義賊だった。
それでだろう。

「・・・別に」

素っ気無く応えると屋敷の奥へと姿を消した。

「素直じゃないねぃ」

ケタケタと笑う鯉伴。
まるで子供のようだ。

9:ネア:2012/01/31(火) 18:16 ID:jyE

翌日

江戸の街にあるとある茶屋で働く一人の少女がいた。


「お鹿ちゃん!団子追加ね」

湯飲み片手に少女に声を掛ける男性軍団(笑)。

『はいはい♪』

愛想のよい笑みを浮かべて応える少女。


パタパタと慌しく団子を運んでいると・・・


「そういえば聞いたかい?」
「いや、知らねぇ」
「まだ何も言ってねぇだろ」
「スマンスマン」

漫才?

「昨夜、鈴姫サマが米問屋、桜田屋の蔵を破ったそうだよ」
「マジかよ。一昨日富士屋の蔵を破ったばかりじゃないか」


桜田屋も富士屋も、この辺りでは有名な悪徳問屋だ。

「にしても流石鈴姫サマだ」
「ああ、二夜連続で悪人を裁いてくださるとは」
「俺達庶民の味方だな」


客の話に耳を傾けながら、お鹿は僅かに口角を上げた。

[庶民の味方・鈴姫サマ]

の表の顔たる彼女、お鹿は
昼間、茶屋で働きながらこういった人々の持つ情報を仕入れていた。


ちなみに、賊である鈴姫に[サマ]が付けられているのは
毎夜毎夜厳重な警備をものともせずに蔵を破る鈴姫を
庶民が勝手に神格化してしまっているから。

鈴姫の盗った金を分けてもらえる事は
神より授けられるこの上ない栄誉に相応するのだ。

「お鹿ちゃん!こっちも注文頼む」
『はーい』

10:annri:2012/01/31(火) 21:36 ID:Of.

annriです。とてもおもしろいです。
第一話から物語の中に引き込まれてしまいました。
応援していますのでこれからもがんばってください。

11:ネア:2012/02/05(日) 13:56 ID:CFk

感想ありがとうございます!!
更新頑張ります!


今宵の標的は近頃、金融業に手を染めているという悪徳問屋[中村屋]
月が満ち、深夜が訪れると同時に鈴姫は動く。

頬被りで顔を隠し鈴の耳飾をつけると、ねぐらとしている長屋を後にした。





闇の中、屋根の上を駆ける影一つ。
辺りに木霊する鈴の音。

『あそこか・・・』

目的の屋敷を発見。
音も無く、屋根から飛び降りると屋敷にゆっくり近付く。


「待て!貴様、何者だ!!」

見張りの男が鈴姫に声を掛けた・・・が・・・




トッ・・・




「!!?」

男の身体をすり抜けるように移動する鈴姫。
・・・これが彼女の神通力・・・


同じように塀もすり抜けて越える。
厳重な警備も、針の莚も、彼女の力の前では無意味となる。

鈴姫は蔵に侵入した。

12:舞:2012/02/10(金) 17:46 ID:4gQ

とてもおもしろいです!
この時代すごくすきです♪
これからも応援してます!頑張ってください≧▽≦

13:ネア:2012/02/11(土) 12:38 ID:1hE

舞さん有難うございます!

文才のない駄作者ですがこれからも頑張ります!

14:ネア:2012/02/11(土) 12:44 ID:1hE

大量に積み上げられた小判の山から人々のうめき声が聞こえてくるようだった・・・

冷めた目で小判の山を見渡すと
手刀で空を切った。


何もない空間が裂ける。

そこに小判を詰め込んだ。

異空間に作った鈴姫専用の倉庫。
これなら風呂敷で運ぶよりも効率がいい。

『さてと・・・』


急がないと役人が集まってくる。
力を使えば何とでもなるが騒ぎになるのは御免こうむる。

蔵からすり抜けるように脱出すると

屋敷近くの長屋の屋根に飛び移った。


義賊としての仕事はまだ残っている。

15:annri:2012/02/11(土) 13:08 ID:3JY

私、妖と陰陽師ものが好きなんですが、
とてもおもしろいですね!
妖も出てくるし、鈴姫もなんか陰陽師っぽい(陰陽師?)。
これからもがんばってください!!
楽しみにしています!!!

16:☆夏蜜柑☆:2012/02/11(土) 22:25 ID:Tag

初めまして!!
☆夏蜜柑☆と申します。
鈴姫かっこいいですね^^
これからもがんばってください!!

17:ネア:2012/02/12(日) 10:38 ID:1hE

annriさん。☆夏蜜柑☆さん。
ありがとうございます!!

鈴姫カッコイイですか・・・
至福の言葉です。

18:ネア:2012/02/18(土) 13:06 ID:1hE

チャリン・・・

異空間を利用して小判をばら撒いていく。

盗んだ小判がどんどん減っていくのに比例するように長屋に次々明かりが灯り
騒がしくなっていく・・・

「お前さん見とくれ!小判だよ」
「義賊さんだ!義賊さんが来てくれたんだよ!!」
「きっと鈴姫サマだ!」


コレだけ騒がしくなれば役人も集まってくる。


長屋の周りが騒がしくなってきた。

「いたぞ!鈴姫だ!!」
「大人しくお縄になれ!!」


誰がなるか。

ヒラリと長屋の屋根から舞い降りると
役人の壁をすり抜け

長屋の隙間を駆けて行く。


『・・・ん?』


進行方向に人影を発見。

咄嗟に左に曲がった。

するとその影も自分を追う様に左に曲がった。

19:ネア:2012/03/04(日) 14:47 ID:rXY

『・・・チッ』

追いかけてくる人影にも聞こえるように盛大な舌打ちをしながら鈴姫は走った。
いっちょ力でも使って撒こうかとも考えたが、

妙な違和感を感じ、止めた。


ヒョイと近くの長屋の屋根に上ると、同じように人影も上った。


ストーカー・・・

なんて言葉はこの時代にないので、


『妖が、私に何用だ?』

振り返って声をかけてみた。

『役人・・・ではないのだろう?妖気を感じる・・・それで抑えてるつもりかは知らないが』

逆光で妖の顔は分からないが、男だろうという事は分かる。


「うちの組の大将がアンタに会いてぇってんだ。来てもらうぜ」



そう言って男は懐から紐を取り出した。


『・・・紐使いの妖・・・貴方、【首無】ね?』

20:神楽 ?(子供なので、わかりません):2012/06/25(月) 23:22

えーーーっ!ネアさん、そこで終わっちゃうんですか!?
面白いので、つつきが気になりますよーっ!続き、
かくの頑張ってください!

21:ネア:2013/08/21(水) 20:43 ID:hUc

皆さん、お久しぶりです。ネアです。

今年度、ワタクシネアはなんと高校生になりまして、
受験等諸々の忙しさを言い訳に、長らく放置しておりました。

一年以上ほったらかしにしていたので、皆さんの記憶から抹消されていた事でしょう。

ですので、ワタクシの趣味程度に小説は再開しようと思います。
あくまで趣味ですので、スルーしたい方はスルーしていただいておkです。

文章の書き方とかおもいっきり変わってるかもしれません。

22:& ◆f./2:2013/08/31(土) 22:31 ID:4DI

一時期妖を殺してまわり、【常州の弦殺師】と畏れられていたが、
確かどこかの組に所属して以来、大人しくなったと聞いたが・・・

『(・・・奴良組、だったかな?)』

という事は、コイツの言う【大将】は・・・

『鯉さんか』
「なんだ、知ってるのか」
『当然だろ』

この数日間で、何回彼の無銭飲食を防いだと思ってやがる。

うちの店を贔屓してくれてるのはありがたいし、
最近では彼の知人や、彼目当ての女性客が増えた事は事実だ。

が、

『こっちの迷惑も考えてほしいな・・・』
「・・・本人に言ってくれ」

どうやら首無も自由気ままな大将に苦労しているらしい。


暫くそうやって和んでいると、下から怒声が響いた。
追われてたの忘れてたよ。

「いたぞ!!あそこだ!」
「大人しく降りてこい!!!!」

『降りてこいって言われて降りる奴がいるか、頭悪いな』
「囲まれたな・・・どうする?俺と来るなら逃がしてやるが・・・」
『自力で逃げられるから、行かない』
「なっ・・・!?」

興味無さげに呟くと、通りを挟んだ向こう側の長屋の屋根に飛び移った。
耳飾りの鈴が、特有の清らかな音を響かせる。

その人間離れした動きに思わず瞠目する。

『じゃあね、首無。いつか貴方の義賊時代の話を聞かせてよ』

一歩踏み出したところで振り返り、ふわりと微笑んで告げる。
何も言い返せないでいると、いつの間にか彼女の姿は消えていた。

23:ネア:2013/09/16(月) 00:01 ID:6Jk

見つけた

見つけた・・・

やっと、見ぃつけたぁ


アイツだ

アイツが・・・




「なんかいい事でもあったのかい?お鹿」
『・・・は?』
「今朝から妙に嬉しそうだぜ?」

ズズッとお茶を啜りながら、ニヤニヤと笑みを浮かべるのは、黒髪癖っ毛の常連客。
無銭飲食をさせない為、睨むように見張っていると、唐突にそう告げられた。

『気のせいよ鯉さん。年じゃない?』
「俺ぁまだまだ若いぜ?」

だったら言ってみろ。
年齢を。

当然黙る鯉伴に、思わず吹き出すお鹿。
だってこの人は半分だけと言えども紛れもない妖・・・
人間的に見て、実年齢と容姿が噛み合わないのだから、言えないのも当たり前。

ようするに、確信犯であるお鹿であった。

「んで、何があったんだい?」
『言えないくらいオッサンなわけね・・・何にも無いわよ』
「オッサン言うな。そう言う割には楽しそうじゃねえか」
『あ〜ら、楽しいのはいつもの事よぉ♪』

お盆を片手にクルクルと回れば、銀細工で出来た簪の鈴が優しい音色を奏でる。
その表情は確かに笑顔だが、一般の人間や、そこらの妖なら兎も角、鯉伴の目はごまかせない。

作り笑いだ。

「・・・前から気になってたんだが、その簪はどうしたんだい?」
『言ったでしょう?知人に頂いた物よ』
「ふ〜ん、この辺の店じゃ見かけない細工だな」
『当然よ、江戸の人じゃないもの』

別の常連客のお勘定を済ませ、湯呑と皿を片付けながらシレッと答える。
忙しいんだから、そんな拗ねた子供みたいな顔するな。

「そういやぁ、昨夜も出たらしいな・・・【鈴姫】」
『それが何・・・・・・って、勘定せずに出てこうとするなぁぁぁぁあああああ!!!!!』

油断も隙もない。


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